自動車ローンは金利に注目!ローンの賢い選び方について徹底解説いたします!
2022 / 8 / 29 (Mon)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
「車は欲しいけれど一括で購入するのは難しい…」
そんな時に頼りになるのが自動車ローンです。
車をローンで購入する人は全体の4割程度といわれており、ローン利用を検討している方が多いのではないでしょうか?
自動車ローンは銀行やディーラーなどさまざまな業者が取り扱っているので、それぞれの違いを理解しながら選ぶことが重要です。
中でも最も注目すべきポイントは「金利」となります。
自動車ローンは大きな金額を数年単位で返済し続けるため、金利のわずかな差が返済総額に大きな差を生むのです。
では、一体どのような自動車ローンを利用するのがお得なのでしょうか?
そこで今回の記事では、自動車ローン選びで知っておきたい金利の種類や相場について、シミュレーションを交えながら徹底解説いたします。
また、低金利の自動車ローンを選ぶためのポイントや注意点などもご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みいただき、ご自身に合った賢いローン選びの参考にしてください。
それでは早速、自動車ローンの金利の種類からはじめていきたいと思います。
自動車ローンの金利は2種類
自動車ローンの金利には、「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、どちらがよりお得かを判断してください。
固定金利とは
固定金利型とは、自動車ローンの契約時の金利が完済まで変わらない金利タイプのことです。
経済情勢によって金利が変動するリスクがないため、月々の返済額も常に一定となり、無理のない返済計画を立てられることができます。
ただし、市場金利が下がってしまった場合でもその影響を受けないことは覚えておいて下さい。
一方で、固定金利型は変動金利型よりも金利が高めに設定されています。
そのため、金利が思ったほど上昇しなかった場合は、結果的に高い金利を払い続けることになるので注意が必要です。
変動金利とは
変動金利型とは、その名の通り市場金利の動向に合わせて金利が変動するタイプのことです。
一般的な自動車ローンの変動金利は、半年ごとに利率の見直しが行われます。
金利変動のリスクがあることから利率が低めに設定されていて、不景気の時は低金利になるためローン返済の負担が軽減されるのがメリットです。
反対に、好景気になると金利が上昇するので、想定以上の返済額になってしまう可能性があります。
その場合、固定金利と比べて総返済額も増えてしまうことは覚えておいて下さい。
なお、自動車ローンの返済期間は最長10年間ですが、返済期間が短いほど景気の見通しが立てやすく、変動金利型のメリットは大きくなります。
それぞれの特徴から、固定金利型は長期返済の方や多少金利が高くても安定した生活を送りたい方向けです。
逆に変動金利型は繰り上げ返済などで早めにローンを完済できる方に適しているといえるでしょう。
また金利の種類だけでなく、自動車ローンの種類と金利相場も返済額に大きな影響を及ぼします。
自動車ローンによって金利や借入条件が異なるため、用途に合ったローンを選択することが大切です。
ここからは各ローンの特徴について具体的に解説をしていきます。
自動車ローンの種類と金利相場
自動車ローンには大きく分けて4つの種類があります。
金利相場も含めたそれぞれの特徴は以下の通りです。
銀行系の自動車ローン(マイカーローン)
銀行や信用金庫などの金融機関が取り扱っている自動車ローンで金利相場は年2~4%程度
【メリット】
- 金利が低い
- ローン返済中も車を自分名義にできる
- 融資金の用途が幅広い
【デメリット】
- ローン審査が厳しく、審査期間が長い
- 車の購入手続きと並行してローンの手続きを進めなければならない
マイカーローンは低金利なため、総返済額を考慮すると優先して利用したいローンです。
ただし、その分利用条件や審査は厳しい傾向があります。
また、車購入時にローン契約ができないというデメリットもありますが、最近ではウェブ上で契約が完結するマイカーローンも増えているようです。
マイカーローンに向いているのは、問題なくローンが組める方や少々の手間を惜しまない方、そしてより低い金利で契約したい方だといえるでしょう。
信販会社系の自動車ローン(ディーラーローン)
ディーラーや中古車販売店などで車を購入する際に利用できる自動車ローンで金利相場は年4~8%程度
【メリット】
- 審査が比較的緩く、審査期間が短い
- 車購入時にローンが組める
- 特定の車種で超低金利キャンペーンを行うことがある
【デメリット】
- 金利が高い
- 融資金の用途が限定されている(車両やオプションのみ)
- 車の名義がディーラーやローン会社になる
ディーラーローンは審査に通りやすく、基本的に即日に審査結果が分かります。
車の購入とローン契約を一括して行うことができるので、手間をかけずスムーズに手続きをすすめたい方にはおすすめです。
反面、金利はマイカーローンよりも高めに設定されています。
そして車を担保としているので、原則として車の所有権は得られません。
ローン完済前の売却や譲渡もできないためこの点は注意が必要です。
また、「残価設定ローン」はディーラーローンの一つで、近年利用者が増加していることも抑えておいて下さい。
残価設定ローン
契約時に設定した車の下取り価格(残価)をローンの返済最終回まで据え置き、残価を除いた金額を分割で支払う自動車ローンで金利相場は一般的に年3~5%(メーカーによって異なる)
【メリット】
- 残価が差し引かれる分、他のローンよりも月々の返済額を抑えられる
- 残価が市場動向に左右されず保証される
- 返済期間を3~5年の間で自由に設定できる
【デメリット】
