【初心者向け】自動車ローンってどうやって選べばいいの?車のローンの金利相場や低金利ローンの選び方まとめ
2022 / 6 / 8 (Wed)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます^^
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
車を購入する際、支払方法のひとつとして自動車ローンがあります。
こうしたローンの利用を検討しているものの、金利の相場やローンの組み方が分からず、困っている方も多いのではないでしょうか。
そもそも、さまざまな銀行やカーディーラーなどで自動車ローンを取り扱っていますが、どれを選べばいいのでしょうか?
大前提としては、自動車ローンを選ぶ場合の最も重要な比較ポイントは金利です。
今回は、金利のわずかな違いが返済総額にどのような差を生むのか、実際のシミュレーションも交えながら初めての方にもわかりやすく解説します。
また、自動車ローンの種類や金利の相場、低金利ローンを選ぶためのポイントや注意点も合わせてご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それではまず、車のローンにおいて重要な金利とは?
また、なぜ金利がポイントになってくるのか?
これらについてくわしく説明していきます。
車のローンは金利が重要!その理由とは?
車のローンを組むときに「金利」が気になっているという方は多いのではないでしょうか?
たしかに、金利は月々の返済額を左右する重要なポイントです。
これからカーローンを支払っていくことを考えたら、金利について知っておいたほうが良いでしょう。
そんな中、ほかの商品を買う際に金利を支払ったことのある方もいると思います。
ただ金利がどんな仕組みなのかを詳しく知らない方もいるかもしれません。
そしてここからはそもそも「金利とは何なのか?」について・金利の種類・審査との関係について解説していきます。
そもそも、金利とは?
金利は商品を分割で購入する際にかかる利子のことです。
商品の購入資金を立て替えてもらうのにかかる手数料と考えても良いでしょう。
金額は各信販会社・金融機関が設定する割合によって決まり、通常「年率〇%」というように表記されます。
これは1年間でかかる金利を表しており、ローンを組むと毎月年率に応じた「元金+金利」を支払うことになります。
例えば、200万円の車を4%の金利で購入した場合の金額は以下です。
月々の返済額(元金+金利)→36,833 円
60回分割で支払ったとすると、総支払額は→220万9980円
月々の支払金額だけで見ると、金利0%の場合と比べても3,400円程度の違いですが、総支払額を見ると利子だけで20万円以上かかることが分かります。
金利には大きく「固定と変動」の2種類ある
金利には固定金利と変動金利の2種類があります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、自動車ローンを借りるときもこの2つの金利に注意してください。
【固定金利とは】
固定金利のローンでは、返済している間、金利は変わりません。
景気によって市場金利が上昇してもその影響を受けないということは、返済中に金利が上昇するリスクを回避できるということです。
また、毎月の返済額も返済総額も変わらないので、家計が安定するメリットもあります。
ただ、現在の日本のように超低金利が続いていると、一般的に固定金利は変動金利より利率が高くなる傾向にある。
【変動金利とは】
変動金利のローンでは、市場金利の動きに合わせて利率が変わります。
一般的な変動金利のローンでは、半年ごとに金利が見直されていくのです。
メリットは、低金利時代では、固定金利より利率が低くなる可能性が高くなること。
反対にデメリットは、急に市場金利が上昇すると、固定金利の利率より高くなってしまうことです。
そうなると毎月の返済額も、返済総額も増えてしまいます。
金利と審査の難しさも関係性がある
審査とは、借りる人に「返済能力があるか」をチェックすることです。
ローンを組む前、ローン会社によって行われるもので、審査の基準や項目は以下のようなものが挙げられます。
- 信用情報
- 年収
- 所有資産
- 返済負担率
- 勤務先(勤務形態/勤続年数)
- 健康状態
審査の内容は会社によって異なるため、「A社は通ったけどB社は通らなかった」というのはよくあることです。
また、審査の基準は金利が低いほど厳しくなる傾向があります。
もし金利の低いローン会社で審査が通らなかった場合は、それより金利の高いローン会社だと審査が通るという可能性がある。
それでは、金利の大小が返済総額に一体どれくらいの差を生むのでしょうか?
シミュレーションをしながら細かく見ていきましょう。
235万円の車を買う場合の返済総額は?
