中古外車の意外な落とし穴とは?購入時の注意点や選び方のポイントを徹底解説いたします!
2023 / 6 / 3 (Sat)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
さて、車好きなら一度は乗ってみたい憧れの外車。
国産車にはないスケールの大きさや高級感が魅力ですが、値段を見てみるとなかなか手の届かない高価なものが多いですよね。
そんな外車も、中古車であれば購入できる可能性がぐっと高まります。
なぜなら、中古の外車は新車価格に比べてかなり安くなる車種がいくつも存在するからです。
ただし、大幅に金額が下がるのにはそれなりの理由があり、きちんとした判断基準を持ち合わせていないと車選びに失敗してしまうかもしれません。
そこで今回は、外車の中古車が安くなる理由や購入時の注意点、そして賢い選び方のポイントなどを徹底解説していきます。
これから購入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは早速、中古の外車が安く売られる理由について詳しく見ていきましょう。
中古外車が安く売られる理由とは?
中古車市場の外車の相場を見てみると、新車価格の4~5割ほど価格が下げられている車が多く見られます。
もちろん車種によって差がありますが、たいていの外車が国産車並みかそれ以下で手に入れることができるでしょう。
なぜ、中古の外車はこれほど安く売られるのか?
その理由はずばり「需要の少なさ」にあります。
そもそも、日本人の外車に対するマイナスイメージの主たるものが「壊れやすい」というところ。
確かに昔の外車は国産車に比べて故障が多くなっていました。
そうすると修理費もかさみ、購入後すぐに買い替える必要もあったかもしれません。
しかし、現在は外車の耐久性も上がっており、国産車に匹敵するほど故障率が改善しています。
参考までに、故障率の目安となるブランド別の初期品質調査結果を見ていきましょう。
順位 | メーカー名 | スコア |
3 | レクサス | 144 |
4 | 三菱 | 144 |
5 | 日産 | 146 |
9 | ジープ | 149 |
13 | トヨタ | 157 |
16 | ポルシェ | 163 |
18 | ホンダ | 164 |
20 | BMW | 166 |
23 | マツダ | 177 |
24 | スバル | 182 |
25 | メルセデスベンツ | 193 |
29 | ボルボ | 210 |
※2021年 調査会社J.D.Power発表(国産車・主要外車メーカーを抜粋)
この調査では、新車納車後の90日間に発生した問題の数を100台ごとに測定しスコア化。
スコアが低いほど高品質であることを示しています。
全32メーカーのモデルを対象に実施され、上位5社中3社が日本のメーカーが入りました。
一方で、外車もジープやポルシェは日産・トヨタ車に拮抗している他、下位でもマツダやスバルと大差ない結果になっています。
この調査から、初期の品質では外車も国産車も同程度であり、外車が一概に壊れやすいというよりは車種の違いやメンテナンス状況によって故障率は異なるということが言えるでしょう。
とはいえ、長年のイメージは根強く、年数が古くなる中古車ではさらに購入者の層は限られているのが現状です。
中古車の価格は需要に応じて決められるため、国産車に比べて買い手が付きにくい中古外車は安く売られているのです。
また、中古外車の人気が少ないのには次のようなデメリットも関係しています。
中古外車のデメリットとは?
