10万キロ超えの走行距離の中古車ってまだまだ乗れる?選び方のポイントや売却時の得する方法も合わせて徹底解説していきます!
2022 / 7 / 21 (Thu)
車の豆知識
はじめに
皆さまこんにちは!
いつもFirstのブログをご覧いただきありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
中古車選びの判断基準は人によっても様々ですが、走行距離は購入を決める際の重要な判断基準となっています。
なぜ走行距離が重要とされているかと言うと、走行距離=車の寿命とされているからです。
そんな中、走行距離が10万キロを超えてくると中古車の購入価格も下がってきます。
もしもまだ安心して乗ることができるのであれば、走行距離が10万キロ中古車を購入したいと思うかもしれません。
そのような人のために、今回は中古車選びの時に重要とされている走行距離が10万キロを超えてしまった中古車の価値と選び方について解説をして行きます。
また10万キロを超えていても中古車は売却することはできるのか?
その時の得する売却方法なども合わせて徹底解説していきますので最後まで読んでみて下さい。
ではまず本題に入る前に予備知識として知っておいて欲しい2つのことを紹介していきたいと思います!
走行距離10万キロ中古車についての予備知識
走行距離の重要性
走行距離が伸びれば伸びる程、中古車の寿命は短くなると言われています。
その1番の理由は走行距離が伸びることによって中古車を動かす様々な部品の寿命が短くなってしまうからです。
もちろんメンテナンスや交換をこまめにきちんと行っていれば寿命も長くはなります。
ただし走行距離が長くなれば長い程その寿命は必然的に短くなってしまいます。
では、中古車の走行距離は短ければ短い程良いのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
走行距離にも年式に沿った適切な走行距離があり、必ずしも短ければ良いわけではないので注意が必要。
一般的には1年1万キロが通常時の走行距離と言われていて、多少前後しても問題はありません。
逆に、極端に中古車の走行距離が少なかったり多かったりするとエンジンに負担がかかってしまいます。
そうなると年式に関わらず寿命が短くなってしまうことは覚えておいて下さい。
一般的な車の寿命
中古車の走行距離で10万キロを適切な年式で言うと10年落ちと言うことになります。
一般的には10年10万キロが中古車の寿命と言われていました。
しかし近年車の性能も耐久性も進化しているため車の寿命も伸びています。
新車購入時から10年〜15年、走行距離も10万キロ〜15万キロ、メンテナンス次第では20万キロは走れると言われているのです。
ただ注意が必要なことは、13年目で車両税が上がるため車を手放し、そこで廃車にする方が多い。
その結果、平均すると13年目頃が中古車の寿命と言われています。
一方で、走行距離が10万キロ〜15万キロが寿命とされているのであれば10万キロの走行距離の中古車はどうでしょう?
中古車としての価値はほぼもうなくなってしまっているように感じてしまいますよね。
でもメンテナンスをしっかりと行っていた車であれば20万キロも走行することができるのです。
それゆえに走行距離が軽く10万キロを超えているからといって中古車としての価値がないという考えは間違いです。
以上の予備知識を前提に、続いては実際に10万キロ超えの走行距離の中古車の相場を見ていきたいと思います!
