車の寿命は何年?走行距離との関係や長く乗るための秘訣と乗り換えタイミングを 解説します!
2022 / 6 / 29 (Wed)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナある新横浜という地域に店舗を構えています。
さて、長く車に乗っていると、車の寿命が来るまでに買い替えた方がいいのかなと不安になることもありますよね。
そもそも車の寿命ってどのぐらい?と気になる方もいると思います。
車の寿命は一般的に新車登録から13年程度、走行距離では10万~15万kmが目安と言われています。
目安の年数や走行距離を超えたからといってすぐに壊れたり、乗れなくなったりすることはありません。
ただ修理費や税金、中古車市場の価値などを考えると買い替えた方がベターなケースが多く見られます。
そこで今回の記事では走行距離についてのポイントや車の寿命について解説をしていきます。
また長く乗るための秘訣や寿命による乗り換えのタイミングなども解説をしていきますので最後まで読んでみて下さい。
それでは早速、車の走行距離について詳しくみていきましょう。
車の走行距離・年式とは?
そもそも車の走行距離とは新車購入後からどれぐらいの距離を走行したかを表す数字です。
走行距離が短い場合はそれだけ車の消耗が少ないことを意味しており、特に中古車を購入する際の重要な判断材料となります。
年式は車の経年劣化を知るための指標となり、ゴム製部品や樹脂類、電装部品のメンテナンス状況などが劣化確認における重要なポイントです。
走行距離は車のメーターパネル付近に表示されますが、「オドメーター」と「トリップメーター」と呼ばれる2つのメーターがあります。
このうちオドメーターは総走行距離を示すもので、リセットができません。
中古車の下取りなどに関わる走行距離は、オドメーターに表示された数字が該当します。
一方、トリップメーターは特定の走行距離を計ったり、燃費を計算したりする際にも使用するもので好きなタイミングでメーターをリセットできる。
車の走行距離は、一般的に10万キロ程度が目安とされています。
ただし、車の乗り方や用途によって走行距離は変わってくることが現状です。
例えば通勤で往復50kmを走行していた場合、週5日で250km、年間にすると通勤だけで少なくとも12,000kmの走行距離になります。
加えて週末や連休などにレジャー等の用途で車を使用すれば、年間で15,000km近くの走行距離に達する可能性もある。
一方、通勤では車を使用せず、買い物や休日のレジャー目的のみで使用していた場合、年間で数千km程度しか走行距離が伸びないこともあります。
このように走行距離は使用状況やライフスタイルによって大きく異なってくるのです。
車の走行距離が多いか少ないかを判断する際には、年式と走行距離を参考にするとわかりやすいでしょう。
例)
新車登録 | 走行距離 | |
10年経過 | 10万km | 平均的 |
3年経過 | 多い |
例のように走行距離は車の状態を表す重要なポイントのひとつです。
新車登録から3年しか経過してないにもかかわらず、10万kmに達している場合、平均よりもはるかに走行距離が多いと言えるでしょう。
また、車の走行距離は車の保険料にも影響があります。
保険料の算出にあたって、最近の自動車保険の多くはリスク細分型というしくみを採用しているのです。
これは加入者の事故のリスクを考慮して保険料を算出するもので、年齢や性別、運転歴、車の使用用途、車種などを要因としています。
走行距離もそのうちの1つとして考えられています。
- 年間走行距離が少ない⇒事故にあう可能性が低い⇒保険料が安い
- 年間走行距離が長い⇒事故にあう可能性が高い⇒保険料が高い
走行距離に応じて保険料が変わる自動車保険を契約する際には走行距離が非常に重要な要素となりますので注意しましょう。
そんな中、車の使用状況やライフスタイルによって走行距離は変わりますが、いずれ車の寿命はきてしまうのでは?と考えますよね。
では実際のところどうなのでしょうか?
日本と世界の寿命について比較してみましょう。
車の寿命ってどれぐらい?