故障した際の修理費用が高い
中古外車は、万が一故障した際の修理費用が割高であるというデメリットがあります。
国産車と比べて、多くの部品で修理費用が倍近くかかってしまう外車。
なぜこんなに高額になるのかというと、そもそも外車の部品は本国からの輸入が多く割高であること、外車修理の工賃が高めに設定されていることが挙げられます。
また、並行輸入車は整備自体を断られるケースや店舗が遠くすぐに対応できないなど、費用面以外のデメリットも。
緊急時に高額な費用が発生し、そもそも修理が可能かどうかも分からない不安は、どうしても購買層を限定してしまいますよね。
維持費が高い
外車は基本的にハイオクなので、ガソリン代が割高になりやすいとされています。
また、低年式の中古外車は燃費が悪いものも多く存在し、2010年以前のモデルでは10km/L程度しか走らないこともざらにあるほど。
当時の国産車の場合、15~20kmは走るものが多いです。
さらに、外車は車検費用も高いと言われており、国産車と比べて2~3割程度高くなります。
車購入後も必ずかかる維持費が高額であると分かっていたら、なかなか購入する決心はつきにくいものです。
だからこそ、業者側は高い割引率で値下げを行い販売促進を図っているのでしょう。
このような理由から、中古外車の需要は限定されており、非常に手が届きやすい価格帯に設定されることが多くなっています。
購入する上でのデメリットはあるとはいえ、国産車にはない魅力を持つ外車を手頃な価格でチャンスがあるなら買う価値は十分にあるでしょう。
ただし、中古外車はあたり外れの多いジャンルなので、特に慎重に車選びをしなければなりません。
そこで第一に知っておきたいのが、中古外車の販売ルートです。
どの選択肢が自分のニーズに合っているのかを確認し、車の購入先を絞ってみましょう。
中古外車には2つの販売ルートがある
中古車の外車の販売ルートは「正規ディーラー」と「専業販売店」の2種類に分けられ、それぞれ独自の特徴を持っています。
正規ディーラー:「認定中古車」
正規ディーラーでは「認定中古車」という区分で中古外車を販売しています。
現在日本にある輸入車のほとんどが正規ディーラーの手を介している「正規輸入車」で、ディーラーによって点検・整備・消耗品の交換などが施されています。
個人間の売買とは異なり、販売店が責任を持って点検しているため故障率も低いのが特徴です。
ディーラーでは購入後の保証も付帯しているため、万が一の故障時にも安心度は高いと言えるでしょう。
専業店販売:「中古輸入車」
認定中古車は安心できる面が多くありますが、その分費用もかかってしまうのがマイナスポイント。
その点、ディーラーを通さずに外車を直接購入する方法を取る中古輸入車は、コストをできるだけ抑えたいという方に向いている選択肢となります。
中古輸入車は、オークション等で流れてきた外車に半年保証を付けて販売するケースが多く、消耗品の交換や点検などは行われていません。
掘り出し物が予想以上に安く買える可能性がある一方で販売店によって品質や保証に差があるため、きちんとしたリサーチが必要です。
では、これを踏まえて中古外車を「賢く選ぶ」にはどうしたらよいでしょうか?
ここからは選び方のポイントについて具体的に見ていきたいと思います。
中古外車の賢い選び方とは?
認定中古車or中古輸入車
前述した通り、認定中古車と中古輸入車にはそれぞれ特徴があります。
単純に価格の問題なら専業店で中古輸入車を購入する方が安く済むでしょう。
しかし、車は後々のメンテナンスも必要。
認定中古車は整備が済んでいるため、最初の車検で多額の費用がかかることはほとんどありません。
一方、専業店で購入する場合は、消耗品の交換が発生で費用が膨らみ、最終的には車を乗り換えるというケースが多く見られます。
そのため、よほどのレア車種などでなければ、認定中古車を選ぶ方が長い目で見てお得な買い方であると考えられるでしょう。
ワンオーナ―の中古車を選ぶ
ワンオーナーとは、複数のオーナーを経由せず一人のオーナーが所有して初めて中古車市場に出回った中古車のことです。
ワンオーナーの中古車は使用状況やメンテンナンスの履歴が分かりやすく、車の状態が見極めやすいというメリットがあります。
高品質の中古外車が欲しければ、ワンオーナーのものを探すところからスタートしましょう。
また、使用年数や走行距離が短ければさらに状態が良い可能性が高いので、できれば3万キロ未満~長くても5万キロまでのものがおすすめです。
購入後を見据えた保証内容の確認
中古の外車を購入する際は、信頼できる販売店選びとともに保証内容の充実度についても確認しておきましょう。
