ハリアーは5年落ちでも高額査定が期待できる?グレード別リセールバリューと高く売るコツを徹底解説いたします!
2022 / 10 / 7 (Fri)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
現在車業界で世界的なトレンドとなっているのが、街乗りでの快適性を重視した「都市型SUV」です。
その先駆け的存在として知られるトヨタのハリアーは、1997年の発売から現在に至るまで国内トップレベルの販売台数を誇っており、SUV人気をけん引してきました。
国内外で人気があるハリアーは新車だけでなく中古車市場での需要も高いため、リセールバリューが好調な車のひとつでもあります。
そのため、一般的に価値が落ちてくるとされる5年落ちでも高価買取が期待できるでしょう。
では、実際のハリアーの買取相場はどのくらいなのでしょうか?
今回の記事では、5年落ちのハリアーのグレード別買取相場やハリアーをより高く売るためのポイント、売却時の注意点について徹底解説していきます。
ハリアーの売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
でははじめに、ハリアーはなぜリセールバリューが高いのか?長年人気を博している理由から見ていきましょう。
5年落ちでも高く売れる!ハリアーの人気の理由
元々SUVというとオフロードを走る車というイメージが強いものでした。
しかし、ハリアーは高級セダンの快適性と乗り心地を兼ね備えたことにより、その印象を大きく覆しましたのです。
その後、国産車としては珍しく20年以上に渡って名前を変えずに販売されており、ハリアーがブランドとしての価値を保ち続けていることを示しています。
現在は2020年6月に発売された4代目のハリアーが現行モデルとして販売されています。
現行ハリアーはデザイン重視のSUVですが、居住性や積載性も良好で予防安全装備も全車標準装備となっています。
そしてハイブリッド車においては省燃費性能も堪能でき、さらには車両価格も高級SUVの中では299万円~と比較的手が届く価格帯ということもある。
要するに、売れる理由があるというよりは売れない理由がない車といえるでしょう。
4代目ハリアーは国内での人気を受けて、北米や中国などでも販売されるグローバルモデルとなっています。
ハリアーのグレード構成
4代目ハリアー
現行の4代目ハリアーは、大きく分けて「S」「G」「Z」のグレードがあり、価格はこの順番で高くなります。
「G」「Z」グレードには本革シートが標準装備になる「レザーパッケージ」が設定されています。
3代目ハリアー
旧型ハリアーは標準グレードを「グランド」「エレガンス」「プレミアム」の3種類とし、価格はこの順番に高くなります。(グランドは2017年に廃止)
最上位グレードのプレミアムをベースに、より装備を充実させた「プレミアムアドバンスドパッケージ」や、2017年のマイナーチェンジで設定された最上級グレードの「プログレス」。
個性的な専用インテリアを装備したパッケージやスポーツチューニングモデルなど、バリエーションは豊富です。
では次に、実際のハリアーのリセールバリューは年式によってどのように変化しているのか?について見ていきましょう。
多くの方が車の乗り換えを検討するのが5年の節目を迎えるタイミングです。
そこで今回は5年落ちのハリアーの買取相場を重点的に見ながら、買取相場の推移を見ていきたいと思います。
5年落ちでも高く売れる?ハリアーの実際のリセールバリュー
一般的な国産車のリセールバリューは、5年落ちで新車価格の40%程度とされています。
それと比較して、5年落ちのハリアーのリセールバリューは以下のようになっています。
※調査条件:色指定・事故歴無、年式+1万kmまでの総合距離で算出
5年落ちのハリアーのリセールバリュー
5年落ちの2017年式ハリアーは、60系前期モデルです。
オプション込みの新車価格と買取相場は以下の通りとなります。
【ガソリン】
グレード | 新車価格 | 買取相場 |
グランド | 約279万円 | 140~170万円 |
エレガンス2WD | 約280万円 | 130~210万円 |
エレガンス4WD | 約307万円 | 160~240万円 |
エレガンスG‘s | 約330万円 | 175~290万円 |
