車検は新車購入後何年から高くなる?内訳や費用を抑えるポイントなど詳しく解説いたします!
2024 / 12 / 27 (Fri)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
さて、車を所有していると2年ごとに車検を受ける必要があります。
車検費用は車種や車の状態などによって相場が異なりますが、初回はだいたい10万円前後が平均的でしょうか。
新車からの期間が長くなるほど高くなる傾向があることはよく知られていますよね。
安全性を確保するために大切な車検とはいえ、決まったスパンでやってくるまとまった額の出費は結構な負担。
同じ車に乗り続けているとあるタイミングでさらに高くなるので、あらかじめどの程度上がるのか把握しておくと安心でしょう。
では、車検費用は新車購入後何年から高くなるのか?
本記事では車検費用が高くなる年数や内訳を詳しく解説し、費用を抑えるポイントをご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
それでははじめに、車検の基礎知識から見ていきましょう。
車検の基礎知識
車検は国が定める検査で、車が保安基準を満たしているかどうかを確認するものです。
車検を受けて有効な車検証が交付されていなければ、車は公道を走行することができません。
万が一車検が切れている状態で公道を走行すると、無車検運行という違反行為に該当し、刑事処分として6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
また、行政処分は違反点数6点の加算、および行政処分前歴が0回でも30日間の免許停止処分が執行されます。
車検証の有効期間は車種や用途によって異なり、初回の車検の場合自家用の普通車や軽自動車、小型自動二輪の有効期間は3年。軽貨物自動車や大型特殊自動車は2年、バス・タクシーの場合は1年です。
2回目以降の普通車及び軽自動車の有効期間は2年となります。
そして、車検時には主に以下の点検項目がチェックされます。
【車検時の点検項目】
|
車検にかかる費用は排気量ごとに相場が異なるので、次のところで目安と内訳を詳しく見ていきましょう。
車検費用の総額はいくら?目安を確認
車検費用の総額は、車の排気量によっておおよその相場があります。
排気量別の車検費用の目安は以下の通り。
排気量 | 車検費用相場 |
軽自動車 | 6~8万円 |
1,500㏄クラス | 8~10万円 |
2,000㏄クラス | 9~12万円 |
2,500㏄クラス | 13~17万円 |
4,000㏄クラス | 17~19万円 |
上記の表から分かるように、軽自動車なら8万円前後、普通乗用車であれば10万円前後の費用がかかることが一般的です。
車検費用の内訳を詳しく解説!
車検費用の内訳は、主に「法定費用」と「整備基本料」の大きく二つに分類されます。
法定費用
法定費用は、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代で構成されており、どこで車検を受けても価格が変動しません。
自動車重量税
自動車重量税は、車の重さやエコカーかどうか、そして新車登録からの経過年数で課税額が変わります。普通車の場合の相場としては、2~4万円といったところでしょう。
自賠責保険料
自賠責保険は、法律で加入を義務付けられている保険です。一般的に新車購入時に37か月分、その後は車検ごとに24ヶ月分加入します。普通自動車と軽自動車とで保険料が異なるので、以下をご確認ください。
普通自動車 | 軽自動車 | |
37ヵ月 | 36,780円 | 35,610円 |
24ヶ月 | 25,830円 | 25,070円 |
印紙代、証紙代
印紙代は、車検を依頼する場所が指定工場の場合1,100円のみ。
認定工場の場合は以下の通りです。
3ナンバー | 印紙代400円、証紙代1,400円 |
4・5ナンバー | 印紙代400円、証紙代1,300円 |
整備基本料
法定費用はどこでも一律の金額である一方、整備基本料は車検を依頼する業者によって異なります。
金額はサービスや整備内容の充実度で異なり、目安は以下のようになっています。
【料金の目安】
- ディーラー:4~10万円
- 車検専門店:2~8万円
- 整備工場:2~8万円
- カー用品店:2~6万円
- ガソリンスタンド:2~6万円
- ユーザー車検:1,500~3,500円
また、法定点検と合わせて総額を算出した場合はこちら。
軽自動車 | 小型自動車 | 中型乗用車 | 大型乗用車 | |
ディーラー | 約67,000円~ | 約81,000円~ | 約90,000円~ | 約110,000円~ |
車検専門店 | 約49,000円~ | 約60,000円~ | 約70,000円~ | 約80,000円~ |
ガソリンスタンド | 約43,000円~ | 約54,000円~ | 約63,000円~ | 約73,000円~ |
カー用品店 | 約43,000円~ | 約56,000円~ | 約72,000円~ | 約80,000円~ |
整備工場 | 約62,000円~ | 約79,000円~ | 約87,000円~ | 約100,000円~ |
同じジャンルでも業者ごとに金額の上下があり比較検討は必須ですが、だいたいの相場は上記の通りです。
そんな中、同じ車に乗り続けていると車検費用が突然高くなったと感じるタイミングが訪れます。
それは新車購入後何年からなのでしょうか?