今回は以下の条件でシミュレーションしてみます。
235万円の自動車を購入し、全額自動車ローンで支払う(頭金なし、自動車ローンの借入金額235万円)
返済期間5年(60回払い)※ボーナス併用払いなし
金利については、銀行系のマイカーローンの最低金利を年2.5%・最高金利を年3.7%とし、一般的なディーラーローンの年6.0%、一般的な残価設定ローンの年5.0%で比較してみます。
ローンの種類 | 金利(年間) | 毎月の返済額 | 利息の総額 | 返済総額 |
銀行系のローン
(最低金利) |
2.5% | 4万1,706円 | 15万2,360円 | 250万2,360円 |
銀行系のローン
(最高金利) |
3.7% | 4万2,961円 | 22万7,660円 | 257万7,660円 |
ディーラーのローン | 6.0% | 初回4万7,324円 2回目以降4万5,400円 |
37万5,924円 | 272万5,924円 |
残価設定型ローン | 5.0% | 3万4,562円 最終支払金70万円 |
38万9,158円 | 273万9,158円 |
最も低い金利(銀行系のローン・年2.5%)と最も高い金利(ディーラーのローン・年6.0%)では、返済総額で22万3,564円(=2,725,924円-2,502,360円)の差が出ます。
また、金利年3.7%と金利年5.0%は、数字ではわずか1.3%の差しかありませんが、それでも返済総額の差は16万1,498円(=2,739,158円-2,577,660円)になります。
分割にすると感覚が分かりづらくなりがちですが、借りた金額が同じにもかかわらず返済額にこれだけ差が出ます。
金利が家計に与える影響の大きさがよくわかりますね。
この情報だけ見ると、「じゃあ銀行系のローンが一番いいんじゃないの?」と思ってしまうかもしれません。
しかしながら、実際にローンを選ぶにあたっては金利以外にも大切なポイントがあります。
それでは続いて、それぞれのローンの違いを解説していきますので、自分に合ったローンはどれなのか考えながら読んでみてくださいね。
車のローンは、大きく分けて3種類ある
自動車ローンには以下があります。
- 銀行系の自動車ローン
- カーディーラーの自動車ローン
- カーディーラーが扱う残価設定型クレジット
2と3に関して、実際にローンを運営しているのは、カーディーラーと提携している信販会社です。
自動車の売買が成立すると、カーディーラーは信販会社から自動車の代金を全額受け取ります。
購入者は信販会社に対して毎月返済していく、という仕組みになっています。
1.銀行系の自動車ローン
銀行系の自動車ローンには、以下のメリットがあります。
- 金利が低めに設定してある
- 最初から自動車の名義が自分になる
まず金利ですが、銀行系のマイカーローン(自動車ローン)の場合は年2.0%~4.0%と低めに設定されていることが多くなっています。
シミュレーションでも紹介しましたが、金利がこの水準であれば返済の負担はそれほど大きくならないでしょう。
ちなみに、最低金利が適用されるには銀行ごとに設定された条件(給与振込など)に該当する必要があります。
そして2番目のメリットは、銀行系の自動車ローンを借りて自動車を購入すると、その自動車の名義が、購入者自身になることです。
車検証にも購入者の名前が記載されます。
一見すると、車を買うのは自分だから名義が自分になるのは当たり前のことに思えますよね。
ところが、実はこれ「当たり前のこと」ではないのです。
このあと紹介するディーラーローンを使って自動車を購入すると、返済が終わるまで車検証の所有者欄はディーラー名義になります。
そのため、銀行系の自動車ローンで自動車を買ったほうが「所有を確実にする」ことができるといえます。
車の所有者が自分名義になっていると、ローンの完済前でも、売却や譲渡といった車の処分方法を自身で選べるのです。
そのほかのメリットとしては、一般的に銀行系の自動車ローンの場合、用途の幅が広く、自動車の本体やオプションだけでなく、車検やタイヤ購入、修理費用に使うこともできます。
まだ免許を持っていない人は、免許取得費用に使うこともできるためお得かもしれない。
「自動車関係のお金の困りごと」のほぼすべてに使うことができる、と考えてもよいでしょう。
ただし、銀行系の自動車ローンは「その場でOK」になることもあるディーラーローンに比べて、審査結果が出るまでに数日かかります。
それゆえにすぐに車を買いたい!という人にとってはデメリットといえるでしょう。
2.信販会社系のディーラーローン
ディーラーローンは「ディーラーローン」という名称にはなっていますが、実際はカーディーラーが提携している信販会社のローンを使うことになります。
ディーラーローンの一番のメリットは、審査が早いことです。
例えばディーラーに車を見に行った日に購入を決断した場合でも、その場でローンの審査が通る場合があります。
