車買取の一括査定は実際のところどうでしょうか?メリットとデメリットをまとめました!
2022 / 1 / 30 (Sun)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもFIRSTのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
車を売却する時、多くの方はまず初めに見積もりを取りますよね?
その際に便利といわれているものが一括査定です。
大事な愛車を買い取ってもらうなら、誰しもが少しでも高値をつけて欲しいと思うでしょう。
そのためにも一括査定はお勧めです。
一括査定であれば、複数の業者から一度に見積もりを取ることができます。
また、査定額の比較検討もしやすいことから重宝されているサービスだからです。
一方で、デメリットもあり、トラブルも多く発生しているようです。
トラブルはできれば避けて通りたいですね。。
そこで今回の記事では、車買取の一括査定は実際のところどうなのかについて詳しくまとめていきます!
メリットとデメリットをわかりやすく説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
一括査定とは??
そもそも一括査定とは、売却予定の車の情報と個人情報(査定に必要となるもの)を入力すれば、一度に複数の買取業者に査定依頼を申し込めるサービスのことです。
一回の入力で最大10社に査定を依頼することができます。
申し込みはweb上で簡単に済ませられる上に、利用料金も一切かかりません。
その際、一括査定を利用する際は、一般的に下記のような流れで行われます。
- 申し込みフォームから車とお客様情報を入力する
- 提携している複数の買取業者に入力した情報が送信される
- 複数の業者が査定を始める
- 複数の買取業者から査定額や出張査定の連絡が入る
- 各社の査定額を比較して出張査定を依頼する
- 出張査定で合意した場合に売却する
こうして見るとスムーズに査定が進んでいくように感じますね!
一括査定の基本がわかったところで、ここからはそのメリットとデメリットについて書いていきますね。
まずはメリットから解説していきます。
一括査定のメリットとは?
一括査定は一度の入力で複数業者に査定依頼できることが大きなメリットです。
自分で買取業者を探して一社ずつ査定を申し込み、それぞれの査定額を比較していく作業は、時間や手間がかかります。
一度の申し込みは簡単でも、それを何回も繰り返すのは大変ですよね。
でも一括査定ではこのような面倒な作業を省いて手間を軽減できるため、仕事や家事などで忙しい方には便利なサービスといえます。
それではここからは一括査定の細かいメリットをいくつかご紹介していきますね。
店舗に行く必要がない
査定の申し込みはインターネットがある環境であれば自宅や職場などどこでもできるので、買取店へ出向かなくても良いことはメリットです。
また、多くの買取業者が導入している無料での出張査定サービスも利用できます。
ユーザーが指定した場所まで査定にきてもらうことができるため、移動時間や交通費をかけずに済みますよね。
これについてはこちらの都合で調整がきくのでだいぶ負担が減ります!
買取査定額を比較しやすい
1社にだけ査定の申し込みをしてそのまま売却を決めてしまうと、本当にそれが適正な評価なのかわからずに車を手放すことになってしまいかねません。
車を売る時には、その車の市場での相場を知ることがとても大切なのです。
一方で、一括査定の場合は、短い期間で複数業者の査定見積もりが一斉に手元に集まるので比較検討しやすくなります。
よりよい条件を提示してくれる業者が一目瞭然なので、売却先を選ぶ際に強力なサポートになりますね。
また、買取業者はお互いがライバルとなるので、他社に負けないようにできる限りよい条件を提示する傾向があります。
そのためユーザーにとってはより手軽でお得に車を売却できることになるので、大きなメリットといえますね。
以上のように、一括査定サービスのメリットはたくさんあります。
一見すると「手間が省けてお得でいいことだらけじゃないか」と思いがちですが、利用する際に注意が必要なこともあります。
それがデメリットです。
そのデメリットへの対処法も一緒にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
一括査定のデメリットとは?
