車検切れの車って買取してもらえるの?手続きのしかたや高額買取のコツもあわせてご紹介します!
2022 / 8 / 6 (Sat)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
普段の生活であまり車を使わない人や、高齢のご両親のお宅にある車などついうっかり車検切れになってしまった…という経験はありませんか?
車検切れの車は公道を走ることができないため、どうにもできずそのまま放置しているというケースもあるようです。
そのため、「走行できない車=買取に持っていくこともできない」と思い込んでしまう人も少なくありません。
しかし、実はこうした車検切れの車でも、普通の車と同じように買取してもらうことは可能です。
もう乗らない車なのであれば、そのまま置いておくより早めに車買取業者に買い取ってもらうほうがだんぜんお得になります!
そこで今回は、車検切れの車を買取してもらうための方法や手続きのしかた、より高く売るためのコツもあわせてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでははじめに、車検切れの車をもしそのまま放置しておくとどのようなことになるのか?
これについて簡単に解説していきます。
車検切れの車をそのままにしておくと…?
はじめにお伝えしたように、車検切れの車でも買取や出張査定をしてもらうことは可能です。
にもかかわらず、「面倒くさいから」という理由で放置しておくのは、非常にもったいないことだと思います。
まずは車検切れの車を放置することでのデメリットについてみてみましょう。
自動車税が課税される
自動車税(軽自動車の場合は軽自動車税)は、4月1日の時点で車を所有している全ての人を対象にした税金です。
そのため、たとえ車検が切れていても「所有」していることには変わりがないため課税の対象となります。
自家用車の場合、軽自動車の税額は一律で10,800円ですが、普通自動車の場合は排気量によって異なり、最大で111,000円もの税金を支払う必要があります。
最も低くても29,500円と、決して安い税額とはいえませんよね。
乗ってもいない車の税金を支払うのは損でしかないと思いませんか?
無駄な支払いを抑えるためにも、車検切れの車を放置するのはやめた方が良いでしょう。
駐車場代が無駄になる
所有している土地に車を置いている場合には追加費用が発生しないため問題ありません。
ただ自宅に車を停める敷地が無いケースが多いのではないでしょうか?
月極駐車場やマンションなどの駐車場を契約して借りている方がほとんどでしょう。
そこに車検切れの車を放置しておくことは、毎月無駄な駐車場代を支払っていることと同じです。
使う予定がない車検切れの車のために駐車場代を支払うのは避けた方がよいでしょう。
車を動かさないので傷む
車を動かさずに放置しておくと、車のコンディションが悪化しやすくなります。
長期間の放置は、エンジン不調やタイヤの変形、ガソリンの腐敗、車内のカビ発生などに繋がり、買取してもらう際にコンディションの悪い車は査定額が下がってしまう。
そうなってしまう前、つまり車が傷んで価値が落ちてしまう前に売却することをおすすめします。
車は年式が新しい方が高く買い取られる
車は、一般的に年式が5年、7年、10年のタイミングで査定評価が大きく下がります。
特に10年を超えるタイミングでは査定評価が大幅に下落する傾向にあることをご存知でしょうか?
車は月日の経過によって価値が変わる「生モノ」です。
年式が新しいほど高く買取してもらえる可能性が高くなることを覚えておいてください。
さて、車検切れの車をそのままにしておくことがいかにもったいないか、おわかり頂けたでしょうか?
しかしながらここで焦ってしまい、すぐに車を売ろうとしてその車に乗って買取店まで運転してしまう。
このような行為は絶対にやめましょう。
先ほども少し触れましたが、車検が切れた状態の車では公道を走行することはできません。
もし走行して摘発された場合、ドライバーは様々な罰則を科せられてしまいます。
罰金を支払うだけでなく免許証の効力を失いかねないのですが、その点についてここから解説をしていきます。
車検切れの車で公道を走ったときの罰則
もし車検が切れている車で走行した場合は、意図的でなかったとしても、行政処分や刑事処分の処罰の対象となります。
行政処分というのは免許効力の停止や取消といった処分です。
車検が切れているということは自賠責保険も切れているので、無車検車運行などで6点。
そしてさらに無保険運行で6点が課せられます。
合計12点となるところですが、同時に2つ以上の種別の違反行為を犯した場合は例外となる。
罰則規定により犯した違反行為の点数のうち最も高い点数が適用されるため、このケースでは6点となります。
ただし、交通事故や飲酒運転などと同時に違反を検挙された場合は別途規定されていることは注意をしておいて下さい。
他方で、もう一つの刑事処分とは、罰金や禁錮・懲役などの刑罰のことです。
無保険運行などで6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金(道路運送車両法108条)。
そして無保険運行で1年以下の懲役または50万円以下の罰金(自動車損害賠償保障法86条の3)が課せられます。
車検を切らした車で公道を走行すると、とても厳しい処分を受けることになるため、絶対にやめておきましょう。
それでは車検切れのため、自分で動かせない車はどのように買取してもらえばよいのでしょうか?
