車のディーラー下取りは損?メリットや注意点を徹底解説いたします!
2022 / 8 / 13 (Sat)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
車の主な売却方法として、ディーラーによる下取りと車買取業者による買取があります。
どちらも車を売却するという点では同じですが、特徴は全く異なります。
そのため、車の買い替えを検討している方にとっては、どちらを選べばよいか悩むところですよね。
一般的には、ディーラーへの下取りよりも買取の方が車が高く売れると言われています。
ただ、だからといって下取りは損であり、利用するメリットがないというわけではありません。
満足のいく車の売却を実現するためには、それぞれの性質をよく理解した上で売却先を決めることが重要です。
そこで、今回の記事では特にディーラー下取りに注目し、メリットや車売却時の注意点などについて徹底解説いたします。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
では早速、車をディーラー下取りに出すとどんなメリットがあるのか?というところから始めていきたいと思います。
車をディーラー下取りに出すメリット
車買取と比べて価格面でのデメリットがあるにも関わらず、一定数の方がディーラーでの下取りを利用しています。
その理由として、以下のようなメリットがあることが考えられます。
手間がかからない
ディーラー下取りでは、買取と比べて買い替え時の手間が圧倒的に少なく済むというメリットがあります。
車を売り買いするには、さまざまな書類の提出や手続きが必要となります。
ディーラー下取りではこのような手続きを全て代行で行ってくれるので、ユーザーの負担はかなり軽減されるでしょう。
また、下取りでは車の売却と購入を一か所で一度に進められるので、時間も節約することができるという点も大きな魅力となっています。
新車の値引き交渉に使える
車を下取りに出すと、新車の値引き交渉に使えるというメリットもあります。
ディーラーでの下取りは新車の購入が前提となっており、下取り金額は次の車の購入資金に充てられます。
ユーザーにとっては、下取り額によって購入費用がどのくらい安くなるかが一目瞭然なので、値引き交渉がしやすくなるのです。
一方、ディーラーは顧客が他社に流れないように多少下取り額を高くしても新車購入に繋げたいと考えます。
特に購入を希望する車が高額であれば、下取り額の交渉がうまくいく可能性は高いでしょう。
新車の中には、原則として値引き販売を行わない車種も少なくありません。
新車の購入費用を抑えたい場合は、下取り車の存在が大きな意味を持つことになるでしょう。
条件の悪い車でも値段が付きやすい
買取と違ってディーラー下取りは市場のニーズに左右されません。
それは、ディーラーの目的が車を買い取ることではなくて新車を売ることにあるからです。
そのため、低年式車や過走行車、状態の悪い車や人気のない車種でも値段が付きやすいというメリットがあります。
一般的に、ディーラーで販売されている車の値引き可能額はあらかじめ上限が決まっているのです。
その上限を超えない限りはディーラーに利益が残るので、条件の悪い車でも値段を付けての下取りが可能となります。
アフターフォローの充実度が高い
ディーラーでの下取りを希望した場合、買取よりもアフターフォローが充実しているという点もメリットと言えるでしょう。
例えば、下取り車を新車納車日まで乗ることが可能であったり、代車貸し出しサービスを確実に受けられたりなど、ユーザーの希望に合わせて柔軟に対応してもらえます。
また、近年は新車購入時にメンテナンスプログラムが標準で組まれていることも多くなっている。
これにより、初回車検までの主なメンテナンスを無料で受けられることができるため、安心のカーライフを送ることができます。
一方、ディーラーで車を下取りしてもらう際にはいくつかの注意点もある。
事前にデメリットとなるポイントを把握しておくと、自分にとってディーラー下取りが適しているかどうか判断することができます。
そこで、下取りの主な注意点を4つご紹介していきます。
車をディーラー下取りに出すデメリット・注意点
下取り査定額が買取よりも低い
前述したように、ディーラー下取りは買取と比べて査定額が低くなりやすいとされています。
車買取店では買い取った中古車を再販することで利益を得ています。
そのため、人気の車種やカラー、オプションなどは積極的にプラス査定され、売れる車と判断されれば高く買い取ってもらうことができるでしょう。
反対に、ディーラー下取りではどんな車でも一定の査定基準を基に価格が付けられるので、プラス査定にはなりにくい傾向にあります。
下取り額の使途が限定される
下取りの場合、下取り額は必ずそのまま新車購入代金に割り当てられます。
使途が限定されており融通が利きづらいことも注意点のひとつです。
本当の下取り額がわかりづらい
下取りは基本的に「新車値引きの一環」という扱いとなります。
そのため、下取り分以外の値引き額とまとめられてしまうと、具体的な下取り価格があいまいで分かりにくくなってしまうのです。
下取り額を出してもらう際には、その他の値引きの内訳も合わせて出してもらうようにしましょう。
査定料や手数料がかかる場合がある
車買取の場合、基本的に査定は無料で実施されますが、ディーラー下取りの場合は「査定料」や「下取り手数料」が発生することがあります。
店舗によって異なりますが、平均して5千円~1万円程度かかることが多いようです。
それ以外にも手続き代行手数料など、なにかと諸費用がかかるのがディーラー下取りを利用するデメリットとなります。
見積書は、下取り額だけでなく全体をよく確認しておきましょう。
ここまで、ディーラー下取りを利用するメリットや注意点について解説してきました。
車を下取りに出すかどうか決めるためには、売却のもうひとつの手段である買取についても知っておく必要があります。
そこで、車買取のメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
車買取のメリット・デメリット
メリット
