今、中古車が高く売れるチャンス!価格高騰の理由をタイプ別に解説・今後の売却タイミングについても詳しくお伝えいたします!
2023 / 9 / 12 (Tue)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは、横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください
さて、中古車情報を時折チェックしている方であれば、ここ数年中古車価格が高騰していることにお気付きではないでしょうか。
これまでも絶版モデルでプレミア化する車は見られましたが、このところは現行モデルやつい最近まで現行だったモデルの相場まで高くなっています。
しかも、中古車の流通数が多い軽自動車やコンパクトカーといった車種も含まれているというから驚きですよね。
中には新車価格よりも高値がつくものもあり、車を手放す予定のある方は「思ったよりも高く売れるのでは?」と期待に胸を膨らませているかもしれません。
ただ、この高騰傾向も若干の陰りが見え始めており、今後の売却のタイミングは見極める必要があるでしょう。
そこで今回は、今高く売れる中古車の要因をタイプ別に解説し、今後の見通しを踏まえた上で売却のポイントをお伝えしていきます。
車の売却や購入をご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速、中古車相場高騰の要因から見ていきましょう。
今中古車が高く売れる要因とは?タイプ別に解説
中古車オークション大手のユー・エス・エスが発表する月次データによると、国内の成約車両価格は2022年9月に過去最高値の122万円を記録しました。
過去を振り返ると、2019年までは緩やかな価格上昇が続いていた中古車相場ですが、そこから2020年のコロナ禍を経て相場は急上昇。
【参考:成約車両価格推移】
年度 | 成約車両価格 |
2005 | 56万円 |
2010 | 58万円 |
2015 | 66万円 |
2019 | 69万円 |
2020 | 77万円 |
2021 | 91万円 |
2022 | 108万円
(4~12月平均値) |
中古車市場で最も人気と言われるトヨタ・ハリアーの場合でも、新車より中古車の方が1割程度高く売れるケースも出てきたそうです。
確かにコロナ禍が中古車市場に及ぼした影響は大きく、需給バランスの変化や部品供給の遅れなどが価格に直結することとなりました。
ですが、近頃は想定すらしていなかったごくごく一般的な現行モデルでも、新車並みに高く売れるケースが珍しくありません。
ここからは、その要因について大きく3つのタイプに分けて探っていきましょう。
タイプ1:絶版名車型
絶版名車型とは、要するに生産が終了して新車の供給はストップしたが、名車であるゆえに需要が全く減らない(もしくは一層増加する)ため、中古車相場が上がるというシンプルな市場原理に基づくものです。
代表的な車種には、ホンダS660やスバルWRX STI EJ20 Final Editionなどが挙げられるでしょう。
また、アメリカの25年ルール解禁に関連して、日産スカイラインGT-Rの第二世代が3000万円級の高みに達しています。
【代表車種の中古車相場】
車種 | 新車価格 | 中古車相場
(グレード平均) |
中古車相場
(2020年以降) |
ホンダS660 | 198~315万円 | 140~570万円 | 230~500万円 |
WRX STI EJ20 Final Edition | 485万円 | 650~680万円 | 650~890万円 |
タイプ2:納期遅延/長型
納期遅延/長型には、新車の納期が数年単位となっている車種が該当します。
新車ニーズはあるもののすぐに手元に欲しいユーザーも多く、即納となる現行モデルの高年式中古車への需要が爆発することが要因で相場が高騰。
今でいうと、トヨタランドクルーザーやトヨタハリアー、スズキジムニーなどがこれに当たるでしょう。
特に、ランドクルーザー300の納期は4~5年待ちと言われており、旧型の200の高年式に人気が集中しています。
それゆえに、現行よりも旧型中古の相場が高くなるという逆転現象が起きているのです。
ジムニーやベンツGLBは納期1年、トヨタハリアーでもハイブリッド車の納期が6ヵ月と地味に長く、同じような傾向が見られています。
【代表車種の中古車相場】
車種 | 新車価格 | 中古車相場
(グレード平均) |
中古車相場
(2020年以降) |
ランドクルーザー200ZX | 697万円~ | 390~1080万円 | 830~1080万円 |
スズキ ジムニー | 190万円~ | 180~370万円 | 190~390万円 |
タイプ3:新車枯渇型
新車枯渇型は、タイプ2の一種とも言えるでしょう。
すなわち、「半導体不足やコロナ禍での生産の遅れなどが原因で新車が入らないので、ユーザーが中古車に流れる」というメカニズムです。
タイプ2との違いは、それが抜群に人気の車種以外でも起きているという点でしょう。
例えば、ホンダの軽ワゴン「N-BOX」は新車価格もいわゆる一般車ですが、中古車相場は納期遅れの影響で大幅に上がっています。
現行に限れば、走行距離が5万キロを超えていても結構高値が付くというのが現状です。
【代表車種の中古車相場】
車種 | 新車価格 | 中古車相場
(グレード平均) |
中古車相場
(2020年以降) |
N-BOX
Custom L・ターボ |
199万円 | 110~260万円 | — |
このようにタイプごとに異なる要因ではありますが、今中古車はほぼ全ての車種で以前よりも高く売れるようになっており、売却するにはお得なタイミングであると言えるでしょう。
ただ、この状況は2年余り続いており、今後の値動きについては注視していく必要がありそうです。
そこで、ここからは中古車相場の今後の見通しについて解説していきたいと思います。
中古車が高く売れるのはいつまで?今後の見通しを解説
現在、中古車全体の相場としては一時期よりは落ち着きが見られますが、それでも人気車種は高値を維持しています。
中でも、SUVや軽自動車の下落幅は比較的緩やかで、高く売れる時期は長く続くと考えられるでしょう。
一方で、コンパクトカーは1年後・3年後・5年後のタイミングでどんどん価格が下がっていくと予想されます。
したがって、売却を考えている方は年数が古くなる前になるべく早く手放すのが良さそうです。
また、中古車市場の今後の見通しについては、以下の4点が大きなポイントとなるでしょう。
中古車市場全体の高値傾向は続く
ロシア・ウクライナ情勢や半導体不足は依然として収束の動きがなく、今後も中古車バブルとも言える状況は続くと予測されています。
高年式車両は値下がり傾向
中古車相場高騰の一つの要因であった「納期遅れ」は、改善傾向にあり。
これにより、新車からやむを得ず中古車へと流入するユーザー数は減少しつつあります。
同時に、下取りされる車も増加して中古車不足も徐々に解消し、相場の値下がりも見られるようになりました。
今のところ目に見えて相場下落があるのは高年式車両ですが、旧車にもその波が押し寄せてきています。
ですので、今かなり高く売れるモデルでもタイミングによっては価格が急落する可能もあるでしょう。
トレンド車種は高止まり
世界的なトレンドで国内流通数が限られている車種(ランクルやジムニーなど)は、中古車相場が高騰しています。
前述したように、このような車種は納期が数年待ちあるいは受注停止となっており、現状が長期化するほど中古車相場も高値を維持することになるでしょう。
今の時点では高止まり傾向ですが、需給バランスの変化で価格が乱高下するリスクもあるため、相場は逐一チェックしておく必要があります。
中古車不足解消を目指す動き
各自動車メーカーも、中古車の安定供給を目指して個人リースやサブスクなどの新サービスを導入し始めています。
これらは全て、数年後には車が中古車として販売店に戻ってくる仕組みです。
中でも将来有望なのが個人向けのリース市場で、車の税金や維持費などをまとめて分割で支払うことができるシステムがユーザーの支持を得ています。
このような動きが活発化した上で半導体不足が改善されれば、中古車不足は一気に解消へと向かっていくでしょう。
つまり、2020年以降続いてきた中古車相場の高騰は今が頂点であり、車の売り時に間違いはないということです。
とはいえ、次の車の目星がついていない場合など、すぐに売却するのが難しいというケースもありますよね。
そんな時は、いつでも最高値で車を売るための準備を整えておくことに舵を切りましょう。
次のところでいくつかのポイントをご紹介しますので、ぜひ押さえておいてくださいね。
中古車を高く売るためのポイント
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車が高く売れる時期を逃さない
市場の動向を見極めて売却のタイミングを図ることは重要ですが、車そのものが高く売れるタイミングを考慮するとより高値が付きやすくなります。
【中古車が高く売れるタイミング】
- モデルチェンジ前
- 走行距離が大台に乗る前
一般的に、車はモデルチェンジが行われると相場が大きく下がります。
いくら新しくても旧型になるだけで数十万円も査定額が下がるケースは珍しくありません。
中古車が高く売れる条件は「現行であること」が基本ですので、モデルチェンジが近いのであれば新型発表前の売却が鉄則です。
また、中古車の走行距離は短いほど状態が良いと判断されて、高く売れやすくなります。
特に、5万キロ・10万キロといった節目は、査定額が大きく下がるタイミングです。
これらの点を総合的に見て、手放すのに最適な時期を判断してみましょう。
車が高く売れる状態にしておく
高く売れる中古車にするには、査定前にできる限り車両状態を整えておくことも大切です。
定期的に洗車や清掃を行い、丁寧に乗ってきたことをアピールできるようにしましょう。
さらに、純正パーツは査定でプラス評価になりやすいので、社外品に付け替えている方は揃えて持参するのもポイントです。
相場を確認してから見積もりを取る
中古車を売る際には、愛車の相場を確認してから見積もりを取るようにしましょう。
相場感を養っておくとある程度の適正価格が把握できるので、不当に安く買い叩かれるリスクを避けることができます。
あらかじめメーカーHPや相場検索サイトを利用してチェックしてみてください。
その上でいくつかの業者の見積もりを比較し、査定額や条件が最も良い業者を選ぶのが賢い方法です。
また、中古車を高く売ることを目的とするならば、売却方法は迷わず「買取」を選ぶのがおすすめです。
Firstのような優良中古車専門買取店なら、予想以上の高値にも期待できるでしょう。
今、中古車が最も高く売れるのは「中古車専門買取店」!
中古車専門買取店は、市場の動向を細かく把握して査定額を算出しています。
そのため、今トレンドの車種や需要のある中古車はより高評価を受けることが可能です。
加えて、豊富な再販ルートを持っていることも非常に大きな強みでしょう。下取りや個人売買では高く売れない車でも、買取なら高額査定になるケースも数多くあります。
さらに、Firstの場合は少数精鋭でコストを大幅に削減しているので、買取額に最大限還元できる仕組みとなっています。
中古車を高く売りたいと思っている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください
おわりに
さて、今回は「今、中古車が高く売れるチャンス!価格高騰の理由をタイプ別に解説・今後の売却タイミングについても詳しくお伝えいたします!」というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたか?
中古車の相場は、2000年代に入っても比較的緩やかに上昇していましたが、コロナ禍をきっかけに今に至るまでバブル期のような状態が続いています。
特に人気車種でなくても高く売れるのが今の相場の特徴で、記事内ではその要因を以下の3つのタイプに分けて解説しました。
- 絶版名車型
- 納期遅延/長型
- 新車枯渇型
代表車種を見るといずれのタイプでも以前より値上がりしていることが分かり、全体的に売却に適している時期と言えるでしょう。
しかし、近頃は高年式車両は値下がり傾向、トレンド車種は高止まり傾向が見られ、今後は徐々に価格が落ち着いてくると予想されます。
そのため、中古車の売却を検討している方は、高く売るための準備をしつつなるべく早いタイミングで査定を受けるのが賢明です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。