車検費用は新車購入後何年から高くなる?
車の故障や劣化によるメンテナンス量の増加で、車検費用は高くなります。
したがって、車検の回数が増すごとに高額になっていくのは避けられないでしょう。
それ以外に車検費用の負担が大きくなるのが以下のタイミングです。
初年度登録から13年目以降
初年度登録から13年を経過すると、重量税が重課となります。
すなわち5回目の車検を行うタイミングに当たりますね。
自動車重量税は車両の重量の応じてかかる税金で、車検時に2年分をまとめて支払います。
普通車の場合車両重量0.5tごとに増税、軽自動車の場合は重量に関わらず定額。
また、環境性能に優れた「エコカー」は減税や免税の対象となります。
自動車重量税の費用は以下の通りです。
※単位=円
エコカー
(本則税率) |
エコカー対象外
(右以外) |
エコカー対象外
(13年経過) |
エコカー対象外
(18年経過) |
|
軽自動車 | 5,000 | 6,600 | 8,200 | 8,800 |
~0.5t | 5,000 | 8,200 | 11,400 | 12,600 |
~1t | 10,000 | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
~1.5t | 15,000 | 24,600 | 34,200 | 37,800 |
~2t | 20,000 | 32,800 | 45,600 | 50,400 |
~2.5t | 25,000 | 41,000 | 57,000 | 63,000 |
~3t | 30,000 | 49,200 | 68,400 | 75,600 |
さらに、同じ13年のタイミングで自動車税も重課されるので要注意。
こちらは毎年5月に納めるので車検費用には含まれませんが、負担が大きくなるという意味では把握しておくべきでしょう。
【13年経過(ディーゼル車は11年経過)した自家用車の自動車税額(年額)】
排気量 | 自動車税 | 自動車税(13年以上) |
1L以下 | 29,500円 | 33,925円 |
1L超1.5L以下 | 34,500円 | 39,675円 |
1.5L超2.0L以下 | 39,500円 | 45,425円 |
2.0L超2.5L以下 | 45,000円 | 51,750円 |
2.5L超3.0L以下 | 51,000円 | 58,650円 |
3.0L超3.5L以下 | 58,000円 | 66,700円 |
3.5L超4.0L以下 | 66,500円 | 76,475円 |
4.0L超4.5L以下 | 76,500円 | 87,975円 |
4.5L超.0L以下 | 88,000円 | 101,200円 |
6.0L超2 | 111,000円 | 127,650円 |
ハイブリッド車を除くガソリン車、LPガス車の場合は各排気量とも約15%税が上乗せされます。
なお、ディーゼル車は11年経過した時点で重課。上乗せされる自動車税はガソリン車と同じ約15%ですので、金額については上記の表を参考にしてください。
なぜ古い車に乗り続けると重課されるの?
同じ車に乗り続けると重課になるという措置は、グリーン化税制によるものです。
昨今世界的に環境問題への取り組みが促進されており、日本でも環境への配慮からハイブリッド車や電気自動車などの車に対しエコカー減税など税制優遇措置がとられています。
しかし、13年を超えた車は逆に燃費性能劣化による環境への悪影響が懸念されることから税金が高くなるのです。
また、税金面での負担増を除いても10年を超えると故障リスクが高まる他、車の価値が下がりリセールが低下するということもあり、乗り続けるかどうかの判断が必要な時期にあたります。
そこでもうしばらく乗るという決断をした場合は、高くなってきた車検費用を相場並みもしくは相場以下に抑える工夫をしたいところ。
少しでも安く車検を受けるために、次のポイントをチェックしておきましょう。
高くなってきた車検費用を少しでも安く抑える方法とは?
