BMWのリセールって実際のところどうなの?5年落ちでも高く売れるモデルやリセールを上げるポイントを徹底解説いたします!
2023 / 5 / 20 (Sat)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
さて、国内で輸入車の需要がさらに高まっている中、新車販売台数がメルセデス・ベンツに次ぐ2位と大変人気なのが「BMW」です。
ラグジュアリー感は元より走りにも定評のあるBMWは、世界中に根強いファンが存在しており、スポーツセダンの代名詞としてその地位を不動のものとしています。
そんなBMWの人気は中古車でも同様なので、売る時は高値が付くのでは?と期待していまいますよね。
しかし、実際のBMWのリセールバリューは低いことで知られています。
それゆえに、BMWに乗りたいと思っても購入を断念する方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、BMWでもリセールバリューが高いモデルもあり、お得に乗るためには選び方が非常に重要となります。
そこで今回は、BMWを5年落ち以上でも高く売るために知っておきたいリセールバリューの特徴について徹底解説いたします。
また、BMWのリセールを上げるポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
それではまず、他の輸入車メーカーと比較してBMWのリセールバリューはどのようになっているのか、その特徴について見ていきましょう。
輸入車の中でBMWのリセールってどうなの?
輸入車のリセールバリューについて
輸入車は高級であることが多いのですが、リセールバリューは国産車よりも低いとされています。
その理由には、中古車市場での需要の少なさが関係していると考えられるでしょう。
国内での需要のみを考慮すると、市場規模の大きさは輸入車よりも国産車の方が圧倒的。
買い手が付きづらければ、必然的にリセールバリューは厳しくなってしまいます。
また、輸入車は故障しやすいというイメージが今もなお先行しているのも要因のひとつに挙げられます。
国産車ほど手厚いメーカー保証がないこともあり、中古車でも高値の輸入車をあえて購入する層は限定されているのが現状です。
よって、輸入車のリセールバリューは3年落ちで40%前後、5年落ちだと30%前後と、国産の大衆モデル並みとなっています。
それに対し、BMWのリセールバリューはどのような傾向があるのでしょうか?
BMWのリセールバリューは輸入車の中でも低い!
BMWの全体的なリセールバリューは、3年落ちで40%程度まで下がり、新車価格の半額以下になることも珍しくありません。
その理由として、以下の3点が考えられます。
- 国内の流通量が多い
- 新車値引きが大きい
- 走行関係の故障が多い
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
国内の流通量が多い
街中でもよく見かけるように、流通量が非常に多い特徴を持つBMW。
流通量の多さは人気に裏打ちされたものですが、それゆえに中古車市場にも大量の在庫が常に流入しています。
中古車の買取価格は需要と供給のバランスによって決まるため、供給数が勝るBMWはリセールバリューが低くなってしまうのです。
新車値引きが大きい
BMWは、新車販売時の値引き額が大きいメーカーです。
値引きによって新車台数を増やすことが可能ですが、車の価値を初めから引き下げることになるため、それに伴いリセールバリューも低くなります。
走行関係の故障が多い
輸入車の中でも、BMWは走行関係の部品に不具合が起こりやすいと言われています。
走行性を重視するため車体に負担がかかりやすいのが一因でしょう。
中古車の場合はより一層故障リスクが上がり、修理費用の負担が重くなることから、高値で買い取ったとしてもなかなか買い手がつきにくくなっています。
したがって、BMWは長く乗るほど価値の減少が著しく、買い替えなどに際しては不利であると言えるでしょう。
一方で、BMWの多彩なラインナップの中に比較的高いリセールバリューを残すモデルもあります。
お得にBMWに乗るために、次のようなモデルを選んでみてはいかがでしょうか?
BMWで5年落ちでも健闘しているモデルは?
BMWの中で5年落ちでもリセールバリューが高いモデルには、次のようなものがあります。
モデル | グレード |
X4 | xDrive28i Mスポーツ |
X3 | xDrive20d Mスポーツ |
M3 | コンペティション |
X5 | xDrive35d Mスポーツ |
X6 | xDrive35i |
上位3車種について、平均残価率やリセール仕様などを詳しく見ていきましょう。
BMW X4
新車価格 | 695~925万円 |
3年落ち平均残価率 | 約57% |
5年落ち平均残価率 | 約37% |
X3モデルをベースに、クーペボディーを採用した流線形のボディーが目を引く一台。
SUVらしからぬ加速力とスポーティーかつエレガントな雰囲気で、非常に高い人気を集めています。
リセール仕様は以下の3つです。
- xDrive28i Mスポーツ
- 白
- セレクトパッケージ
特にサンルーフのリセールへの影響は大きく、付ける価値は十分にあるでしょう。
BMW X3
新車価格 | 741~931万円 |
3年落ち平均残価率 | 約54% |
5年落ち平均残価率 | 約41% |
Xシリーズの中でも特に売れ筋なのがX3で、新車・中古車ともに非常に高い人気となっています。
ボディサイズも大きすぎず価格も800万円以下で、国産車に比べると割高ですが輸入車のSUVとしては標準的です。
5年落ち・走行距離5万キロで、残価率は40%以上を維持しているので、リセールも悪くありません。
リセ―ル仕様はこちらをご覧ください。
- xDrive20d Mスポーツ
- 白/黒
- 電動パノラマガラスサンルーフ
グレードはディーゼルのMスポーツ一強。人気がこのグレードに偏っているので基本的にリセール面でも有利でしょう。
BMW Ⅿ3
新車価格 | 1351~1496万円 |
3年落ち平均残価率 | 約53% |
5年落ち平均残価率 | 約33% |
BMWの主力モデルであるBMW 3シリーズをベースに、スポーツ仕様にチューニングされたモデルがBMW M3です。
1987年の発売以降BMWの歴史を支えたロングセラーモデルで、走行性はもちろんのこと、コンパクトなボディサイズで操作性が高い点も評価されています。
現行モデルは2021年にフルモデルチェンジがあったばかりでタマ数が少ないため、75%超の残価率。
それ以前の旧型では以下の3つがが好リセールとなっています。
- M3セダン
- 白
- コンペティション・パッケージ
コンペティション・パッケージは約98万円と高価ですが、買取価格にきちんと反映されています。
また、この他にもリセールバリューが高いBMWのモデルにはいくつかの共通点があるようです。
5年落ちでも高く売れるBMWの共通点
SUVである
BMWというとセダンやスポーツカーのラインナップで知られていますが、近年はSUVのラインがどんどん増えています。
Xシリーズは、都会的かつ扱いやすいコンパクトモデルから本格的なオフロード走行対応の大型モデルまで複数のモデルを揃えており、リセールランキングでも上位を独占。
X1~X5までの経過年数別の残価率は下記の通りになります。
3年落ち | 5年落ち | 7年落ち | |
X1 | 70% | 45% | 20% |
X2 | 50% | – | – |
X3 | 54% | 41% | 30% |
X4 | 57% | 37% | 31% |
X5 | 49% | 36% | 28% |
X1はマイナーチェンジの影響で5年落ち以降は前期モデルとなり数値を落としていますが、現行モデルの残価率は頭一つ抜けている状況です。
ただし、X1はどちらかというとクロスオーバーモデルですので、SUVとしての本命はX3、X4がリセールの中心になるでしょうか。
3年落ちでも50%を超える残価率を平均的に維持できるリセールバリューの高いモデルと言えます。
一方で、X5以上となると新車価格が高すぎるという面もあり、リセールは期待できません。
もし購入するなら、新車よりも中古車の方が旨味が大きくおすすめです。
セダンよりはクーペ
国内市場におけるセダン離れは著しく、BMWでも同様に厳しい状況です。
一般的にはクーペはリセールバリューが低いボディタイプですが、現在BMWはクーペの残価率がセダンを凌ぐようになっています。
中でも比較的安定しているのは、2シリーズのクーペ、グランクーペ。3年前後の平均剤率は50%程度、5年落ちでも現行なら40%前後までの値下がりで済みそうです。