またディーラーによっては、特定の車種に限定して金利を年1%以下に設定することがあるため、そういったケースでは圧倒的にお得と言えるでしょう。
反対にディーラーローンのデメリットは、一般的には金利が高めに設定されている点です。
「金利年1%」というチラシを見てディーラーに行ったものの、その金利が適用されるのは1車種だけ。
自分が購入したい車種の金利は年5~10%になっていた、というケースは珍しくありません。
また、ローンの用途が限定的なため、多くは車体またはオプションの購入にしか使えないのです。
そして最も大きなデメリットと言えるのが、ディーラーローンで自動車を購入すると、名義はディーラーになることです。
つまり、法律上の所有者はディーラーになっており、本人名義になるのはディーラーローンの返済が終ったあとになります。
3.残価設定型クレジット(ディーラーローンの一種)
残価設定型クレジットは、ディーラーローンの一種です。
例えば235万円の自動車を購入するときに、ディーラーが「3年後に100万円で買い取る」と約束をします。この100万円を残価といいます。
そしてローンは235万円から100万円を差し引いた135万円で組みます。
3年間でこの135万円を返済していくという仕組みであり、金利は年4~6%程度にしているディーラーが多いようです。
残価設定型クレジットのメリットは、月々の支払額を抑えられることですね。
また、2と同じようにディーラーが特定の車種限定で超低金利を出すこともあります。
ただし、残価設定型クレジットは約束の年数が経過したら、自動車を返却するか、残価を一括で支払って購入するかを選択しなければなりません。
さらに自動車を返却する場合、走行距離が想定より伸びていたり、想定以上に自動車に傷がついていたりすると、追加料金を請求されることがあるので注意が必要です。
それぞれのローンの違い、またメリット・デメリットについてお分かりいただけたでしょうか?
続いて、ローンを選ぶ際のポイントについて説明していきます。
金利の低い自動車ローンを選ぶ際のポイント
できるだけ多く見積りをとる
自動車ローンの見積もりをとる目的は、金利などの違いをはっきりと比較できるようにすることです。
先ほど紹介したとおり、ひと口に自動車ローンといっても金利もメリットもデメリットもバラバラとなります。
それらについて見積書を使って吟味することで、自分に合った自動車ローンをみつけることができるのです。
銀行系の自動車ローンでも、大手銀行と地方銀行では金利が違いますし、ネット経由の申し込みを優遇している銀行もあります。
ディーラーローンでも、同じ自動車メーカーの自動車を取り扱っていても、店舗によって金利が異なる場合があります。これは、店舗によって提携している信販会社が異なるからです。
金利の上限は要チェック
自動車ローンには、金利に幅があるのがほとんどです。
自動車ローンを検討している際は、どうしても最低金利に注目してしまいがちです。
そして金利の低い自動車ローンだと思って申し込んでみると、「思っていた金利より高かった」ということが起こりえます。
最低金利になるには取引状況などのさまざまな条件に該当する必要があるので、「金利は最大でもどれくらいになるか」という上限もしっかりと確認しておくことが必要です。
借入上限額を確認する
自動車ローンには借入上限額が設定されていて、ローンを扱う金融機関は借りる人の返済能力を考慮します。
せっかく低金利の自動車ローンをみつけてもそれを借りられないことがあるので、見積もりを取るときに借入上限額について確認しましょう。
別途保証料や手数料がかかるものは注意
保証料や手数料を別途徴収する自動車ローンがあるので、見積もりの際には注意しましょう。
保証料や手数料は実質的には「金利の上乗せ」と同じです。
おわりに
さてここまで初心者向けとして自動車ローンってどうやって選べばいいの?
車のローン金利相場や低金利ローンの選び方について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
車は高い買い物ですから、なるべく購入金額を抑えるに越したことはありません。
そのために必要なことこそがそれぞれのローンについて事前に調べておくことです。
事前に車の相場や低金利ローンを調べておくことで、出来るだけ支払いの負担を減らすことができるでしょう。
自動車ローンを選ぶ際にベストな低金利ローンを見つけることは肝となってきますのでローンを組む際は注意をして下さいね。
ただそうは言っても、車のローンについて不安な点がある方は多いと思います。
そんな方はいつでも神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでご相談ください。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。