ディーラー下取りはなぜ安い?買取との違いやそれぞれのメリット&デメリットついてご紹介します!
2022 / 6 / 25 (Sat)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます^^
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
車を売却したい時、基本的には車買取専門店に依頼する方法と、車を購入したディーラーに下取りとして依頼する方法の2種類があります。
そんな中、ディーラーと車買取業者、どちらも中古車を引き取ってくれるので、同じと思っている人も多いのではないでしょうか?
どちらも目的は同じことを意味していますが実は違います。
そのような違いをしっかり把握しておかないと損をしてしまう可能性があるのです。
「下取りよりも買取の方が車を高く売れるって本当?」
「下取りの方が手続きがカンタンって聞いたけど、何が違うの?」
「結局どっちを選んだらいいの?」
今回は、こんな疑問を解決するため、車下取りについて詳しくご紹介していきます。
下取りと買取の違いはもちろん、それぞれのメリットとデメリットも説明していきますので最後まで読んでみてくださいね。
それではまず、ディーラーの「下取り」と買取店での「買取」、それぞれの違いについて解説していきます。
ディーラー下取りについて
「下取り」とはディーラーで車を売却することであり、簡単に説明すると「ディーラーに車を引き取ってもらう」ということ。
ディーラーに車を引き取ってもらうというのは、新車購入時しかありません。
つまり、車を買い換える時に利用できるのが、下取りということです。
車を買い換える際、当然今まで乗っていた車を売却しなければなりません。
その時に、ディーラーが車を引き取ってくれることを下取りと呼んでいます。
車の下取りは買い替え時にしか利用できないため、何もないタイミングで「車を下取ってほしい」と言っても利用できません。
車下取りというのは、新車の代金から下取り価格を差し引き、残ったお金を新車購入費用としてディーラーに支払うのです。
つまり、ディーラーからお金が振り込まれるわけではなく、今まで乗っていた車の売却代金を、新車の購入費用に充てるという考え方なのです。
それではここからそんな下取りのメリットとデメリットをご紹介します。
ディーラー下取りのメリット:車買い替えが簡単にできる
ディーラーで車下取りを利用する最大のメリットは、手続きの手間が最低限で済むということ。
車を買い替えるならば、車購入と車売却を同時に行わないといけません。
車の購入は当然ディーラーで行いますが、今まで乗っていた車を手放さないと車両の入れ替えができないのです。
そこで車を売却することになるわけですが、自分で買取店を探して査定を受けるというのはなかなか面倒です。
これをディーラーにお願いして、車に値段を付けて引き取ってもらうのです。
これなら、新車の購入も今まで乗っていた車の売却も、全て同じディーラーで行えます。
また担当も同じ人になるので、車両入替のタイミングなども全て合わせてもらえます。
つまり、新車が納車されるタイミングでディーラーへ出向き、車を入れ替えたら買い替えが完了してしまうのです。
とにかく手間がかからないというのが、ディーラー下取りを利用する最大の理由です。
それでは逆にデメリットはどんなところでしょうか?
ディーラー下取りのデメリット:売却額が安いケースが多い
ディーラーの主な業務は、新車の販売とメンテナンスです。
下取りはあくまで本業ではないため、どうしても売却額が安くなるというデメリットがあります。
車の買い替えには、面倒な車売却が伴いますが、それが原因で新車が売れないのでは困ってしまいます。
そのようなリスクを避けるためにディーラーが面倒を引き受けているのです。
つまり、車下取りは新車販売促進のためのサービスに過ぎません。
そのため、中古車を仕入れて販売したい買取店と比較すると、売却額が安くなってしまうのです。
買取価格より下取り価格の方が安いのはなぜ?
ディーラーの下取りであっても、同じ車なら買取店と同額を提示できるんじゃないの?
