車検費用の総額はいくらくらい?相場や内訳を徹底解説・賢く車検費用を抑えましょう!
2023 / 9 / 25 (Mon)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
お近くにお越しの際はお立ち寄りください。
さて、ご存知の通り、車を所有していると一定のスパンで車検を受ける必要があります。
車検は車の安全性を確保するために実施されるとても重要な検査ですが、まとまった額の出費は正直結構な負担ですよね。
おそらく、「車検費用を節約できたらいいなぁ」と思っている方も数多くいらっしゃるでしょう。
しかし、専門知識が少ないユーザー側の私達は、なんとなく業者任せ・ディーラー任せになってしまっているのが実際のところ。
本当は車検で節約できるポイントがあるのに「いつもの流れ」で進めてしまうと、損をしてしまう可能性があります。
では、自分に合った車検をよりお得に済ませるにはどのようにしたらよいのでしょうか?
そこで今回の記事では、車検費用の総額や相場・内訳を詳しく解説し、費用を抑えるポイントをご紹介していきます。
また、後半では車検費用を支払う際の注意点についても書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは初めに、車検費用の総額はいくらくらいなのか?その目安を確認していきましょう。
車検費用の総額はいくら?目安を確認
車検費用の総額は、車の排気量によっておおよその相場があります。
排気量別の車検費用の目安は以下の通り。
排気量 | 車検費用相場 |
軽自動車 | 6~8万円 |
1,500㏄クラス | 8~10万円 |
2,000㏄クラス | 9~12万円 |
2,500㏄クラス | 13~17万円 |
4,000㏄クラス | 17~19万円 |
上記の表から分かるように、軽自動車なら8万円前後、普通乗用車であれば10万円前後の費用がかかることが一般的です。
この相場を把握した上で、次に車検に必要な費用の内訳を詳しく見ていきましょう。
車検費用の内訳を詳しく解説!
車検に必要な費用
車検費用の内訳は、主に「法定費用」と「整備基本料」の大きく二つに分類されます。
法定費用
法定費用は、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代で構成されており、どこで車検を受けても価格が変動しません。
自動車重量税
自動車重量税は、車の重さやエコカーかどうか、そして新車登録からの経過年数で課税額が変わります。普通車の場合の相場としては、2~4万円といったところでしょう。
自賠責保険料
自賠責保険は、法律で加入を義務付けられている保険です。
一般的に新車購入時に37か月分、その後は車検ごとに24ヶ月分加入します。普通自動車と軽自動車とで保険料が異なるので、以下をご確認ください。
普通自動車 | 軽自動車 | |
37ヵ月 | 36,780円 | 35,610円 |
24ヶ月 | 25,830円 | 25,070円 |
印紙代、証紙代
印紙代は、車検を依頼する場所が指定工場の場合1,100円のみ。
認定工場の場合は以下の通りです。
3ナンバー | 印紙代400円、証紙代1,400円 |
4・5ナンバー | 印紙代400円、証紙代1,300円 |
整備基本料
法定費用はどこでも一律の金額である一方、整備基本料は車検を依頼する業者によって異なります。
金額はサービスや整備内容の充実度で異なり、目安は以下のようになっています。
【料金の目安】
- ディーラー:4~10万円
- 車検専門店:2~8万円
- 整備工場:2~8万円
- カー用品店:2~6万円
- ガソリンスタンド:2~6万円
- ユーザー車検:1,500~3,500円
また、法定点検と合わせて総額を算出した場合はこちら。
軽自動車 | 小型自動車 | 中型乗用車 | 大型乗用車 | |
ディーラー | 約67,000円~ | 約81,000円~ | 約90,000円~ | 約110,000円~ |
車検専門店 | 約49,000円~ | 約60,000円~ | 約70,000円~ | 約80,000円~ |
ガソリンスタンド | 約43,000円~ | 約54,000円~ | 約63,000円~ | 約73,000円~ |
