トヨタ車が高く売れるのはなぜ?その理由を解説&人気車種の残価率を一覧にしてみました!
2022 / 10 / 24 (Mon)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
日本を代表する自動車メーカーであり、海外でも絶大な人気を誇る「トヨタ」。
世界中でその名前が知られており、そのネームバリューは圧倒的です。
新車だけでなく中古車市場でもトヨタ車の人気は高く、それゆえに残価率も高いことで知られています。
それではトヨタ中古車の人気の理由は一体何なのでしょうか?
今回の記事ではその疑問にお答えするとともに、トヨタの中でも残価率の高い車種を一覧にしてまとめてご紹介いたします。
トヨタの車を売却したい方やこれから購入しようとしている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
それでは早速、トヨタ車の人気の理由や残価率が高い理由から見ていきましょう。
トヨタ車の人気・高残価率の理由
高い信頼性
日本国内でトップシェアを誇るトヨタは、欧米をはじめ海外でもトップクラスの販売台数を維持しています。
その大きな要因は故障や不具合が少ない安心感です。
海外メーカーと比べ日本車は故障が少ないのですが、その中でもトヨタ車が群を抜いており、様々な車種において高い信頼性を獲得しています。
これまでリリースしてきた数多くの車種はいずれも高品質であることから、中古車市場でも大きな需要があり、高い残価率を保っています。
優れた整備性
日本で20万km以上走行したトヨタ車はアフリカなどの新興国に輸出され、時に50万kmを超えて走り続けることも珍しくありません。
ここまで長期的な使用が可能なのは、トヨタ車が優れた整備性を兼ね備えているからです。
一台の車に長く乗り続ける方々にとってこの整備性は大きな魅力であり、人気の高さに直結しています。
そのため、中古車が高額で取引されるので必然的に残価率も高くなるのです。
豊富なラインナップ
トヨタの魅力は、あらゆるニーズに対応できる車種の豊富さにもあります。
コンパクトカーや高級セダン、SUV、ミニバン、そしてビジネスカーなど多種多様なラインナップが揃っている。
それに加えて近年では、ハイブリッドや電気自動車など次世代自動車の品揃えも豊富です。
中でも、プリウスを中心としたハイブリッドカーの技術が世界トップレベルにあることも大きな強みでしょう。
「トヨタ車は高性能かつ使い勝手の良さも重視しているのでデザイン性に劣る」
こんな声も聞かれますが、万人受けするデザインはユーザーの裾野を広げ、結果的に人気を押し上げています。
このような理由からトヨタ車は人気を集めており、全体的に安定した残価率となっているのです。
一方、それぞれの車種によって需要は異なり、買取相場が高いものやトヨタ車でも売れにくいものがあります。
ここからはトヨタ車の買取相場の特徴について解説していきます。
トヨタ車の買取相場の特徴
トヨタ車の買取相場の特徴として、まず比較的全車種にわたって高値傾向にある点が挙げられます。
また、トヨタオーナーは買い替えのサイクルが早い傾向があり、走行距離が短く年式も新しい中古車が多いのも大きな特徴です。
人気車種においてはモデルチェンジの影響をほとんど受けないものもあり、型落ちの需要がすぐには途切れないので、多少古くても下落幅が少なく済むケースも多々見られます。
高値がつきやすいトヨタ車
燃費性能の高いハイブリッドカーは購入後の維持費を節約できることから人気があり、高値がつきやすいとされています。
前述したように、トヨタはハイブリッドの技術が高いため、特にその傾向が強いでしょう。
4代目プリウスのPHEVを例に挙げると、燃費は40.8km/Lとなっています。
他社も含めたハイブリッドカー全体の平均実燃費が23.6km/Lですので、いかに驚異的な数字かが分かりますよね。
プリウス以外にも、中古車市場で元々人気のある「ノア」や「ヴォクシー」「カローラスポーツ」「センチュリー」などといった車種にもハイブリッド機能を搭載しています。
