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ランクルの残価率は一体どのくらい!?なぜ人気があるの?ランクルの魅力と驚異的な残価率を徹底解説していきます!

2022 / 6 / 27 (Mon)

車の豆知識

はじめに

みなさんこんにちは!

いつもFirstのブログをご覧いただきありがとうございます。

神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。

ランドクルーザーと言えば通称ランクルと呼ばれていることは皆さんご存知だと思います。

日本のクロスカントリー車界の中でも一際ゴツくて大きいものがランクルです。

それゆえにランクルは日本のクロスカントリー車代表と言えるでしょう。

元々古い年式も一部のランクルマニア層には人気がありましたが、ここ数年筆者が住んでいる地域では見ない日がありません。

幼稚園のお迎えの車にも数台。歩いていても数台。様々なカラーの「ランクル」を見かけます。

ランクルをたくさん見るため、あれ?ランクルってそんなにカラーバリエーションあるっけ?と疑問に思った方もいると思います。

後ほど書いていきますが、ランクルはカスタムカーとしてもかなりの人気があります。

14年ぶりにフルモデルチェンジをした新型のランドクルーザーに関しては納車がなんと4年待ちです。

あっ、と閃いた男性

そして日本のみならず海外でも需要と生産数が全くもって追いついてない程の絶大なる人気です。

確かにとてもカッコいいため人気があるのも納得ですが、どうしてそこまで高い人気が出ているのか。

また、驚異的に高い残価率をなぜキープすることができているのでしょうか?

今回の記事では高い残価率についてランクルの魅力と合わせて解説していきたいと思います!

まずはじめにランクルとはどんな車なのかを説明していきたいと思います。

ランクルとはどのような車?

ランクルは1955年にトヨタから誕生した本格クロスカントリー車です。

ランクルが森の中

きっと、大型SUV車じゃないの?と思った方もいると思います。

その認識でも合っていますが、ランドクルーザーは年代によっていわゆるSUV車寄りとも言えるし、クロスカントリー車寄りとも言えます。

一体どっちなの!と思う方もいるかもしれません。

ランクルだけではないですが、簡単にSUV車とクロスカントリー車の違いを説明したいと思います。

SUV車とは?

SUVは「Sport Utility Vehicle」の略で、スポーツ多目的車という意味です。

多目的の意味合いそのままに普段の生活の送迎や買い物などに対しても使い勝手が良いです。

またキャンプなどアウトドアレジャーの時などでも大きい沢山の荷物を積むことができます。

加えてキャンプなどで行くようなガタガタの整備されてない山道でも余裕で走れてしまう走行性能を持ち合わせているのです。

オープンカーでドライブ中の男女

一方で、各メーカーの各種類によって上記の特徴全てを持ち合わせていない車もあるため、一概には大きくて悪路を走れるからSUV車と言う訳ではありません。

SUV車にも「C-HR」などコンパクトSUV〜「ハリアー」などのミドルサイズSUVがある。

またクロスオーバーSUV〜クロスカントリーSUVまでサイズや用途によって種類が変わってきます。

つまり、SUVとは幅広い意味合いを持っていることを覚えておいてください。

クロスカントリー車とは?

通称クロカンと呼ばれていて、悪路での走行性能に特化されている四輪駆動車のことを指します。

岩場やガタガタの山道などの悪路やオフロードでも走行ができます。

また走行性能だけではなく、車のボディーもラダーフレームを用いて強固なボディーとなっているためちょっとやそっとの衝撃にも負けません。

特徴としては岩などの障害物などを避けるために車体が高くなっています。

また地面からタイヤへの衝撃を和らげて耐えられるようにするためサスペンションが用いられている。

これら2つの特徴を見てみると、SUV車の意味合いは幅広く、その中に「クロスカントリーSUV」があります。

いわゆる皆さんがイメージするSUV車と言われる車は高級SUV車だったりするのです。

またSUV車の様々な特徴の中でもコンパクト〜ミディアムサイズの「街乗り」に特化されている車だったりもします。

ハリアーなどを想像していただくと分かりやすいかもしれない。

クロスカントリー車、通称クロカンはランクルやパジェロなど「街乗り」と言うよりもアウトドア寄りのオフロード車という認識が分かり易いと思います。

スモールカーに乗っている4人

ランクルはクロカンであることは間違いないですが、年代によってクロカン寄り、または大型SUV寄りとして人気が分かれていました。

なぜ年式によって違うのかと言うと、実はランクルはランクルでも系統が3パターンあるからです。

現在皆さんが街などで目にすることが多いのは、ランクル60系以降だと思うのでここからは60系以降から書いていきたいと思います!