カー用品店 | 約43,000円~ | 約56,000円~ | 約72,000円~ | 約80,000円~ |
整備工場 | 約62,000円~ | 約79,000円~ | 約87,000円~ | 約100,000円~ |
もちろん同じジャンルでも業者ごとに金額の上下があり比較検討は必須ですが、だいたいの相場は上記の通りです。
最高値のディーラーと最安値のガソリンスタンドでは、約2.5万円~4万円で差が付くことが分かります。
実際の車検では相場以上に費用がかかるケースが多いので、差額はより大きくなるでしょう。
したがって、車検費用の総額を抑えたいと思ったら、まずは依頼先をきちんと選ぶことが重要です。
自分が車検に何を求めるか+費用との兼ね合いとなるので、次のところで業者ごとの特徴を見ながらどこがベストかを考えてみましょう。
車検費用の総額を抑えるポイント:業者の選び方
ディーラー
取り扱うメーカーの車に関する知識なら、ディーラーに勝る業者はありません。
原則として純正品を用いて修理するため整備費用は高くなりがちであるものの、予防整備や保証など充実したアフターケアによる安心感は随一です。
一方で、車検にかかる時間は長く、急な車検には対応不可ですので、ある程度計画性を持ってスケジュールを組むように気を付けましょう。
車検専門店
車検に合格するために必要な整備を行う車検専門店。
比較的安価かつ1日車検などとにかくスピーディーなのが特徴なので、時間がない方にもおすすめです。
決して整備や点検が粗雑というわけではなく、車検整備に特化している分効率的であることが早さの理由です。
ただし、整備技術やサービスは店舗によって差が大きいため、店選びが難しい点はデメリットと言えるでしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、低価格に加え、給油ついでに車検を依頼できるといった利便性の高さが最大のメリットです。
24時間営業の店舗であれば、忙しい方でも時間を気にせず利用できるでしょう。
また、洗車や給油で割引などの特典が期待できる点も大きな魅力。
一方で、車検や大がかりな整備は外注となるケースが多いため、完了までに時間がかかる傾向があります。
その期間の代車は、基本的にご自身で手配する必要がある点にも注意が必要でしょう。
カー用品店
カー用品店は車検基本料が安く、幅広い車種に対応しているのが魅力です。
加えて、ポイントカードや来店時の作業工賃無料などの特典を受けたりできるので、カー用品店をよく利用する人ほど恩恵が大きいでしょう。
注意点としては、店舗ごとのメンテナンス技術のばらつきや混雑しやすい点が挙げられます。
そのため、利用する際は口コミ等を確認した上で、時間にゆとりを持って申し込むことを心がけましょう。
整備工場
整備工場は価格も整備のレベルも全てお店独自なので、店舗によっては低価格で質の高い車検を受けることができるでしょう。
また、幅広い車種に精通しているため、車種を問わず依頼できるのも嬉しいポイントです。
ただし、当たりはずれも多いのも実情。
どのようなお店なのかしっかりと見極める必要があり、店舗選びが非常に重要となります。
このような特徴を踏まえた上で依頼先を選ぶ時には、
|
の4つが軸となります。
車はまず安全第一なので、整備や点検については一定の品質を求めたいところ。
「価格は高くても純正パーツで信頼性の高いものを」というこだわりがある方にはディーラー、「なるべく安く、品質もきちんとしたところで」とお考えの方はカー用品店、車検専門店の利用を検討してみてください。
さらに車検費用の総額を抑えるには、車検を受けること自体を見直すことも一つポイントとなります。
何回目の車検が損になりやすいのかを次のところで解説していきましょう。
車検費用の総額を抑えるポイント:5年目車検を受けずに乗り換え
車検のタイミングは初回が3年目、それ以降は2年おきにやってきます。
初回であればまだ車の損耗が少ないので、どの業者でも最低限の整備で済むのが一般的。
しかし、2回目以降、つまり5年目以降は3年目と比べて3~5万円ほど車検費用が高くなります。
その理由は、部品交換や予備整備にかかるお金が増えるからです。
さらに7年目以降も乗り続けると、修理費用だけでなく各種税金も増額されることになり、総額20万円の大台に乗ってしまう可能性もあるでしょう。
