BMWの値落ち率を調査!買取事情や高額査定が目指せるモデルまで詳しく解説いたします!
2023 / 7 / 10 (Mon)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
お近くをお通りの際はぜひご立ち寄り下さい。
さて、輸入車というと誰もが知っているブランドが数多くありますよね。
そんな中でも、高級かつスポーティーなイメージで人々を魅了しているのが「BMW」です。
日本では昔からドイツ御三家のひとつとして抜群の知名度を誇っており、販売台数は常に上位に位置しています。
近年は女性や若年層からの支持もあり、その地位はますます確固たるものに。
その人気は新車だけにとどまらず、中古車でも落ちることはありません。
しかし、国産車や他の高級輸入車と比較すると中古車としてのリセールが低いことはご存知でしょうか?
需要は十分あるはずのBMWの値落ち率は意外にも大きく、思ったような価格で売却できない可能性もあるでしょう。
もしBMWを買って高く売りたいと思っているなら、あらかじめリセールの傾向を把握しなるべく値落ちしないモデルを選ぶことが重要です。
そこで今回はBMWの値落ち率を調査し、中古車買取事情や高額査定が目指せるモデルなどについて解説いたします。
BMWの購入や売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
でははじめに、輸入車全体の値落ち率の傾向から見ていきましょう。
輸入車の値落ち率は大きい
輸入車全体の値落ち率は、国産車に比べて高いとされています。
すなわち、リセールバリューが低い=購入額に対して売却額が大きく落ちるということです。
輸入車にはいわゆる「高級車」が多いにも関わらず、値落ちが激しいのはなぜなのでしょうか。
それは、中古車市場での需要の少なさが大きく関係していると考えられます。
日本国内での需要は、輸入車よりも国産車の方が圧倒的に求められているのが現状。
いくら人気のある輸入車でも、国産車と比べると市場規模は小さいため、リセールバリューは低くなってしまうのです。
また、輸入車特有の「壊れやすい」イメージも、需要減の要因の一つになっています。
新車価格が高い輸入車は中古でも国産の新車並みの価格になることが多く、故障リスクや高額な維持費の負担を抱えても購入したいというユーザーは限られてしまうでしょう。
そのため、輸入車全体のリセールバリューは3年で35~40%程度となり、国産の大衆モデルと同等もしくはそれ以下になるようです。
では、BMWのみに注目すると、値落ち率はどのようになっているのでしょうか?
BMWの買取事情やリセールの特徴について、次のところで解説していきます。
BMWは苦しい値崩れ!値落ち率は輸入車の中でも高い
BMWは非常に人気の高いブランドではありますが、中古車としては比較的価値が下がりやすい車と言えます。
モデルによっては、わずか2年で新車価格の半分ほどまで値落ちしてしまうことも。
その理由として、以下の3点が挙げられます。
新車の大幅値引き
輸入車は新車値引きが大きく設定されていることが多く、とりわけBMWは頻繁に値引きを行うことで知られています。
値引きは新車の販売台数を増やすために行われていますが、車の価値を初めから下げることになるので必然的に中古車の価値も下がっていくのです。
特に、5・6シリーズといった高額モデルなほど値引き額は大きくなるでしょう。
その一方で価格ゆえに需要は限られるので、リセールにおいては非常に不利であると言えます。
供給過多
BMWは新車で売れる台数を見込み発注するという方法を採っているため、想定よりも販売台数が伸びないと大量の在庫を抱えることになります。
すると、この在庫分が「未使用車」として中古車市場に流れていき、既に流通している車数と合わせると供給過多の状態に。
中古車の価格は需要と供給のバランスによって決まるので、供給量が多いほど激しい値落ちになるのは避けようがありません。
BMWのあらゆる年式やグレード、カラーほとんどが中古車市場に流通しているので、この状況はほとんどのモデルに当てはまるでしょう。
走行関係・電気系の故障が多い