プレミアム2WD | 約317万円 | 150~200万円 |
プレミアム4WD | 約333万円 | 170~220万年 |
プレミアム
スタイルアッシュ |
約324万円 | 180~250万円 |
プレミアム
アドバンスドパッケージ |
約367万円 | 200万円~290万円 |
【ハイブリッド】
グレード | 新車価格 | 買取相場 |
グランド | 約371万円 | データなし |
エレガンス | 約378万円 | 180~290万円 |
プレミアム | 約403万円 | 190~320万円 |
プレミアム
アドバンスドパッケージ |
約459万円 | 185~370万円 |
【5年落ちハリアーの平均残価率】
ガソリン車:64%
ハイブリッド車:54%
5年落ちのハリアーのリセールバリューはどのグレードも良好で、特にガソリン車は非常に高くなっています。
また、年式による買取相場の推移はこのように変化していきます。
※グレード平均値で算出
【ガソリン】
1年落ち(現行) | 96% |
3年落ち | 74% |
5年落ち | 64% |
7年落ち | 55% |
10年落ち | 19% |
【ハイブリッド】
1年落ち(現行) | 98% |
3年落ち | 70% |
5年落ち | 54% |
7年落ち | 42% |
10年落ち | 17% |
現行モデルは1年落ちでも購入価格からほとんど値を下げていません。
また、一般的に10年落ちの車は買取価格が付かないことがほとんどですが、ハリアーの場合は20%に迫る残価率となっています。
表を見ると、ハリアーは7年落ちまでは比較的リセールバリューが保たれていますが、それ以降は価値が急落していることが分かりますよね。
これには輸出規制が大きく関係しています。
中古車の輸出には国ごとに年数の規制がありますが、ハリアーの主要輸出国であるケニアでは新車登録から7年までと定められているのです。
また、ハイブリッド車よりもガソリン車の方が価値の下落幅は大きくなっています。
このように、ハリアーは5年落ちでも十分高価買取が期待できるということがわかりました。
そんな中、ハリアーのリセールバリューをさらに高めるためには、購入時に押さえておくべきポイントもあります。
これからハリアーを購入する方に向けて、詳しくご紹介していきますね。
5年落ちでもハリアーを高く売りたい!購入時のポイント
モデルチェンジ後に購入
フルモデルチェンジ後は旧型モデルの価値が急落してしまいます。
フルモデルチェンジが近々行われるようであれば、急いで旧型を購入するよりも時期を待って新型モデルを購入した方が価値を保てる期間が長くなるでしょう。
ハリアーは2020年にフルモデルチェンジがあったので、今後大幅なモデルチェンジはしばらく行われない可能性が高いです。
- グレード
新車の長納期化が著しい昨今の自動車業界ですが、ハリアーは常に1年以上の納期を要しています。
中古車市場でハリアーの価格が高騰している中、上級モデルに人気が集中しているのです。
中でも、現時点では最上級グレード「Zレザーパッケージ」のリセールバリューが最も高いとされています。
Zレザーパッケージは装備の充実度と高級感が魅力で、群を抜いて売れ筋となっています。
状態が良ければ新車購入価格を超える買取価格となる可能性もあるようです。
- ガソリンorハイブリッド
販売台数が圧倒的に多いのはガソリン車ですので、ガソリン車の方がリセールバリューは高くなっています。
しかし、ハイブリッドの「Zレザーパッケージ」においては残価率が高く、検討の余地がありそうです。
- リセールバリューの高い色
車体の色は買取価格に大きく影響します。
ハリアーで高値が付きやすいのは、王道のパールホワイト・ブラックの2色です。
特に、パールホワイト×本革シート×サンルーフの仕様は、かなりのプラス査定となるようです。
色へのこだわりがなくリセールを考慮するのであれば、どちらかの色を選ぶのがおすすめです。
- リセールバリューの高いオプション
現行ハリアーのリセールバリューを左右するオプションが「調光パノラマルーフ」と「エアロパーツ」です。
サンルーフに装着したガラスに調光機能を付けたものが調光パノラマルーフです。
トヨタ車の中では、ハリアーに初めて採用となりました。
