5万キロ以上の中古外車はなぜ安い?その理由やおすすめの中古車をご紹介いたします!
2023 / 2 / 26 (Sun)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
国産車とは違ったデザインや高級感、機能性が魅力である憧れの外車。一度は乗ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか?
ただ、いざ購入するとなるとやはりネックになるのは価格の高さですよね。
外車のほとんどが高級車の部類に入るので、新車で買うには非常にコストがかかってしまいます。
そこで注目したいのが、中古車の外車です。
実は外車は中古車だと割安で売られていることが多く、特に走行距離が5万キロ以上になるとかなりの低価格で入手可能なのです。
でも、そこまで安いと「故障しやすいのでは?」「なんとなく不安」という方もいらっしゃるはず。
確かに中古外車は当たりはずれの多いジャンルですので、適当に選ぶと後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、中古車の外車の基礎知識をはじめ、5万キロ以上の中古外車が安い理由や選ぶ際のポイントまで詳しく解説していきます。
また、後半ではおすすめの外車の中古車もご紹介していますので、最後まで読んでみてくださいね!
それでは早速、中古車の外車について理解を深めていきましょう。
中古車の外車の基礎知識
中古車の外車の販売ルートとは?
中古車の外車の販売ルートは「正規ディーラー」と「専業販売店」の2種類に分けられ、それぞれ独自の特徴を持っています。
正規ディーラー
正規ディーラーでは「認定中古車」という区分で中古外車を販売。
個人間の売買とは異なり、販売店が責任を持って点検しているため故障率も低いのが特徴です。
ディーラーでは購入後の保証も付帯しているため、万が一の故障時にも安心度は高いと言えるでしょう。
専業販売店
ディーラーを通さずに中古車の外車を直接購入する方法を取る専業販売店。
コストをできるだけ抑えたいという方に向いている選択肢となります。
掘り出し物が予想以上に安く買える可能性がある一方、販売店によって品質や保証に差があるため、きちんとしたリサーチが必要です。
同じ中古外車であっても販売元によって取扱いの区分が異なるので、混同しないよう注意しましょう。
中古車の外車のメリットとは?
中古車の外車の最大のメリットは、なんといっても販売価格の安さです。
車種やグレードによって差はあるものの、非常に手の届きやすい価格帯に設定されていることが多くなっています。
もちろん、中古といってもビンテージとしてプレミアが付いているものは別ですが、通常なら国産車と同様、もしくはそれ以下になっていることもあるでしょう。
値下げ幅が大きいのはユーザーにとって嬉しいポイントですが、安くなるのには理由があることを理解しておかなければなりません。
そこで続いては、外車は中古車になるとなぜそんなに安くなるのか?具体的に解説していきます。
5万キロ以上は特に安い!外車の中古車が値下がりする理由
外車の中古車が安い理由はずばり需要が少ないことにあります。
ではなぜ中古外車は人気がないのか、以下で見ていきましょう。
理由①外車は壊れやすいイメージがある
まず、中古車の外車が安くなる大きな理由のひとつとして、「壊れやすい」というマイナスイメージの先行が挙げられます。
国産車はノーメンテナンスに近い状態でも割と平気で走ることができる一方、外車は新車であってもこまめなメンテナンスが必要なのは確かです。
しかし、現在は故障の少ない外車も登場しており、外車だからといって必ず故障するとは限りません。
それでも以前のイメージが抜けず購入を敬遠する方が多いのが現状。購入者が見つからなければ価格はどんどん下がっていきます。
外車は部品交換で大きな出費がある前に手放してしまうオーナーが多く、1回目の車検にあたる3年で乗り換えるケースが目立ちます。
これにより、5年5万キロと走行距離が長くなった外車はより一層買い手が付きづらく、非常に安価になっていると考えられるでしょう。
理由②修理費用が高い
