軽自動車の寿命は何年くらい?実は走行距離がポイントです。走行距離の重要性も交えて徹底解説していきたいと思います!
2022 / 6 / 19 (Sun)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます^^
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
皆さん軽自動車に対するイメージってどんなイメージをお持ちですか?
使いやすい。壊れやすい、セカンドカーなど、様々なイメージがあると思います!
そもそも軽自動車とは排気量660cc以下の三輪、または四輪駆動車のことを指します。
コンパクトカーと一見似ていますがコンパクトカーは白色のナンバー、軽自動車は黄色いナンバーと覚えておくと分かりやすいかもしれません。
使いやすさで言うと、抜群に小回りがきいて運転もしやすいため道が狭い地域でもスイスイ行けて便利です。
また、税金も安いから普段の買い物やお子さんの送迎などに使うため、2台持ちでセカンドカーにしているご家庭も多いと思います。
車がないと不便な地域では数台持ちが当たり前で生活していくのに軽自動車は必須アイテムです。
そんな中、一般的な車の寿命に対して軽自動車の寿命は短いのでしょうか?それとも変わらないのでしょうか?
そのような軽自動車の寿命について今日は徹底解説していきたいと思います!
まず一般的な車の寿命について何年くらいで廃車になってしまうのかについて解説をしていきます。
普通乗用車の寿命は何年??
一般的に車の寿命は新車登録から10年程度と言われています。
しかし実際には車の性能はどんどん良くなり、更に耐久性も強くなり10年〜15年程度が寿命とされている。
つまり平均すると13年程度は余裕で乗れてしまうのです。
しっかりとメンテナンスをしていたら20年間乗れる自動車も珍しくありません。
何故こんなにバラつきがあるのかと言うと車の乗り方や、走行距離によってかなりの差が出てきてしまうからです。
特に車の寿命には走行距離がかなり密接に関わっています。
寿命が10年までと言われていたのは新車購入をしてから10年目の走行距離の平均が10万キロ程度と言われているためです。
現在では15万キロ以上走れる車が珍しくないため、「車の寿命が伸びた」と言われています。
ではなぜ基本的に10年で走行距離10万キロが寿命とされているのでしょうか?
走行距離10万キロが寿命とされてしまう理由
車の売却を考えた時に、年式と言うよりも10万キロ辺りから目に見えてリセールバリューが一気に下がります。
車は消耗品なため、走行距離が伸びれば伸びる程に部品の消耗が早くなりますよね。
もちろん年式も重要ですが、年式がわりかし新しくても走行距離が平均よりも伸びすぎていると価値がかなり下がってしまいます。
1年1万キロが平均と言われていて、10万キロを超えると寿命が近づくため買取が難しくなります。
その結果として査定額がつかなくなってしまい価値がゼロになってしまうのです。
平均的に車の寿命は伸びたものの、やはり10万キロ以上の車に対してのリセールバリューは厳しいということは覚えておいて下さい。
そしてさらに走行距離10万キロを超えてしまうと税金も高くなってしまいます。
13年目には自動車税と重量税が一気に高くなる
新車購入から13年目の自動車税と重量税の増額負担は経済的にかなり大きいものとなっています。
まず増税される理由ですが、古い車は排気ガスを多く排出するため環境負担が大きくなる。
環境負担が大きい13年目以降の車に乗る人を、税金を高くして減らすのが目的となっています。
そのため13年目で廃車にしてしまう方が多く、その少し前となっている10年を目処に寿命と言われていることが多いです。
また純正の部品在庫は10年目サイクルで在庫がなくなってしまうことも問題です。
生産終了から10年を目安に車の部品は作られなくなってしまいます。
その結果として、そのまま廃車となってしまう場合も少なくありません。
10年目で部品をギリギリ交換しても12年〜13年、どんなにもっても15年にはまた部品交換を行わなくてはならないのです。
こういった理由から車の寿命は約10年、10万キロと1つの目安として考えられています。
では、反対に軽自動車はもっと寿命が長いのでしょうか?
軽自動車の寿命について
最初に正解を言ってしまうと「軽自動車の方が寿命が短い」です。
軽自動車の寿命は普通自動車の7割〜8割程度が寿命、軽自動車の廃車にする年数は12年、12万キロとされています。
(普通自動車の寿命が15年設定場合)
それではなぜ軽自動車は寿命が短いのでしょうか?