こう疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、ディーラーの査定基準はあくまで「年式と走行距離」をベースにしているため、買取店のような「プラス査定」がないのです。
なぜならばディーラーは再販を目的としていないため、こうした評価基準がないのです。
また、人気車種かどうかを判断する材料もないため、中古車市場で人気の車でも評価されません。
下取り価格というのは、自動車メーカーが機械的に概算を定めているため、ディーラーはその金額を伝えるに過ぎないのです。
反対に、買取店は買い取った車を中古車として再販するため、人気のオプションなどが付いている「売りやすい車」は積極的にプラス査定します。
「買取」は買取店で売却すること
車買取というのは、中古車買取を専門にしている業者に車を売却することです。
車と引き換えに現金を受け取れるため、買い替え以外のタイミングでも利用できます。
あくまで、売りたい車に対しての価値を評価するので、査定額の算出方法は車下取りよりもシビアです。
そのため、ディーラー下取りで見過ごされるような装備なども、車買取なら正当に評価してもらえるということです。
車買取のメリット:専門店だからクルマが高く売れる
車買取は、中古車買取と販売を主な業務としている業者に車を売ること。
つまり、専門店だから車を高く売ることができるのです。
中古車の価格は1台ごとに異なり、それを適正に査定するのは難しい作業です。
中古車として販売した際に、どれくらいの金額をつけられるか計算し、そこから逆算して買取金額を提示しなければいけません。
また車買取店の多くが、相場を調べる様々なツールを持っています。
中でも有名なのが、業者間で中古車売買が行われる「業者オークション」の落札相場。
業者オークションは全国に数十箇所あり、年間数十万台もの中古車が取引されています。
そのため、どんな車が人気なのか、どんな装備が高く評価されているのか一目瞭然です。
その膨大な落札相場データを用いて、正確な査定を行うのです。
それゆえに年式や走行距離から機械的に価格を算出するディーラーの下取りと違い、買取店は「プラス査定」というものをしてくれます。
これは、中古車として再販した際に、評価が高い装備が装着されていれば、査定に加算してくれるというもの。
純正オプション以外にも、アフターパーツとして取り付けたものも対象です。
車買取のデメリット:車購入と車売却が別作業になる
車買取店はディーラーと別なので、車を買い換える場合の手続きが面倒というデメリットがあります。
車下取りの場合、新車購入費用から下取り代金を差し引き、残りをディーラーに支払います。
これについてはとてもわかりやすくてシンプルですよね?
それに対して、車買取の場合はまずは売却額を現金で受け取ります。
受け取った現金をディーラーに支払うのですが、それら全ては新車購入費用に充てられる。
つまり、ディーラーに購入費用を支払うタイミングまでに、車買取業者から売却額を受け取る必要があるのです。
そのためタイミングがずれてしまうと、新車の納車日まで車がない日々が続く可能性がある。
ディーラーに事情を話せば代車を貸し出してくれる可能性もありますが、こうした交渉が面倒な人には買取店の利用は向かないかもしれません。
さて、ここまでディーラーの下取りと、買取についてそれぞれの特徴やメリット・デメリットを見てきましたが、いかがでしょうか?
「手続きが面倒だから下取りのほうがいいかな」
「下取りは安いし次の車をお得に買いたいから、やっぱり車買取店で買取してもらいたい」
など、人によって重視する点は異なりますから、それによってどちらを選ぶか決まってきますよね。
実際のところ、現段階では下取りに出す人が約5割、買取を依頼する人が約3~4割となっているようです。
ひとつの店で手続きが一貫して行えるというメリットがあるため、手続きが簡単なディーラーで下取りをする方が多いと推測されます。
ただ、車の買取はディーラー下取りよりも高く売れる傾向にあるため、手間がかかっても売却額が高いという大きなメリットがあることは重要です。
そのため、買取を選ぶ人が増加傾向にあるというのも事実です。
実際、ディーラー下取りをした人の中では、金額の面で「失敗した!」というエピソードが多いようです。
それについてはどのようなケースがあるのでしょうか?
