車の残価設定ローンはメリットだらけ!ローン内容についてディーラーごとに徹底解説してみました!
2022 / 7 / 16 (Sat)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
車を購入する際、ディーラーより「残価設定ローン」をおすすめされた経験はありますか?
現在、残価設定ローンはマイカーローンの中でも一際大きな注目を集めています。
特に高価格帯の車では積極的に活用され、新車購入全体では7割近く、メーカーによっては8割近い利用率を誇っているのです。
この残価設定ローンはほとんど全てのディーラーで取り扱っています。
またその基本的な仕組みはどれも同じですが、ディーラーごとに概要や金利、特典などが異なってくることが特徴です。
それゆえ、どこのメーカーの車を購入しようか決めかねている方にとっては、車種決定の大きな判断材料となりえるでしょう。
そこで今回は、車の残価設定ローンがユーザーにもたらすメリットついて解説いたします。
そして、いったいどのようなファイナンス商品があるのか、各社の残価設定ローンについてくわしくご紹介いたします。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
それでは、そもそも車の残価設定ローンとは?というところから始めていきましょう。
車の残価設定ローンとは?
車の残価設定ローンとは、車両本体価格の一部を将来の想定下取り価格(残価)として最終回の支払いまで据え置きます。
そしてその金額を差し引いた額に対してローンを組んで支払う方法です。
たとえば、300万円の車を返済期間5年の残価設定ローンで購入するとします。
購入時に、車が5年後に100万円で売却できると判断した場合です。
設定残価は100万円となり、300万円―100万円=200万円。
この200万円を返済期間5年のローンで払えばよいことになります。
残価設定ローンの契約期間は一般的に3~5年となっており、契約満了時の残価の精算方法は次の3つから選ぶことができます。
残価の精算方法
- 新車に乗り換える
- 車を返却する
- 乗り続ける
乗り換えもしくは返却の場合は残価の支払いは不要です。
反対に、乗り続ける場合には残価を現金一括払いで精算し車を買い取るか、再ローンを組むことになります。
このような仕組みの残価設定ローンの利用者数が増加しているのには理由があります。
では、車の残価設定ローンを利用するとユーザーにとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
車の残価設定ローンのメリット
車の残価設定ローンを利用するメリットは主に4つあります。
それぞれくわしく見ていきましょう。
メリット①月々の返済負担を抑えられる
残価設定ローンを利用すると、月々の返済額が安くなることがメリットの一つです。
上記の仕組みでお伝えしたように、残価を差し引いた額でローンを組むため必然的にフルローンよりも毎月の返済負担を抑えることが可能となります。
そのため、フルローンでは手が届かなかったワンランク上の車種でも購入視野に入れられるようになるでしょう。
メリット②下取り価格が保証されている
車の残価設定ローンでは、下取り価格(残価)が保証されているという点も大きなメリットです。
通常、新車で購入したとしても車の価値は年数が経つにつれて落ちていくものです。
購入から3年経つと価値が落ち始め、5年でほぼ価値がなくなってしまうこともあり得ます。
そんな中、残価設定ローンであればそのような心配は不要です。
事故などによる追加費用がない限り、車購入時に設定された残価そのままで下取りしてもらえるため、安心して車を購入することができます。
メリット③3~5年で車の乗り換えがしやすい
3つめのメリットとして、短期間での車の乗り換えがしやすいことが挙げられます。
ローンの返済や乗り換え費用の準備期間を考えると、3年程度での乗り換えが難しい方が多いかもしれません。
しかしながら残価設定ローンはそのようなデメリットをカバーすることが出来ます。
ディーラーが短いスパンでの車の乗り換えを推奨するために打ち出したローンなので、短期間で負担を抑えながらのローン契約が可能です。
その結果として、ライフスタイルや趣味嗜好の変化に合わせて無理なく車を乗り換えたいという方のニーズに合ったローンと言えるでしょう。
メリット④維持費が節約できる可能性も
車を購入すると、購入費用だけでなくその後の維持費の負担もかかってきます。
中でも、車検は新車購入から3年、以降は2年おきに通さなければならず、その費用は数万~十数万と大きな出費になるでしょう。
一方で、残価設定ローンを3年で組めば、初回の車検を通すことなく次の車に乗り換えることができます。
また、5年であっても2回目以降の車検費用は不要となるため、維持費の節約に繋がるというメリットがあるのです。
ディーラー各社はそれぞれこのようなメリットを持つ残価設定ローンプランを打ち出しています。
前述した通り、基本的な仕組みに違いはないとはいえ、ディーラーによって内容の違いやお得なサービスも様々あります。
あらかじめ各社どのような取り組みをしているのかを確認し、購入する車種の決定に役立てましょう。
ここからは、国内の主要メーカーの残価設定ローンについてまとめていきます。
国内各社の残価設定ローンプランの特徴
トヨタ
- 適用可能期間 3~5年