車の寿命(日本編)
一昔前までは、10年、10万キロが寿命なんて言われたこともありました。
なぜ10万キロが目安になったのかというと、タイミングベルトを始め、消耗部品などの劣化が目立つ頃だからです。
タイミングベルトが壊れると、エンジンへの影響も大きいため、大きな事故にもなりかねません。
タイミングベルト自体の部品代は1万もかかりませんが、周辺機器や消耗品の交換や工賃を合わせると10万円ほど請求されることもある。
10万円となると結構な出費となりますよね。
一般的に車の走行距離は1年で1万キロを想定されていますので、10年、10万キロという目安が生まれたのでしょう。
もちろん、日本車の性能がよくなり、車検のたびに整備や部品の交換がされている現状では、10年どころか、20年でも故障しないで走行することは可能です。
クラシックカーのように、何十年と現役で走れる車はたくさんあります。
お手入れさえしっかりとしていれば、寿命は無いものと考えてもよいでしょう。
とはいえ、最新の車は燃費もかなり良くなっていますし、エコカー減税などの適用もあります。
さらにガソリン車は13年目から自動車税が高くなります。
車の部品は製造中止後10年以上過ぎると保管義務がなくなるので、在庫がない可能性もでてきてしまう。
年間維持費やガソリン代、故障が増えてきたなど、気になる部分が出てきた時こそ寿命といえるのではないでしょうか。
自分の車についてある程度の寿命を把握しておいて下さい。
車の寿命(世界編)
日本では、数年ごとに車検が義務付けられていますが、そのような制度が無い国はたくさんあります。
その場合、自分で点検や整備を行うので、少しでもおかしいと感じた場合、こまめに修理を出すことになります。
そういったこともあり、古い車でも大切に乗り続ける国が多く、日本では見られないようなボロボロの車もたくさん走っています。
耐久財の使用年数分布の国際比較分析によると車の平均使用年数は下記の通りです。
- アメリカ:15.3年
- デンマーク:16.8年
- フィンランド:22年
- オーストラリア;22.6年
日本よりもかなり長く乗っていますよね。
壊れにくい日本車が世界中で人気なのも納得です。
他にも車の寿命が10年程度といわれていることは様々な要因があります。
車の寿命が10年である他の要因
10年で車の価値は0円になることが多い
新車登録から1人のオーナーがその車に乗る期間は平均7.5年といわれています。
10年を過ぎた車検が来る前の、まだ価値がある段階で車を下取りに出し乗り換える人も多いためです。
純正の部品在庫が10年までしかない
メーカー側は車の部品を10年は在庫として置いておかなければならないと、日本は法律で決まっています。
しかし、10年以上になると法律で定められていないため、部品の在庫がなくなることが増え、他の車のパーツを取り付けることも増えます。
新車登録から13年経過すると税金が上がる
新車登録から13年経過すると自動車税と重量税がアップします。
そのため、10年程度で車を乗り換える人も多くなります。
10年以上乗った車は車検を1年ごとに行わなければならかった
平成7年以前、10年以上乗った車は車検を1年ごとに行わなければならないと決められていました。
しかし、車の性能があがってきたこともあり、10年以上経過した車でも車検は2年に1回で良いと制度が変わりました。
そのような制度の影響が残っていることも寿命が10年といわれる原因の1つです。
海外では古い車を大切に長く乗るという文化が根強く、日本車は海外の車よりも耐久性が高く長持ちするといわれることも。
つまりメンテナンスをきちんとすれば、寿命といわれる10年を超えて乗ることも可能です。
それでは10年以上、さらに車を長く乗りたい、乗るためにはどんなことに気を付けなければならないのでしょうか?
寿命を超えて車を長く乗るためには?