保証がきちんと整っていれば、万が一の際に大きな出費をせずにすみ、安心して乗り続けることができます。
保証内容は各店舗によって異なり、認定中古車であれば2年前後が平均。将来的な故障リスクを考えると、ある程度保証期間が長く設定されているものを選ぶのがベストです。
車の仕様を確認
車は製造された国によって仕様が異なるので、国産車との違いを理解しておきましょう。
最も分かりやすい仕様の違いは、ハンドルの位置です。
外車といえば左ハンドルですが、日本での使い勝手を考慮して右ハンドル仕様になっているものも多いです。
しかし、無理矢理仕様変更しているケースも多々見られ、機能性や操作性が損なわれている可能性もあるので注意しましょう。
仕様によって車の使い方はもちろんのこと、保管場所や運転環境、その他さまざまな影響を考えて管理の方法まで考えるようにしてみてくださいね。
試乗は必須
店舗でお目当ての中古外車を見つけることができたら、必ず試乗しましょう。
見た目だけでは分からない不具合を購入前に発見でき、トラブル予防にも繋がります。
試乗でのチェックポイントは次の通り。
- 異音の有無
- まっすぐ走るか
- ブレーキが効くか
- 可動部に違和感がないか
- オイル漏れがないか
これらの項目で1つでも当てはまるものがあれば、店舗に伝えて対応してもらえるか確認してみましょう。
もし対応不可の場合、お買い得な中古車であっても後々費用がかかるので避けるべきです。
適正価格かどうか確認する
例えば、自分の探していた中古車の外車が驚くほど安い価格で販売されている場合、同様の車種の相場を確認し適正価格かを調べることが重要です。
価格に差がある場合は、なんらかのトラブルを抱えている可能性もあるので慎重な検討が必要になります。
疑問点は必ず販売店に確認して解消した上で、車を選ぶことを心がけてくださいね。
さて、ここまでは中古外車の注意点や選び方のポイントを解説してきました。
ここからは今おすすめの中古外車をご紹介していきますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
中古車で買えるおすすめの外車
BMW MINI「ミニ」
中古車平均価格:240万円
ミニは2016年から7年連続で外車新車登録数第一位になるほど人気のモデルです。
現行型は2014年に登場し、5ドアモデルが追加。ボディータイプの選択肢が多いことが特徴と言えます。
売れ筋はミニらしさを残しながら実用性を向上させた3ドアや5ドアで、中古車選びも現行型が中心となるでしょう。
メルセデスベンツ「Cクラス」
中古車平均価格:258.5万円
メルセデスベンツのCクラスは、Dセグメントといわれるカテゴリーのセダンで、世界中のメーカーがお手本とするモデルです。
現行型は2021年にフルモデルチェンジされた5代目で、クラストップの上質感とSクラスに匹敵する先進装備が搭載されています。
まだまだ新しいモデルで中古車でも新車並みの価格となってしまうため、先代の4代目モデルが狙い目。予算が許すのであれば後期型のディーゼル車がよいでしょう。
フォルクスワーゲン「ゴルフ」
中古車平均価格:210.5万円
現行型は2021年にデビューした8代目モデルで、派手さはないものの質実剛健さは相変わらずで安定した人気を保っています。
中古車選びの中心は先代の7代目ゴルフとなりますが、高額が「R」グレード以外の4WDモデル「オールトラック」は数が非常に少なくなっており、少々値が張るかもしれません。
おわりに
さて、中古外車の意外な落とし穴とは?購入時の注意点や選び方のポイントを徹底解説いたします!というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
外車は新車で購入すると高額になることが多いですが、中古車となれば想像以上に安く手に入れられる車種がいくつもあります。
なぜなら、中古車の外車は故障リスクや修理費用および維持費の高騰への懸念から需要が少なくなるからです。
これらのデメリットは購入後の負担に繋がる可能性があり、価格だけで選ぶのは危険かもしれません。
高品質な中古外車を見極めるためには、きちんと管理された認定中古車を選ぶことがひとつ。
加えて、保証内容の確認や試乗、相場の把握などを事前に行うことが良い中古外車購入の心得です。
ぜひこの記事を参考に、素敵な中古外車をお得に手に入れてくださいね。
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは外車の買取だけでなく、販売にも力を入れております。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。