BMWは足回りやエンジン、ブレーキ、ステアリングといった走行関係の部品に故障が起こりやすいとされています。
なぜなら、走行性を重視するBMWの車は、街乗り仕様の軽自動車やコンパクトカーに比べて車体に負担がかかりやすいからです。
また、3シリーズではパワーウィンドウの故障は有名な弱点の一つ。
これらの故障リスクは年数や走行距離がかさむほど増大するため、中古車の場合高額査定は難しいというのが現状です。
したがって、BMWの車は長く乗るほどに価値の減少が著しく、値落ち率はどんどん大きくなっていくと言えます。
それでは、BMWの値落ち率は実際どのようになっているのか、代表モデルを例に見ていきましょう。
BMWの実際の値落ち率
BMW 3シリーズ 値落ち率
3シリーズと言えばBMWのブランドの象徴であり、最も売れているサイジング。
今回は、セダンとツーリングワゴンに加え、3シリーズをベースとした高性能モデルのM3を含めた平均的な値落ち率を調査しました。
年数 | 値落ち率(残価率) |
3年 | 41%(59%) |
5年 | 64%(36%) |
7年 | 74%(26%) |
10年 | 83%(17%) |
現行モデルのリセールは平均並みもセダン・ツーリングワゴンの値落ち率は大きく、グレードによっては3年で半値以下になる個体も出てきます。
全モデルを共通してMスポーツグレードの人気が高く、BMWの中では安定したリセール。
年数が若ければツーリングワゴンのディーゼルでMスポーツ、年数が経つにつれてM3が高残価になってくるでしょう。
ただし、全体として大きな値落ちが避けられない3シリーズは、新車も中古車もリセール前提で購入するにはやや不向きです。
経済的なマイナスを最小限に抑えて売却したいのであれば、以下のことが大前提かつ非常に重要となります。
- リセール仕様をとことん抑えること
- 新型が出るタイミングで乗り換えること
BMW X5値落ち率
2023年4月にビッグマイナーチェンジが発表されたBMW X5。
オフロードやアウトドアだけでなく、日常生活でも使い勝手のよいSUVモデルとして人気があります。
新車価格は1,000万円超と高価格帯ですが、値落ち率はどのようになっているのでしょうか。
年数 | 値落ち率(残価率) |
3年 | 46%(54%) |
5年 | 69%(31%) |
7年 | 72%(28%) |
X5の平均値落ち率は、3年落ち現行モデルでも46%と大きく価値が下がる結果に。
7年落ちにもなると、買取額が200万円台前半まで落ち込むケースも見られます。
したがって、データ上ではX5が高く売れるのは新車購入から1、2年に限定されそうです。
また、今回のマイナーチェンジで内外装が刷新されたことは現モデルのリセールにも影響を及ぼすと予想されます。
しかし、モデルチェンジと走行距離に注意して乗り換えればリセールの急落をある程度防ぐことも可能です。
グレードはディーゼルのMスポーツ、カラーは白か黒、そしてサンルーフ付きが好リセールとなります。
BMW 7シリーズ値落ち率
現在のBMWにおけるフラッグシップモデルとして君臨する7シリーズ。
BMWの歴史・技術が集結し、パフォーマンスやデザイン、快適性どれをとっても最高峰の走りを堪能できるラグジュアリーセダンです。
にもかかわらず値落ち率はかなり大きく、BMWの中でも最低ランクとなっています。
年数 | 値落ち率(残価率) |
3年 | 69%(31%) |
5年 | 76%(24%) |
7年 | 81%(19%) |
7シリーズは豊富なバリエーションがありますが、特に740iMは販売台数が伸び悩み、売れ残りが中古車市場に流入。
しかし、中古車でもあまり需要がないというとは変わらないので、さらに価格が落ちるという悪循環で大きな値落ちにつながっています。
マイナーチェンジでは、なんと300万円近く落ちるという強烈な下げ幅を記録。市場に出回る一般的な車としては、トップクラスで短期損失が出ると言ってもいいかもしれません。
ただ、もちろんこれはリセールに限った話で車の性能や質は非常に優れているので、リセール前提でなければ購入もありでしょう。