理由①に関連して、故障時の修理費用が割高なのも中古車の外車が不人気な理由です。
国産車と比べて、多くの部品で修理費用が倍近くかかってしまう外車。
なぜこんなに高額になるのかというと、そもそも外車の部品は本国からの輸入が多く割高であること、外車修理の工賃が高めに設定されていることが挙げられます。
また、並行輸入車は整備自体を断られるケースや店舗が遠くすぐに対応できないなど、費用面以外のデメリットも。緊急時に高額な費用が発生し、そもそも修理が可能かどうかも分からない不安は、やはり購買層を限定してしまうのです。
理由③維持費が高い
外車は基本的にハイオクなので、ガソリン代が割高になりやすいとされています。
また、外車は車検費用も高いと言われており、国産車と比べて2~3割程度高くなります。
車検費用が高くなる理由は、特別な技術を要する整備費用と高額な修理費用がかかるからです。
車を所有する上で必ずかかる維持費が高いと分かっていたらなかなか買う決心も付きづらいものです。
だからこそ、業者側は高い割引率で値下げを行い販売促進を図っているのでしょう。
さて、このように外車の中古車が安い理由・人気がない理由を解説してきました。
それでも外車には国産車にはない魅力があるので、手頃な価格で手に入れるチャンスがあるなら買う価値は十分にあります。
そこで解消しておきたいのが、先ほども触れた「故障が多い」というマイナスイメージです。
実際のところ、外車の故障率はどのようになっているのでしょうか?
5万キロを超えると故障する?外車の実際の故障率について
よく耳にするのが「外車は5万キロを超えたあたりから不具合が出てくる」という声です。
確かに、かつては5万キロが外車の故障が目立ち始める節目とされていました。
しかし、近年は国産車に匹敵するほど、故障率が改善しています。
以下故障率の目安の参考データとして、ブランド別の初期品質調査結果を見ていきましょう。
(国産車・主要外車メーカーを抜粋)
順位 | メーカー名 | スコア |
3 | レクサス | 144 |
4 | 三菱 | 144 |
5 | 日産 | 146 |
9 | ジープ | 149 |
13 | トヨタ | 157 |
16 | ポルシェ | 163 |
18 | ホンダ | 164 |
20 | BMW | 166 |
23 | マツダ | 177 |
24 | スバル | 182 |
25 | メルセデスベンツ | 193 |
29 | ボルボ | 210 |
このデータは信用性の高さで知られているアメリカの調査会社J.D.Powerが発表したものです。
2021年の調査では、新車納車後の90日間に発生した問題の数を100台ごとに測定しスコア化。スコアが低いほど高品質であることを示しています。
全32メーカーのモデルを対象に実施され、上位5社中3社が日本のメーカーが入りました。
一方で、外車もシープやポルシェは日産・トヨタ車に拮抗している他、下位でもマツダやスバルと大差ない結果になっています。
この調査から初期の品質では日本車と同等のものが多いことが分かります。
外車が一概に壊れやすいというよりは、車種の違いやメンテナンス状況によって故障率は異なると考えられるでしょう。
また、中古車の外車の故障率には前のオーナーの使用状況も大きく影響するため、特に慎重に車選びをしなければなりません。
価格の安さに加えて、ぜひ押さえておきたいポイントは以下の通りです。
外車の中古車を選ぶ時のポイント
ワンオーナ―の中古車を選ぶ
ワンオーナーとは、複数のオーナーを経由せず一人のオーナーが所有して初めて中古車市場に出回った中古車のことです。
ワンオーナーの中古車は使用状況やメンテンナンスの履歴が分かりやすく、車の状態が見極めやすいというメリットがあります。
高品質の中古外車が欲しければ、ワンオーナーのものを探すところからスタートしましょう。
また、使用年数や走行距離が短ければさらに状態が良い可能性が高いので、できれば3万キロ未満~長くても5万キロまでのものがおすすめです。
おすすめは左ハンドル
外車といえば左ハンドルですが、日本での使い勝手を考慮して右ハンドル仕様になっているものも多いです。
しかし、無理矢理仕様変更しているケースも多々見られ、機能性や操作性が損なわれている可能性もあるので注意しましょう。
アフターサービスが充実した店で購入する
外車の中古車は特にこまめに手入れをする必要があります。
ですので、アフターサービスの充実度が寿命を左右すると言っても過言ではありません。
メンテナンスの相談やサポートをしてくれる体制が整っていると、万が一の際も安心です。
外車は国産車と作りが違うためアフターサービスが付けられない場合もあるので、購入前に必ず確認するようにしましょう。
車の仕様を理解しておく
車は製造された国によって仕様が異なるので、国産車との違いを理解しておきましょう。
仕様が変われば故障しやすい条件なども変わってきます。
車の使い方はもちろんのこと、保管場所や運転環境、その他さまざまな影響を考えて管理の方法まで考えるようにしましょう。
適正価格かどうか確認する
例えば、自分の探していた中古車の外車が驚くほど安い価格で販売されている場合、同様の車種の相場を確認し、適正価格かを調べることが重要です。
価格に差がある場合は、なんらかのトラブルを抱えている可能性もあるので慎重な検討が必要になります。
明らかに相場より安い場合は、その理由を販売店に確認してみてください。過走行や消耗品の交換時期が迫っているなどの理由が隠れているかもしれませんよ。
さて、ここまでの内容を踏まえた上で、今おすすめの中古外車をご紹介していきます。
どれも壊れにくさに定評のある車種ですので、中古車選びの参考にしてみてくださいね!
中古車で買えるおすすめの外車をタイプ別にご紹介!
【SUV】
ボルボXC60
中古車相場:43.5万円~930万円
ボルボXC60は頑丈なボディが特徴であり、高効率エンジンを搭載している外車です。
新車価格はグレードによっては900万円以上するものもありますが、中古車なら国産車のSUVよりも安く手に入れられるでしょう。
【ミニバン】
メルセデスベンツ Ⅴクラス
中古車相場:85万円~410万円
メルセデスベンツの最高級ミニバンであるⅤクラスは国産のミニバンよりもサイズが大きく、室内が広々としているのが特徴です。
パワフルなエンジンと軽快な足回りを兼ね備えており、運転好きな方も楽しめる一台でしょう。
高価格帯なので中古車需要が高い車種ですが、故障への強さでも人気のあるモデルです。
【セダン】
BMW3シリーズセダン
中古車相場:23万円~960万円
BMW3シリーズセダンは、同社の中でも非常に人気の高いモデルとして知られています。
街中でもよく見かけることが多いのではないでしょうか。
エンジン特性が高く、頑丈なボディと相まって故障しにくい仕上がりとなっています。
BMWは玉数の多さから中古車の値下がり幅が大きく、状態の良いものであればかなりの好コスパを発揮するでしょう。
おわりに
今回の記事では、中古車の外車の基礎知識をはじめ、5万キロ以上の中古外車が安い理由や選ぶ際のポイント、おすすめの中古外車まで詳しく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
新車だと国産車よりも高級なモデルが多い外車ですが、中古車になるとその様子は一変します。
なぜなら、中古車の外車は故障リスクや修理費用および維持費の高騰への懸念から需要が少なくなるからです。
新車価格からの値下がり幅は国産車よりも大きくなる傾向があり、人気のモデルを格安で購入できるケースも多いでしょう。
また、外車は走行距離5万キロを超えると不具合が出やすくなると言われますが、特別品質が粗悪というわけではありません。
しかし、国産車よりもまめなメンテナンスが必要ではあり、中古車の外車ではなおさらその必要性は高くなります。
その際の費用を含む維持費は、国産車に比べてやや割高となりますので、その点も含めて中古車選びをするとよいでしょう。
中古車の外車ならではの注意点を把握して、憧れの車をお得に手に入れてくださいね!
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは外車の買取・販売にも力を入れております。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。