中古車を買い替える時の下取りってどうなの?メリットとデメリットを解説します!
2022 / 2 / 12 (Sat)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもFirstのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
車を買い替える時、次に乗る車を決めるのは当然ですが、今乗っている車をどうするかについても考えなくてはなりません。
愛車を手放すにあたって、「下取り」や「買取り」という選択肢をよく耳にしますよね。
見た感じ似ているこの二つですが、実は全くの別物です。
どちらの売却方法を選ぶかで、手間や売却金額に大きな違いが出るので、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。
そこで今日の記事では、下取りについてクローズアップして、そのメリット、デメリットを詳しく解説していきます。
ご自身にぴったりの売却方法で賢く乗り換えができるように、買取りとの違いについても触れているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
まずは、下取りについて簡単に解説していきます。
下取りとは?
下取りとは、今乗っている車を販売業者に売却し、その下取り額を次に購入する車の購入費用に充てる仕組みのことです。
そのため、次の車の購入が前提となります。
一般的に、下取りはディーラーでの買い替え方法として知られていますが、中古車販売店でも下取りと同じような売却方法を採用しているところもある。
特にディーラーで車を購入する際には、下取りをおすすめされることが多いです。
次の車を同じ店舗で購入する場合は、今乗っている車が新車でも中古車でも下取りを利用することができるからです。
また、他のメーカーの車でも下取り対象としてくれる販売店が多いです。
そんな中、買取りの場合は、車の買取業者に買い取ってもらうので、売却が済んだら現金が入ります。
ところが下取りの場合は車の購入金額からの割引になるため現金のやり取りはありません。
そしてここからは下取りのメリットとデメリットを解説していきますね!
下取りのメリット
手間を削減できる
下取りを利用すると、売却と購入が一度に同じ店舗でできるので、買い替え自体をスムーズに行うことができます。
買取りを選択して売却と購入を別で行う場合には、その都度必要な書類を複数準備して、買取り業者と販売店それぞれとやりとりをしなければなりません。
忙しい合間を縫ってのこの作業は、なかなかのストレスですよね。
反対に、下取りであれば、ディーラーもしくは中古車販売店の担当者が、必要書類の準備から名義変更の手続きに至るまで一貫して代行してくれるので、負担が最小限となります。
よって、時間が大幅に節約でき手間を省くことができるので、大きなメリットといえます。
車の価値以上の価格がつくことがある
買取りの場合、中古車市場の相場が日々変化しているので、それに合わせて売却する車の価値も大きく上下しやすいです。
その点、下取りの場合は買取とは違って、世間での流行や需要に関わらず、どのような車でも一定の価格が付くというメリットがあります。
買取り業者にとって、買い取った車を次のユーザーに売却することが最も重要なので、価値のある車であればできる限り高値をつけてくれる。
しかしながら、ほとんど価値のない車は査定額が0円もしくはそれに近い価格になってしまうことも少なくないのです。
一方で、ディーラーなどの販売店で新しい車を購入する際には、ある程度値引きの限度額が決められています。
販売店は新車を購入してほしいので、その値引き額の範囲内であれば、下取りをする車の価値が0円に近かったとしてもそれ以上の価格をつけてくれる可能性があるのです。
そのため自分の車の状態によっては、こちらもメリットになりますね!
値引き交渉がしやすい
上の項目でも触れたように、ディーラーで車を購入する時には、下取りの価格を上げてもらうことによって最終的な値引き額をアップすることができます。
新車を購入する際の値引きには、「車両本体価格からの値引き」「用品値引き」そして「下取り査定による値引き」三つの軸がある。
まず車両本体価格の値引きですが、この内訳には販売するディーラーの利益分も含まれているため、値引きをすると利益が薄くなるということになります。
よって、大幅に値引きをしてもらうことは難しいでしょう。
また、値引きをしないことでブランドイメージを保っているメーカーもあります。
次に、用品値引きがあります。
車を購入する方の多くが何かしらのオプションを装着しますね。
種類も豊富で、フロアマットやドライブレコーダーなどが該当します。
このような後付けオプションの総額から20%程度の値引きをするというものが用品値引きです。
用品値引き額はおよそのパーセントが決まっており、値引き交渉で上乗せができません。
また、オプションを全く付けない方には車両本体価格で値引きが拡大するというわけではないので、注意が必要です。
そこで、下取り車の値引き額が重要になってきます。
下取り査定は、査定基準はあるもののディーラーそれぞれの判断によって価値がつけられるので、値引きの限度額までの範囲内で調整ができます。
ですので、担当営業の方との交渉次第で、希望の予算に応じて値引きが足りない所を下取り価格に上乗せしてもらうことで、最終的な値引き額を引き上げることができるのです。
下取り値引きは他のふたつの値引きの項目より交渉の余地が大きいという点で、メリットになります。
納車まで下取り車に乗ることができる
下取りの場合、次の車が納車されるまで下取り車に乗ることができるというメリットもあります。
人気の車種や受注生産の車などは、契約から納車まで半年近くかかることも珍しくありません。
買取りの場合は、査定の有効期限が短いので売却が先になってしまい、代車を手配してもらうことになります。
下取りならその間も普段から乗り慣れた自分の車に乗ることができるので、安心ですね!
それでは次のところでデメリットについて解説をしていきます。
下取りのデメリット
下取りの査定額が低い傾向がある
下取りを利用する場合の1番のデメリットは価格面です。
一般的に買取りよりも下取りの方が査定額が低くなります。
下取りでは、中古車市場の相場が反映されにくいので、人気の車種やグレード、オプション装備など、買取りではプラス査定で高額買取りとなる車でも高値がつきにくくなるのです。
そもそもディーラーは「車を売る」ことがメインの仕事なので、「買う」ことにあまり力を入れていません。
下取り自体が車を売るためのサービスの一環であり、スムーズに購入をすすめるためのものなので、下取り額はディーラー側が損をしないように安く抑える傾向があります。
よって、下取り査定額は車本来の価値というよりは、値引き可能な範囲内で調整される金額となるのです。
また、買取り業者間ではライバル社での競争があるため、必然的に価格は上がっていきますが、下取りは一社のみなので価格を上げる必要性もありません。
結果的に、買取りと下取りでは査定の見積額が数十万程度の差がついてしまうこともあります。
そのため高値で車を売却したいのであれば、大きなデメリットとなってしまうのです。
諸費用がかかる可能性が高い
買取りの場合は査定費用は無料ですが、ディーラー等の販売店で下取りをしてもらう場合、諸費用が発生する可能性があります。
見積書をよく確認すると、「下取り査定料」や「手続き代行手数料」が計上されていることがある。
下取り査定料とは、査定を行うことによって発生する費用のことで、すなわち人件費です。
だいたい5千円から1万円程度が相場ですが、販売店によって自由に設定できるものでもあるので、疑問がある場合は確認するようにしてください。
また、手続き代行手数料は下取り車諸費用とも呼ばれるもので、下取り車の名義を変更する際や廃車にする際の費用とされています。
こちらもおよそ5千円から1万円程で計上されることが多いようです。
現在、ほとんどの買取り店では無料査定が行われるのに加えて、本来であれば名義変更などの手数料は車を買った側が負担しなければなりません。
下取りの場合は車を買い取るのがディーラーなので、売った側であるユーザーがその手数料を負担しなければならないのは、納得がいかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車の購入金額が大きいが故に見落としてしまいがちな出費ですが、少しでも節約をしたい方にとってはデメリットとなります。
買取りを検討するか、必ずしも徴収する必要がある項目ではないので値引き交渉をしてみるのもおすすめします。
売却金額が現金化されない
下取りをすると、車を売却した金額は自動的に全額そのまま次の車の購入費用に充てられます。
反対に買取りの場合は、車の購入が関係しないので売却さ金額を現金で受け取ることができる。
また買取りでは売却したお金の使い道を自由に決められるのに対して、下取りでは限定されてしまうのもデメリットといえます。
その店舗で車を購入するための下取りという位置付けから、現金化ではなく割引という形をとっているのです。
現金化されれば、その資金を元手にできるので、より多くの販売店もしくは中古車販売店を見て回り、選択肢を増やすことにもつながりますよね。
上記で述べたように、購入時のサービスの一環であるため、自分の思うようにお金を活用できないということになってしまいます。
そのためまとまった現金が必要であったり、多くの販売店で車を探したい方などには不向きといえるでしょう。
他社メーカー車の下取り価格が安くなりやすい
ディーラーに他社のメーカーの車を下取りしてもらえるのか心配な方もいらっしゃるかと思います。
基本的に自社以外の車でも下取りはしてくれるところがほとんどです。
しかし、他社メーカーの車は自社のものより査定額が低い傾向があります。
自社の中古車であれば、ディーラー直営の中古車販売店で再販ができるのである程度下取り価格の値上げが期待できますが、他社の中古車はそこでは販売ができません。
他社の車はオークションに出したり他社に転売したりするため、手数料が発生します。
自社の車よりも余計なコストがかかるので、下取り価格を抑えて回収する可能性が高いです。
また、ディーラーの担当者は他社の車について詳しくないので、オークション相場の最低価格で下取り額を決定します。
今の車と違うメーカーの車の購入を希望している方にとって、価格面でデメリットが大きくなってしまうのではないでしょうか。
終わりに
ここまで、車の下取りのメリット・デメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
車を買い替える時には、下取りか買取りのどちらかを選ぶことになります。
下取りでは、査定額が低くなる傾向があり金額面でのメリットは享受しづらいです。
少しでも高く売却したいという方には買取りをおすすめします。
売却額に関わらず手間を省きたい方は下取りが向いているといえます。
時間がなかなか取れない人にとって販売店に行けば、購入と売却が一度で済むのは魅力的ですよね。
それぞれのメリットとデメリットをよく理解して、自分に合った売り方を見つけることが重要です。
そんな中、Firstでは、お客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?と思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。