ローンが残っている車を売りたい人必見!下取りの極意を徹底解説いたします!
2022 / 3 / 9 (Wed)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもFirstのブログをご覧いただき、ありがとうございます^^
「ローン支払い中の車って売れるの?」
「車を買い替えたいけれど、ローンの支払いがまだ終わっていない…」
こういった疑問や悩みを持っている方は多いと思います。
でもですね、ローン残債のある車でも必要な手続きをすれば売却出来ることをご存知でしょうか?
ただし、車の所有権を変更する必要があったり、ローンを完済できるかどうかで対応方法が変わったりするなど、注意すべき点が幾つかあります。
ほとんどの場合、売却先の業者がさまざまな手続きを代行してくれますが、必要な対応については自分でもある程度把握しておいたほうが安心です。
また状況によって注意点や必要書類が異なるので、事前にしっかりチェックしておいた方がベストです。
そして今回の記事ではローンが残っている車を下取りに出す際の極意について解説をしていきます。
とても興味深い話だと思いますので最後まで読んでみて下さい。
それではさっそく、一番重要なポイントからみていきましょう。
まず最初に、車の所有権を確認しておく
ローンが残っている車を売る場合、まずは売りたい車の名義が誰になっているか(所有権)を確認する必要があります。
所有権とは、車を所有している人が持つ権利のことを指します。
つまり、車を売る権利は、原則としてその車の所有者にしかないということです。
車の所有権はローン契約をして乗車している人にあるとは限りません。
ローンを契約して車を購入した場合、すべて返済するまで車の所有権はローン会社にあることが多いのです。
車の所有権がどこにあるのかによって、売却方法が以下のように変わってきます。
①所有者が本人または家族にある場合
→所有権解除・名義変更をすることなく売却が可能。
この場合、乗り替えの選択肢は以下の通りです。
- 手持ちのお金でローンを完済し、新しい車を購入する
- 車を売却し、そのお金をローン返済や新しい車の購入に充てる(※車を売却した後のローン残債は、一括返済または今のペースで返済)
- ローンの残債と新しい車の購入費用を合算して、新しくローンを契約する
②所有者が上記以外にある場合
→ローン残債を支払い、売却先の業者に名義変更をしてもらう必要がある。
この場合、乗り替えの選択肢は以下の通りとなります。
- 手持ちのお金でローンを完済し、新しい車を購入する
- ローンの残債と新しい車の購入費用を合算して、新しくローンを契約する
車の所有者が誰かを確認するためには、自動車検査証(車検証)の中段あたりに記載されている「所有者の氏名または名称」をチェックしましょう。
「使用者」ではなく「所有者」の確認が必要なので注意をしてくださいね。
自分名義でも「所有権の留保」が契約書についていないか確認
信販会社による所有権の留保とは、ローンの支払いが滞った時のために、車が担保になっているということです。
その場合は、本人名義の車であっても、ローンを返済するまでは自由に売却することはできません。
車の名義が自分になっていた場合でも、「車の所有権の留保」がついていないか契約書を確認しておきましょう。
「所有者の氏名又は名称」が自分の名前になっていて、かつ所有権の留保もない場合は、自由に売却することができます。
ローンは当初の計画通りの金額で返済してもいいですし、車を売ったお金で繰り上げ返済してもいいでしょう。
「所有権の留保があるのかどうか、契約書を見てもよく分からない」という方は、ローン会社に電話で問い合わせてみてください。
ローン残債と下取りの査定額を比較する
ローンが残っている車を下取りに出す際は、その売却によって得られる利益でローンを完済できるかどうかが大きなポイントとなります。
この時点でローンを完済できれば買い替えもスムーズに進みますが、完済できない場合は、ローンの残高を新しい車のローンに組み入れるといった対応が必要になります。
下取り金額がローン残高を上回る場合
この場合は古い車のローンを完済できますし、ローン残高を上回った下取り額が新しい車の購入代金から割り引かれます。
実際にはローンの残高がある程度少ないケースでなければ、この時点で完済することは難しいことが多かもしれません。
下取り金額がローン残高を下回る場合
この場合は、下取りによる売却益でローンを完済することはできません。
車を売却するには、別途資金を用意して残っているローンを完済するか、新しい車のローンに古い車のローンを組み入れる必要があります。
実際にはこうしたローンはさまざまな商品が販売されており、中古車販売業者で手続きすることができる。
ローンの種類などは業者により異なりますが、基本的には下取りに出した車のローン残高を新しい車のローンへと組み替えることが可能です。
それではここからは、売却金でローンを完済できる場合、完済できない場合それぞれの売却手順についてもう少しくわしく見ていきましょう。
売却金でローンを完済できる場合の売却手順
ここからは車の売却額でローンを返せる場合について説明していきます。
車の売却額がローン残債を上回る場合、問題なく売却ができると考えてください。
車の売却額でローンを返すことで、名義を変更して車を手放すことができるようになるのです。
上回って残った分のお金は、手元に入ってきます。
また、多くの場合、ローン返済や名義変更の手続きをまとめて売却先の業者が行ってくれます。
本来は売却よりもローンの返済が先に必要そうに思えますが、売却と名義変更を同時に対応してもらえば問題ありません。
実際に車を売る際の流れを簡単に示すと、以下のようになります。
【ローンを返済して車を売る際の流れ】
- 売却先の買取業者やディーラーに、ローンが残っている旨を伝える
- 車の査定をしてもらう
- 査定額を踏まえ、業者がローン返済と名義変更の手続きを行う
- 返済額を上回ったお金があれば業者から受け取る
たとえば、30万円のローンが残っている車を買取業者に50万円で買い取ってもらうとします。
