ベンツのリセールバリューは落ちにくいのが特徴!5年落ち残価率とより高く売る方法を徹底解説いたします!
2023 / 5 / 14 (Sun)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
さて、高級車のイメージが強い輸入車の中でも、とりわけ高い人気を保ち続けているのが「メルセデス・ベンツ」です。
その人気は当然ながら販売台数にも表れており、高級車ブランドの中では10年連続で首位に輝くなど安定した需要を維持しています。
また、若年層の車離れが進む中、新規ユーザーが途絶えないのも特徴のひとつ。
この記事を読んでいる方も、一度は購入してみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?
そんなベンツは、輸入車では珍しくリセールバリューが下がらない車としても知られています。
それゆえにベンツを購入し、またベンツに乗り次ぐ方も非常に多いのです。
では、実際にベンツのリセールバリューはどれほど高いのか?
本記事では他の輸入車メーカーの傾向について解説した上で、ベンツのリセールバリューの特徴や代表車種の5年落ち残価率をまとめていきたいと思います。
あわせて、ベンツをより高く売る方法もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは初めに、輸入車全体としてのリセールバリューの特徴を見ていきましょう。
輸入車全体のリセールバリューは実は低い!
世間での人気が高い輸入車ですが、国産車と比べてリセールバリューは低い傾向にあります。
その理由は、そもそも国内における輸入車市場が国産車市場よりも小さく、ニッチであることが考えられるでしょう。
国内での需要のみを見れば、圧倒的に輸入車よりも国産車の方が求められているのが現状です。
この状況が中古車市場にもそのまま当てはまり、結果として輸入車のリセールバリューが低くなっています。
また、「輸入車は故障しやすい」というかつてのイメージが根強いことも、市場規模に影響しているかもしれません。
実際のところ輸入車の耐久性は高くなっているのですが、中古車購入後の修理費用や維持費を心配して購入を見送る心情は理解できますよね。
加えて、モデルライフの長い輸入車は1モデル古くなるだけで外装のみならず装備面、安全面などが全く異なるため、高級車としての半減してしまいます。
中古車でも数百万円するにも関わらず、新車と比べて価値が大きく削がれてしまうこともリセールバリューの低下を招いていると言えるでしょう。
そのような背景がある中、ベンツのリセールバリューは一体どのようになっているのでしょうか?
ベンツのリセールバリューは落ちにくい
ベンツは輸入車であるにも関わらず、高いリセールバリューを保っています。
なぜなら、ブランドネームのみならず性能そのものが優れていることや流行に左右されないデザイン性などが、中古車市場でも支持されているからです。
特に、近年世界的なブームとなっているSUVはどのメーカーでもリセールバリューが最も高く、ベンツではGクラス、GLA、GLC、GLSなどが該当します。
SUV人気は流行に留まらず、セダンやミニバンに代わるボディタイプとして定着しており、リセールバリューが高い傾向はしばらく続くと判断できるでしょう。
ベンツに関しては現在も半導体不足から納期の長期化が続いており、受注が供給量を上回っている状態。
これにより中古車の需要が高まっているため、人気車種はさらに高リセールとなる可能性もあるでしょう。
以上のような傾向はベンツの多くの車種で共通しており、それゆえにリセールバリューは輸入車では異例の高さとなっています。
それでは、ここからはベンツの代表車種を用いて5年落ち残価率を詳しく見ていきましょう。
ベンツ代表車種5年落ち残価率はどれくらい?