走行距離10万キロの中古車の価格相場
- トヨタ アクア
- 2013年式 12万キロ
- 本体価格43万円
- トヨタ アルファード
- 2013年式 10.9万キロ
- 118万円
- トヨタ プリウス
- 2013年式 9.1万キロ
- 93万円
これらの3つは10年落ち、走行距離もほぼ10万キロですが、しっかりと価格がついていることが分かると思います。
また、現在大人気の古い年式のランドクルーザーやもう現在は発売されていないハイラックスサーフの中古車は10万キロ超えが当たり前です。
なので12万キロ、18万キロはたまた20万キロ超えても廃車にはならずしっかりと価格がついて販売されています。
ランドクルーザーについてはクロスカントリー型SUVなので元々作りもとても頑丈です。
用途に合わせてタフに作られている車なので他の車よりも走行距離が伸びてもまだまだ乗ることが可能となっています。
この3つの例とランドクルーザーを例として見てみると、10万キロ超えの走行距離の中古車でもまだまだ大丈夫ということがわかるでしょう。
価値もしっかりとあると言う結論に行き着きそうですが、ここで走行距離10万キロ超えの中古車のメリットとデメリットを書いていきたいと思います。
走行距離10万キロ越えの中古車のメリット
価格が安い
なんと言っても価格が安いのが1番のメリットであると言えます。
新車や数年落ち中古車では予算的に購入が難しかった車も、10万キロを超えて価格が一気に下がり、購入しやすくなる中古車が多いです。
憧れの中古車が10万キロを超えているとしてもお得に手に入ったら嬉しいですよね。
メンテナンスがしっかりとされている
こちらに関してはしっかりと見極めが必要ですが、ある程度の価格がついて販売されている中古車の場合、日々のメンテナンスがしっかりと行き届いているケースが多いです。
走行距離が10万キロを超えている中古車は大前提としてメンテナンスがきちんと施されています。
メンテナンスが施されていない場合は相場に比べてかなり安価になっているのでそこが良し悪しを見極めるポイントです。
走行距離10万キロ越えの中古車のデメリット
維持費がかかる
まだまだ乗れるとは言っても、やはり10万キロを超えてくると車自体にも色々と不調がでてきてしまいます。
そのため走行距離が短い車と比べてやはりメンテナンスの回数は必然的に多くなってしまうでしょう。
これはどんな車においても言えることで、先程出てきたランドクルーザーやその他長距離を走ることが向いている車でも必ず不調は出てきます。
メンテナンスをせずに乗り続けることは不可能なため、しっかりと細かいスパンでメンテナンスを行うことが10万キロ超えの中古車には必要です。
また10年落ち以上の中古車の場合、13年目には車両税がガクンと上がります。
車のメンテナンス代+車両税UPで、維持費は決して安くは済まないことは覚えておいて下さい。
リセールバリューはほぼない
メリットとなっている購入価格が安いということは10万キロの時点でそれだけの価値になってしまっているという事です。
そのため、また売却を考えた時にはかなり安くなってしまうか、もしくは価格が全くつかなくなってしまう可能性が高いです。
ちなみにリセールバリューは一般的に3年で50%〜60%、5年で40%〜50%、10年では20%以下と言われています。
10万キロ超えの場合は10年落ち辺りの中古車が1番多くなってきますので、リセールバリュー は20%以下が相場でしょう。
新車からあまり年数が経っていない新しい車の場合、車種によっては高いリセールバリューをを保持することできている車もあります。
しかしながら走行距離が10万キロ超えの中古車の場合は、ほとんどがリセールバリュー を期待することはできない。
走行距離が10万キロ超えの中古車はリセールバリュー関係なく、その車に乗りたい方や乗り潰すつもりの方に向いていると言えるでしょう。
さてここまでメリットとデメリットについて話してきました。
走行距離が10万キロ超えの中古車はメリット、デメリットをしっかりと把握して見極めることが大切です。
では続いて状態の良い走行距離10万キロ超えの中古車の見分け方について説明していきたいと思います!