愛車を長く乗りたいと考えている場合は、メンテナンスをしっかり行う必要があります。
逆にいえば、メンテンナンスさえしっかりしていれば長く乗ることは可能ということ。
では一生その車に乗るという気持ちで長く車に乗りたい場合、どのようなメンテナンスを行えばいいのでしょうか。
車の重要なメンテナンス①:エンジン
車のエンジンに不具合が生じエンジン自体を修理交換しなければならなくなった場合、修理費として50万円近くかかってしまいます。
50万円かけて修理するのであれば、車を買い替えた方がいいと、車を買い替える人が多いのも事実。
車のエンジン周りは定期的にメンテナンスをする必要があります。
一方で、エンジンの摩擦を軽減するための潤滑油であるエンジンオイルも、空気に触れると劣化します。
またオイルが古くなった状態で走行していると、エンジンが焼き付くなど、故障につながる原因となります。
そういったことを避けるためにも、給油の際に定期的に確認することが大切です。
車の重要なメンテナンス②:定期的な交換
定期的に交換をしなければならないのは、「エンジンオイル」と「オイルフィルター」。
車のエンジンオイル交換目安は走行距離5,000kmごとか半年に1回かのどちらか。
走行距離が1年で5,000kmいかない走行距離が短い車でも、半年に1回は交換する必要があります。
オイルフィルターとは、エンジンの動きを円滑にするもので、エンジンオイルに含まれる不純物を取り除いてくれる役割があります。
エンジンオイルの働きを効果的にするためにも、1年に1回はオイルフィルターも交換すると良いでしょう。
他にもオルタネーターと呼ばれる発電機やフューエルポンプと呼ばれる燃料ポンプは、車に長く乗り続けるためには交換しておきたい部品です。
走行距離が20万kmに到達する前の時期に早めに交換しておくと、それ以降も安心して車に乗ることができます。
寿命による乗り換えのタイミングは?
一般財団法人自動車調査登録情報協会の調査によると、普通乗用車の寿命(平均使用年数)は13.24年とのことです。
13年といえば、自動車税の負荷が上がる時期ですし、車検費用や修理代金も高額になってきます。
それならば新しく買い替えた方が良いということで多くの人が買い替えるタイミング目安となる。
車の寿命は明確ではないものの、ある程度のタイミングはあるものです。
車が寿命を迎えたと感じた時の選択肢には、買取りに出す、乗り続ける、廃車にするという3つの選択肢があります。
それぞれの選択肢について詳しくみていきましょう。
車買取りに出す
中古車販売店などで買取りをしてもらう際には、まずは審査に出して今の車の価値を確認します。
ローンの残債がある場合には、買取価格と相殺、もしくは新しい車のローンとまとめて支払うなどの方法があります。
車に乗り続ける
車が気に入っているから、乗れなくなるまで乗りたいという方もいるでしょう。
その場合は、メンテナンスしながら同じ車に乗り続けることも不可能ではありません。
しかし、消耗品の定期的は交換や点検は欠かせませんし、エンジンの載せ替えなどの大型の修理が生じることも考えられます。
車を廃車にする
廃車とは、車の登録情報を削除することです。
廃車の手続きは永久抹消登録や一時抹消登録など、廃車の理由や今後乗ることがあるかによっても変わります。
いずれも運輸局での書類手続きが必要となります。
車の買い替えは、3年、5年、7年、10年目が良いとされていますが、その理由は以下の通りです。
- 3年目:1回目の車検を迎える
- 5年目:メーカー保証が切れる
- 7年目:車検費用・修理費用が高くなる
- 10年目:10年という節目
共通して言えるのは、2年に1度訪れる車検の時期で、多くの人は買い替えの判断をしているということです。
理由は、車検費用は一度払ってしまうと返ってこないためということを覚えておいて頂けたらと思います。
終わりに
今回は車の寿命や走行距離との関係、長く乗るための秘訣と乗り換えのタイミングについて解説してきました。
日本車はもともと長い走行距離に対応しているため丈夫に作られています。
そのため、こまめにメンテナンスをすれば20年近く走ることができる車もある。
走行距離が伸び年数が経つにつれて車が劣化し、維持費の負担が大きくなります。
一方で買取価格が大きく下がる傾向があるので、価値が下がる前の買い替えをオススメします。
適切な乗り換えのタイミングとして、走行距離が10万kmの大台に乗る前です。
年数が3年、5年、7年、10年の節目を迎える前を目安に買い替えを検討してみてください。
そんな中、大事に乗ってきた自分の車を査定に出したいと考えている方は、ぜひ神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にご相談下さい。
Firstでは、お客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!