その場合、「50万円-30万円」で算出される差額の20万円が手元に戻ります(別途手数料がかかる場合があります)。
この際、ローン会社への残債分の返済とローン会社から買取業者への名義変更の手続きは、売却先の買取業者が行ってくれることが一般的です。
つまり自分への名義変更はスキップされます。
手続きを進めてもらう際は、車検証が必要になるので用意しておきましょう。
また、他に「所有権解除照会」「所有権解除依頼書」などの書類が必要になる場合があるので、売却先業者の指示に従って用意してください。
ここまでで見てきたように、手放す車の査定額がローン残債より多い場合は、問題なく売却の手続きを進めることができます。
そして最後に差額を受け取れば売却完了です。
ただし、車の売却額よりもローン残債が多い場合は別の対応が必要になります。
それについては以下で確認していきましょう。
ローンを完済できない場合の売却手順
車の売却金額よりローンの残債額の方が多い場合は、残ったローンをすぐに支払えば問題なく車を売却することができます。
ただし、ローンが残っているが手持ちの現金がない場合は、ローンを組み直して支払っていく必要があります。手順を以下で確認してみましょう。
【借り換えをして車を売る際の流れ】
- 売却先の買取業者やディーラーに、ローンが残っている旨を伝える
- 車の査定をしてもらう
- 査定額を踏まえ、業者がローン返済と名義変更の手続きを行う
- 新たにローンを組み直す
- 残ったローン(と新たな車のローン)を返済していく
残ったローンを一時的に業者が立て替えて車の名義変更を行うことになります。
なお、ローンの組み直し(借り換え)には以下のようなパターンがあります。
<パターン1:売却先で新たに車を購入する場合>
→残ったローンを新しい車のローンに上乗せして組み直す
<パターン2:売却のみの場合>
→残ったローンを新たに組み直す
それでは次のところでは今までとは異なった場合のローンのケースです。
残価設定型ローンの場合はどうなるの?
最近多いのが「残価設定型ローン」といわれるローン型式です。
これは、契約する時に3年後、5年後の残価(下取査定額)を設定し、その額を差し引いた価格でローンを組むというもの。
下取りを前提としているので、ローンが満了しても所有権は自分のものにはなりません。
しかし、月々の返済額が小さくなるので、気軽に車を購入することができることはメリットかもしれません。
そんな中、注意点としてはローンの金利は残価を引く前の価格に対してかかるので注意が必要です。
こうした残価設定型ローンの車でも、売却は可能です。
ローンの残債と残価が同じくらいになった時に、残価よりも高く売ることができれば、いくらか手元に残すこともできるでしょう。
ただし、この場合も所有権保留解除の手続きが必要となりますので、手数料や手続き費用についても事前に確認しておくのがおすすめです。
それでは次のところではローンを払っている車をできるだけ高く売る方法について解説していきます。
ローン中の車を高く売るコツ
車の売却額とローン残債のどちらが大きいかが、売却を判断するうえでの一番のポイントとなります。
つまり、査定額をどれだけ上げることが出来るかがとても重要なのです。
売却先の業者や売却する時期・タイミングなどによって査定額は変わります。
それでは、できるだけ高い査定額で売却するためにはどのようなコツがあるのでしょうか?
今回は3つご紹介していきますね。
一括査定サービスを利用する
車を高く売るおすすめの方法のひとつが、一括査定サービスです。
そもそも車を売る際には、ディーラーによる下取りではなく車買取業者による買取を選ぶ方が高額買取が期待できます。
その前提として、買取業者に車を売る場合でも、どの業者を利用するかによって査定額が変わります。
そんな際に便利なのが、一度に複数の買取業者に査定を依頼できる「一括査定サービス」です。
複数の業者に査定をしてもらうことで、より高い金額で車を買い取ってくれる業者を見つけることができます。
一括査定サービスのメリット・デメリットをより詳しく知りたい方は、以前のブログにも詳しくご紹介していますので、ぜひそちらも読んでみてくださいね。
車の買取一括査定はメリットだけではない!?デメリットやその対処法について徹底解説いたします!
高く売れる1~3月と9月を狙う
車にも高く売れる時期やタイミングがあるのをご存じでしょうか?
実は、1~3月と9月が高価買取のチャンスなのです。
車の需要が高まる時期にあわせ、買取業者が在庫を確保するために少し高い金額をつけてでも車を買い取ろうとするからです。
ただし、車の価値は時間が経過するとともに下がっていくため、なるべく早く売却するのが大事です。
その中で可能であれば高く売れる時期への調整をしてみてください。
査定までに車を綺麗に掃除しておく
査定を受ける前に、車を掃除しておきましょう。
車を掃除しても査定額に大きな変化があるわけではありませんが、無意味というわけでもありません。
ピカピカに保たれた車は、査定士からの印象が確実に良くなり減額を防ぐことができます。
また、査定時に「査定士に嘘をつかない」「純正オプションはアピールする」の2つのポイントを実行すればトラブルに遭うことなく高価買取を狙うことができます。
おわりに
さてここまで、ローンが残っている車を売りたい人へ向けて下取りの極意を解説してきましたがいかがだったでしょうか?
ローンが残っている車でも下取りに出したり売却したりすることは可能です。
ただし、売却をする際に以下の2点を確認しておくことが大切です。
- 所有権は誰にあるのか
- 売却額でローンは完済できるのか
くれぐれも、無理な返済計画にはならないように注意しましょう。
ローンを完済するためにも、車を高く売るコツをおさえて実践して頂けたら幸いです。
そんな中、Firstではお客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?と思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!