高く売れる中古車の特徴とは?3年落ち・5年落ちリセールランキング&注目の車種をご紹介いたします!
2023 / 7 / 4 (Tue)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
お近くをお通りの際はぜひ気軽にお立ち寄り下さい。
さて、夏のボーナス時期を目前に、車の購入や買い替えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車を購入する決め手は人それぞれですが、将来的な売却を考えると高く売れる車を選んでおきたいですよね。
中古車市場は需要と供給のバランスで成り立っており、求められている車ほど高値が付きやすくなっています。
また、相場は常に変化するため、売るタイミングによっては大幅に得できることもあるでしょう。
ただ、何年後にどの車がどれくらいのリセールになるかまで把握するのはなかなか難しいもの。
そこで今回は高く売れる中古車の特徴を解説し、3年落ち・5年落ちのリセールランキングTOP10をご紹介していきます。
また、記事の後半では中でも注目の車種についてまとめていますので、リセールバリューの高い車を知りたい方、車の買い替えにお悩みの方はぜひご覧ください。
それでは早速、高く売れる中古車の特徴から見ていきましょう。
こんな中古車は高く売れる!特徴を詳しく解説
高く売れる中古車には以下のような特徴があります。
- 人気の車種
- 高年式/走行距離が短い
- 海外で需要がある
- モデルチェンジの影響が少ない
- 稀少性が高い
一つずつ具体的に見ていきましょう。
人気の車種
やはり、中古車市場で人気のある車種は高く売れる傾向にあります。
流行や定番人気の車は流通台数が多いものの需要も高水準で推移していくため、常に在庫確保の必要があるからです。
【高額査定が期待できる人気車種】
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SUV
SUVは近年世界中で大ブレイクしているボディタイプで、国産車だけでなく輸入車のメーカーからも多数発売されています。
本格4WDと呼ばれる悪路走破性に長けた車からオンロード走行を主体としたシティ派向けの車まで、多様なモデル展開が魅力。
ユーザーごとに適した車を見つけやすく、幅広い層から人気を博しています。
また、最近は走行性だけでなくスタイルも重視されているのも特徴の一つです。
基本的に全メーカー高値が付きやすいですが、外見でも支持を集める売れ筋モデルを選べばより高く売ることができるでしょう。
ミニバン
中古車市場で人気のボディタイプというと、ファミリーカーの代表格であるミニバンが挙げられるでしょう。
ミニバンは、乗員定数が多いシート設定と積載量の多さからファミリー層はもちろんのこと、企業や官庁の送迎車としての需要もあります。
中でも、国産最高級ミニバンであるアルファードは新車価格の高さゆえに中古車を買い求める方が多く、高値が付きやすい傾向です。
高年式/走行距離が短い
中古車は新しいほど高く売れるのが一般的です。
車は時間経過とともに価値が下がっていき、中古車として手放す時にどれくらいの価値が残っているかは「残価率」という言葉で表現されます。
以下で、普通乗用車の年数別平均残価率の推移を見てみましょう。
年数 | 平均残価率 |
1年 | 70~80% |
3年 | 50~60% |
5年 | 40~50% |
7年 | 20~30% |
10年 | 0~10% |
このように、残価率は2年ごとに約10~20%下がっていきます。
車は高額なので、その数十%が経過年数によって失われていくと考えると、適切なタイミングで売却する重要性が分かるでしょう。
なお、軽自動車の耐用年数は普通乗用車よりも短いため、上の残価率を下回る可能性が高いとされています。
同様に、走行距離が査定額に与える影響も大きく、短い方が有利です。
具体的には、「1年1万キロ」以下なら減額はなし、高額査定は5万キロ以下が目安とされています。
ただし、走行距離は少なすぎても車のコンディションが維持できないため、安値での買取となるケースも。
あくまでも、標準的な走行距離の範囲内であることが高く売れる条件となります。
海外で需要がある
国内の中古車市場だけでなく、海外の市場で需要の高い車は価値が落ちにくい傾向があります。