しつこい電話営業
一括査定を申し込んだら、その後複数の買取業者から昼夜を問わずひっきりなしに電話がかかってきます。
利用したことのある方は経験したことがあるかと思いますが、着信履歴が買取業者でいっぱいになってしまう程です、、
なぜこんなに電話がかかってくるかというと、買取業者は他社より一秒でも早く電話をかけてアポイントを取りたいからです。
申し込みの入力はとても手軽にできましたが、それだけでは正確な買取額は提示できません。
そこから実車査定が必要になるので、そのスケジュールを組むために電話がかかってきます。
一括査定を利用した場合、約7割の方が最初に電話がかかってきて査定のアポイントを取った買取業者と契約をしているといわれています。
そのため、業者側からすると電話をかけるのが遅くなると他社に売却が決まってしまう可能性が高くなってしまうんですね。
また一番初めに査定ができれば即決交渉もできるため、競うように電話がかかってくるのです。
これだけ電話がかかってくると出ずに無視したい気持ちになりますよね。
しかし無視したらいつまでも電話は止まりません。
買取業者は電話に出るまでコールし続けるシステムを導入しているからです。
ですので、しつこい電話営業への対処法としては、まずは電話に出てしっかりと断ることが大切です。
売却先が決まった、売る予定がなくなった、自分の車の買取相場を知りたかったなど、はっきりと自分の意思を伝えることで、迷惑な営業電話は止まります。
この時、曖昧な答えではぐらかすことは絶対にNGですよ!
またメールでのやり取りを希望しても、さまざまな理由をつけて電話をかけてくることが多々あります。
一括査定の中で、メールアドレスの登録だけで利用できる買取サイトもあるのでそちらを使うのもよいでしょう。
買取業者とのやりとりに時間がかかる
査定の依頼は一括でできましたが、その後の買取業者とのやりとりは一社ごとにしなければなりません。
査定額を比較するためには何社とも連絡をとり、実車査定をしてもらう必要があります。
手間を省くために一括査定をしてもらっているはずが、逆にやることが増えてしまったら本末転倒ですよね。
対処法としては、各社のスケジュールを調整して、同じ時間に一気に実車査定を依頼するという手があります。
そこのすり合わせにも割と労力を要しますが、実車査定は一度で済むのでやってみる価値はありますよ!
個人情報が他で利用されることがある
一括査定では、個人情報、車種情報をくまなく入力しますね。
これは査定に必要な情報なので仕方がないのですが、車の買取業者以外からも電話がかかってくるようになったという話をよく聞きます。
例えばウォーターサーバーやwifiなどの勧誘の電話です。
一括査定の利用規約には、「頂いた情報は他のサービスなども紹介することに同意したとする」と記されていることがあります。
利用規約を詳細まで読み込んでいる方以外は、気づかないうちに個人情報が知らない相手に渡ってしまうということになってしまいます。
だいたいが強引な勧誘電話のようですが、買取業者からの営業電話に加えてこの電話までかかってきたら、とんでもないストレスですよね。
こちらの対処法として、大手の一括査定を利用することをおすすめします。
個人情報が流出してしまうという心配を減らすためには、大手企業が運営している一括査定サイトが安心です。
皆さんが耳にしたことのある査定サイトは、ほとんどが大手企業が親会社です。
このような企業は、情報漏洩は会社の信用問題に関わるので厳しく管理をしています。
それだけでは安心が足りない場合は、さらにその企業がプライバシーマーク(Pマーク)やISO27001を取得しているかを確認するとよいです。
プライバシーマークやISO27001は、個人情報の管理などを厳しく審査された企業にのみ付与されるものです。
こちらを取得している企業であれば、個人情報を悪用される心配なくサービスを利用できますね。
複数の買取業者に査定を依頼できない場合がある
一括査定の最大のメリットは、一度に複数の買取業者に査定を依頼できる点でしたね。
しかし、地域によっては対応できる業者が少ない為、複数の査定見積もりを出してもらうことができない場合が多々あります。
特に、一括査定の提携車買取業者数が少ない企業は要注意です。
そもそもの提携数が少ないならば、地方の中小の買取業者までカバーしていることはあまり期待できません。
これでは一括査定サービスを利用する意味がなくなってしまいますよね。
首都圏では困ることはないかと思いますが、地方にお住まいの方は特に、提携の買取業者数を気にしてみたほうがよさそうです。
その点でみると、カーセンサーの提携業者が約800社と、他社と比較して圧倒的な数ですので、選択肢のひとつに入れてもいいかもしれません。
業者同士による談合の可能性がある
頻繁に起こるケースではないものの、ひそかに行われていると言われているのが、業者同士の談合です。
一括査定で競合した場合、売主は高値のところで売りたいので、買取業者側としては高くせざるを得ません。
そこで、買取業者同士がお互い配慮しあってあえて積極的に高い査定額を出さずに、今回はA社で買取しよう。
次はB社で。のようなやりとりが行われることがあるのです。
同業者で顔見知りであることも多いため、このような話し合いを裏でされてしまうことはあり得ます。
談合されると、いくら交渉しても価格は変わらないので売り手は損をしてしまうことになりますよね。
対処法として、複数の業者に同じ時間に査定を依頼することで、談合を避けることができます。
買取業者からすると、一緒に査定をするのがどこの買取業者かわからないので、前もって査定額を相談したり、どちらで買い取るかを決めたりができなくなります。
しかし、合同査定のその場で談合が行われるという場合もありえるので、業者間で話ができないように注意した方が良いです。
一斉に紙に査定額を書いて出してもらうなど、業者同士が示し合わすことのないやり方がおすすめです。
また、口コミサイトなどを見ると、一括査定を利用する際に買取業者とのトラブルも起こりやすいようです。
いくつかの代表的なケースについて書いていきますね!
