国産車よりもリセールバリューが低いのは外車って本当ですか?真偽を徹底解説していきます!
2022 / 3 / 19 (Sat)
車の豆知識
はじめに
こんにちは!いつもFirstのブログをご覧頂きありがとうございます!
今日は一見するとカッコよくて人気じゃないの!?と思う外車のリセールバリューについて書いていきたいと思います!
本当に外車って国産車よりもリセールバリューが低いのでしょうか?
結論を先に言ってしまうと、全部の外車に該当する訳ではないですが「YES」です。
それはどうしてなのでしょうか?
今回の記事ではその理由について詳しく説明をしていきます。
また国産車と外車のリセールバリューについても徹底解説をしていきますので最後まで読んでみて下さい。
まず初めに国産車と外車のリセールバリューがどれだけ違うのかを見ていきたいと思います!
リセールバリューの違い
国産車の場合で以下4車種を例として見ていきます!
- ランドクルーザープラド(トヨタ)
- ジムニー(スズキ)
- プリウス(トヨタ)
- フィット(ホンダ)
3年 | 5年 | 7年 | |
ランドクルーザープラド | 93% | 85% | 79% |
ジムニー | 105% | 59% | 52% |
プリウス | 52% | 31% | 22% |
フィット | 50% | 29% | 25% |
国産車のリセールバリューは平均すると3年で70%、5年で50%、7年で30%程とされています。
外車の場合は以下4車種を例として見ていきます!
- メルセデスGクラス
- ジープラングラー
- アウディ Q7
- BMW X1
3年 | 5年 | 7年 | |
メルセデスGクラス | 105% | 60% | 51% |
ジープラングラー | 89% | 79% | 54% |
アウディQ7 | 50% | 32% | 23% |
BMW X1 | 51% | 38% | 20% |
上記の表は2TOPが入っているので、リセールバリューがそんなに低く見えませんが、外車のリセールバリューは平均すると3年で50%程と言われています。
ランキングを調べてみても売れている10位でさえ5年で50%を切ってくる車種がほとんどです。
7年目に関してはなんと20%程です。
外車も国産車と同じく車種によりかなり振り幅があるため、平均はあくまでも目安でしかありません。
ただ外車は国産車よりもリセールバリューが低くなってしまう傾向があります。
なぜ外車についてはリセールバリューが低くなってしまうのでしょうか?
その理由は日本での需要が低いこと。
そして国産車の方が性能や安全性が高いはずというイメージが日本では定着しているからです。
この需要とイメージ2つの観点から、リセールバリューが低くなってしまう理由をもう少し詳しく書いていきたいと思います!
外車のリセールバリューが低い理由
1.需要が少ない
中古車市場での需要は需要が高いほど買取価格も高額になります。
国産車は安心だから国産車を選ぶユーザーはとても多い為、自然と国産車の方が需要は高くなり、外車の需要が低くなってしまう。
そして元々の価格が国産車よりも高いものが多いため、購入できる人の幅も限られてくるのも需要が少ない理由の1つです。
また需要が低い中古車は販売価格を下げて購入者を見つけなければなりません。
新車で発売当時注目を集めた車種でも、中古車市場で需要が見込めなければ価格も上がらないためリセールバリューが低くなってしまいます。
2.外車にマイナスイメージがあるため
外車に乗った経験がないユーザーや国産車にこだわるユーザーの中には外車に対するマイナスイメージを強く持っている場合があります。
マイナスなイメージでよく挙げられるのが以下の4点です。
①燃費が悪い
そのままですが、燃費が良くないので毎月のガソリン代が嵩んでしまう。
②故障リスクが高い
国産車に比べて故障しやすく、故障した時の修理代がパーツ取り寄せなどのために高額になりやすい。
③日本では運転しにくい
これはアメリカSUV車などに多いのですが、とにかく大型で小回りがきく訳ではないので日本の道が走りづらかったりします。
また駐車場が入れにくい、それに加えて日本はマンションが多いため立体駐車場にサイズ制限で入れられないなど細かい問題が発生してしまうことも挙げられる。
3.新車購入時に大きな値引きがされている
全ての外車ではないものの大手メーカーの多くが新車購入時に大幅な値下げを行います。
なぜ大幅値引きが行われるかと言うと、メーカーが日本法人を経由して販売店に支払う「販売報償金」があるからです。
これを値引きに当てることができるので大幅値引きをすることができます。
一見するとすごくラッキーな話ですが、多額の値引きで購入すると高値で売却することができません。
そのためリセールバリューが下がってしまうという結果に陥ってしまうのです。
4.消費者が新しいモデルを求めている
1と少しかぶるところもありますが、高額な外車を購入する時に消費者側が中古車ではなく最新のモデルを求めている傾向にあります。
つまり中古車になった途端、彼らにとって一気に価値が下がってしまうのです。
一方で、国産車ではなく外車を買いたいと思う人は、車を自分自身のステータスと考えている方々もいます。
こればっかりは人それぞれの価値観ですが、中古車ではなく最新モデルだからカッコ良い!!と思う方々が多い。
その結果、自然と中古車は売れずにリセールバリューだけが下がる傾向になってしまうのです。
4.実用的ではない
③とかぶりますが、大きい車では運転しにくい道やせっかく走行性能が良くて速いスポーツカータイプなどでも日本の道路は速度制限にとても厳しいのであまり試せない。
もちろんすべての外車に当てはまるものではなく性能もとても良く使いやすい外車もあります。
ただし実用的ではないという理由が原因で、購入を避けるユーザーもいるため中古車市場での需要が国産車と比べると低くリセールバリューにも影響しています。
そんな中、一部の外車のなかでリセールバリューが高い車もある。
厳しい状況の中でも人気な外車はとは?