一般的な車の5年落ち残価率の平均は40~50%。輸入車全体で見ると、この数値よりももう少し下がるとされています。
それに対し、ベンツのSUV代表車種(Gクラス、GLC、GLA)のリセールバリューは以下のようになっています。
【調査条件】
- 過去6か月のオークションデータ
- 事故歴無し、車両状態良好
- 装備、色の絞り込み無し
- 2023年3月時点での情報をまとめたもの。現在は相場変動の可能性あり。
Gクラスの5年落ち残価率
1代目Gクラス(W463系):残価率70%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G350d | 約1070万円/4.2万km | 910万円/84% |
G550 | 約1530万円/7.4万km | 850万円/56% |
AMG G(W463系):残価率54%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G63 | 約1970万円/5.9万km | 1100万円/56% |
G63 50thアニバーサリーエディション | 約1630万円/6.7万km | 1150万円/52% |
Gクラスは現行車種の中で歴史が長く、ラグジュアリーモデルとして定番のSUVです。
もともとは軍用車であったゲレンデヴァ―ゲンを民生用に販売した車を年々改良し、現在では限定モデルを含め豊富なラインナップを揃えています。
富裕層からの需要が増え続ける一方で、Gクラスを持つというステータス性が新規ユーザーの獲得にも一役買っており、中古車も飛ぶように売れる稀有な1台。
相場が落ちづらく、5年落ちでも新車価格の7割程度の価格は固いでしょう。
ラグジュアリーモデルのAMGGや限定車は、現行だと100%近い残価率になるケースもあります。
ただし、モデルチェンジがあった場合はAMGの方が値下がりは大きく、高額なことも含めて扱いとしてはややセンシティブでしょう。
GLCの5年落ち残価率
ベンツGLCクラス
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
GLC200スポーツ | 約650万円/5.2万km | 290~340万円/48% |
GLC200スポーツクーペ | 約680万円/5.4万km | 440~490万円/72% |
GLC220d
4マチックスポーツ |
約700万円/6万km
|
320~390万円/51% |
GLC220d
4マチッククーペスポーツ |
約730万円/5.8万km
|
350~430万円/54% |
GLC250
4マチックスポーツ |
約720万円/5.3万km
|
320~380万円/49% |
GLC250
4マチッククーペスポーツ (本革仕様) |
約790万円/5.1万km
|
390~500万円/57% |
AMG GLCクラス
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
GLC43
4マチック |
約880万円/4.2万km | 440万円前後/50% |
GLC43
4マチッククーペ |
約920万円/4.4万km | 460~550万円/55% |
GLC63S
4マチック+クーペエディション1 |
約1550万円/4.6万km
|
556~600万円/40% |
GLCはベンツのベストセラーであるCクラスをベースとしたSUVで、世界中で260万台以上を売り上げている大人気モデルです。
ただし、Gクラスに比べるとリセールバリューは劣る印象があり、GLC全体としての5年残価率は極めて高いとは言えません。
モデルチェンジよりも年式落ちと走行距離増に対する価値減が比較的大きい車で、5年落ちで価値が半減するものが多いでしょう。
そんな中、標準グレードのクーペは70%程度の残価率を誇っており、仕様を選べば高額買取が期待できます。
GLAの5年落ち残価率
ベンツGLAクラス
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
GLA180 | 約400万円/4.5万km | 166~179万円/46% |
GLA220 4マチック | 約450万円/4.9万km | 184~190万円/44% |
GLA250 4マチック | 約515万円/5.6万km
|
230~280万円/42% |
AMG GLAクラス
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
GLA45 4マチック | 約800万円/4.3万km | 300~340万円/40% |
GLAはコンパクトサイズのSUVで、ベンツSUVのエントリーグレードとなります。
コンパクトながら車高が高くスタイリッシュな外観で人気があり、日本の道路環境にも適した一台です。
GLAクラスのリセールは、高年式に限り残価率90%前後と非常に高い数値。
5年落ちだとフルモデルチェンジの影響を受けてリセールバリューはかなり下がってきていますが、それでもセダンなどと比較すれば高めで推移しています。
グレードによるリセールの差は少なく、できればモデルチェンジ前の売却がおすすめです。
高価買取を希望するなら3年落ち以内に手放すのが理想と言えるでしょう。
また、上記のSUVに次いでリセールバリューが高いのが意外にもVクラスです。
Vクラスはベンツ唯一のワンボックスタイプで、新車価格は約770万円~。
現行モデルはほぼ100%の残価率を誇り、5年落ちでも全グレード平均残価率59%と健闘しています。
Gクラスの場合、圧倒的な需要から10年・20年落ちでも数百万円の価格が付くケースが珍しくありませんが、その他の車種はいくらベンツと言えども売り時やリセール仕様について考える必要があります。
5年落ちでも高く売るためにはどんなポイントをチェックすればよいのでしょうか?