そのため通常のガソリン単体モデルよりも高価買取になる傾向があります。
トヨタでも売れにくい車
3ドアの車は海外で人気がありません。
トヨタの中古車の残価率は海外需要によって左右されるため、海外で不人気の車は売れにくい車となってしまいます。
ネクストユーザーが付きづらく売りにくい3ドアの車は、たとえ売れても部品やパーツにばらされて海外に輸出されることが多いので、車体価格自体は大きく下がります。
トヨタ車を売却することを考えるなら、燃費の良い車や海外で人気のある車を購入するのがよさそうですね。
続いて、トヨタで人気のある車種は何年後まで値崩れしないのかも確認しておきましょう。
次のところで残価率の高いトヨタ車を一覧にまとめ、それぞれの特徴についても解説していきます。
残価率の高いトヨタ車一覧
残価率=買取価格/新車価格(%)のことで、値もちの良さを表す指標です。
※残価率は全グレードの平均
車種 | 3年後残価率 | 5年後残価率 | 7年後残価率 | 10年後残価率 |
ランドクルーザー | 94% | 102% | 68% | 42% |
ランドクルーザープラド | 90% | 87% | 79% | 61% |
ハリアー | 89% | 78% | 63% | 26% |
アルファード | 89% | 68% | 58% | 28% |
ハイラックス | 90% | 82% | 36% | 17% |
RAV4 | 89% | 54% | 44% | 19% |
ヴォクシー | 78% | 73% | 51% | 18% |
ライズ(※) | 81% | - | - | - |
86/GR86 | 75% | 59% | 58% | - |
ハイエース | 68% | 55% | 38% | 26% |
※ライズは2019年に発売された新しいモデルなので3年落ち以降のデータなし
経過年数の残価率はグレードによって異なりますが、全グレード平均の残価率は一般的な数字よりも軒並み高くなっています。
特にランキング上位の残価率はずば抜けて高く、状態によっては購入時の価格を上回る買取価格になることも多いようです。
続いて、上記の残価率の高いトヨタ車の特徴を車種別に見ていきたいと思います
ランドクルーザー
残価率が高い車が多いトヨタ車の中でも、ずば抜けているのがランドクルーザーです。
現行モデルは2021年に発売されたもので、残価率は100%を超えています。
現在新車の納期は4年程度となっており中古車市場での需要が爆発しているので、オークションでは1000万円を超える取引も多く見られます。
また、現行のみならず型落ちモデルの残価率が落ちない点もランドクルーザーの特徴です。
5年落ちまでに買取に出せばほぼ元が取れるという、稀有な車種のひとつでしょう。
ランドクルーザープラド
ランドクルーザーよりも一回り小さく、エンジンサイズも少々小さい設定となっているランクルプラドも負けず劣らずの高残価率を示しています。
現行はフルモデルチェンジ目前ですので、モデルチェンジのタイミングを見つつ高く売れる仕様のものを購入すれば、売却時にはほぼ損なく手放すことが可能でしょう。
ハリアー
都市型SUVの先駆けであるハリアーは、安定した人気があり高残価率を維持している車種です。
残価率はハイブリッドよりもガソリンの方が若干高めですが、現行や高年式ではそこまで差は付かないでしょう。
ただし、ハリアーはモデルチェンジの影響を受けやすい車のひとつ。
フル・マイナーチェンジ両方のタイミングで大きく値を落とし、価格差は100万円前後になることもあるので、注意が必要です。
ハリアーのより詳しい記事はこちら
ハリアーは5年落ちでも高額査定が期待できる?グレード別リセールバリューと高く売るコツを徹底解説いたします! – first (first-buy.co.jp)
アルファード(ヴェルファイア)
2023年発売の新型モデルが現在注文停止となっているアルファードですが、特にガソリン車・高年式車両の相場が沸騰しています。