ランクルの3大系統

ヘビーデューティー系

悪天候や悪路走行など主に業務目的で、激しい衝撃に耐えられる車両の頑丈さがメインのランクル70系です。

ライトデューティー系

ヘビーデューティーの機能は備えつつ、もっと手軽にクロカン車を楽しむために快適な乗り心地がある。

また乗用車のようにこだわった内装を備えたランクル60系、ランクル80系、ランクル100系、ランクル200系があります。

ステーションワゴン系

今までのバン系統ではなくショートボディーをベースに快適な乗り心地と悪路走破性も備えているステーションワゴン系のランクル。

70系ワゴン、70系プラド、90系プラド120系プラド、150系プラド。

これら3つのタイプがあることにより、ランクルの商業的な部分に魅力を感じていた人も、逆に抵抗があった人にも「ランクル」の魅力が伝わりやすいです。

またどの年式においても人気を出すことができました。

他方で、現在中古車市場で発売されているのは主にライトデューティー系とステーションワゴン系です。

60系や70系80系が未だに販売されているという事は、走行距離もそれなりに過走行になっています。

中古車販売価格に1番影響すると言われている走行距離も10万キロを超えてしまっていて当たり前です。

星が5つ

しかしながら、100系200系の比較的新しい年式のランクルで10万キロ以上、15万キロ以上の走行距離でもしっかりと販売価格がついている。

そしてその結果、驚異的な残価率を誇っています!

では、続いて実際に中古車市場でのランクルを年式ごとに見ていきたいと思う。

さらにランクル200系以降、プラド120系以降は残価率も合わせて書いていきます。

中古車市場でのランクルの販売価格と残価率

ランクル60(通称ロクマル)

発売当時の新車価格は191.6万円〜367万円でした。

年式は古く、中古車市場での平均走行距離も20kmでしたが、まだまだ人気があります。

現在の中古車販売価格は99万円〜460万円。

1番市場に多い価格帯はなんと350万円〜450万円でした。

30年以上前の車とは思えない程のリセールバリュー(残価率)の良さです。

ランクル70(通称ナナマル)

発売当時の新車価格は366万円でした。

そして現在の中古車販売価格は150万円〜699万円です。(復刻版は含んでいません)

最高金額はなんと699万円です!

グレイの見積書カバー

実は歴代の中でも1番ファンが多く、70系こそランクルと思っている方々が多いランクル70。

2014年には1年間限定で復刻版が出る程の人気です。

古い車なので、もちろん走行距離もガッツリ伸びてしまっていますがそんなことも関係なく中古車として、しっかりと金額がついています。

そのため中古車から、また中古車として売却をしても今のところは残価率もしっかりと高いままをキープできるでしょう。

ここでまた新たに70系の復刻版が発売された場合にはもしかしたら残価率が今よりも低くなる可能性があります。

ランクル80(通称ハチマル)

発売当時の新車価格は207万円〜431万円でした。そして現在の中古販売価格は120万円〜649万円です。

ランクル80系はオフロードだけではなくオンロードへの走行性も重視され、高級感も80系辺りから意識されるようになりました。

そのためランクルの武骨な部分だけではなく高級感を求めるユーザーにもヒットしました!

こちらも25年以上前の車とは思えない程の高値で現在販売されていて、残価率もしっかりと高いままキープしています。

ランクル100

発売当時の新車価格は422万円〜596万円でした。現在の中古車販売価格は108万円〜699万円です。

ランクル100系は80系で備えた高級感を更に全面に出し、武骨よりの見た目から高級感のある見た目や内装に完全にシフトしました。

60や70に比べて乗り心地も良くなっているので「クラッシックランドクルーザー」のファンのみならずファミリー層など幅広いファンを獲得しました。

新しい方と言っても既に新車発売から20年以上経っていますが、高い残価率を誇っています。

ランクル200

発売当時の新車価格は482万円〜697万円でした。

現在の中古車販売価格は247万円から最高額はなんと1035万です。

平均残価率は3年落ちで94%、5年落ち残価率はなんと102%、7年落ち残価率は68%とかなり高い残価率であることが分かります。

ポイントは3年落ちから5年落ちにかけて残価率が上昇していることです。

NO1のポーズの女性

ここ数年のブームや輸出の際の関税の関係もあり一気に上がっています。

状態や走行距離などにもよっても1000万を優位に越えてしまっているのです。

まさしく驚異的な残価率を誇っています。

ランクル300

発売当時の新車価格は510万円〜800万円でした。

現在の中古車販売価格は1648万円〜2250万円です。

発売されてもうすぐで1年とまだ日が浅いため、中古車として販売されている車もほぼ状態の良い新古車の状態のようなものが多い。

ここで注目して欲しいのは、発売当初の価格よりも明らかに高く中古車市場で販売していることです。

残価率は100%どころか200%をこえています。

元々新車価格も高級車思考ではありますが、中古車市場では1000万を優位に超えていて、一般人が気軽に手を出せる値段ではなくなっています。

しかしそれだけ4年も待つくらいなら高くても良いから早く欲しいと思うユーザーが多いと言うことです。

今のランクルは日本1リセールバリューが高い車と言っても過言ではありません。

続いてランクルの弟分であるプラドについても見ていきたいと思います!

ランクルプラドについて

ランクルプラド70

発売当時の新車価格は200万円〜322万円でした。現在の中古車販売価格は99万円〜438万円です。

ランクルプラド70系はランクルの一種として発売されていたランクルワゴンから初めて「プラド」として独立しました。

形が現在のプラドよりではなく60〜80までのランクル寄りの武骨さを備えているので、武骨さが好きなファンにはたまらないボディをしています。

1990年代に発売されているため走行距離が20万キロをこえている車体が多いですが関係なくこちらもしっかりと価格がついています。

ランクルプラド90

発売当時の新車価格は250万円〜364万円でした。

現在の中古車販売価格は72.4万円〜419万円です。

90からだいぶ見た目的にもプラドのイメージに近づき乗用車的な4WDへと変貌をしました。

黒い車と女性がガッツポーズ

中古車市場でもまだまだ需要はしっかりとあるため、これだけ年数が経っていても残価率は高いままをキープしています。

ランクルプラド120

発売当時の新車価格は277万円〜436万円でした。

現在の中古車販売価格は110万円〜399万円です。

90系から完全に乗用車向きとなったプラドは120系には操縦安定性、乗り心地、静寂性が向上しました。

サイズもランクルよりも小さい為、ランクルは大きすぎるから普段使いには使いにくいといった方のニーズにもしっかりとマッチしてファンを獲得しています。

ランクルプラド150

発売当時の新車価格は315万円〜554万円でした。

現在の中古車販売価格は189万円〜688万円です。

現行のプラドとなる150系は発売から今年で11年目となり前期、中期、後期に渡ってファンを魅了し続けています。

残価率の平均は3年落ちで90%、5年落ちで残価率88%、7年落ちでもなんと残価率75%の高い残価率を誇っています。

もちろんグレードによっても変わってきますが、基本的には全てのグレードで安定した高い人気を得ているので残価率も安定していてしっかりと残っています。

見ていただくと、プラドと比べてランクルの方が驚異的な残価率を誇っていることが分かると思います。

ランクルは何故ここまで驚異的な残価率を誇っているのか?

はてなの女性

なぜここまでランクルの残価率が高いかというと、ランクル300系のように新車の納車が4年待ちであったりすること。

また60〜80までの台数が少なくなってきていることも要因となっていて、つまり「需要に対しての供給が少ないから」です。

反対にプラドは現行であっても納車待ちは通常通りなので、わざわざ高く現行車を買う必要もありません。

現行車が人気な理由は分かりますが、なぜ普通なら走行距離問題や年式問題で残価率は低くなっていくはずの古い車が今でもしっかりと高いままなのでしょうか。

続いてランクル60〜80、プラド90〜120がなぜ高い残価率をキープできるのか?

その理由を説明していきたいと思います!

古いランクルやプラドは何故ここまで残価率が高いのか?

カスタムカーにおける人気

60〜80系までのランクルや、ランクルプラド90〜120系辺りはもちろん根強いファンがいます。

それに加えて、カスタムカーとしても現在とても人気がある。

その年代のランクルやプラド、またハイラックスサーフなどのカスタムを販売することを専門している業者が存在します。

車の裏から整備をしている男性

カスタムをしているので当然プラスの金額になっています。

それもランクルの残価率を高くしている要因となっています。

海外輸出

ランクルやプラドはその強固なボディや走行性能で日本のみならず世界でも人気があります。

特にプラドは海外で絶大的な人気を誇り、現在170国以上の国で使用されていて、どの国でも高い支持率を得ています。

アウトドアブーム

近年のアウトドアブームによりSUV人気に拍車がかかっていることはご存知だと思います。

ランクルも例外ではなく、特に古いランクルのいかにもアウトドアに合う見た目はぴったりです。

走っている車とブレーキランプ

今までランクルに興味が湧かなかったユーザーにも広く興味を持たれることになりました。

そのため需要は右肩上がりで残価率も下がることはなく、一定数をキープしています。

以上3つの理由が主に古いランクルやプラドも残価率が高い理由です。

納得していただけたでしょうか?

終わりに

前半はランクルについての説明、後半はランクルの残価率とランクルの人気について書いていきました。

一言で「ランクル」と言っても年式によっても魅力は変わり、様々な顔を持っています。

それが何年にも渡り様々なファンを魅了し続けている理由ですね。

ランクルの残価率の高さにもしっかり理由があって、そこが崩れることさえなければ、しばらくは驚異的な残価率をしっかりとキープすることができるでしょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

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