5年落ちベンツのリセールバリューを上げるポイント
ベンツをリセール前提で購入するなら、以下の条件に当てはまるものを探すのがおすすめです。
- ボディーカラーは白
- オプション装備が付いているもの
- グレード上位
- モデルチェンジ前
ベンツに限らず言えることですが、中古車市場ではボディーカラーは好みの分かれないベーシックなものに需要が集中します。
ですので、こだわりがないのであれば白もしくは黒を選ぶのがよいでしょう。
ベンツではホワイトパールが高値になりやすく、きれいにメンテナンスされていれば売却時に+評価となります。
また、純正のオプションパーツを装備していることも高価買取には必須条件です。
特にサンルーフや本革シートといったオプションは付けて損はありません。
これらにシートヒーターなどが追加された「ラグジュアリーパッケージ」は高級感がさらに高まり、買取ではかなりの高評価を得られるでしょう。
ベンツを含む輸入車の基本的な考え方として重要なのは、型落ちになりリセールが下がり出したら止まらないということ。
つまり、現行モデルの売れ筋仕様を買うのがベースとなります。
どのモデルでも高く売る時期を逃さないために、モデルチェンジの時期はこまめに確認しておくことが大切です。
さらに、5年落ち以上のベンツでもできるだけ高く買取してもらうには、売却先も慎重に選ぶ必要があるでしょう。
どこに出してもある程度の価値が付くとは思いますが、大事な愛車ですからより適正に評価してくれる「輸入車専門買取店」の利用がおすすめです。
より高くベンツを売却するなら「輸入車専門買取店」がおすすめ!
ベンツは輸入車専門買取店、特に高級輸入車を専門としている業者へ売却するのがベストです。
一般買取と高級輸入車買取では、単に車に関する知識量だけでなく抱えている顧客層にも大きな違いがあります。
通常の買取の場合、基準となる中古車相場を参考に車の状態を評価して、買取価格を算出するのが一般的です。
一方、専門買取では顧客のニーズにピンポイントで合った車があれば相場以上の金額でも買い取って売却するため、条件さえ合えばかなりの高値になる可能性があるでしょう。
新横浜にあるFirstでは高級車専門の買取・販売を行っており、輸入車の買取も豊富な実績があります。
ベンツの売却をお考えの方は、ぜひ一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回は、ベンツのリセールバリューは落ちにくいのが特徴!5年落ち残価率とより高く売る方法を徹底解説いたします!というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
輸入車は国内での需要が限られているため、リセールバリューが下がりやすい傾向があります。
そんな中、ベンツは認知度の高さに加え性能やデザイン性が支持を集めており、リセールバリューが落ちにくいのが特徴です。
とりわけ、Gクラスは昨今の世界的な流行もあり5年落ちでも80%前後という驚異の残価率を誇っています。
それ以外の車種もモデルチェンジの影響こそありますが、それでも50%程度の残価率であり、輸入車としては高いリセールバリューを保っていると言えるでしょう。
ただし、ベンツにもリセール仕様があり、売却を前提するならばボディーカラーやオプション装備などは購入時に意識する必要があります。
そして、5年落ち以上でもより高く売却したい場合は、高級輸入車専門買取店に依頼するのがベストです。
専門買取店なら一般の買取店とは違った知識量や流通ルート、顧客層によって、想像以上の高値が期待できるでしょう。
さて、新横浜にあるFirstは高級輸入車の高価買取にも力を入れております。
ベンツの売却を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。