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メルセデス・ベンツCクラスがモデルチェンジした!乗るなら新型W206それともW205以下のモデル?徹底解説致します!(前編)

2023 / 8 / 20 (Sun)

車の豆知識

はじめに

皆さま、こんにちは!

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。

Firstは横浜アリーナがある新横浜というエリアに店舗を構えています。

お近くをお通りの際は気軽にお越しください。

さて、2021年の秋ですがメルセデス・ベンツCクラス最新モデルW206型がリリースされたことは記憶に新しいと思います。

W206全体像

ちなみに初代は1982年に登場した190Eモデル、そこからメルセデスは世界のコンパクトプレミアムセダンのトップを守ってきた。

断固として守り続けてきたのですが、その歴史を振り返ると一筋縄ではなかったということは間違いないと思う。

なぜならばメルセデス・ベンツは多くの人にあまり知られていない歴史が実はあるのです。

そのような深い歴史を知りたくないですか?

Firstスタッフ的にはそれがものすごく気になってしまいました。

歴史を知ることによって、メルセデス・ベンツCクラス最新モデルW206を選ぶか、そうではなくW205以下のモデルを選ぶかが変わってきます。

私たち車販売業者としてはお客様にとって一番フィットするメルセデス・ベンツCクラスを選んで欲しいという思いがあるのです。

今回の記事ではメルセデス・ベンツCクラス最新モデルW206型だけではなく、W205以前のモデルについても解説して行きます。

前編、後編と分けてわかりやすく説明しましたので最後まで読んでみて下さい。

それではまずはじめに、メルセデス・ベンツ自体の歴史を簡単に振り返ってみましょう。

メルセデス・ベンツの歴史

1930年代以前のこと、メルセデス・ベンツは同じブランド名で高級、高性能な中型車と大型車をメインに販売していました。

そんな中、1929年に発生した世界大恐慌の煽りを受けて、時流に合わせた安価なモデルを販売しないといけないという流れになった。

その時にメルセデス・ベンツが発表したものがW15型170というモデルです。

W15

このW15型はフロント・上下リーフスプリング、リヤ・スイングアクスルの四輪独立懸架サスペンションを量産自動車として初めて採用。

これにより操縦安定性も良くなり、結果として安全に繋がり快適なカーライフとして非常に役立つことに貢献した。

そのほかにも、油圧式のブレーキやサーモスタット、ハンドルロックなど画期的な装備も惜しげなくW15型に盛り込んでいったのです。

そのような素晴らしいW15型ですが、この後継となるモデル170V(W136)もかなりヤバいです。

W136

W136の特徴としては、低床式X型バッグボーンフレーム、空気抵抗の少ない流線型ボディ、加えて直列4気筒SVエンジンを搭載しています。

このW136は戦前期を代表する小型実用車として高い評価を得て、戦後も量産が継続。敗戦後のドイツモータリゼーションを支えていった。

一方で、1953年になるとW136後継の180(W120)モデルが誕生する。

W120モデルが満を辞して誕生

このW120はセミモノコック・シャーシにフェンダーを一体化したフラッシュ・サーフェス・ボディを持っていた。

W120

フロント・ダブルウィッシュボーン、リヤ・トレーリングアームとサスペンションも一新されて、更には新設計の直4SOHCエンジンを搭載。

これにより中身も近代化されて、1950年代のメルセデススタンダードを作り上げていったのです。

つまりW120モデルあたりから今のメルセデス・ベンツCクラスなどの礎が出来始めてきたということ。

いやー、メルセデスの歴史は本当に奥が深いと思ってしまいませんか?

NO1のポーズの女性

Firstスタッフ一同は心からそう思ってしまいます。

さて、ここまでがメルセデス・ベンツにおける1950年代までの歴史でした。

次のところから高級小型セダンの革命的存在である190シリーズ(W201)の話にいよいよ入っていきますね。

革命児190(W201)とは?

