中古車のカーリースは審査なしって本当?その実態を徹底解説していきます!
2022 / 6 / 30 (Thu)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜という地域に店舗を構えています。
さて、車の新しい乗り方として、今人気を集めているのがカーリースです。
カーリースは、頭金などの初期費用や月々の出費を抑えながら車に乗ることができる便利なサービスです。
カーリースというと新車のイメージが強いかもしれませんが、新車リースよりも手軽に利用できるという魅力から、中古車リースをする方も増えてきています。
そんな中古車リースですが、「審査なしで契約できる」「カーローンなどと比べて審査が通りやすい」と言われることがあります。
実際、本当に審査なしで利用できる中古車リースはあるのでしょうか?
今回の記事では、そんな気になる中古車リースの審査の実態を徹底解説していきます。
そして、審査がある場合の審査基準や審査に通るためのポイントもあわせてご紹介いたします。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
まずはじめに、あまりよく知られていない中古車リースの基本的な仕組みを見ていきましょう。
中古車リースとは?
中古車リースとは、カーリース会社が所有する中古車に毎月定額で乗ることができるサブスクリプションサービスです。
利用者は、事前に契約期間を決めて毎月リース料金を支払うことで、リースする中古車を自分の車として使うことができます。
また、レンタカーではないため、ナンバーは通常の自家用車と同じように割り振られます。
それでは中古車リースの仕組みはどうなっているのでしょうか?
中古車リースの基本的な仕組み
中古車リースの仕組みとしては、新車リースと大きな違いはありません。
リースする中古車が決まったら、契約満了時の想定下取り価格(残価)をあらかじめ車両本体価格から差し引きます。
その金額に契約期間中の維持費などを加えて月額料金が算出される仕組みです。
またマイカーローンの場合は、このタイミングで融資の審査が行われます。
では、中古車リースの審査はどうなのでしょうか?
中古車リースは審査なし?
カーリース会社にとって、月々のリース料金を契約満了まで支払ってもらえるかどうかは重要なポイントです。
ですので、カーリース会社は中古車リースの契約を結ぶ前に、利用者の支払い能力の有無を判断するための審査を行います。
そのため、基本的にまったくの「審査なし」で利用できる中古車リースはありません。
ただし、「審査なし」を謳うカーリース会社があるのも事実です。
ですが、そのような場合でも審査をしないのではなく、独自の緩い審査基準で通りやすい審査が行われています。
これを自社審査(独自審査)と言います。
実際に自社審査をおこなっている中古車リースは少ないのですが、一般的な審査とは異なる点がいくつかあります。
自社審査の中古車リースの利用を検討する際には、以下のメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。
「審査なし」といわれる自社審査のメリット
前述したように、自社審査を行う中古車リースでは信販会社を通さずに独自の審査基準で審査を行うため、次のようなメリットがあります。
審査に通りやすい
自社審査の最大のメリットは、一般的な審査よりも審査に通過しやすいという点です。
ほかの審査に通らなかった方、例えば信用情報に問題がある方や非正規雇用者、年金受給者などでも通過する可能性が高いとされています。
審査がスピーディー
自社で審査が完結するため、審査がスピーディーに進みます。
信販会社を通さないことで必要書類が少なく済み、在籍確認が行われない場合もある。
そのため契約から納車まで時間を掛けたくないという方には大きなメリットとなります。
このようなメリットがある一方、契約時や利用時に気をつけなければならないデメリットもあります。
「審査なし」といわれる自社審査のデメリット
頭金や保証金が必要/リース料金や利息が高い
リース契約時に、保証金を含む数か月分のリース料金を前払いしなければならないことが多くあります。
自社審査を行う中古車リースのほとんどは、審査が緩いことによって生じる月々の返済が滞るリスクを考慮しています。
つまり最初に車の査定額と同等程度の金額を回収しておくのです。
さらに、通常よりもリース料金や利息が割高に設定されています。
これにより、リース期間満了まで支払いを続けた場合、低年式の中古車本来の価値に対して総支払額はかなり割高になる仕組みです。
中古車リースできる車種が限られる
自社審査を行うカーリースが取り扱っている車種は、基本的に国産の古い中古車に限定されます。
高級車や輸入車が用意されていることはほとんどありません。
そのため、幅広い選択肢から厳選したい方や車種にこだわりがある方にはデメリットとなってしまいます。
遠隔制御装置が取り付けられることがある
自社審査に通過しても返済が滞る心配があるため、車に遠隔制御装置が取り付けられ、支払いが遅れた際などに車が突然使えなくなることもあります。
充実したサービスやアフターケアを求める方には不向きと言えるでしょう。
以上のように審査なしといわれる自社審査を行うカーリース会社にはデメリットも多くあります。
利用を検討する際には料金や取り扱っている車種、利用条件などをきちんと確認しておきましょう。
中古車リースの審査に通るか不安だとしても、自社審査は最終手段として考え、まずは通常の審査を受けてみることをおすすめします。
では、信販会社を通した一般的な中古車リースの審査ではどのようなポイントが見られているのでしょうか?
