車購入から5年後の残価率は一体どれくらいあるの?高値で売却出来るかどうか徹底解説していきます!
2022 / 5 / 19 (Thu)
車の豆知識
はじめに
こんにちは!
いつもfirstのブログをお読みいただきありがとうございます。
車売却の話をしている時、よくある会話です。
「新車を購入してからもうすぐで5年目を迎えるのですが買い替えをした方が良いですか?」
車売却について5年後周辺にどうしたら良いかよく質問を頂くことが多いです。
なぜならば、3年目や7年目と比べて、5年後周辺での売却はメリットが格段に多いと思われているからです。
今日はそんな5年後周辺での売却メリットの1つである「※残価率」について徹底解説していきたいと思います。
残価率とは新車購入時の価格に対して、中古車の価値を指標(%)で表したものであり、リセールバリューと同じ意味合いを持ちます。
この残価率について解説しながら、どの時期で車を売却すれば良いかについてお話をしていくので最後まで読んでみて下さい。
まずは5年後周辺のメリットとデメリットついて解説をしていきますね。
5年後周辺のメリット
ローンが終了するため
車を購入する際に現金で一括支払いをする方もいますが、ローンを組んで購入する方が多いです。
ローンを組む年数は自由なので3年でも5年でも10年でも大丈夫ですが、長くなればなる程金利負担額が大きくなります。
そんな中、ローンが長くなれば利息もかかるため5年後完済に設定される方が多いです。
ローンを完済していれば売却したお金を次の車を購入する資金にすることも可能ですし、新しくローンを組みやすくなります。
一方で、ローンが残っている場合、所有権がローン会社にあるので勝手に売却することはできません。
Wローンなども可能ですが、負担額が大きいためローン自体に通らない可能性があることは注意をして下さい。
残価率が高いという点
中古車は車種によってバラつきはありますが、年式が新しく走行距離が短い車ほど高額査定を望むことができます。
この2つの点を踏まえて5年後周辺は、まだ古い年式でもなく、走行距離も5万キロ未満が平均と言われている。
そのため価格が一気に下がってしまう「5万キロ以上」に引っかかることなく高値での売却を望むことができます。
一般的に残価率は3年で50〜60%、5年で40〜50%、7年で20〜30%と言われている。
7年目以降になると一気に買取価格は下落傾向にありますが、5年後周辺までは緩やかに下がっていくため売却価格も一定のラインを保てる傾向があります。
2回目の車検前という点
車検は新車購入から3年目、その次からは2年に1度必ず受けなくてはならない義務があることをご存知でしょうか?
車検の費用は国から金額が定められている法定費用と車検を依頼する先によって異なる車検基本代、整備費用があります。
1回目となる3年目の車検は新車購入から三年しか経過していないため整備する所が少ないから安く済むのです。
また一般保証、メーカー特別保証期間内両方ともに保証期間内であるために多少直す部分があっても無料で修理することができます。
反対に2回目以降は、5年目だと一般保証が切れてしまうため故障してしまったり不具合がある場合そこそこ費用がかかります。
法定費用+車検基本代金+整備費用となるため1回目の車検より高額になる傾向がとても強いのです。
そして回を追うごと車体も古くなるためどんどん高額になっていきます。
それを考慮すると、2回目の車検前に売却をすれば高額な車検費用を支払わずに済みます。
また新車に買い換えをすると3年間は車検費用がかからないためお得感が大きいのではないでしょうか。
メーカー特別保証がある点