走行距離10万キロ超え中古車の見極めポイント
メンテナンスの有無
メンテナンスの重要性は書いてきましたが、その中でもこの3つをきちんと行っているかと確認しましょう。
車には必ず整備記録簿があるため、この3つ以外の箇所も含めてどれだけしっかりとメンテナンスされているかを確認してみましょう。
タイミングベルト
タイミングベルトは10万キロで交換の目安と言われています。
交換されていなかった場合、購入した後に自費で交換をしなければなりません。
タイミングベルトは車の非常に重要な部品なので自費となると高額になることは知っておいて下さい。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルの交換は5000キロ走行距離が増えるごとの交換が目安とされています。
そのため10万キロであれば既に20回は交換されているはずです。
極端に少ない場合は金属部分に負担がかかっているため、寿命が想像以上に短いかもしれません。
オルタネーター
オルタネーターも車の走行性能の関わってくる非常に重要なパーツです。
また、オルタネーターを交換するとなると5万円〜10万円程度で高額な交換費用がかかってきます。
もしも交換されていない場合は自費で交換しなくてはならないため注意が必要です。
年式
年式は走行距離とのバランスがとても大切です。
中古車の走行距離が10万キロの場合は10年または前後2〜3年年程が良いとされていて、7年〜13年落ちまでがベスト。
古すぎる年式の車に対しても注意が必要ですが、新しい年式なのに走行距離が10万キロ以上の場合はかなり注意が必要。
3倍以上の差がある場合、明らかに過走行になるため一般的な10万キロ超えの車よりも車に負担がかかってしまうのです。
修復歴の有無
事故などで修復歴がある場合、安価での販売をされていることが多いです。
見た目的にはかなり綺麗な状態まで戻されているので一見分かりにくいかもしれません。
ただし修復歴があることで他の中古車に比べて壊れやすくなっている面もあるため、注意が必要だと思います。
以上3つの点を、特に注意して見ていくことで走行距離が10万キロ以上でも状態の良い中古車を見つけることができます。
せっかく安く購入することができるのに、購入後にメンテナンスで高額な費用がかかってしまっては元も子もないので、必ずチェックしましょう!
ここまでは走行距離10万キロ超えの中古車の購入について書いていきました。
では続いて、走行距離10万キロ超えの中古車を売却したいと考えている方に少しでも得をする売却方法を書いていきたいと思います!
走行距離10万キロ越えの中古車の売却方法
下取りではなく中古車買取専門店に
10万キロオーバーの中古車に限らず車を売却したい場合には必ず中古車買取専門店へ買取依頼をしましょう。
下取りは次の車の購入と同時に同じ場所で行うことができるので楽ではありますが、確実に買取金額が下がってしまいます。
また下取りを行うのは主にディーラーなどで、中古車買取よりも車を販売することが目的としているため中古車の査定項目も細かいところまで点数をつけません。
反対に買取専門店は中古車の買取を目的としているため、様々な車の買取実績から中古車への価格をつけることができます。
走行距離が10万キロ超えの中古車なんて元々価値が低いから安い買取金額でも仕方ない・・・
こう思わずになるべく少しでも高い買取金額をつけてもらいましょう!
海外にも流通ルートのある業者へ
海外では走行距離が10万キロ超えの中古車はまだまだ問題なく乗れるため需要があります。
そのため日本の中古車買取業者で価格がつかなくても、海外に流通ルートを持っている業者であれば買取可能となるケースが多いです。
もちろん車の状態なども関係してきますが、基本的には走行距離が10万キロ超えの中古車でも売却することは可能です。
ただ前提として、走行距離10万キロの中古車を購入後は車種によってはこの先価格がつかなくなることもある。
また廃車になってしまう可能性があるため、売却できる最後の機会と考えておいた方が良さそうです。
おわりに
今回の記事では走行距離が10万キロ超えの中古車はまだ乗ることができるのか?
さらに中古車の選び方ポイントと、売却する時の得する売却方法について解説してきました。
いかがだったでしょうか?
一昔前とは違って、走行距離が10万キロ超えの中古車でもまだまだ乗ることは可能です。
1番のメリットとしては価格が安くなっていることです!
走行距離10万キロの中古車を気に入っていて、この先売却を考えていなかったり、乗り潰すつもりであればぜひ購入してみて下さい。
実際に選ぶ際には整備記録簿をしっかりと確認し、メンテナンスの状況や修復歴がないかを必ずチェックしましょう!
逆に、走行距離が10万キロ超えの中古車を売却したい方もいるでしょう。
そんな方には車買取業者選びが1番重要です。
下取りは確実に価格が低くなってしまうので避けるとして、車の高価買取をご希望の方は神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にご相談ください。
Firstではお客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!