気になる審査基準について、次のところで見ていきましょう。
中古車リースの審査基準
銀行からの融資などと比べて、中古車リースの審査はそこまで厳しくはないと言われています。
そんな中でも、下記の項目については必ずチェックされるので覚えておきましょう。
年収
年収についての明確な基準は公表されていませんが、一般的に審査通過のボーダーラインは年収200万円~250万円と言われています。
これを下回ると中古車リースの審査には通りにくくなってしまうようです。
ただし、担保にできる不動産などの資産がある場合や、しっかりとした保証人が立てられる場合は年収200万円に満たない場合でも契約できることもあります。
職業・勤続年数
自営業者やフリーター、非正規雇用で働いている場合は、たとえ年収額が高くても収入の安定性が低いと見なされます。
それゆえに中古車リースの審査では不利になりやすい傾向があります。
特に、自営業者で税金対策としてあえて所得を抑えている方は注意が必要です。
反対に、公務員や正社員として働いている方は、安定性があると判断されるので審査は通りやすくなります。
また、勤続年数も収入の安定性を図るための判断基準の一つです。
審査通過のためには、3年以上の勤続年数があると理想的とされています。
審査を控えている方は1年未満での転職や退職はなるべく避けた方が良いでしょう。
信用情報
中古車リースの審査で最も重要視されるのが、信用情報記録の有無です。
過去に自己破産や任意整理をしている場合、それらの金融事故情報が信用情報機関に登録されます。
他項目の審査基準を満たしていたとしても、一度信用情報に記録が掲載されると難しくなる。
事故内容によって5年から10年の間はローン審査の通過が極めて厳しい状況です。
携帯電話料金の支払い遅延など、大きな金融事故の自覚がないようなものでも信用情報に掲載されてしまうということがあるので注意しましょう。
他社からの借入状況
カードローンやキャッシング、住宅ローンなど、他社からの借入状況も中古車リースの審査でチェックされます。
すでに多額の借入がある場合は、審査が通りにくくなってしまう。
また、高額のリボ払いの残高がある方も審査には不利になります。
以上のような条件をクリアしていなくても、虚偽申告は絶対にしてはいけません。
申告内容は詳細まで厳しくチェックされ、虚偽申告が見つかった時点で審査に通過する可能性はほとんどなくなります。
これら項目をトータルで見て、中古車リースの審査に通過するかどうかが判断されます。
審査通過の可能性を上げるためには、審査基準を踏まえた上で事前に対策することが重要です。
ここからは、中古車リースの審査を通す前に確認しておきたいポイントをご紹介いたします。
中古車リースの審査を通過するためのポイント
信用情報を確認する
お伝えした通り、金融事故が信用情報に掲載されていると、それだけで中古車リースの審査には大きく不利になってしまう。
自分でも気づかないうちに掲載されている場合や、思ったより長く記録が残っている場合もあるため注意が必要です。
審査に通らなかったという履歴も残ってしまうので、不用意な審査不合格を避けるためにも以下の個人信用情報機関に開示請求してみるとよいでしょう。
- CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)
- JICC(指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構)
- JBA(全国銀行個人信用情報センター)
JBAは郵送での申請のみですが、CICおよびJICCは郵送のほか、窓口やインターネットでの申し込みが可能です。
支払い遅延がないか確認する
中古車リースの審査に申し込む時点で、税金や携帯電話料金、クレジットカードなどの支払い遅延がないかを確認しておきましょう。
万が一滞納しているものがあると審査に不利に働くので、審査前の清算をおすすめします。
月々の収支バランスを確認する
中古車リース料金が収入に見合わないと判断されると審査に落ちてしまう可能性があります。
そのため、契約内容が収支のバランスを崩さないかどうかを事前に確認することが大切です。
中古車をリースすると、ガソリン代や駐車場代などの維持費の負担も増えます。
それを加味した上で、リース料金が無理なく支払える範囲内の車種を選びましょう。
一方で、このような対策をしていても審査に落ちてしまうこともあります。
そんな時は、次のような方法を試してみてくださいね。
中古車リースの審査に落ちてしまった時の対処法
連帯保証人を立てる
収入や信用情報などが原因で審査に落ちてしまったら、安定した収入がある連帯保証人を立てると再審査に通ることがあります。
特に、中古車リース会社からの提案があった場合には、保証人を立てることで審査通過の可能性がかなり高くなるのです。
中古車リース会社を変える
中古車リース会社ごとに審査基準が異なるため、別のカーリースで申し込むのも対処法の一つです。
信販会社を使う大手カーリース会社の審査に落ちてしまった場合でも、信販会社による審査なしの自社審査であれば通過することは珍しくありません。
ただし、審査基準だけでなく、サービスの内容もよく確認して中古車リース会社を選ぶことを忘れないようにしましょう。
審査に不利な点を解消する
リース料金や信用情報以外にも、審査に不利な点がないかを改めて確認し、解消してから再審査に臨みましょう。
例えば、複数の借入がある場合はひとつでも完済してから申し込んでみて下さい、
また勤続年数が一年を超えてから再審査を受けたりするなど、審査に落ちる要因を減らすことで次は通る可能性が高くなります。
なお、一度目の申請から間を空けずに申し込んでも厳しい結果になることが多いので、少し時間をおいてから申し込むことをおすすめします。
おわりに
今回は「審査なし」で利用できる中古車リースはあるのか?
その実態と、審査がある場合の審査基準、そして審査通過のポイントについて解説してきました。
「審査なし」といわれる自社審査は、審査が緩く通りやすいというメリットがあります。
一方で、一般的な中古車リースの審査に比べて月々のリース料金や利息が高く、選べる中古車の車種が限られるなどのデメリットもあります。
信販会社を通した審査でも、審査基準を把握し、ポイントを押さえておけば審査通過の可能性は高くなります。
ですので、審査の通りやすさだけでなく、サービス面の充実度など総合的に判断してよりよい中古車リースを選びましょう!
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店First1ではお客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?と思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。