前述しましたが、新車を購入すると一般保証とメーカー特別保証がついてきます。
一般保証は車体本体よりも主に付属品に対する補償となっていて、例えばエアコン、オーディオ、パワーウィンドウ、カーナビなどです。
保証期限は3年以内、6万キロ以内と決まっているため、5年目では残念ながら切れてしまっています。
他方で、メーカー特別保証は主に走行性能に関わる重要な部分に対しての保証です。
例えばエンジン、ステアリング機構、燃料電池、動力伝達装置など安全性に関わる部品を対象としています。
この部分が故障した場合、修理費は高額になってしまう場合がほとんどです。
そして乗り方にもよりますが年式が古くなればなるほど故障部分は増えてきます。
そのためこのメーカー特別保証期間内の5年後周辺に買い替えを行うことで今後の修理費用を浮かすことができるのです。
また保証期限について5年以内、10万キロ以内がほとんどであるということは覚えておいて下さい。
それでは次のところでデメリットについてお話をしていきます。
5年後周辺のデメリット
ローンの支払いが完済していない
7年や10年ローンなど、5年でローンが完済してない場合は要注意です。
なぜかと言うと、ローンを完済していない場合は所有権がローン会社にあるため売却をすることができないからです。
もしもそれでも売却をしたい場合には、新車価格から買取価格を引いた差額分を現金で用意する必要があります。
もしくは他で差額分について借り入れをして、ローンを完済してから新しく車を購入することになります。
現金で用意できる場合は特に問題はありませんが、新車購入代金+差額分のローンになってしまうとそれなりに金額が大きい。
月々の支払額が大きくなって負担になってしまいますのでローン支払いについては注意が必要かもしれません。
モデルチェンジ
車は新車からだいたい4年〜8年に1度フルモデルチェンジ、2年に1度マイナーチェンジが行われることをご存知でしょうか。
5年後周辺はマイナーチェンジは避けられませんが、フルモデルチェンジはメーカーによってはまだされていない可能性もあります。
ちなみにマイナーチェンジは外装の一部や内装の一部など細かい部分が見直されることが多いです。
逆にフルモデルチェンジは外装や性能など全体的に見直し、新モデルとして売り出すことが多い。
フルモデルチェンジ後の場合、大きな見直しとなり新モデルが登場するためメーカーや車種にもよりますが価格は大幅に下落する傾向がありますので注意が必要です。
そのため今の愛車はいつモデルチェンジがされているのかどうかを1度確認しておくと良いでしょう。
さて、ここまでがメリットとデメリットについてでしたが、5年後周辺はメリットも多い一方でデメリットもあることを覚えておいて下さい。
それでは、実際に5年後周辺の車はどのくらい残価率が残っているのかをここから見ていきましょう。
5年後周辺の残価率はどれくらい?
日本車、輸入車共にそれぞれ表を見ながら解説をしていきたいと思います。
日本車の場合
中古車価格 | 新車価格 | 残価率 | |
ランドクルーザー200
4.6 ZX
|
682.5万円 | 747万円 | 残値率109% |
アルファード2.5S
Cパッケージ |
304万円 | 417.3万円 | 残値率72.8% |
ノア ハイブリッドsi | 166万円 | 322.9万円 | 残値率51.4% |
アクア 1.5Sw | 63万円 | 188.7万円 | 残値率33.4% |
ノートX | 36万円 | 147.9万円 | 残値率24.3% |
残値率が100%を超えてくる車もあれば、30%を切ってしまう車もあり、かなり振り幅があることが分かると思います。
それぞれの特徴は?