売却のポイントとしては、登録から5年以内に売却すること。
これはアルファードが多く輸出されているマレーシアが、登録から60カ月以内の車のみを入国許可していることが関係しています。
そのため売却時点で登録から56カ月前後がリミットとなり、その後は残価率が下落します。
グレードごとに残価率が大きく異なるため、リセールを考慮したオプション・仕様を選ぶことが重要です。
ハイラックス
ピックアップトラックのハイラックスは、ディーゼルのみの展開で5年落ちの残価率が80%を超える高リセール車です。
2020年に発売された現行後期モデルは買取相場が新車価格を超えています。
ボディーカラーはカーキが最も残価率が高く、色によってリセールが異なるのも特徴です。
海外輸出にも強く、7年落ちまでは残価率は安全圏であると言えるでしょう。
RAV4
アウトドアSUVのRAV4は全モデルが高残価率で、特に現行モデルの最上位グレードのガソリン車もしくはアドベンチャーのハイブリットが高いリセールで推移しています。
装備はフルオプションでなくとも、ディスプレイオーディオ・バックモニターがあれば十分高価買取が期待できます。
ノア・ヴォクシー
7人乗りのミニバンでありながら、ほどよいボディサイズに設計されており、ファミリー層に人気のノアやヴォクシーも、グレードによっては高残価率になります。
ヴォクシーに関しては、新型の現行は新車価格越えの金額で取引されることもあるのです。
国内での人気は高いものの輸出需要はそこまでないので、モデルチェンジでの価値の急落に注意しましょう。
より詳しい記事はこちら
5年落ちヴォクシーの買取価格はどれくらい?高額査定を狙うためのポイントも合わせて解説していきます! (first-buy.co.jp)
ライズ
ライズは3年前に発売された比較的新しい車です。
2年経過時の残価率は80%程度と優秀で、ガソリン・ハイブリッド共に高めの水準が期待されています。
86/GR86
小型FRスポーツクーペである86/GR86は、特にMT車の残価率が高くなっています。
生産ストップの影響も関係しているのか、現在買取相場は上昇傾向にあり、5~7年落ちでも数十万単位で値上がりしてる。
仕様について、ボディカラーはパールホワイト、グレードはGTが最も高評価を得られるでしょう。
ハイエース
トヨタの中でも海外で有名な車の一つとしてハイエースがとなる。
残価率が高いことで知られていますが、実は高く売れるモデルやグレードは限られています。
リセールを考慮するのであれば、最上位グレードの「スーパーGLダークプライム(4WD)」がおすすめです。
頑丈でタフに使用できるので、条件さえ合えば10年落ち以上の古い車やモデルでも高価買取が可能となっています。
さてここまでトヨタ車の人気モデルを紹介してきました。
トヨタ車のみならず世界的にSUVが大流行しているので、ランドクルーザーをはじめとするSUVタイプの車種の残価率は非常に良好となっています。
それぞれの車種で高く売れる仕様やグレードなどが異なるので、何を選択するかによって残価率に大きな差がつくことも珍しくありません。
トヨタ車の購入の際にはぜひ参考にしてください。
おわりに
今回の記事では、トヨタ車が人気の理由や残価率が高い車種の一覧、そして高残価の車種の特徴を解説してきました。
いかがでしたか?
トヨタ車は長い間、高い信頼性や優れた整備性、豊富なラインナップを武器に世界中から高い支持を受けています。
ほとんどの車種が一般的な残価率よりも高めで推移していますが、海外で需要の少ない3ドアの車は買取価格が低くなりやすいでしょう。
トヨタの中でも特に人気のある車に関しては、5年落ち以降も新車価格を超えるものや残価率70%以上のものもあります。
トヨタ車を売却するつもりの方は、残価率を意識して購入する車を選ぶことをおすすめします。
その際はぜひこの記事を参考にしてくださいね。
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