海外で高く売れる主な条件は以下が代表的です。
- ガソリンorディーゼル
- 悪路走破性が高い
- 人気オプション付き
このような中古車は輸出先で売れる金額をベースに買取してもらえるため、購入から時間が経っても高価買取になりやすいでしょう。
特に、設計上耐久性が高い商用バンなどは、海外への販路を持つ業者ほど高値が期待できます。
モデルチェンジの影響が少ない
中古車の価値を下げる最大の要因とも言えるのがフルモデルチェンジですが、中にはこの影響を受けない車もあります。
代表的なモデルには「スズキ ジムニー」や「ランクル」などが挙げられるでしょう。
上記のようなステータス性が高い車や比較対象が他にない車種は、旧型から現行型まで万遍なく高く売れており、残価率も驚異の数字を叩き出しています。
稀少性が高い
稀少性の高い中古車も、供給に対して需要が大きいので高く売ることが可能です。
台数限定のモデルやメーカー直系のカスタムメーカー販売の限定車、流通台数が年々減少するヴィンテージカーなどがこれに当たります。
このタイプは購入時よりも売却価格が上がる場合もあるため、投資として売買を行う方や資産として所有する方も多いようです。
上記のような特徴を持つ中古車の残価率は、平均の数値と比べて20%程度高くなっており、古くなってからの落ち方も緩やかな傾向があります。
では、そんな高く売れる中古車には、一体どんな車種があるのでしょうか。
ここからは、3年落ち・5年落ちでリセールが高い車をランキングでご紹介していきます。
今高く売れる中古車はどれ?リセールをランキングでご紹介!
3年落ち中古車のリセールランキング
リセールを気にする方ほど車の手離れが早く、初回の車検で手放す方は意外と多くいます。
ランキング上位に入ってくる車種の場合購入時の価格から大きなマイナスがなく売れるので、次の車の費用にも十分充てられるでしょう。
そんな3年落ちで高く売れる中古車のランキングは以下の通りです。
順位 | 車種 | 平均残価率 |
1位 | ジムニーシエラ | 107% |
2位 | ジムニー | 106% |
3位 | FJクルーザー | 94% |
4位 | ランクルプラド | 92% |
5位 | ジープラングラー | 90% |
5位 | ランドクルーザー | 90% |
5位 | ハイラックス | 90% |
8位 | WRI STI | 87% |
9位 | アルファード | 85% |
10位 | フォレスター | 84% |
3年落ちだとモデルチェンジをまたがないことが多く、状態次第では新車価格超えも期待できる高リセールです。
5年落ち中古車のリセールランキング
車のリセールにおいて、5年落ちは一つの大きな節目とされています。
なぜなら、5年を超えるかどうかで査定額が大幅に下がるからです。
その大きな要因の一つには、5年落ちまでで中古車の輸入を切る国が多いことが挙げられるでしょう。
パキスタンやマレーシア、バングラディシュといった国への輸出量が多い車種は、5年を超えるリセールが一段と落ちるので、その点も気に掛けるようにしてくださいね。
5年落ちで高く売れる中古車ランキングはこちら。
順位 | 車種 | 平均残価率 |
1位 | ランドクルーザー | 109% |
2位 | シビックタイプR | 83% |
3位 | ランクルプラド | 81% |
4位 | ジープラングラー | 77% |
5位 | FJクルーザー | 75% |
6位 | WRI STI | 72% |
7位 | ポルシェケイマン | 70% |
8位 | GTR | 69% |
9位 | レクサスRX | 67% |
10位 | ベンツGクラス | 66% |
全体の5年落ち平均残価率は40~50%であるところ、ランキングに入る車種は70%以上のものが多く、大きな値落ちはなさそうです。
人気のSUVやミニバン勢が強いですが、稀少モデルのスポーツカーも上位にランクイン。
これらは古くなることでより価値が上がるものもあるため、7年落ち・10年落ちでも高い残価率となることが予想されます。
さて、上記のランキングを踏まえて、ここからは特に注目の高く売れる中古車5車種を深掘りしていきたいと思います。
高く売るために選んでおきたい仕様などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
高く売れる中古車を車種別にご紹介!
