ランドクルーザープラド(ランクルプラド)の残価率はどのくらい?圧倒的に残価率が高いといわれる理由・より高く売る方法とは?
2022 / 10 / 21 (Fri)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
今回は、トヨタの中で最も人気の高い車種のひとつである、ランドクルーザープラドについてその人気の秘密や気になる残価率について徹底解説していきます。
悪路にも強いことで知られるランドクルーザープラド。
その歴史は長く、デビュー当時より多くの人々から愛されてきました。
ランドクルーザー70系の派生車種として誕生したランドクルーザープラドは、ランドクルーザー特有のオフロードの走破性はそのまま継承。
オンロードでの走行安定性や静粛性が高められ、よりカジュアルに楽しめるモデルとして開発されました。
そんなランドクルーザープラド(通称ランクルプラド)は、国内のみならず海外で非常に高い人気を誇っているため、国産車の中でもトップクラスの残価率が期待できる車でもあります。
この記事では、ランクルプラドの残価率がどれくらいなのか、圧倒的に残価率が高いといわれる理由、より高い値段で売却する方法などについて詳しく解説しています。
ランクルプラドの売却をお考えの方はもちろん、これから購入を考えている方もぜひ参考にしてみてくださいね。
でははじめに、ランクルプラドとはどんな車なのか、簡単にご紹介しましょう。
ランクルプラドってどんな車?
トヨタの代表的なSUV車でもあるランクルプラドの歴史は長く、初代は70系ランドクルーザーのワゴンタイプがマイナーチェンジを行い、1990年に登場したのが始まりです。
悪路にも強い走りが特徴で、街乗りも気軽にできるサイズ感で人気を博しました。
ランクルプラドはガソリン車とディーゼルエンジンの2つのタイプからエンジンを選ぶことが可能で、
そういった面も、好みの走り心地を追求したいというユーザーの心を掴んだと言えます。
ランクルプラドとよく似た名前の「ランドクルーザー」との大きな違いは、車体のサイズ感と排気量です。
新しいモデルを参考に比べてみると、ランクルプラドのほうが一回り車体が小さく、より街乗りしやすいモデルとなっています。
それでは、気になるランクルプラドの残価率が実際にどれくらいなのかを見ていきましょう。
ランクルプラドの残価率はどれくらい?
トヨタの数ある車種の中でも人気が高いといわれるランクルですが、実際のところ残価率はどれくらいなのでしょうか?
まずは「そもそも残価率とは?」というところから解説していきます。
残価率(リセールバリュー)とは?
残価率とは、車を売却する際の中古車市場における車の価値のことです。
中古車の相場は、株式と同じく市場の需要と供給によって変動するため、中古車市場での需要が高く、流通台数が少ない車が残価率の高い車となります。
国産車の一般的な残価率は、新車購入から3年経過・走行距離3万キロ程度で、新車価格の40~55%であると言われています。
つまり、この数字より残価率が高い車を購入すると、乗り換え時にかかるトータルコストを安く抑えることができるというわけです。
ランクルプラドの残価率は?
残価率は中古車として高く売れるかどうかで決まるため、年式によって大きな差が生じることもあります。
ランクルプラドの残価率は、年式によってどの程度変化するのかを見ていきましょう。
なお、残価率はグレードやボディカラーなどによっても異なりますが、下記の表は全グレード・全カラーの平均値となっています。
経過年数(年式) | 残価率 |
3年落ち(平成31年式・令和1年式) | 90% |
5年落ち(平成29年式) | 88% |
7年落ち(平成27年式) | 75% |
10年落ち(平成24年式) | 48% |
いかがでしょうか?
上記の表を見て、えっ!?と驚かれた方も多いかもしません。
記載のとおり、ランクルプラドは3年落ちで90%、10年落ちでも3年落ちの国産車の一般的な残価率と同等程度という、驚異的な残価率を誇っていることが分かります。
この圧倒的な残価率の高さの背景には、どのような理由があるのでしょうか?
ランクルプラドの残価率が高い理由
国産車の中でもトップクラスの残価率を誇るランクルプラドですが、残価率が高い理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
①海外で非常に人気がある
ランクルプラドは、今や世界170ヶ国以上の国と地域で使用されており、どの年式のものであっても必ず需要があると言っても過言ではありません。
ランクルプラドが世界中で人気を集めているのは、過酷な条件下でも問題なく走行できる高い走破性や車体剛性、壊れにくさなどが高く評価されているためです。
また、ランクルプラドはラダーフレームを使用していることによって、万が一ボディが潰れてしまったとしても、フレームさえ無事であれば走り続けることができます。
日本に比べ、舗装されていない悪路を走行することが多い海外では、こういった車が特に重宝されやすくなっているのです。
海外では車は修理しながら長く乗るものだと考えられているため、日本ではほとんど値段が付かないような低年式・多走行の車であっても、人気の車種であれば高値で取引されることが多くあります。
さらに、海外では日本車が新車で購入できなかったり、新車を輸入する際、税金が上乗せされることなどから、中古車の需要が高くなりやすい傾向にあります。
つまり、海外で人気のある車種は、残価率が高くなりやすいのです。
②古いモデルでも需要がある
ランクルプラドは、マイナーチェンジなどは何度も実施しているものの、これまで大きくデザインを変えていません。
こういった車種は中古車であっても古さを感じにくく、中古車に乗ることに抵抗がなくなるため、中古車の人気が高くなりやすい傾向にあります。
デザインを大きく変更しなくても車としての価値を高め続けることができるのは、ランクルプラドの基本的な性能の高さがあってこそだと言えるでしょう。
こういった理由から、ランクルプラドの残価率には、通常の中古車が一番気にすべき年式や走行距離などが他の車種ほど大きく影響しないという特徴があります。
また、30年間基本設計が変わらないことで修理がしやすいことも、中古車であっても安心して乗ることができる理由となっている。
さらに、ランクルプラドは古いモデルであっても熱狂的なファンがいることで、残価率が高くなりやすい車でもあります。
中でもランクルプラド70系、90系は中古車市場でも人気の高いモデルとなっているのです。
ランクルプラド90系は、高い悪路走破性を持ちながらも高級感のある内装が特徴で、乗用車と硬派なオフロード車のバランスが取れたモデルとなっています。
また、日本で販売されたランクルプラドの中で、最後にMTが設定されたモデルでもあることは忘れてはいけません。
特に、平成8~11年にかけて販売されていた前期型の人気が高く、希少価値も高いため、残価率が高くなりやすい傾向にあります。
③新車の販売台数が限られている
ランクルプラドは新車販売台数が限られているため、中古車の流通台数が少ない傾向にあります。
その一方で、新車価格が高額であることから中古車を希望するユーザーも多く、海外での人気も非常に高いため、中古車の需要は非常に高くなっています。
つまり、ランクルプラドは、中古車流通台数が少なく中古車市場での需要が高いという、残価率が高い車の条件を全て満たしているのです。
前述のように残価率が高いランクルプラドですが、もし売却するのであれば、メリットを最大限活かしてできるだけ高い値段で手放すのが理想的です。
最後に、ランクルプラドをより高値で売却する方法をご紹介しましょう。
ランクルプラドをより高値で売る方法
海外販路を持つ中古車買取業者を選ぶ
車を高く売るために最も重要なのは、どの中古車買取業者を選ぶか?ということ。
ランクルプラドのように海外で人気がある車の場合、海外への輸出ルートを持つ中古車買取業者に売却することで、高価買取へとつながりやすくなります。
とはいえ、海外への販路も中古車買取業者によって様々であるため、ランクルプラドがより高く売れる販路を持つ中古車買取業者を見極める必要があるでしょう。
下回りの状態をチェックしておく
※下回りとは、自動車のエンジンの最下層にあるコンロッド・クランク・クランクケースの総称をいいます。
他の車種に比べ、年式や走行距離が残価率に影響しにくいランクルプラドですが、下回りの状態は買取価格に影響しやすいためチェックしておく必要があります。
悪路走破性に優れているという特徴から降雪地域で好まれやすいランクルプラドですが、融雪剤による下回りや足回りの錆には十分注意しておきましょう。
また、リフトアップをしていたりオフロードタイヤを装着している場合は、下回りが損傷しやすくなっています。
併せて確認しておくことをおすすめします。
傷やへこみは修理せずに査定に出す
車は査定に出す前に汚れを落とし、きれいな状態にしておくことが望ましいですが、傷やへこみがある場合は修理せずにそのまま査定に出すようにしましょう。
特に、オフロードを走行することが多いランクルプラドは、傷やへこみがあることも多いかと思いますが、傷やへこみがあることによるマイナス分よりも、修理費用の方が高くなってしまうことも珍しくありません。
また、修理費用を抑えようと自分で修理をするのも危険です。
これは、自分で修理したものの、中古車買取業者が手直しが必要であると判断した場合、一から修理するよりも手間がかかり、マイナス評価につながりやすくなるためです。
傷やへこみは気になるかと思いますが、修理せずに査定に出すようにしましょう。
モデルチェンジ前に売却する
車を高く売るためには、モデルチェンジの時期を把握しておくことが重要です。
モデルチェンジが実施されると新型モデルに人気が集中し、中古車市場に旧型モデルが数多く流通することで飽和状態となり、残価率が下落してしまう傾向にあります。
つまり、モデルチェンジが実施され、新型モデルが発売される前が一番高く売れる時期となります。
ランクルプラドのモデルチェンジは、2022年後半になると予想されていましたが、国内仕様モデルの投入は2024年夏以降に延期となりました。
ランクルプラドのモデルチェンジが延期になったのは、2021年にフルモデルチェンジしたランクル300の納期と重なっていることが原因ではないかと言われています。
ランクルプラドの正確なモデルチェンジの時期はまだ発表されていませんが、高値での売却を狙っている方はモデルチェンジの時期に注目し、モデルチェンジ前に売却することをおすすめします。
おわりに
国産車の中でも人気の高いランクルプラドは、海外でも非常に高い支持を得ているため、他の車と比べ残価率が高い車種となっています。
また、ランクルプラドは年式や走行距離が買取価格に影響しづらい希少な車種です。
もし売却をお考えの場合はいくつかの中古車買取業者から見積もりを取り、より高値で買い取ってくれる業者を見極めるようにしましょう。
ランクルプラドの購入や売却をご希望の方は神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にご相談ください。
Firstでは、お客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
皆さまにとって最高の出会いとなるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。