ここまで解説してきたように、BMWはモデル毎の差はありつつも全体的に厳しい値落ち率となっています。
そのため、特に短いスパンでBMWを乗り換える方は、値落ち率の小さいモデルを選んでおかないとかなり損をすることになります。
【BMWの中で値落ち率が小さい上位5モデル】
順位 | モデル | グレード |
1位 | Ⅹ4 | xDrive28i Mスポーツ |
2位 | Ⅹ5 | xDrive35d Mスポーツ |
3位 | M3 | コンペティション |
4位 | Ⅹ3 | xDrive20d Mスポーツ |
5位 | Ⅹ6 | xDrive35i |
2022年12月時点
お得にBMWに乗るには、上記のようなモデルを選ぶことがひとつ。
そして、次にご紹介するBMWを少しでも高く売却するコツを押さえることを心がけましょう。
BMWを少しでも高く売却するコツ
売却は早めに!モデルチェンジの影響大
BMWは値落ち率が大きいので、売りたいと思ったらできるだけ早く行動を起こすことが鉄則です。
モデルチェンジの影響を受けやすいBMWは、マイナーチェンジの前期/後期の違いだけでも2~3割価格が下がります。
これは車格によっては200~300万円価値が落ちることを意味しています。
長く乗ることで走行距離も伸びてさらに下落幅は大きくなるため、売却先選びから契約まで最短で行うことが賢明でしょう。
カスタムパーツは純正に戻す
BMWのユーザーには、愛車を好みのスタイルにカスタムする方も多く見られます。
社外パーツも数多くのメーカーから販売されており、カスタムしやすいことも理由ですが、趣味性の強い車は買取では不利に。
たとえ走行性能を上げるカスタムだとしても、本来の乗り心地を期待する方にとっては不満となることでしょう。
マイナス査定を受けないためにも、カスタムパーツは純正パーツに戻してから査定を受けてくださいね。
輸入車の専門知識がある買取業者を選ぶ
BMWは国産車に匹敵するほど流通しているとはいえ、高級輸入車に変わりはありません。
つまり、輸入車の専門的な知識がある専門店での査定が有利となります。
なぜなら、BMWのグレード展開やオプション装備、グレードによる専門色などを適正に評価できる業者でなければ、適正な買取価格を提示することは不可能だからです。
専門店でなくても、輸入車やBMWの取り扱い実績が多い買取店でも安心でしょう。
なお、高級車の買取・販売を行っているFirstでは、BMWの高価買取も積極的に行っております。
売却を検討されている方は、ぜひFirstまでご相談ください。
おわりに
さて、今回は「BMWの値落ち率を調査!買取事情や高額査定が目指せるモデルまで詳しく解説いたします!」というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたか?
BMWの車は高級感と走行性能を兼ね備えたものばかりですが、新車購入時の値引きや中古車市場での流通量の多さ、そして故障リスクによる需要減などにより、値落ち率が大きくなっています。
同じ年式の国産車の値落ち率と比べても、20%程度は下がるとみておくのが良いでしょう。
モデルによっては新車から2~3年で半額以下になるため、短いスパンで乗り換える方にとっては損になりやすいブランドであると言えます。
ただし、そんな中でもSUVモデルのMスポーツグレードなどは比較的値落ちが抑えられる印象です。
大きなロスなくBMWに乗るなら、このようなモデルを選び、高リセールになりやすいオプションを付けることをおすすめします。
また、BMWはモデルチェンジの影響を非常に受けやすいため、売却時期の見極めも重要です。
適切な時期に適正評価が可能な業者に売却することで、BMWの高額査定を引き出しましょう。
そんな中、Firstでは地域密着型で細かいサービスや迅速な見積もり対応、お客様ファーストの査定額の提供に努めております。
BMWの売却を検討している方は、輸入車・高級車の専門知識と豊富な実績を持つFirstまでお気軽にご相談ください。
お客様にとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。