- 査定額が比較的高い
- 社外パーツでもプラス査定になることが多い
- 事故車や不動車でも買取が可能
- 売却で受け取ったお金を自由に使える
デメリット
- 相場が変動しやすい
- 車の売却と購入それぞれの手続きが必要で手間がかかる
- 車の引き渡しと納車のタイミングが合わせづらく、車が無い期間が生じることがある
- 低年式車、過走行車には値が付かないことがある
このように、車買取では高値が付きやすいという大きなメリットがあります。
反対に、総じて全てワンストップで用意できる下取りに比べると手間も時間もかかってしまう点がデメリットとして挙げられます。
ディーラー下取りと車買取両方の特徴が分かると、「自分はどちらに向いているのだろう?」という疑問が解消できますね。
ここまでの解説を踏まえてそれぞれどのような方が向いているのか、次の項目で整理していきます。
ディーラー下取りが向いている方
- 車の売却まで手間をかけず、短期間で行いたい方
- 新車納車までの期間に代車に乗りたくない方
- 割引が適用されないような最新車に乗り換えたい方
- 付帯するサービスに価値を見出せる方
- 古くてボロボロの車に乗っている方
時間や手間をかけずに、できるだけ簡単に車を売却したい方には、下取りが向いていると言えるでしょう。
また、単純な下取り額だけでなく、車を乗り続ける上での安心感を重視したい方にも下取りがおすすめです。
車買取が向いている方
- できる限り高く車を売却したい方
- 社外パーツやオプションなどをプラス評価してほしい方
- 直近での車の乗り換え予定がない方
- 車の売却費用を現金化したい方
- 稀少モデル車などの専門知識のある査定士にきちんと査定評価してもらいたい方
車買取の場合はディーラー下取りよりも細かな査定基準が設けられているので、愛車の価値を正しく価格に反映してほしいという方に適していると言えるでしょう。
このように、車の売却において何を重要視するかによって、どの売却方法を選択するかが変わってきます。
ただし、下取りにおいてはどんな車でも引き取ってもらえるとは言い切れません。
実際に、ディーラー下取りが難しい車はあるのでしょうか?
ディーラー下取りが難しい車ってあるの?
以前と比べて改造車に対する法規制が緩和されました。
また輸入車の品質が向上していることもあり、近年では査定不可や引き取り不可の車は少なくなっているようです。
しかし、車の状態によっては、ディーラーごとに対応が変わることもあるため注意が必要となります。
改造車の場合
道路車両運送法などの規定に違反していなければ、改造車でも基本的には下取りが可能です。
違法改造車の場合は当然のことながら下取りは不可で、ディーラーの整備工場に持ち込むこと自体ができません。
その理由は、ディーラーが違法改造車を整備したら営業停止処分になってしまうからです。
違法かどうかどちらともいえない状態の改造車の下取りはディーラーの方針や担当者によりますが、ディーラーとしてはリスクがあるため歓迎はされません。
輸入車の場合
国内メーカーのディーラーでの輸入車の下取りは可能です。
一般的に、輸入車は中古車としての需要が少なく相場変動も激しいことから、下取り額は低くなる傾向があります。
しかしながら、中には下取り額を高めに設定して乗り換えを促すディーラーもあるようです。
様々なディーラーがいるということも現れではないでしょうか。
廃車の場合
廃車にする車の下取りも基本的には可能です。
壊れる寸前の車でも値段を付けて引き取ることもあり、その後はディーラーの判断で再販に回すか、廃車として業者に出すかなどが決まります。
ただし、得意分野ではないので専門店以上の価格は期待できないでしょう。
車検切れの場合
車検切れの車でもディーラーでの下取りは可能ですが、「車の状態が良ければ」などの条件付きです。
車検切れの状態が数カ月や年単位の場合、バッテリーが上がったりタイヤが劣化したりして、最悪のケースでは下取りができないこともあります。
また、車検切れの車は公道を走ることができないため、車の引き取りにコストがかかることも考えられます。
一般的には車買取専門店に依頼した方が、好条件が提示されることが多いようです。
ディーラーでの下取りが可能な場合でも、価格に納得がいかない場合は車買取業者にも査定を依頼してみましょう。
販売ルートを多く持つ業者を見つけられると、高価買取に繋がる可能性があります。
さらに、車の売却で損をしないための2つのポイントをご紹介します。
すぐに実践できるものなので、ぜひ活用してください。
車の売却で損をしないために
安易にディーラー下取りを利用しない
手続きが面倒だからという理由だけで安易に下取りを利用するのはおすすめできません。
ディーラーを利用するのは、あくまで新車の値引き交渉を成功させたい場合や車買取では値段がつかない車を手放す場合にしましょう。
これらの必要性がなければ車買取店での売却がよりお得です。
買取相場を把握しておく
事前に愛車の買取相場を知っておくことで、買い叩きを防ぎ価格交渉をスムーズに進められます。
適正な価格で車を売却するために、ウェブ上のシミュレーションなどを利用して相場を調べておきましょう。
おわりに
今回の記事では、車をディーラー下取りに出すメリットや注意点などについて詳しく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
車を売却するにあたって、下取りでは手間がかからず新車の値引き交渉が行えるなどの利点があります。
しかし、ディーラーは中古車の車買取が専門ではないので高額査定は期待できません。
自分が車の売却でどのような点を重視するのかを整理し、売却方法を選択することが大切です。
愛車を高値で買い取ってもらいたいのであれば、ディーラー下取りよりも買取の利用をおすすめします。
そして、高価買取を実現したいのであれば信頼できる車買取業者を選ぶことが一番の近道です。
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは、お客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。