Mスポーツグレード
各シリーズ共通して、「Mスポーツ」グレードの残価率が高くなっています。
MシリーズはBMW M社が開発するモデルで、主に「Mスポーツ」「Mパフォーマンスモデル」「Mモデル」のグレード展開。
その中で、比較的安価な「Mスポーツ」の人気が特に高く、国内市場で50%ものシェアを誇ります。
価格で比較すると、スタンダードよりも50万円ほど高くなります。
しかし、その分買取価格で十分取り返せる高リセールモデルなので、選んで損はないと言えるでしょう。
ディーゼルモデルも人気が高い
ディーゼル車は新車価格の高さからリセールバリューが落ち込む傾向がありますが、BMWでは意外と人気があり、リセールランキング上位にランクインしています。
現行であること
稀少モデルを除くすべての車種に言えることですが、リセールバリューを下げる一番の要因はモデルチェンジです。
新車価格が高いほどその影響を受けやすいため、BMWのような輸入車こそ現行モデルのうちに売ることが重要なのです。
モデルチェンジの前後で残価率が20%以上落ちてしまうことも珍しくはないので、賢く手放すためにタイミングはきちんと見計らうよう心がけましょう。
このように、BMWを賢く手放すためには、リセール条件を満たすモデルを購入し適切な時期に売却することがとても大切です。
ただし、それだけで必ず高値が付くというわけでもありません。
BMWのような高級輸入車は、売却先によって価格が大きく異なります。
高価買取を狙うなら、輸入車の専門知識と豊富な販路を持つ車買取業者の利用がおすすめです。
BMWの売却先は輸入車専門買取がおすすめ!
BMWはディーラー下取りを利用すると、かなり安い金額になってしまうのはよく知られています。
ですので、高く売ることを希望するなら車買取業者に依頼するのが大前提です。
その上で、車買取業者でも輸入車の取り扱いに特化した「輸入車専門買取」を選ぶのがよいでしょう。
専門買取は輸入車全般に関する知識があり、輸入中古車販売店をはじめとする豊富な販売ルートを持っているのが特徴です。
さらに、自社で整備を行う車買取業者であれば買取後の整備や修理を安く行えるので、高額買取がより実現しやすくなるでしょう。
また、輸入車の中でもBMWを専門に取り扱う業者も多く存在しています。
そのような業者は顧客のニーズに合わせて仕入れを行うので、条件さえ合えば5年落ちでも予想以上の金額で買い取ってもらうことができるでしょう。
なお、高級車の買取・販売を行っているFirstでは、BMWの高額査定も積極的に行っております。
BMWの売却をご検討されている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
おわりに
さて、今回はBMWのリセールって実際のところどうなの?5年落ちでも高く売れるモデルやリセールを上げるポイントを徹底解説いたします!というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
BMWは言わずと知れた人気の輸入車ですが、国内流通量が多く中古車市場には既に多くの台数があること、故障のリスクが大きいなどから、リセールバリューは低い傾向です。
そもそも輸入車の市場規模が小さいことも相まって、国産車の3年落ち残価率が50~60%前後であるのに対し、BMWは30~40%前後となっています。
モデルによっては新車価格の半額以下になるケースも多く、5年落ち以降になるとその下げ幅はより大きくなるでしょう。
一方で、BMWでもSUVを筆頭に高い残価率が見込めるものもあります。
特に、スポーツ仕様のグレードや装備が施されたモデルは一定の評価が受けられる可能性が高いので、購入時にはリセール仕様を考慮して選ぶとよいでしょう。
そして、BMWの車を少しでも高く手放したいなら、輸入車専門買取店の利用がおすすめです。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstは高級車や輸入車を専門に取り扱っており、豊富な買取実績があります。
地域密着型で細かいサービスや迅速な見積もり、お客様ファーストの査定額の提供を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。
皆さまにとって最高の出会いとなるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。