ディーラー下取りの失敗体験談
ディーラー下取りの失敗談はさまざまな噂を耳にしますが、下取り額の安さにまつわるものがほとんどようです。
下取りに出したあとに後悔しないよう、ここでは具体的なユーザーの失敗談を紹介しておきます。
失敗談① 「下取り0円と言われてそのままディーラーに車を渡したが…」
ディーラー下取りは0円と言われたからそのままディーラーに車を渡しました。
ところが後で車買取専門店に確認をすると10万円以上の査定額が付くと言われた。
こういったケースがよくあります。
そのため下取りに出す場合は、客観的な査定価格をあらかじめ把握しておくことが大切です。
自分だけで判断するのではなく、最近はインターネットなどで簡単に買取相場を知ることが可能になっています。
上記にもある通り、1ヶ所だけで査定を終わらせてしまうと後悔する人が多いので注意しましょう。
一方で、こうした失敗を避けるためには、まず車買取専門店に査定を依頼して、相場をある程度把握しておくことです。
忙しかったり面倒くさくてそんなことできない!という方も、せめてインターネットなどであらかじめ査定価格を調べてみましょう。
ある程度の相場を知っておけば、「こんな低く買い取られるとは…」という後悔は防げるはずです。
失敗談② 「ナビとアルミホイールを付けたまま査定に出したが…」
ナビとアルミホイールを付けたまま査定に出しました。
その分高く買い取ってもらえると思ったら逆にマイナスされてしまった!
こういった話もよくききます。
ディーラーは、このような後付けでのオプションがある状態を好まない傾向があります。
- オーディオ
- アルミホイール
- ポータブルナビオーディオ
- マフラー等
そのようなオプションがない状態を「オリジナルコンディション」といい、こちらのほうがディーラー下取りでは高値になることが多いと言われています。
反対に買取専門店ではオプション(主に純正オプション)がついているほうが高く買い取ってもらえるケースがほとんどです。
そのためあらかじめどのようなオプションなのかをチェックしておくとよいでしょう。
さて、ここまでご紹介したように、ディーラー下取りの一番のデメリットはやはり「下取り額が安い」ということです。
自分が大事に乗っていた車を手放すのですから、できるだけ高く売りたいですよね。
車を乗り換える場合、ディーラーの下取りを利用するのは手間がかからずいい方法ですが、高額査定を狙うなら、やはり車買取業者に買取してもらうことをおすすめします。
ディーラーの安い下取り価格が心配な方は、ぜひ車買取を
お伝えしたように、やはり金額面での軍配があがるのは車買取専門店です。
ただし、車買取業者といってもサービスの質や買取価格には差があるので、高額査定してくれる優良な車買取業者を見極めなければ意味がありません。
納得できる車買取してもらうには、事前にリサーチしておくなど、準備が必要です。
最後に、より高く買い取ってもらうためのポイントも簡単に見ておきましょう。
中古車買取の相場は把握しておく
車を買取りに出す前に、中古車買取の相場はしっかりと把握しておきましょう。
中古車買取の相場は変動しやすいため、意識してチェックしておく必要があります。
相場を知っておかないと、車買取業者から提示された査定額が、高いのか安いのかも判断できません。
場合によっては相場とかけ離れた安い価格で、大事な愛車を買い叩かれる可能性もあります。
また相場を知っておくことで、業者との交渉にも役立ちます。
損をしないためにも、必ず車の年式や車種から、中古車買取の相場はチェックしておきましょう。
複数の業者で比較するのがベター
車を買取りに出す場合、早く手放したいという理由から、焦って1つの業者で即決してしまう人も少なくありません。
中古車買取は一般的に、車の価値が下がる前にできるだけ早く売るというのが鉄則としてあります。
ただその方法に関しては、即決で買取を契約するためは、あまり良い方法とは言えません。
できるだけ高い金額で買い取ってもらうには、複数社に査定してもらい、その中で一番高い査定額を提示した業者に買取ってもらいましょう。
また車買取業者選びは大手ばかりに目が行きがちですが、比較してみると個人の業者のほうが高く買取ってもらえたというケースもあります。
最低でも3社以上で買取査定してもらい、比較してみるのがおすすめです。
おわりに
車の売却は、買取専門店の買取額の高さか、ディーラーでの手厚いフォローか、どちらに魅力を感じるかによって選択肢は異なってきます。
インターネットで調べて手配できるという方は、買取専門店への査定依頼がよいでしょう。
また高価買取を希望される場合も、買取専門店に分があります。
逆にできるだけ手間を省きたいという方は、ディーラー下取りの方がよいかもしれません。
ただし、下取りと買取では条件や査定レベルが大きく異なります。
手間が省けるという安易な考えだけでディーラーの下取りを選ばことはもったいない話です。
せっかく大切に乗ってきた愛車だからこそ、納得できる値段で買取してもらいましょう!
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstではお客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?
そう思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!