ランドクルーザー
新車価格 | 483万円~ |
残価率 | 3年落ち:90%
5年落ち:107% |
世界的な人気を博すランドクルーザーを高く売るには、5年落ちまでがベストです。
輸出にとにかく強いですが、とりわけパキスタンでの需要が高く、日本のオークションで高額落札された中古車はほぼ同国へ輸出されています。
高く売れる仕様は、
- パールホワイト×ベージュ(革シート)
- サンルーフ
- エアロ
- メーカーオプションナビ
- クーラーボックス
- 寒冷地仕様
オプションも高額ですが、それを打ち消すリターンは十分にあり。
何をどこまでつけるかバランスを見つつ、中古車で高く売れる仕様は外さないようにしましょう。
ランクルプラド
新車価格 | 362万円~(ガソリン)
429万円~(ディーゼル) |
残価率 | 3年落ち:92%
5年落ち:81% |
ランクル同様パキスタンへの輸出が主なので、5年での乗り換えがおすすめです。
ランクルプラドの人気仕様は、
- TXLパッケージ、7人乗り
- パールホワイト×ベージュ
- サンルーフ、ルーフレール
- エアロ
- メーカーナビ
- 寒冷地仕様
リセールを上げるための装備が多く、全てつけるとかなりの高額に。
7人乗りや色、手放すタイミングを抑えるだけでもかなりプラスになるので、理想の仕様でなくとも十分勝負はできると思って大丈夫です。
FJクルーザー
新車価格 | 324万円~ |
残価率 | 3年落ち:94%
5年落ち:75% |
2018年で販売終了となったFJクルーザーには根強いファンが多く、全てのグレードの中古車が今も高額で取引されています。
もう中古でしか手に入らないため、価格の急落はしばらくないでしょう。
仕様もほぼ標準装備でこのリセールなので、燃費を除けばかなりコスパの良い車種と言えます。
運よく所有できた方は、今後の値上がりにも期待しつつ手放すタイミングを見極めましょう。
ハイラックス
新車価格 | 352万円~ |
残価率 | 3年落ち:90%
5年落ち:データなし |
2017年より復活したハイラックスは、国内需要のみで非常に高いリセールを誇る珍しい車です。
即出しのリセールもですがその後の推移が抜群によく、20年以上昔のハイラックスピックアップは今でも高く取引されています。
また、モデルチェンジの影響を受けにくいので、現行/旧型よりは年式を意識して売却するのがよいでしょう。
ハイラックスをリセール前提で購入するなら、
- Z GRスポーツ
- クロ
- ハードトノカバー
をベースにするのがおすすめです。
アルファード
新車価格 | 540万円~ |
残価率 | 3年落ち:85%
5年落ち:67% |
待望の新型が発売されたアルファードは、最高級ミニバンとして中古車も安定した需要があります。
リセールは5年落ちまで高く、7年落ちの20系ではガクッと下がるので要注意です。
また、新型が出て一巡すると一世代前のモデルの相場も大きく下がるでしょう。
売り時としては2024年の夏が高く売れる最後のシーズンになりそうです。
新型の新車価格は540万円からと高額で、グレードによっては抽選販売など、リセールがいいとは言え購入のハードルがかなり上がっています。
購入できる機会があれば、下記のリセール仕様で選んでみてはいかがでしょうか。
- ガソリンZ
- パールホワイトまたはクロ
- 標準装備+デジタルインナーミラー+ツインムーンルーフ+スペアタイヤ
おわりに
今回は中古車で高く売れる車の特徴の解説やリセールランキングTOP10、そして特に注目の車種についてまとめてみました。
いかがでしたか?
車を買う時は、せっかくなら中古車として高く売れる車種を選ぶのがおすすめです。
高く売れる中古車の特徴は以下のケースが考えられます。
- 人気の車種
- 高年式/走行距離が短い
- 海外で需要がある
- モデルチェンジの影響が少ない
- 稀少性が高い
このような特徴を持つ車は必ずといっていいほどリセールが高く、世界的に人気な車やレアなモデルは年数が経っていても価格が落ちにくい傾向です。
中古車の相場は常に変動していますが、そんな中でも価値が急落しない可能性が高いため、購入時にはこれらに当てはまるかどうかを確認しましょう。
また、リセールランキング上位は国産車が多く、3年落ちだと90%前後、5年落ちでは70%以上と高価買取が期待できます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました