【シュミレーションしてみた】150万円の車をローンで買ったら月々の支払はいくら?平均支払額から返済額を減らすポイントまで解説!
2022 / 9 / 13 (Tue)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
自動車ローンを契約する場合、月々の返済額をいくらにしたらいいか気になる方は多いのではないでしょうか?
無理のないカーローンを組むためには、返済できる金額を基に事前に返済プランを考えておく必要があるのです。
そこで今回は、約150万円の車を例として月々の返済額をシミュレーションしながら、自動車ローンの基礎知識や年収に合わせた組み方などを解説します。
さらに月々の返済額を減らすポイントもあわせてご紹介します。
できるだけお得に車を購入したいという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは早速、自動車ローンの月々の返済額はどれくらいが目安なのか、平均額から見てみましょう。
自動車ローンの月々の平均返済額はいくら?
自動車ローンの月々の平均返済額は軽自動車と普通車で少し異なります。
【軽自動車の平均返済額相場】
軽自動車・・・130万円~150万円が相場。月々の平均返済額は約1万5,000円前後
【普通自動車の平均返済額相場】
- 中型車・・・150万円~300万円が相場。月々の平均返済額は約1万5,000円~2万円ほど
- 大型車・・・300万円~400万円が相場。月々の平均返済額は約2万円~4万円ほど
「あれ?意外に月々の支払い額相場って安いのかな?」
そう思った方もいらっしゃるでしょう。
しかし実際にこの相場は全体的な平均値で、中には頭金を支払っている方もいますし、ローン年数も異なります。
月々の支払金額はローン年数や実際のローン金額によって変わってくるのです。
こちらについては後ろの章でくわしく解説していきますね。
では続いて、車のローンを組む際に知っておきたい支払総額の内訳についても見てみましょう。
車のローンを検討する際は、まず内訳を理解しておく
車を購入する際のローンは車の本体価格だけではなく、諸経費も含めたうえで考える必要があります。
ローンの中には主に下記の内容が内訳として含まれます。
- 車の本体価格
- オプション費用
- 税金類(自動車税・軽自動車税など)
- 諸手続き費用
- 各ローンで設定されている金利など
これらの合計金額(乗り出し価格)を元に、実際に借りる金額を決めることになりますね。
ちなみに、合計金額は車本体価格+20~30万円程度はかかると思っておいたほうが良いでしょう。
また、金利はローンによって異なるので、金利の高さもチェックしておくと安心です。
次項でくわしく解説します。
自動車ローンの基礎知識①月々の返済額に影響する金利と利息とは?
自動車ローンを組むと元金に金利がかかります。
利息によって予想以上に総返済額が増えてしまったという事態を防ぐために、金利や利息、ローンの種類についての基礎知識を身につけましょう。
金利の種類
金利には変動金利と固定金利の2種類があり、どちらの金利にするかを契約時に選択できる場合と、事前に決められている場合があります。
なお、選択した金利によって、月々の返済額や利息総額が変わることがあるので注意が必要です。
《変動金利》
変動金利は、世の中の景気に合わせて利率が変わります。
一般的に、固定金利よりも利率が低く設定されることが多いですが、景気が良くなると利率が上がり、月々の返済額が増えていきます。
通常の金利よりも低い利率で契約できるキャンペーンでも、変動金利が適用されていると後々利率が上がることもあるため気を付けましょう。
《固定金利》
固定金利は、契約期間中は一定の利率が適用される金利で、景気に左右されることがありません。
しかし、変動金利よりも高い利率で設定されることが多いため、金利の相場が下がった場合も高い金利のまま払い続けなければなりません。
契約時に金利の種類を選択できる場合、景気の影響を受けないという点では、固定金利がおすすめでしょう。
《利息の種類》
利息は、契約時に決定した利率を借入残高にかけて算出するため、借入残高が減ると利息も少なくなります。
そのため、借入期間が長くなると、月々の返済額は抑えられる一方で元金の減りは遅くなり、利息総額は高くなる。
自動車ローンの返済方式には元利均等返済と元金均等返済の2種類があり、どちらを選択するかによって月々の返済額や返済総額が変わります。
《元利均等返済》
元利均等返済は、元金と利息の割合を調整することで毎月の返済額が均一になる返済方法です。
一般的に車のローンではこの返済方法が適用されることが多くなっています。
毎月の返済額が一定なので、家計の負担になりにくいのが特徴です。
一方で、元金が減っていくペースが遅いため、利息が増えて総返済額が高くなる傾向にあります。
《元金均等返済》
元金均等返済は、元金に対する月々の返済額を一定とした上で、そこに利息をプラスして返済する方法です。
最初は返済額が高くなりますが、毎月返済を重ねる度に利息は低くなり、返済額も下がります。
また、元金が減っていくペースが早いため、元利均等返済より総返済額が抑えられる傾向にあると言えるでしょう。
さて、続いては自動車ローン基礎知識の2つ目について解説をしていきますね。
自動車ローンの基礎知識②ローンの種類
自動車ローンには、おもに銀行系ローンとディーラーローン、残価設定ローンの3種類があります。
銀行系ローンは、銀行などの金融機関から借入れを行うローンで、金利は2~4%ほどが相場です。
また、自動車販売店が扱うディーラーローンは、ディーラーが提携する信販会社などが貸付けを行い、金利は5~10%ほどが目安と、少し高くなります。
最後の残価設定ローンとは、ローンの契約期間満了時の車の価値(残価)をあらかじめ設定し、残価を据え置いて残った金額を返済するディーラーローンの組み方のひとつです。
金利は4~6%ほどが目安ですが、契約時より返却時の車の価値が下がる場合は差額を請求されることもあります。
さて、ここまでは自動車ローンの基礎知識を学んできました。
続いては、もう少し具体的な金額などの内容を見ていきましょう。
実際にローンを組む際の金額の目安や、月々の支払額についてくわしく解説していきます。
車のローンはいくらまで借りられる?150万円の車を購入する場合のモデルケース
自動車ローンを借りるとき少し不安になるのが、「ローンでいくらまで借りられるか?」という点ですよね。
ローンは年収によって借りられる金額が異なるため、事前にどれくらい借りられるのかチェックしておくと安心です。
ここからは、自動車ローンをいくらまで借りられるのかの目安を解説していきます。
年収の約20~30%までの金額が基本
ローンを提供する店舗によって異なりますが、年間のローン返済額はだいたい年収の20~30%までの範囲でローンを組む方が多くなっています。
具体的な例としては、年収300万円の方の場合、年間の返済額が年収の30%で90万円、月額にすると75,000円までのローンを組めるでしょう。
また、現在何もローンを組んでいない方であれば、5年ローンで考えると合計450万円までのローンを組むことができます。
ちなみに、カーローン以外のローン返済額もプラスしたうえで年収の20~30%以下になるようにローンを組む必要があるので、他にローンを組んでいる方は注意しましょう。
また、年収20~30%の目安以上にローンが必要な場合は、頭金を用意するなどしてローン金額を減らすか、購入金額そのものを削減する必要があります。
このように、ローンの金額はある程度制限があるので、新車を選ぶ時点で自分が組めるローン金額で問題ないかチェックしておくと良いでしょう。
【具体例】約150万円の軽自動車を購入した場合は月々いくらになる?
自動車ローンを検討するときは、月々の返済額を知ることで、ローンの組み方をイメージしやすくなります。
それでは、約150万円の軽自動車を購入したケースをもとに月々の返済額をシミュレーションしてみましょう。
今回は、年収300万円の方がダイハツの「ハスラー」(本体価格162万円)を購入した場合で、5年払いと10年払いのシミュレーションをしてみました。(金利はどちらも5%の設定)
5年払いの場合(60回払い) | 内容 |
車の本体価格 | 1,620,000円 |
借入金額 | 1,620,000円 |
金利 | 年5% |
利息金額 | 202,500円 |
総返済額 | 1,822,500円 |
月々の返済額 | 30,375円 |
10年払いの場合(120回払い) | 内容 |
車の本体価格 | 1,620,000円 |
借入金額 | 1,620,000円 |
金利 | 年5% |
利息金額 | 405,000円 |
総返済額 | 2,025,000円 |
月々の返済額 | 16,875円 |
【基本的な自動車ローン返済額の計算方式】
- 利息金額:借入金額×金利×返済年数÷2
- 総返済額:借入金額+利息金額
- 月々の返済額:(借入金額+利息金額)÷返済回数
あくまでも目安の金額ではありますが、月々の返済額やローン総額の目安にしてみてくださいね。
このように、利息金額や返済金額の総額、月々の返済金額は大まかに計算することができます。
新車購入前に自分でシミュレーションしておくのも良いでしょう。
ローンの金額に迷った際は、以下のポイントもふまえて検討してみてください。
ローンをいくら借りるか決める際のポイント