リセールバリューが特に高いメルセデスGクラス、ジープラングラーはなぜそんなに人気なのでしょうか?
メルセデスベンツ Gクラス
車好きじゃなくても知らない人はきっといないであろうメルセデスベンツのGクラスです。
Gクラス?と聞いても分からなくてもベンツの四角い大きい車と言えばきっと誰しもが知っているでしょう。
1979年に登場してから40年以上大きく変わることのないデザインで人気です。
新車価格はg350dで1237万〜、AMG g63で、2194万〜
人にもよりますが、一般的な日本の家庭からすると600万を超えてくるだけでも割と高級車なのにケタ違いの高級車であるGクラス。
買える層はきっと限られているはず、、そう、富裕層のみです。
だけどリセールバリューは驚く程の高さです。
完璧なオフロード車と言っても日本でGクラスに乗って本格的なオフロードを頻繁に通るなんてことは稀で、普段の街乗りに使われている方か多いと思います。
そうなってくるとオフロード性能はあまり関係ないような気がします。
近年のアウトドアブームでのSUV人気もGクラス人気の1つなのではないでしょうか?
その中でもランクルやレンジローバーを超えるプレミアム性を満喫できるGクラスが新車、中古車を問わず需要が高いです。
また万能な走行性能が備わっているGクラスを気軽にサラっと乗ってしまうことは最高のステータスかもしれません。
Gクラスを長年愛してやまない方々はGクラスを乗ったあとにまたGクラスに乗り換える方々が多いのも理由です。
ジープ ラングラー
ジープと言えばラングラーかチェロキーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
車に興味ない方でラングラー?なにそれ?って方でも写真を見たら、あー!これねー!と分かってしまう程メジャーで人気のある車です。
「ジープ」としての印象は、アメリカ車なので車体や排気量が大きいため税金が高い。
また燃費も悪く、故障しやすいなど、マイナスなイメージを持っている方が多いと思います。
そのためリセールバリューも低いはず… しかし、ラングラーはリセールバリューがとっても高いです!
何故こんなにも人気があるのでしょうか。
Gクラス同様近年のSUV人気は続いており、現在自動車メーカー各社のラインナップにSUVはほぼ普及されています。
オフロードタイヤが必要になりそうな舗装されてない道は日本にほとんどありません。
綺麗に舗装された道がほとんどである日本では、オンロードでの快適な走りに重点を置いたモデルが多くなっています。
しかしながら国産車の中でもジムニーなど4WDを備えたSUVへの人気が高いのです。
見た目的にもSUV車の原点であるオフロードをガツガツ走る野生的な姿で人気なSUVラングラーは、ジープ全体の販売台数の4割を占めています。
そしてラングラーの国別販売台数では日本がなんと1位となっています。
そんな中、新車だけの売れゆきが良くても中古車の売れ行きが悪いとリセールバリューは低くなってしまいます。
ただジープユーザーは旧型モデルに乗ることに抵抗がない方が多いため、中古車市場でも人気が高いです。
その上、ラングラーはモデルチェンジの時期が長く、モデルチェンジが行われても見た目がそれほど大きく変わらないという特徴があります。
これによって新型モデルが登場しても旧型モデルに乗り続けることに抵抗は少ないため、中古車の需要も高く旧型モデルでもリセールバリューが高いのです!!
一方で、非常に人気の高いラングラーですが、爆発的な人気を誇るようになったのは近年のSUVブームが始まってからです。
そのため中古車流通台数は未だ少ない状況ではありますが、ラングラーは新車価格が500万円を超える高級車。
新車よりも安価で購入できる中古車の人気が非常に高いのもリセールバリューが高くなっている1つの要因となっています。
終わりに
外車の中で上位1.2位を争っているとてもリセールバリューが高い2つの車種を例として挙げてみましたがいかがだったでしょうか?
この他にも3年で50%を切らない車種もありますので、購入の際に一度リセールバリューを調べてみるのも良いかもしれません。
やはり国産車に比べてしまうとやはりリセールバリューが低くなってしまう外車が多いのが現状です。
でも黒や白のボディーカラー(パールホワイトなら尚良い)、純正オプション付き、SUV車などは高額査定の対象となります。
それらはリセールバリューが高い国産車とさほど変わらない車なのでおさえておいて下さい。
そんな中、Firstではお客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?と思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!