【年数ごとの車の価値・車検費用】
3年 | 5年 | 7年 | |
車の価値 | かなり高い | 徐々に下降傾向 | 大きく下がる |
車検費用 | 安い | 1回目より高い | 2回目より高い |
車の価値が5年目以降に大きく落ちていくことを考えても、あえて車検を受けずに乗り換えた方が結果的にお得になると言えます。
古い車から買い替えを検討している方は、車検前に手放して車検費用を次の車の購入費用として活用してみましょう。
また、自分でできる車検費用の節約方法には次のようなものもあります。
細かいところですが、少しでもお得に車検を終えるには大切なポイントなので、続けて見ていきましょう。
車検費用の総額を抑えるポイント
定期的なメンテナンス
車検費用の総額を最低限で抑えるには、こまめに車をメンテナンスしておくことがポイントです。
消耗品交換や修理が必要ない状態にしておけば、余分な費用をかけることなく車検を受けることができるでしょう。
定期的なメンテナンスは愛車の寿命を延ばすことにも繋がるので、ぜひ心がけてください。
相見積もりを行う
前述の通り、業者ごとに車検費用が異なるので、複数の業者から見積もりを取って内容と価格を比較してから依頼するとよいでしょう。
車検を受ける前におおよその総額を把握できるため、想定外の出費を防ぎやすくなります。
また、契約内容まできちんと確認することで、後々のトラブルや後悔を防ぐこともできます。
不明な点はあらかじめ確認し、クリアな状態で車検に臨めると安心でしょう。
さて、ここまで解説してきたようなポイントを押さえて車検費用の総額を抑えることができたら、いよいよ実際に車検を受けますね。
その際の車検費用の支払い方ですが、以下の2点に注意するようにしましょう。
スムーズに車検を終わらせるためにも大切なことなので、事前に確認してみてください。
車検費用を支払う際の注意点
- 見積もりと実際の費用総額は異なる場合がある
- 支払い方法は業者によって異なる
見積もりと実際の費用総額は異なる場合がある
車検前に見積もりを取っていても、実際に支払う費用は異なることもあります。
理由は、実際に車を見て見ないと整備箇所がどの程度あるか分からないからです。
車種や年式だけでは当然車の細かな状態は把握できないので、車を見てもらっていない段階での見積もりは参考程度に捉えておきましょう。
支払い方法は業者によって異なる
クレジットカードやローンでの支払いを検討している方は、車検を受ける前に利用可能かどうかを確認しておきましょう。
現金払い以外は受け付けていない業者もあるため、まとまった現金が用意できない場合は注意が必要です。
特に、自動車重量税や自賠責保険といった「法定費用」は、カード払い対応不可の店舗も多いです。
念のため、数万円は現金を用意しておくとよいでしょう。
おわりに
さて、今回は「車検費用の総額はいくらくらい?相場や内訳を徹底解説・賢く車検費用を抑えましょう!」というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたか?
車検費用の総額は車種ごとに異なり、軽自動車なら8万円前後、普通乗用車なら10万円前後が相場となっています。
内訳としては、大きく「法定費用」と「車検基本料」の2つに分けることができるのですが、節約ポイントは車検基本料にあります。
法定費用と違って業者ごとに金額が変わるので、安く車検を済ませたいのならカー用品店や車検用品店を利用するのがよいでしょう。
ただし、安さにこだわりすぎると質が落ちてしまうリスクには注意が必要です。
車は安全が最優先ですので、一定以上の質・車検技術を持つ業者の見極めには注力するようにしてください。
その他にも、適切なタイミングでの乗り換えや定期的なメンテナンス、そして相見積もりを行うことで車検費用の総額を相場以下に抑えることが可能です。
本記事を参考に、ぜひ賢くお得に車検を受けてみてはいかがでしょうか。
そんな中、Firstでは「カーライフパートナー」をモットーに、車に関する幅広いご相談を受け付けております。
車検を含む車全般についてお悩みのある方は、お気軽にお問い合わせください。
お客様にとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。