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車の下取り価格はどのようにして決まる?下取り査定の仕組みと高額査定を引き出す交渉術をご紹介します!

2022 / 7 / 8 (Fri)

車の豆知識

はじめに

みなさま、こんにちは!

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。

車の売却を検討する際、中古車の下取りや買取という言葉をよく耳にします。

愛車を売却するという意味では同じことのように思われますが、実は全く異なるものです。

ディーラーによる車の下取りは、新車への買い替えが前提となっていて、手間を省いて手続きできる点がメリットです。

一方で、中古車買取業者による買取は、単純に売るだけなので買い替えせずとも利用できます。

つまり買取代金の使い道を自由に決められるという点が魅力的ですよね。

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そんな下取りと買取における最大の違いは、査定額にあります。

一般的に買取よりも下取りの方が査定額が低くなりやすいとされていますが、それは一体なぜなのでしょうか?

また、下取りとはいえ、少しでも高く買い取ってもらうにはどうしたらよいのでしょうか?

そんな疑問を解決するために、今回の記事では車の下取り価格が決まる査定の仕組みについて詳しく解説していきます。

あわせて高額査定を引き出す交渉術もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてくださいね!

それではまずはじめに、車の下取りの際にはどのような査定方法が用いられるのか、下取り査定の仕組みについて見ていきましょう。

ディーラーの下取り価格はどう決まる?車の下取り査定の仕組み

イエローブックを用いた査定方法

車の下取り査定は、ディーラーによる主観だけで行われているわけではありません。

基本的に、ディーラーが加盟している社団法人日本自動車査定協会が定めた規則(イエローブック)に基づいて、以下のように下取り査定額を算出しています。

【算出方法】

基本価格

+ 加点(装備、車検残、色)
- 減点(ダメージ、内外装、修理歴)

 

このイエローブックは一般的な査定基準の減算方式マニュアルとなっていて、中古車市場の適正な相場は反映されにくくなっている。

また、下取り価格が高いほどディーラーの利益は下がるので、ディーラーの利益がでることを大前提とした査定基準が設定されています。

これにより、本来であれば高値で査定される車でも、低い査定額にならざるを得ないという仕組みになっているのです。

ただし、3~5年落ち以上の車に対しては、イエローブックを使わずにディーラー独自の方法で査定額が決められます。

ディーラー独自の計算方法

(新車価格)-(新車価格×使用年数×1/10)=下取り基準価格

 

この式に当てはめると、下取り額は5年で購入時の半額、10年で0円になることが分かります。

買取であれば5年落ち以降の車でも状態次第で高値が付く可能性がありますが、下取りでは年数が経っている車の高額査定はほとんど望めません。

ディーラーのさじ加減によって下取り査定額が決まることも

ディーラーの仕事はあくまでも「新車を売ること」であり、「買い取ること」ではありません。

それゆえに下取りは新車購入促進のためのサービスです。

他社の車はもちろん、自社の車でも現在の市場価格に照らし合わせた適正な査定額を提示することが難しいとされています。

さらに、下取りは新しい車の購入とセットなので、ディーラーは購入する車の価格に合わせて自由に下取り査定額を調整できるという面もあります。

ウエルカムな男性

その結果、ユーザーは車の本当の査定額を知ることができず、結果的に損をしてしまいかねません。

このように、下取りでは仕組み的に査定の精度が低いという特徴があります。

これを踏まえて、車の買取よりも下取りの方が査定額が低い理由を以下にまとめてみました。

車の買取よりも下取りの査定額が低い理由

同じ車なら、買取でも下取りでも同じ値段になるのでは?と思うかもしれません。

しかしながら、下取りの場合、次のような理由から買取よりも低い査定額になってしまいます。

理由①下取り査定にはプラス査定がないから

前述したように、ディーラーによる下取りの査定基準は「年式と走行距離」をベースにしているため、車買取店のようなプラス査定がありません。

例えば、車買取店は車自体の価値を見ているため人気のオプションパーツがプラス査定になります。

そんな中、下取りでは車がノーマルの状態に近いほど高評価となるため、純正以外のオプションパーツはマイナス査定となってしまいます。

こうした査定をするポイントの違いが査定額の差となって表れるのです。

理由②ディーラーは自社での再販を行わないから

車買取の場合、買い取った車を中古車として自社で販売するため、人気のオプションなどが付いている「売れる車」は積極的に評価されます。

一方で、下取りは車の再販を目的としていないため、中古車市場での人気が査定額に反映されることはありません。

頭を抱え込みながら悩んでいる男性

下取り価格については、自動車メーカーが機械的に概算を定め、ディーラーはその金額をユーザーに伝える役割を担っているにすぎません。

理由③販売経路が違うから

基本的に車買取店には売るのが得意な車や海外への販売ルートなどがあります。

反対に、下取りの場合は新車を売ることがメインなため下取り後の販売ルートを多く持ち合わせていません。

自社系列の中古車販売店で売るか、もしくは業者内のオークションに流すしか販路がなく、この手間がコストとなり高価買取ができないのです。

さて、単純に査定額だけを比べると買取に軍配が上がりますが、下取りには売却から購入までの工程を一本化できるなどのメリットがあります。

ですので、車を手放す上で自分が何を求めているのか、下取りと買取どちらが適しているのかを見極めることが大切です。

車の下取りに向いているのはこんな人!

車下取りを利用した方がメリットが大きいのは、以下の項目に当てはまる方です。

  • 売却金額よりも手間と時間の削減を優先したい方
  • 新車納車まで下取りする車に乗りたい方
  • 割引が適用されないような最新車に乗り換えたい方

ここまでご紹介したように、ディーラー下取りの仕組み上大きなデメリットとなるのが「下取り査定額の低さ」です。

悩んでいる男性

大切に乗ってきた愛車ですから、できる限り高く売りたいですよね。

それは査定額が低くなりがちな下取りを利用する時も同じこと。

では、車の下取り価格を上げるにはどうすればよいのでしょうか?

