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車買取専門店ビッグモーター不正の件についてわかりやすく解説を致します!

2023 / 5 / 31 (Wed)

車の豆知識

はじめに

皆さま、こんにちは!

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。

Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。

今回は大手中古車販売店ビッグモーター不正の件について合同会社FIRSTとしての見解を解説していきたいと思います。

2023年4月にフライデーデジタルがビッグモーターについての不正を報じました。

不正の内容はお客さんのタイヤにネジを突き刺しパンクさせ工賃を請求する。また実際は激安タイヤであるのに「高級タイヤと交換した」と嘘を述べたりするものでした。

タイヤとくぎ

さらには「オイル交換はしたテイでいい」とアドバイスするLINEのスクショが暴露されて、さらには車検に関しても無資格者が行っていたのだという。

こういった報道が出てしまったのが2023年4月の話です。

そんな中、大手中古車販売店ビッグモーターはその件に関してダンマリを続けて会社的な謝罪の弁はまだありません。

ここまでの流れを見てみると不正の件が本当だとしたら、あってはならないことです。

合同会社FIRSTとしてはビッグモーター社に対して、初心に帰ってもらいたいです。

車への憧れや思いを再度見直して、車とお客様の価値をもう一度わかって欲しいと思ってしまう。

ただそうは言っても、この件については賛否両論あるのではないでしょうか。

そのため幾つかの視点からビッグモーターさんについて見ていきながら、最終的な結論を導き出していきたいと思います。

それではまず始めにビッグモーターという会社はどのような車買取専門店なのかについて解説をしていきます。

ビッグモーターとは?

ビッグモーターは日本国内で数多くの店舗を展開し、長年にわたり車の買取りや販売に携わってきている大手車買取専門店です。

会社設立は昭和53年5月で本社は六本木ヒルズ森タワー 20Fにあり、CEOはこの業界では有名な兼重宏行さんが務めています。

六本木ひるず

それゆえに、幅広い経験と実績を持っている会社と言えますので、客観的には車買取専門店ビッグモーターは良い会社であると言えるでしょう。

また加えて、ビッグモーターは一般的に査定価格が適正であると評価されているし、会社自体も大きいから信頼性も抜群です。

だから不正事件を起こす会社とは一見思えません。

ただ業界関係はなく、不正についてはどの業界でも起こっているものです。

例えば、同じ車業界で言えば三菱自動車は燃費データの不正操作が発覚し、多数の車種で実燃費が公表されていた数値と異なることが明らかになったという話があった。

一方で、電気業界の不正と言えば、東芝と富士通です。

東芝社

東芝は不正会計が発覚し、数十億ドルに及ぶ利益の水増しが明るみに出たと報道されたし、富士通も公共事業入札における不正行為やカルテルの疑いが浮上し、公正取引委員会から調査を受けました。

こういった例から分かる通り、不正があったかを調べてしまえばいくらでも出てきてしまうというのが世の常なのです。

そういうところを見てしまうと今回のビッグモーターの件はやはり本当に不正があったのではと思ってしまいます。

それではどうしてビッグモーターは不正をする流れに至ってしまったのでしょうか?

次のところではその点について考えていきたいと思います。

不正を行った理由について

車買取業者が不正を行う理由の主なところは思いの外たくさんあると思う。

そんな中、合同会社FIRSTが考える今回ビッグモーターが不正を行ったであろう理由は以下の3つです。

  • 競争圧力
  • 不正なノルマ設定
  • 不正文化の蔓延

これらについてここから詳しく見ていくようにします。

競争圧力

車買取業界はパッと思いつくだけで大手がこれだけあります。

  1. カーセンサー
  2. ガリバー
  3. ビッグモーター
  4. オートバックス
  5. ウェッブ
  6. クルマ買取ドットコム
  7. グー買取
  8. カーチス
  9. プレミアムカーセレクション
  10. レックス