対象グレードは「Z」「Zレザーパッケージ」で、金額は198,000円です。
また、ハリアーを中古車で購入するユーザー層はカスタムして乗りたい方が多いため、完全なノーマル車よりも純正エアロなどでカスタムしている方が高価買取につながりやすくなります。
ハリアー購入時に以上のようなポイントを押さえておくと、売却時の高額査定に役立てることができます。
さらに、ハリアーを手放す時に損をしないためには、いつ・どこに売却するかも非常に重要です。
ここからはハリアーの売却時の注意点について解説していきます。
ハリアーを売却する際の注意点
2代目・3代目ハリアーはなるべく早めに売却
4代目ハリアーが登場している今、発売開始から20年近く経つ2代目の人気はかなり落ちてきています。
実際に2代目の中古車販売価格は非常に安価になっている。
つまり、それと同じように買取価格も安くなっているということです。
特にハイブリッド車は、古くなって走行距離が長くなると中古車市場で敬遠される傾向があります。
そのため、ハイブリッド車は尚更早めに手放すのがお得でしょう。
また、3代目ハリアーのリセールバリューはこれまで高水準を保ってきましたが、4代目の発売で下落傾向にあります。
4代目が中古車市場にそれほど流通していない今が高価買取のチャンスです。
3代目から4代目への乗り換えも今後進むと予想されることから、売却を検討しているのなら市場が飽和状態となり価格が急落する前に手放しましょう。
低年式車は輸出に強い業者を選ぶ
ハリアーのように海外でも人気の高い車種であれば、輸出に強い車買取業者を選ぶことで高価買取へとつなげることができます。
特に低年式車の場合、国内で買取が難しいほどの過走行や劣化が見られても、海外では高値で取引されることがよくあるのです。
主に取引が活発なエリアはアフリカや東南アジアです。低年式のハリアーを売却する際はそういった地域への販路がある買取業者に相談してみましょう。
下取りより買取を選ぶ
ハリアーから新車に乗り換える際は下取りを選びがちですよね。
しかし、下取りよりも買取を選んだ方が高価買取の可能性は高くなります。
下取りは新車の購入促進の意味合いが強く、査定精度も買取に比べて低くなっています。
また、下取りした車の再販販路も限定されるため、下取り価格は安価になりやすいとされているのです。
一方、買取では中古車市場の相場がきちんと反映されるため、価値に見合った買取価格を付けてもらうことができます。
さらに人気オプションなども積極的にプラス査定となり、想像以上の高値がつくこともよくあります。
買取業者が得意とするブランド(輸入車など)があるので、ハリアーをより高く買い取ってくれる業者を探して査定依頼してみましょう。
おわりに
今回の記事では、5年落ちのハリアーのグレード別買取相場やハリアーをより高く売るためのポイント、売却時の注意点について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
ハリアーは国内外で人気が高く、中古車市場での需要も途切れることがないため、リセールバリューは非常に高くなっています。
5年落ちの旧型モデルでも競合車のリセールバリューと比較して+20%強の残価率を誇っていることから、ハリアーのブランド力を知ることができるでしょう。
特に、上級グレードのモデルは新車価格が高額なこともあり中古車ニーズが高いので、高価買取が期待できます。
また、ハリアーを高く売るためには、まずは高く売れるハリアーを購入することがポイントです。
中でも、Zレザーパッケージやガソリン車、パールホワイト、調光パノラマルーフなどは高評価になりやすいので、購入時はこれらの仕様を選ぶのがおすすめです。
そんな中、ハリアーの高価買取に最も有効な方法は信頼できる車買取業者に売却することです。
ハリアーの売却をご希望の方は神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にご相談ください。
Firstでは、お客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
皆さまにとって最高の出会いとなるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。