知っておくべきは「下取り査定前の準備」と「交渉術」です!

車を下取り査定に出す前にやるべきこと

車を下取り査定に出す時には、事前準備が重要です。

後の価格交渉につなげるためにも、まずは次のポイントを確認していきましょう。

下取り価格の相場を把握する

事前に下取り価格の相場を調べて把握しておくことで、ディーラーで提示された下取り査定額が適正かどうか判断することができます。

考えている男性

自動車メーカーの公式サイトの「下取り参考価格シミュレーション」を使うと、簡単に相場を調べることができますのでチェックしてみて下さい。

車買取専門店で査定してもらう

下取り参考価格はあくまでも概算なので、正確な査定額を知っておくには車買取専門店に査定を依頼するのがベターです。

ほとんどの車買取専門店では、売却せずに査定依頼だけでも申し込むことが可能です。

いくらで売りたいかを決めておく

相場を知ることと同じように重要なことが、あらかじめいくらで売りたいか着地点を決めておくことです。

なぜなら、希望価格が分かっていた方がディーラー担当者との交渉がスムーズに進むからです。

ディーラーは利益確保のため下取り車をできるだけ安く買い取りたいと考えますが、一方でユーザーの満足度も考慮しています。

その均衡をとるためには、ユーザーがどの程度の下取り額を希望しているかを把握しておく必要があり、そこに向けて価格調整の努力をしてくれるでしょう。

新車値引きの交渉をしてから下取り査定をしてもらう

新車購入時に下取り車がある前提で値引き交渉した場合、下取り査定額を高く見せておきながら新車の値引き率を下げるといったからくりが使われることがあります。

一度下取り査定額が出てしまうと交渉の余地がなくなってしまうため、まずは新車値引きの限界値まで交渉して下さい。

それ以上金額が上がらないところではじめて下取り査定をしてもらいましょう。

これにより、純粋な値引き金額を引き出すことができ、担当者による値引きの操作を防ぐことができます。

最低限の洗車、車内の掃除をする

下取り査定前に洗車や掃除をしておくことが査定額に直結するわけではないのですが、査定士の印象はアップします。

洗車をアピールしている車

その後の交渉を有利に進められるきっかけになるので、最低限済ませておきましょう。

また、見た目だけでなく、車内のにおいについても消臭剤などで対応しておくと、マイナス評価を避けることができますので実践してみて下さい。

下取り査定と新車購入は同じメーカーがベター

車の下取りと新車購入のメーカーは、できれば同じにした方が下取り額が高くなる傾向があります。

なぜなら、ディーラーは他社より自社の車の販売ルートの方が充実していて、中古車を高値で買い取る余裕があるからです。

もちろん他のメーカーのものでも問題なく査定してもらうことはできます。

ただ少しでも高く下取りしてもらいたいのであれば、新車を選ぶ段階で同じメーカーに絞るとよいでしょう。

車の下取り査定前の事前準備が完了したら、次は下取り価格の交渉にうつります。

相場以上の下取り価格でお得に車を買い替えるために、以下で交渉のコツをお伝えしていきます。

高額査定を引き出す交渉術

買取査定額と比較交渉する

車の下取り査定の見積もりと買取専門店での査定額を比較して交渉することが、下取り査定額をあげるコツのひとつです。

ディーラーは顧客が他店に流れることを恐れるため、まずは競合がいるということを意識させることが重要です。

そして買取査定額と大幅に差があることが分かれば、再見積もりをせざるを得なくなります。

おかしな二人

車の適正な査定額としてより強い根拠を示すために、複数社の査定見積もりを持参することをおすすめします。

下取り希望額は高めに伝える

下取り希望額を正直に伝えた場合、たとえ車本来の価値がそれ以上に高くても下取り価格の着地点は希望額以下に抑えられます。

なぜかというと、ディーラーは下取り価格が低い方が利益が大きくなるからです。

そのため、下取り希望額が実現可能な価格でもあえて低い査定額を提示する可能性があります。

この価格操作によって損するのを防ぐために、下取り希望額は10万円程度高めに伝えておくのが得策です。

車のアピールポイントは積極的に伝える

下取り査定額を上げるには、マイナス評価をなるべく減らすことが大切です。

特に評価に響くのは「純正パーツ」の有無です。

下取り査定では純正パーツが重要視されるので、積極的にアピールするようにしましょう。

また、社外パーツに付け替えている場合は、純正パーツを保管していることを伝えると下取り査定額がアップすることもあるので覚えておいて下さい。

おわりに

今回の記事では、下取り額はどのようにして決まる?下取り査定の仕組みと高額査定を引き出す交渉術について解説してきました。

下取り査定では、中古車市場の相場ではなく、査定基準が定められたマニュアルや独自の計算方法を使って査定額を算出します。

そのため、オプションなどのプラス査定がなく、下取り後の販売経路も限られていることから、査定額が低くなりやすいという傾向があります。

またできるだけお得に車を下取りしてもらうには、下取り価格の相場を調べたり、買取店でも査定をしてもらうなどの事前準備が必要です。

さらに、他社での査定見積もりと比較することを意識して交渉に臨むと、希望の下取り価格に届く可能性があるでしょう。

一方で、車を高く売却したいのであれば、方法は下取りだけではありません。

ダブルOKの女性

ディーラーでの下取り査定よりも高値が付きやすい中古車買取店の利用もあわせておすすめします。

車の買取を検討している方はぜひ一度、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にお問合せください。

Firstではお客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。

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みなさまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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