次の章で詳しく解説をしていきます。
車検切れの車を買取に出す方法
車検切れの車でも買取してもらうことは可能ですが、車検付きの車とは買取に出す方法が大きく異なるため注意が必要です。
公道走行ができないので出張査定が基本
車検切れの車買取を依頼する場合、車の査定が必要となります。
この際、車検付きの車であれば査定を受けるために店舗まで直接持ち込むことができます。
でも、車検が切れている車であれば、公道は走行できないため店舗に持ち込むことは困難です。
そのため、車検切れの車の場合は、出張査定が基本となります。
出張査定とは、査定担当者に車の保管場所まで足を運んでもらい、その場で査定する方法のことです。
距離や地域にもよりますが、多くの車買取業者が無料の出張査定に対応しています。
ただし、車の売買が盛んになる2~3月などの場合、希望する日程での査定が難しいこともあります。
忙しい時期に被らないように余裕を持ったスケジュールで対応するようにしましょう。
続いて、車検切れの車を買取に出す際に必要な書類についても、あわせて確認をしておきましょう。
車検切れの車の買取時に必要な書類は?
必要書類:車検証(自動車検査証)
車検期間が残っている、切れているに関わらず車を売却する際に車検証は必ず必要となります。
車検証は、その車が保安基準に適しているかどうか、所有者や使用者は誰か、保管場所はどこなど
その車に関する情報が細かく記載されている書類です。
車検などの際にその車の状態が車検証の記載通りであるかの確認を行います。
車検が切れていても、車検証がないと車は売却することができません。
売却する際などは車検証があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
基本的に、ダッシュボードの中に取扱説明書や整備点検記録簿などと一緒にあるはずです。
車検証をなくしてしまった場合は?
万が一、車検証を紛失してしまった場合は再発行をしなくてはなりません。
車検証の再発行に関する手続きは販売店など人に頼む場合と自分で行う場合では必要な書類が異なります。
まず、販売店など人に依頼する場合、使用者の認印が押印された委任状。
そして使用者の認印が押印された理由書が必要です。
自分で行う場合は先ほどの2つに加えて、申請者の身分証明書、手数料納付書、申請書(第3号様式)が必要となります。
手数料納付書、申請書(第3号様式)は車検証の再発行日にあれば大丈夫です。
身分証明書は申請する人の運転免許証、健康保険証、パスポートなどが必要となります。
車検証の再発行は車に付いているナンバープレートを管轄する運輸支局で行っています。
例えば、品川ナンバーの場合は東京運輸支局の品川ナンバー管轄で手続きを行わなくてはならない。
また車検証の再交付申請手数料は300円かかることも注意をしておいて下さい。
必要書類:自賠責保険証明証
車を売却する際には、強制保険と呼ばれる自賠責保険に加入していないとなりません。
車検が切れている車の場合、基本的に自賠責保険も一緒に切れているので加入する必要があります。
自賠責保険料は12カ月契約で自家用乗用車は1万5520円、軽自動車は1万5130円かかります。
必要書類:納税証明証
車を売却するためには最新の自動車税納税証明書が必要です。
自動車税は排気量に応じて、課税される都道府県税のことで、4月1日現在の所有者がゴールデンウィーク明けに届く書類で5月末までに収めなければならない。
つまり、自動車税を納付したことを証明する書類が納税証明書ということであり、自動車税を納めていない車は売却できません。
納税証明書は小さい書類なので、なくさないように車検証などと一緒に保管しておくのがおすすめです。
万が一紛失してしまった場合は、都道府県の税事務所で再発行してもらえますが、手数料は必要ありません。
ただし、納税証明書の未納欄に印がある場合は未納分を収めてから再発行することになります。
また、売却する際に未納分があれば、税事務所に納めてからとなることは注意をしていて下さい。
必要書類:定期点検整備記録簿