トラブル事例
事前にどのようなケースがあるのかわかっていると、実際自分の身に起きた時にも焦らず対応できるので、読んで頭の片隅に入れておいてください。
強引な契約
出張査定に出向いてきたからには、買取業者は絶対に契約を交わしたいのです。
しかも一括査定からの依頼とわかっているので、他社と競い合っているという意識が強くなり、さらに強引な営業で契約を迫ってくることがあります。
契約をするまで帰ろうとしなかったり、土下座をして同情を買って契約にこじつけたりという人もいるようです。
また、キャンセルができると言って押し切るケースもあります。(実際はキャンセルできないことが多いです。)
結果的に断ることができず、もっと多くの業者に査定をしてもらいたかったのに契約を結んでしまったり、相場より低い価格で売ってしまったということが起きています。
もしこのような契約を結んでキャンセルしたい場合には、なるべく早くその連絡をしましょう。
あまりに悪質な場合は国民生活センターに相談してみてください。
高額なキャンセル料の請求
強引な営業で渋々契約を結んでしまった後にやっぱりキャンセルしたいと言うと、キャンセル料として法外な額の支払いを要求されることがあります。
契約から何日も空いてしまうと、輸送費などの実費も発生している場合はその分の支払いが発生してしまうことはあります。
その際は具体的な明細を発行してもらい、内容を確認します。
こちらに落ち度がないなら、実費分以外のキャンセル料に支払い義務はないです。
こちらも難癖をつけて支払いを迫ってくるようなら、国民生活センターに頼るのがよいでしょう。
そうすれば対応策を探してくれるはずです。
成約後の減額
買取業者が契約の時に査定額を高く伝え、成約後に減額をしてくるという悪質なケースもあります。
このケース、実は国民生活センターに数多く報告がされています。
例えば、「あとから故障や傷などが見つかった」「修復歴があるのに気づかなかった」などと理由をつけて査定額を下げてくるのです。
満足できる査定額で契約した後に減額されるのは納得がいきませんよね。
修復歴を隠していた場合は、減額に応じる必要がありますが、それ以外の場合責任は買取業者側にあります。
契約の際に気づかなかった故障や傷は、しっかり確認をしなかった業者側にあるということになります。
契約後にこうして揉めることのないよう、後からの減額がないことを確約してもらった業者に売るようにしましょう。
もし減額を譲らないようなら、キャンセル料なしで契約自体を解除してください。
おわりに
ここまで車一括査定のメリットとデメリット、また起こりやすいトラブルについてまとめてきましたが、いかがでしたか?
一括査定のメリットは高価買取が期待できて、なおかつ時間も手間も省けて超便利です。
反対に、デメリットもいくつかありました。
そうなると利用しない方がいいのかなと不安に思ってしまうかもしれません。
しかしながら、どこに気をつければよいか、いざという時どう対処すればよいかを知っておけば気にする必要はないです。
注意点に気をつけながら賢く利用して、愛車を高値で売却できるといいですね!
そんな中、Firstでは、お客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?と思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。