自動車ローンをいくら借りるのか、実際に決める段階で悩む方は少なくありません。
ここでは、新車ローンをいくら借りるか決める際のポイントについて解説していきます。
金利の差が返済額の差になることを理解しておく
ローンをいくらに設定するか決める際には、金利の差が返済額の差になることを理解しておきましょう。
ディーラーや販売店などでおすすめされるローンをなんとなく利用している、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ローンは金利によって最終的な支払総額が大きく変わるため、できるだけ金利の低いところを選んでおくのが無難です。
金利は一般的に銀行系ローンが年2~4%、ディーラー系ローンは年5~7%、信販系ローンは年2~8%程度となります。
ローンのシミュレーションを立てる
ローンを組む際には、実際にローンの返済シミュレーションを立ててみましょう。
シミュレーションは計算式を使って自分で計算することもできますが、ローンを提供している会社のホームページでは無料でできるケースもあります。
また、実際にディーラーや販売店に出向いて見積もりを出してもらうという手もあります。
複数社見積もりを取ることで、金利などが有利なローンを探すことも可能なので、積極的に活用すると良いでしょう。
計画的にローンを組むことで、返済できなくなる不安を解消することにつながるのでおすすめです。
さて、ここまで自動車ローンに関する基礎知識や、実際に車を購入したケースでの月々の返済シミュレーションなどをご紹介しました。
実際には人それぞれ購入する車は違いますし、利用するローンも異なるため条件などは変わってくるでしょう。
しかし、ローンを組む前の前提として、今回ご紹介したようなローンの種類や注意点などの基礎的な知識を身につけておくと安心です。
最後に、月々の返済額を減らすためのポイントを3つご紹介します。
こちらもあわせて参考にしてみてくださいね。
月々の返済額を減らすために工夫できるポイント
毎月の返済額を減らすためには、金利が低いローンを選ぶほか、購入時につけるオプションを必要最低限にして予算を低くする方法もあります。
例えば、車内の装備や機能、シートの素材などのオプション費用を低く抑えることで返済額を減らすことが出来る。
ここでは、月々の返済額を減らすためのプランの立て方をご紹介します。
頭金を支払う
自動車ローンを組む際に、頭金としてまとまった金額を払うと借入額が減り、毎月の返済額を抑えることができます。
頭金は、総返済額の20~30%が目安とされています。例えば、200万円の車であれば40~60万円程度の頭金を用意するといいでしょう。
借入残高に金利をかけて利息が決まるので、頭金を支払って借入額が少なくなれば、利息も抑えることができます。
そのため、急いで車を購入する必要のない方は、頭金を支払える程度の貯金ができてからカーローンを組むようにしましょう。
オプションなどの費用を減らしてコストを抑える
車内装備や機能、シートの素材などのオプションは、つい高額になりがちです。
たとえ少額のグレードアップだったとしても、いくつも重なると予算をオーバーしてしまう可能性もあります。
無理のない返済プランを立てるためには、月々の返済額とのバランスをとりながらオプションを選ぶといいでしょう。
未使用車や中古車を検討する
月々の返済額を減らす方法として、中古車を選ぶ方法もあります。
新車だと手が届きにくい車種でも、「登録済未使用車」や中古車を選んだりすることで総返済額を抑えることができます。
(※登録済未使用車・・・車両登録をしたものの使われていない、新車とほぼ同じ状態の車のこと)
また、一般的な中古車でも、走行距離が少なく、年式の新しい中古車を選べば、新車同様の車を、新車を購入するよりコストを減らして手に入れることができます。
こういう裏技を知っておくと非常に便利なためぜひ覚えておいて下さいね。
おわりに
自動車ローンの返済金額は一般的に月々約1万5,000円~3万円であることが多いですが、総額でいくらまでローンを組めるかは年収によって異なります。
また、実際にいくらまでローンを組むか考える場合、金利によって最終的な支払い価格が変わるので、金利の高さも考慮しておきましょう。
ローンを実際に組む前に、自分もしくはローン会社のシミュレーションを利用して計算しておくとのがおすすめです。
また車のローンについてわからないことがある場合は、専門業者に相談することも解決への近道です。
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皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。