提携定期点検記録簿とは、24カ月点検や12カ月点検といった法定点検を行った内容を記録する用紙のことです。
この定期点検記録簿を確認することで、過去の点検整備の記録を辿ることができ、そこから消耗部品の交換時期を判断するのに役立ちます。
法定点検を行った時の走行距離なども記載されるため、車の履歴がわかる重要な書類です。
中古車を購入する際にこの定期点検記録簿が無いと履歴がハッキリとしないので、査定価格にも影響が出る可能性があります。
それゆえに、定期点検整備記録簿はきちんと保管しておきましょう。
必要書類:取扱説明書
取扱説明書はそのクルマの操作方法、注意点などが書かれた冊子です。
たいていは装着されたナビゲーションやオーディオなどの取扱説明書も一緒に搭載されています。
あまり取り出すことはないものですが、ダッシュボードやトランクにあるかどうか確認しておきましょう。
このように、必要書類については基本的に車検が切れていない車の場合と同様なので、特別な準備をする必要はありません。
ただし、一部の書類を紛失した場合は再発行しなければならないため、車を売ろうと思った時点で全ての書類がきちんとそろっているか確認しておきましょう。
それでは最後に、車検切れの車を少しでも高く買取してもらうためのコツをご紹介します!
車検切れの車を売りたいとき。より高く買取してもらうには
車検切れの車でも、普通の車と同じように買取してもらうことができます。
高く売るためのコツをおさえて、さらなる高額買取をめざしましょう。
洗車しておく
車を売却する際は、車検が切れている、車検期間が残っているに関わらず、洗車をしましょう。
お金を出して高い洗車をする必要はありませんが、できる範囲で綺麗な状態にしておきます。
洗車が査定アップに直接つながるわけではありませんが、査定する人に「キズや凹みなど不都合なことを隠しているのではないか」という疑念を払拭することができます。
査定価格の基準は決まっていますが、相手も人間です。
こちらが好意的に洗車などしておけば、もしかしたらプラス査定を付けてくれるかもしれません。
車内もできるだけ掃除する
車を売却する際、車内は清掃しておきましょう。
掃除機を丁寧に掛け、車内の空気も洗浄しておくと車買取店の担当者の心象もアップします。
加えて、査定する時に車をキレイにしておくと、相手も「この人は本気で手放す」と思ってくれることでしょう。
すぐに手放したいという意志のある人には査定するほうも少しプラスの査定をしてくれる可能性があります。
査定する人は真剣ですから、手放す側も真剣さを伝えることが必要です。
それが少しでも高い査定価格を引き出す秘訣と言えるではないでしょうか。
おわりに
今回は、車検切れの車は買取してもらえるのか?
また買取してもらう際の流れや必要書類、より高く売るためのコツもあわせてお伝えしました。
車検切れかどうかに関わらず、どんなに綺麗に使っている車でも、時が経つにつれて査定額はどんどん下がっていきます。
どれくらい下がるかというと、年に30%程度、つまり300万円で購入した車は1年後に210万円でしか買い取ってもらえなくなってしまうともいわれています。
また、車検切れの車の税金を保留する制度(自動車税課税保留制度)がない都道府県では、自動車税がかかってしまいます。
車検切れで乗ることができないのに自動車税を支払うというのは残念な話ですよね。
少しでも高く売るためには、できるだけ急いで行動することをおすすめします。
車検切れの車の買取を検討されている方はぜひ一度、神奈川県横浜市にある買取専門店Firstまでお気軽にお問い合わせください。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは、お客様のご希望に合わせた査定方法をご提案させていただきます。
簡単査定やより詳細な査定、さらにLINE査定なども行っておりますので、査定でお悩みの方はぜひFirstまでお気軽にお問合せください。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。