軽自動車の寿命が短い理由は主に2つあります。
軽自動車の部品やサイズの耐久性問題
軽自動車はボディサイズが小さいことはご存知だと思います。
また車のボディサイズを小さくする為に各部品も軽量化されていることをご存知でしょうか?
部品が軽量化されているため、耐久性も他の一般自動車に比べて弱くなってしまい寿命が短いとされています。
一方で、部品だけではなく軽自動車のボディサイズも寿命に大きく関わっています。
車は走行する時に「止まる、走る、曲がる」このような衝撃を繰り返している。
その時に軽自動車は小さな車体で全ての衝撃に耐えているため大きい車よりも耐久性が弱いです。
例えば軽自動車のNboxとコンパクトカーのフリードを比べてみます。
Nbox
- 全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mm
- 車両重量890〜1030kg
フリード
- 全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mm
- 車両重量1340〜1490kg
そもそも軽自動車とコンパクトカーはエンジンの重さの違いがあります。
エンジンの重さはコンパクトカーであるフリードの方が重く、全幅もフリードの方があり全長もフリードの方が圧倒的に長いです。
これがどうゆうことかと言いますと、軽自動車よりもコンパクトカーの方が安定性に長けているということです。
遠出に使う時も軽自動車よりもコンパクトカーの方が耐久性に長けています。
走行距離が伸びれば伸びるほど軽自動車は衝撃を小さな体で受けて消耗してしまうため、耐久性は不利になってしまうことを知っておいて下さい。
軽自動車は価値が一気に落ちてしまう
軽自動車の寿命が短いもう一つの要因は、普通車よりも価値が一気に下がってしまうところです。
軽自動車は他の一般自動車に比べて価格は元々安いですよね。
元々価格が安いのであれば、皆さん状態の良い車(新車)を選ぶと思います。
新車ならば確実に状態が良いため、わざわざ中古車を購入する必要がありません。
そのため普通車よりも中古品の需要が少なく価値がなくなるのが早いと言われています。
以上2つが主に軽自動車の寿命が短いと言われている原因です。
そんな中、ターボエンジンは通常よりも寿命が短いと言われてきました。
ここからはターボエンジンについて解説をしていきます。
ターボエンジンについて
ターボエンジンとは?
軽自動車にも通常のエンジンと、ターボエンジンがあります。
最近では様々な軽自動車がターボエンジンを採用している。
ターボエンジンは排気ガスの流れを使ってより多くの空気をエンジンに押し込み稼働させます。
ターボによって燃焼力が上がり、その結果軽自動車のような小さな排気量の車でもエンジン馬力が上がり、力強い走りをすることが出来るのです。
そのようなターボエンジンですがどうして寿命が短いのでしょうか?
ターボエンジンがの寿命が短い理由
ターボエンジンは、エンジンを稼働させるのに通常のエンジンよりも強い力が加わります。
エンジンにかかる負担が大きいため通常のエンジンよりもターボの方が壊れるスピードも早く、寿命が短いと言われている。
それではどうしたら軽自動車ターボエンジンの寿命を伸ばすことができるのでしょうか?
次のところではその方法を書いていこうと思います!
寿命を伸ばす方法
通常の軽自動車もターボでも、まずメンテナンスをしっかりと行っていくことで寿命を伸ばすことができます。
そしてここからはメンテナンスで特にやって欲しいことを4つ紹介したいと思います。
エンジンオイルの管理
軽自動車に限らずどの車にも共通して言えることですが、車を良い状態に保つためにもエンジンオイルの定期的な交換が必須です。
エンジンオイルは基本的には円滑に動かすための潤滑機能ですが、実はそれ以外にも機密性能、防錆性能、清浄性能など様々な役割を持っています。
軽自動車のエンジンオイルは3L程度までしか入れられません。
その少ないオイルでエンジンを機能させているため普通乗用車よりも必然的に負担が大きくなります。
特にターボエンジンの場合はシャフト回転をエンジンオイルで支えているためメンテナンスを怠ると致命的な故障に繋がる可能性があります。
そのため適切な時期でのオイル交換を絶対的に行ってください。
また車に適切なオイルを使うことも車の寿命には大切であり、特にターボ車には粘土の高いオイルを使うことを推奨しています。
合わないオイルを使うことで機能を十分に発揮できなかったり、寿命を短くする原因になってしまうため必ず適切なオイルを使用しましょう!