車検の依頼先を変える
前述したように、車検基本料金は依頼する業者によって異なります。
そのため、複数の業者に見積もりを出してもらい、金額を比較してみましょう。
もし今の依頼先よりも安い車検業者に切り替えられれば、車検費用の総額を抑えることが可能です。
ただし、車検業者はそれぞれ点検内容の充実度に違いがあるので、比較する際は必ず内訳を確認する必要があります。
例えば、料金を高めに設定しているディーラーでは、交換時に純正部品を使用し、点検項目も多くなっています。
一方、整備工場やガソリンスタンド、カー用品店は料金こそ安いものの、点検整備は最低限。
今一度ご自身が車検において重要視するポイントを整理した上で依頼先を選ぶと、後悔がないでしょう。
不要な点検項目を省く
車検の点検項目は全部で56項目あり、中には今回の車検時には必要のないパーツ交換を提案される場合もあります。
それは後々の故障リスクを抑えることに繋がるのですが、費用を抑えるという点においては検討の余地があるでしょう。
また、コーティングなど車検の項目ではないサービスを含んでいるケースもよく見られます。
特に、「車検に通ればそれでよい」という方は、見積もりの段階で必須項目のみを希望するのがおすすめです。
普段からこまめにメンテナンスをする
車検時に一度に部品の修理や交換を行うと車検費用は一気に上がってしまうため、普段からこまめにメンテナンスを行うようにしましょう。
中には、ワイパーのように自分で安く購入して交換できるパーツもあります。
あくまでもプロの判断を仰ぎつつ、費用を抑える工夫をするのが大切です。
このような方法で高くなってきたと感じる車検費用は多少抑えることができるでしょう。
ただ、古い車だとどうしても車検費用相場が割高になるのは事実として変わりません。
それなら思い切って車の買い替えを検討するのもありですよ!
車検費用が高くなってきたら買い替えを検討しよう!
長年乗ってきた車に高い車検費用をかけるよりも、買い替えにお金を使った方が結果的にお得になる場合もあります。
劣化している車はせっかく車検を通してもすぐに不具合が起こる可能性も大いにあり得るでしょう。
乗れなくなってから急いで車を購入しても、昨今の納車遅れもありすぐには手元に届かないかもしれません。中古車だとしても、じっくり吟味する時間はとれないかもしれないですよね。
その点、車検に合わせて計画的に車選びを進めれば、コスト面、車の選定どちらにおいてもメリットがあります。
Firstは確かな専門知識で高額査定が可能ですし、豊富なラインナップから希望の一台を見つけることもできますので、買い替え時にはぜひご相談ください。
おわりに
さて、今回は「車検は新車購入後何年から高くなる?内訳や費用を抑えるポイントなど詳しく解説いたします!」というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたか?
新車から年数が経過するほど車検費用は高くなりますが、特に10年を超えると故障が増えてメンテナンスにお金がかかるので負担増を感じやすくなります。
さらに、13年目以降は自動車重量税の税額が上がり、その分車検費用も増加。
合わせて年一回の自動車税も増税となるため、乗り続けるか思い切って買い替えるか考えるきっかけとなるでしょう。
車の状態が良く車検に伴う整備費や修理費がそれほどかからないのであれば、必ずしも買い替えを急ぐ必要はありませんが、リセール面も重視するなら早めの買い替えがおすすめです。
本記事を参考に、よりお得に納得感のあるカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。
なお、新横浜にあるFirstは、地域密着型で細かいサービスや迅速な見積もり対応、そしてお客様ファーストの査定額を提供しています。
また、お車の販売についても流行り物から定番まで何でも対応できますので、買い替えをお考えの方は是非お気軽にお問い合わせください。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。