ランドクルーザー
現在かなりの人気車種で現行のランドクルーザーに関しては納車までが驚愕の4年待ちとなっているようです。
新車購入時682万だったのが747万で売却が成立しているので、65万プラスで売れていて、残値率が109%となっています。
アルファード
トヨタを代表する高級ミニバンとして根強い人気があり、ミニバンの中では国内トップの販売台数を誇っています。
また海外での人気も高く日本よりも高い価格で流通されることもあるようですね。
そして中古車市場内での需要も高いため、残価率が72.8%と高くなっています。
ノア
トヨタの3台ミニバンの1つのノアですが、ファミリー層にとても人気で新車の売れ行きも良いです。
中古車市場でも需要はありますが、中古車の供給も多いので格段に残価率が良い訳ではなく5年で51.4%と平均値です。
アクア
トヨタを代表するコンパクトカーで走行性能、安全性能、燃費どれを取っても高性能で有名なアクアは新車販売台数も多く人気も高いです。
たた価格がそこまで高くないため新車での購入を望む人が多いようですね。
そのため中古車の供給が需要と合っていないため、残価率が低くなってしまっています。
ノート
ニッサンのコンパクトカーを代表するノートもアクアと同じく優秀で人気も高いです。
新車での購入を望むユーザーが多いため中古車との需要と供給のバランスが良くなく残価率が低くなってしまっています。
それでは千木のところでは輸入車について解説をしていきますね。
輸入車の場合
中古車価格 | 新車価格 | 残価率 | |
ジープラングラースポーツ | 295万円 | 396万円 | 残価率74% |
メルセデスベンツ g63 | 1336万円 | 1971万円 | 残価率68% |
ポルシェ カイエン | 397万円 | 1167万円 | 残価率34% |
クーパーD クロスオーバーパークレーン | 160万円 | 377万円 | 残価率42% |
BMW X3 | 230万円 | 671万円 | 残価率34.3% |
輸入車は日本車と比べると人気車以外は全体的に割と低めで30%〜50%程となっています。
輸入車の特徴としては5年目を過ぎると一気に下落する傾向があるため注意が必要です。
ジープラングラースポーツ
ジープと言えばラングラーを思い浮かべる方も多いと思います。
以前はチェロキーが人気でしたが現在はジープ=ラングラーのイメージが定着してきているようですね。
日本に悪路は少ないのでオフロードタイヤは必要ないように思いますが、そんなことは関係なく、なんと言ってもラングラーのその勇ましい姿そのものが人気な理由です。
中古車市場でも人気はそのままで残価率は74%と平均値より高くなっています。
メルセデスベンツ g63
近年よく見かけるメルセデスのg63。
その人気は凄まじく、1年後の残価率は新車購入価格よりも高く、残値率は100%を超えています。
ラングラーと同様近年のSUV人気が背景にあり、5年でも68%と高い残価率となっています。
ポルシェ カイエン
SUV人気なのでこちらも残価率は高いかと思いきや、実はリセールバリューは低めとなっています。
3年目までは70%ほどで悪くない残価率でしたが、5年目を過ぎると一気に下落して34%となりました。
理由はモデルチェンジです。
ポルシェのカイエンを求めるユーザーはエンジン性能などにもこだわりがあったり、現行型を求めている方が多いので古い年式は人気がありません。
しかしながら性能が悪い訳ではないためカイエンの見た目が好きだったりポルシェに安価で乗りたい方などには中古車で安くなったカイエンはオススメです。
クーパーD クロスオーバーパークレーン
輸入車のコンパクトカーといえばミニクーパーを思い浮かべる方も多いと思います。
可愛くてオシャレで走行性能も抜群なため根強い人気があるミニクーパーです。
そのミニクーパーを更に大きくしたのがクロスオーバーとなっています。
残価率は、クロスオーバーパークレンは42%と平均値に入っていますが、クロスオーバーの他のモデルによっては30%を切ってしまうので要注意です。
BMW X3
X5の販売成功の後に発売されたSUVのX3。
見た目も走行性能も非常に優れていていて人気も高まってきている車です。
しかし残価率は3年で既に50%を切ってしまっていて、5年では34.3%と平均値より低くなってしまいます。
フルモデルチェンジを挟んでしまっているのが最大の原因となっているようですね。
終わりに
さて、ここまで車購入から5年後の残価率は一体どれくらいあるのかについて解説してきました。
いかがだったでしょうか?
結論を言ってしまうと、5年後の残価率はほとんどの車で低くなってしまうことが多いです。
逆に残価率が高いほど高額査定がつくということなので、5年後と言わず3年くらいで車を査定に出すことがベストです。
どうせ車を売ってしまうならば残価率が高いうちに売ってしまい、高額査定を手にして頂けたらと思います。
そんな中、Firstでは、お客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています!
そのため車を査定に出してみようかな?と思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^