ビッグモーターについてはこの中でトップを争う会社なので競争圧力というものは半端ないものだと思います。

会社としては常にトップを維持したいから従業員に対して徹底的に売上を意識させる。

そうなるとどうにかして売り上げを立てるために不正をしてしまう。このような負のスパイラルがあったのかもしれません。

不正なノルマ設定

今回のビッグモーター不正報道でも取り上げられていましたが、従業員に対しての過度なノルマ設定があったようです。

凹んでいる男性

一般従業員が上司からとんでもないノルマを課せられていたとの報告がありそれに耐えきれなくなり不正を行ってしまった。

もしもこれが本当だとしたら不正をしないとノルマを達成できないといった現実を作り出した会社自体が大問題です。

あくまでも推測の域を出ることが出来ませんが、不正なノルマ設定は存在していたのではないでしょうか。

不正文化の蔓延

表には出ていませんが不正文化が社内的に蔓延してしまっている会社が世の中にたくさんあるそうです。

つまり企業内部で不正が当たり前となっている例です。

そのような状態の中、ビッグモーターのように一部の社員が耐えきれずに不正をマスコミに晒して表沙汰にしてしまう。

ビッグモーターの場合はまさにそうなってしまったのですが、もしも不正が行われていたとしたら一つ疑問に思ってしまうことがあります。

ボーッと考えている女性

それはビッグモーター側がメディアを通して不正に対して謝罪をしない件です。

次のところではその理由について考えていきたいと思います。

謝罪をしない理由

ビッグモーターのような大手車買取業者が不正発覚したにもかかわらず謝罪なしの場合、以下のような謝罪をしない理由が考えられます。

  • 企業イメージの保護
  • 経済的な損失回避
  • 反省や改善の意思がない

これらについてここから詳しく見ていくようにします。

企業イメージの保護

謝罪によって企業の信頼性やイメージが損なわれることを避けるために謝罪をしないケースはよくあります。

特にビッグモーターのような多くの人が認知して、尚且つ好感度が高い企業ならば謝罪をして不正を認めてしまったら企業イメージが悪くなってしまうことは明白です。

そういった事態に足を引っ張られてしまうと、車買取業界トップの座を失いかねません。

この点がビッグモーターからすると一番恐れているところかもしれません。

そのようなリスクを想定してしまうと、企業イメージ保護のために謝罪をしないということは十分考えられるのではないでしょうか。

経済的な損失回避

企業イメージの保護にも繋がってくることですが、謝罪をすることで販売や収益に影響が出る可能性が高いです。

ビッグモーターは俳優の佐藤隆太さんがイメージキャラクターを務めているし、今のところ売り上げ的にも買取台数6年連続No.1をうたっていてとても順調です。

恐らく車買取業界で1番の実績をあげているのではないか。

そんなビッグモーターがもしも不正を認めて謝罪をしてしまったら、売り上げにも大きく影響して経済的な損失は回避出来ません。

空を見上げている男性

こういった経済的損失を恐れていることも謝罪に至らないという理由なのではないか?

本当のところはわかりませんが、一企業として経済的な損失回避は絶対に避けたいところだと思います。

反省や改善の意思がない

そもそもですが不正行為を行った経営陣や関係者が反省や改善の意思を持っておらず、謝罪する必要を感じていないという見方も考えられます。

会社という組織がらみでもしも不正を行っていた場合、不正が日常的に行われているということになりますよね。

つまり会社の従業員全員が不正を悪いことと認識していないということです。

ただ今回の件は、こういった会社の不正体質をなんとか正したいという少数派社員の方がいて、不正を表に出そうと思ったのかもしれません。

しかしながらそういった行為を煙たがるビッグモーター全体の体質が謝罪をしないという今に至っているのでしょう。

待ったをかけている男性

個人的にはそうであって欲しくはない。

もしも不正があったならばそれを謝罪して、今回の不正騒動を終わらせて新しいビッグモーターに生まれ変わって欲しいです。

そうなってもらうためにも、会社側から今後何かしらのコメントが出されることを願うばかりです。

終わりに

さて、今回は番外編として車買取専門店ビッグモーター不正の件についてわかりやすく解説をしてきましたがいかがだったでしょうか?

合同会社FIRSTとしてはビッグモーター不正事件について、車屋さんという範囲を超えてしまい人としての事件ではないかと考えています。

車業界に携わっているということは誰もが車への憧れや思いを持ってる。そのため車の価値やお客様の大切さを身にしみてわかっているはずなのです。

そういった気持ちをもう一度ビッグモーターには持ち直して欲しいのです。

謝罪している男性

私は合同会社FIRSTを立ち上げる前、大手車会社の営業をしていたから数字(売上)の圧力についてはとても理解できます。

でもやって良いこととやってはいけないことは絶対にあると思う。

今回の大事なお客様に対しての不正行為についてはやってはいけないことではないでしょうか。

車の価値に触れながら大事なお客様と真摯に向き合っていくこともサステナブル(持続可能性)の在り方なのです。

その点をビッグモーター社には再度思い出して頂き、車とお客様に真正面から向き合って頂けたらと思います。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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