- 金利 販売店による
トヨタの残価設定ローンは少々複雑で、販売店と地域によって金利や契約可能期間が異なります。
なぜならば、トヨタの場合販売店運営会社が細かく分けられているからです。
トヨペット・ネッツ・カローラといった販売チャネルごとに取扱い車種が振り分けられているため、設定金利に統一性がありません。
そのため、同じ車でも販売店によって金利が異なることも珍しくはないです。
もし気になる車がある時は、複数の店舗で見積もりを取ることをおすすめします。
また、「トリプルアシスト」という独自のサービスも打ち出していることも特徴。
「トリプルアシスト」とは、以下3つを組み合わせて使う残価設定プランです。
- 残価設定ローン
- クレジットカードとの連携
- クレジット一体型保険
これにより、月々の負担をさらに抑えながら安心してカーライフを楽しむことができます。
日産
日産「日産ビッグバリュークレジット」(日産ファイナンシャルサービス)
- 適用可能期間 3~6年
- 金利 4.9%
日産では、一部グレードを除く全ての乗用車が残価設定ローンの対象となります。
そして、金利は公式ホームページで「4.9%」と明記されています。
少々高めの金利設定ですが、時期によっては残価設定ローン限定で特別低金利キャンペーンが実施されているようです。
対象車種は売れ筋車種を中心にその都度設定され、キャンペーン中は実質年率1.9%と通常よりもかなりお得に車を購入することができます。
そのため、日産に関しては特別低金利キャンペーンの実施時期を逐一確認するとよいでしょう。
また、ローン契約中でも下取りに出して乗り換えができるという特徴もあることを追記しておきます。
ホンダ
ホンダ「残価設定型クレジット」(ホンダファイナンシャルサービス)
- 適用可能期間 3~5年
- 金利 3.5%
ホンダの残価設定ローンの金利は、車種を問わず一律3.5%となっています。
他社では金利が4%を上回るものも多い中、比較的利用しやすいサービスと言えるのではないでしょうか。
また、同社は新型モデルを中心に積極的に低金利キャンペーンを実施していて、この期間は実質年率1.9%となります。
そういったキャンペーンを利用することで賢く残値設定ローンを利用することができるはずです。
マツダ
- 適用可能期間 3~5年
- 金利 2.99%
マツダの残価設定ローン対象車種は普通車のみとなっており、金利設定は国内メーカー最安水準の2.99%です。
また、従来のディーゼルエンジンよりも燃費性能が優れている「SKYACTIV-D」を搭載している車種(CX-Vやアクセラなど)については特別です。
契約可能期間を通常より長い6年に設定することができることを覚えておいて下さい。
スバル
- 適用可能期間 3年・5年
- 金利 3.9%
スバルの残価設定ローン金利は3.9%と、他社と比較しても平均的です。
ただ特筆すべきは安心の3つの補償サービスが無料でついてくるという点かもしれません。
傷や凹みのつきやすいバンパーやミラー、ドアパンチの3箇所について、3年間の修理サービスを補償しているため少ない負担で修理が可能となります。
このサービスには、残価設定ローン期間終了後に車を返却もしくは買い替えする際に査定評価が下がるのを予防する役割もあります。
運転に不安のある方や車返却時の追加の費用負担を避けたい方にはおすすめのサービスです。
スズキ
- 適用可能期間 3~5年
- 金利 軽自動車2.9% 普通車3.9%
スズキの残価設定ローンでは、車種によって契約可能期間が異なり、それぞれ金利も異なります。
「かえるプラン」のメリットは、安心メンテナンスパックの特典付きという点です。
これにより、半年ごとの点検やオイル交換等を無料で受けることができます。
5年プランなら、軽自動車は約8万8千円分、コンパクトカーなら約10万4千円分が無料分に当たるので、かなり魅力的ですよね。
さらに、契約期間終了後に同社の新車に乗り換えると最大5万円のキャッシュバックが受けられる特典もあります。
また主な外車メーカーの残価設定ローンについては、以下を参考にしてください。
おわりに
今回は、車の残価設定ローンのメリットと、ディーラー各社の残価設定ローンの特徴についてくわしく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
残価設定ローンを利用して車を購入すると、月々の支払額を抑えることができる、下取り価格が保証されるなどのメリットがあります。
特に、短期間で新車に乗り換えたい方や車が必要な期間が決まっている方には、残価設定ローンのメリットが大きく作用します。
それゆえに、ライフスタイルや趣向に合わせて利用を検討してみてください。
また、各ディーラーは、特別低金利キャンペーンの実施や修理補償付き、キャッシュバックプランなど、それぞれ残価設定ローンに付加価値を付けています。
各社の特徴をよく理解し、自分にとって最もお得なプランを打ち出しているディーラーで車を購入するのがおすすめです。
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは、車のローンに関する相談も受け付けております。
豊富な買取・販売実績から、あなたにぴったりのカーローン選びのお手伝いをさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。