冷却水の管理
冷却水には不凍液、防腐剤、防錆剤などが含まれています。
そのため寒冷地や関東で気温が零度を下回る日でも凍ってしまうことはないです。
またエンジンが動いてる間にエンジンとラジエーターを常に循環しているためエンジンの熱を下げる役割を果てしてくれます。
一方で、冷却水は経年劣化と言うよりも使用頻度によって劣化していきます。
劣化してしまうとエンジンの熱を下げることができなくなりオーバーヒートしてしまったりエンジントラブルを引き起こしてしまう。
エンジンはいわば車の心臓部分のようなものです。
そのため寿命が短くなってしまわないように、冷却水をしっかりと定期的に交換することをオススメします。
消耗品の定期的なメンテナンス
主な消耗品はブレーキパッド、エアクリーナー、スパークプラグなどがあります。
ブレーキパッドは、ブレーキをかける度に消耗して薄くなってしまうものです。
実はブレーキパッドに関しては普通乗用車に比べて軽自動車の方が寿命が長く4〜5万キロでの交換となります。
そのくらいになるとブレーキをかける時に異音がするのでその頃に交換をしてあげて下さい。
またエアクリーナは、エンジンに空気を送る時にゴミや埃をキャッチして綺麗な空気を送る為の部品です。
汚れたままでいると、エンジン性能や燃費にも良し悪しにも関わってきます。
スパークプラグについてはガソリンの火付け役です。
スパークプラグの調子が悪くなってくるとエンジンの調子が悪くなり燃費が悪くなります。
普通乗用車の3〜4万キロに比べて、軽自動車は1〜2年と交換の時期が短いため注意が必要です。
タイヤ空気圧チェック
空気圧は高過ぎても低過ぎても実は車にとって負担になってしまいます。
軽自動車の場合車体が軽いので、空気圧が高過ぎるとクッション性に欠けてしまい路面のギャップの影響を受けやすくなってしまう。
また空気圧が低すぎるとタイヤが回りにくくなります。
そのため燃費も悪くなりますし、摩擦も起きやすくタイヤの寿命自体も短くなってしまうのです。
軽自動車に対してもそれぞれの車種によって適正空気圧があるのでしっかりとチェックし車の寿命を伸ばしましょう!
さて、メンテナンスをしっかり行っていくだけで寿命は格段と伸びますが、実は普段からメンテナンス以外でも注意して欲しいことがあります。
それは「荒い運転は絶対NG」です!
通常の軽自動車も勿論のこと、ターボ車は特に要注意です!
急加速、急発進など荒い運転は確実にエンジンにダメージを与えます。
長距離運転をしない方でもこのような運転を続けていくことで確実に寿命が短くなってしまいます。
安全にそして丁寧な運転を心がけることで確実に寿命を伸ばすことができますのでぜひぜひ安運転を心掛けて下さい。
終わりに
さてここまで軽自動車の寿命は何年くらいになるのかについて解説をしてきました。
それに加えて走行距離の重要性も交えて徹底解説してきましたがいかがだったでしょうか?
軽自動車の寿命は普通自動車と比べると短いです。
走行距離が伸びれば伸びるほどに部品が消耗されてさらに寿命が近くなっていきます。
また軽自動車の部品自体が普通乗用車に比べて軽くなっているため尚更寿命が短いと言われています。
それを踏まえると、軽自動車を乗るにあたっては2択だと感じます。
一つ目の選択肢としては、「丁寧に車を扱う。しっかりとメンテナンスをする。丁寧な運転をする。」
この3つを心掛けながら軽自動車を走行距離の寿命まで長く安全に乗ることです。
他方で、もう一つの選択肢としては軽自動車をリセールバリューがあるうちに査定に出してしまうこと。
もしも査定に出すのならば出来るだけ高額査定に繋げたいですよね?
そんな時は、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstにお任せ下さい。
Firstではお客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?
そう思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!