- マイカーローンと比べると金利が割高
- 月間走行距離制限がある
- 追加費用のリスクがある
- 車種によっては設定した残価が市場価値を下回る可能性がある
- 車の所有権が無い
残価設定ローンの最大のメリットは、車両価格から残価を差し引くことで月々の返済額が安く抑えられる点です。
また、銀行系の自動車ローンよりは金利が高くなりますが、同じように販売店を介しているディーラーローンよりは低金利なので返済額が少なくなります。
ただし、利用条件は細かく設定されており、走行距離の超過や損傷・劣化など車の使用状況によっては思わぬ出費が発生することもあります。
定期的な車の買い替えを検討している方には便利なローンですが、仕組みをきちんと理解した上で契約することが大切です。
自社ローン
主に中古車販売店が独自に扱うローンであり、厳密には販売店に車の購入費用を立て替えてもらうローンのようなサービスで金利はなし(ただし、代わりに保証料や手数料がかかる)
【メリット】
- 審査に通りやすい
- 審査や契約手続きは店頭で完了できる
【デメリット】
- 手数料や保証料が車両価格に上乗せされる(車両価格の10~20%が目安)
- 支払い期間が短い
- 完済まで所有権は販売店にある
- 利用できる販売店や車種が限定される
自社ローンは他の自動車ローンのような厳しい審査が行われないため、他のローンに通らなかった方や定職がない人などでも比較的利用しやすいローンです。
また金利がないとお得に感じるかもしれませんが、実際は車両販売価格に10~20%の手数料が上乗せされています。
つまり、マイカーローンやディーラーローンよりも総支払額が高くなります。
そもそも自社ローンを取り扱っている販売店は少なく、さらに利用できる車は中古車かつ古い/修復歴があるなど、必ずしも好条件とはいえません。
このような各自動車ローンの特徴を知っておくと、自分に合ったローンを選びやすくなり、より快適にカーライフを送ることができるでしょう。
それぞれの自動車ローンの金利相場についても分かったところで、次に金利の差が返済総額にどれほどの違いをもたらすのかについてシミュレーションしてみましょう。
自動車ローンの金利別シミュレーション
シミュレーションの条件
- 250万円の自動車を購入
- 頭金なし、ボーナス払いなしのフルローン
- 返済期間5年/元利返済方式
金利は各自動車ローンの一般的な金利で比較していきます。
自動車ローンの種類 | 金利 | 月々返済額 | 利息総額 | 返済総額 |
マイカーローン | 2.5% | 44,368円 | 162,080円 | 2,662,080円 |
ディーラーローン | 6% | 48,332円 | 399,920円 | 2,899,920円 |
残価設定ローン | 4% | 33,149円 | 262,460円 | 2,762,460円 |
※残価設定ローンの残価は70万円で計算
最低金利2.5%と最高金利6%では返済総額で20万円以上の差が付きました。
また、金利差がたったの2%でも返済総額の差は約14万円となります。
分割払いだと金利を実感しづらくなりがちですが、同じ額を借入しても返済総額がこのように変わります。
このことから、お得な自動車ローン選びにいかに金利が重要であるかが理解できるでしょう。
そんな中、低金利の自動車ローンでも、状況や条件により結果的に金利が高くなってしまったり、利用条件に見合わず契約できなかったりすることがあります。
そこで、ここからは低金利の自動車ローンを選ぶ際のポイントと注意点についてご紹介させていただきますね。
低金利の自動車ローンを選ぶ際のポイントと注意点
見積もりは必ず比較する
自動車ローンを選ぶ際は、複数のローン見積もりを取って総返済額を比較しましょう。
これにより各社の金利差を見える化するだけなく、それぞれの特徴を知った上、どこで契約するかを吟味することができます。
銀行系の自動車ローンの場合、すでに口座のある金融機関であれば金利が優遇されるケースもあります。
まずは取引のある金融機関に相談し、その後他の自動車ローンの見積もりと比較するのがおすすめです。
金利以外の手数料・保証料に注意する
自動車ローンの中には、保証料や手数料を別途徴収するものがあるので見積もりの際には注意が必要です。
手数料は借入先によって異なり、現金では払わずに後から借入金額に上乗せされる場合は実質的に「金利の上乗せ」と同じことになります。
そうすると、低金利のローンを選んだつもりでも思った以上に金利が高くついてしまうことになりかねません。
そのため、金利を比較する際には保証料が含まれているかどうかの確認が必須となります。
金利の上限を確認する
自動車ローンは金利に幅があることがほとんどです。
最低金利に該当するにはさまざまな条件をクリアする必要があります。
ローン契約後に思ったよりも金利が高かったと後悔するのを防ぐためにも、最高金利についても事前に確認しておくことが重要です。
おわりに
今回の記事では、金利についての基礎知識や自動車ローンの種類及び金利相場について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
自動車ローンには、記事でご紹介した4つの種類があり、ローンを取り扱う会社も数多くあります。
それぞれ金利の違いやメリット・デメリットがあるので、契約時には複数の自動車ローンを比較することが重要です。
とにかく金利負担を抑えお得に車を購入したいのであれば、銀行系マイカーローンがおすすめかもしれません。
ただし審査は厳しめなので、通過の可能性が低い場合やローン契約の手間を省きたい方はディーラーローンを選ぶとよいでしょう。
車は大きな買い物なので、金利が数%だとしても返済総額には大きな差が付くことを念頭に、ご自身に最も適した自動車ローンを慎重に検討しましょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。