第四次中東戦争を起因に1973年にオイルショックが巻き起こりました。

この騒動と並行して、大気汚染に伴う排ガス規制など表面化しつつあった環境問題も大きくクローズアップされてしまう。

そういう背景もあったため、メルセデス・ベンツは省燃費小型車の研究開発をスタートさせていきました。

高速実験車C111-IIIの走行テストや風動実験で得たデータなどを元に、空気抵抗の少ない軽量ボディのデザインを進めていったのです。

こうして開発されたのが、1982年に発表されたW201型190です。

W201

デザインを担当したブルーノ・サッコが作り上げた190の特徴はスポーツイメージを打ち出しています。

また高剛性と高い衝突安全性を両立した高張力剛板によるモノコックを基本として、ボディ各部にアルミを多用することで軽量化を達成。

これだけでも当時からしたら凄いことなのですが、更には世界初のマルチリンク式リヤサスペンションを採用してしまう。

このような改良の結果、1993年までにW201はなんと187万4668台が大量生産されたのです。

ガッツポーズの男性

ここまでが革命児190(W201)の話でしたがいかがだったでしょうか?

ここからはW201型の後継であるメルセデス・ベンツCクラス(W202)の話に移っていきます。

C-Class(W202)について

メルセデス・ベンツCクラスと名付けられたW202を一言で表現すると、190(W201)のウィークポイントを改善したモデルと言い換えられる。

W202

190(W201)は室内などのスペース、派生モデルを含めた発展性、更には製造コストなどについて幾つかの諸問題を抱えていた。

そんな中、W202はスペースの問題に関してまずは全長を75mm、全幅を30mm、ホイールベースを25mm拡大したのです。

その結果、特に不満の声が多く上がっていたリヤシートの居住性が大きく改善されたところはポイントかもしれない。

一方で、安全性を見てみると運転席と助手席ともにエアバック、ABS、トラクションコントロールが用意されたので安全面が大きく向上しています。

加えてFirstスタッフ的にCクラス(W202)のここはすごいと思ったことが実はあるのです。

それはセダン中心だった初代メルセデス・ベンツCクラスにステーションワゴンが追加されたこと。

ここがポイントの女性

ステーションワゴンタイプはメルセデス・ベンツCクラスW202から始まったことを覚えておいて下さい。

ステーションワゴンの追加によりメルセデス・ベンツCクラスと名付けられたW202はさらに人気が加速していきました。

結果的にステーションワゴンは今も変わらずにCクラスのレギュラーモデルとして定着することになるのです。

S202

さて、ここまでがメルセデス・ベンツCクラス(W202)についての解説だったのですがいかがでしたか?

メルセデス・ベンツ好きの方でも知らなかったことが多かったのではないか?

次のところではメルセデスがとうとうスポーツ路線へ転向してしまうといった興味深い話をしていきたいと思います。

W203はスポーツ路線転向モデル

前述しましたがメルセデス・ベンツCクラス(W202)はステーションワゴン効果もあって184万台を超えるセールスを記録した。

しかしながら、BMW3シリーズを超えることが出来なかった。

BMW3シリーズ

このことがメルセデス・ベンツとしては悩みの種だったのです。

BMW3シリーズを超えられなかった理由はメルセデス・ベンツCクラスにスポーティーさが足りなかったからと予想されました。

反対にBMW3シリーズはスポーツ路線モデルなため大人気だったのです。

二代目メルセデス・ベンツCクラスはそこに目をつけました。

2000年に発表したW203はBMW3シリーズやアウディA4をとことん意識した流麗でスポーティーモデルへ路線変更をしたのです。

W203

ボディサイズはひと回り大きくなり、全長で4500mm超え。

ステーションワゴンタイプは、リアを傾斜させたスポーツワゴンタイプに変化してBMW3シリーズのシルエットををグイッと引き寄せた。

更にはステアリング形式も長年使われていたリサーキュレーティングボール式からラックアンドピニオン式へ変更。

このことによりそれまでのコンフォート志向から一転して、スポーティー仕様へとW203は生まれ変わっていったのです。

結果的にメルセデス・ベンツW203はとうとうBMW3シリーズを超えることが出来たのでしょうか??

この続きは後編の方で解説をしますので是非そちらも読んでみて下さい。

後編

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