事故車って買い取ってもらえるの?高額査定してもらうポイントや注意点もあわせてご紹介します!
2022 / 6 / 24 (Fri)
車の豆知識
はじめに
みなさま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます^^
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
一般的な中古車を売る時と違い、事故車を売却するという場合は何かと不安を感じてしまいますよね。
「大きく査定額が下がってしまうのではないか?」
「そもそも買取自体本当にしてもらえるのか?」
などなど、事故車オーナーならではの心配があることでしょう。
そういった心配に対して結論から言うと、多くのケースで事故車は買い取ってもらえますし、事故車でも査定に影響しないケースもあります。
そんな中、30万円、50万円と買取価格が下がってしまう、あるいは査定がつかないケースも少なくありません。
結局のところ事故車の場合、査定価格は具体的にどのような影響があるのでしょうか?
今回は、事故車の査定に関する基礎知識から、高く買い取ってもらうポイントまでくわしく解説いたします。
それではまず、実際の査定ではどのように事故車が定義されているのか?という点から見ていきましょう。
私たちの思ういわゆる「事故車」のイメージとは少し違う部分があるかもしれませんので注意深く読んでみて下さい。
査定では「事故車」の定義が細かく決まっている
はじめに事故車の定義について確認しておきましょう。
意外に曖昧な認識がされていることもあり、オーナーの中にも誤解をしたままになっている人もいるかもしれません。
文字通りに受け取れば、事故車というのは、「事故を起こしたことがある車」と受け取ることができます。
しかしながら車業界の定義では、事故を起こした車を一律で事故車と呼ぶことはなく、「骨格に損傷を負い、修復や交換歴がある車」を事故車としています。
なお、厳密には事故車とは呼ばず、修復歴車と呼ばれることが多いです。
ただ便宜上、事故車と言った方が分かりやすい面もあるために、この言葉が使われることもあります。
従って、中古車を購入する際には、もしも事故車と紹介されたら修復歴がある車と頭の中で変換すると良いでしょう。
それでは事故車になるケースはどのようなものがあるでしょうか。
事故車になるケースとは?
骨格に損傷を負った車が、事故車あるいは修復歴車と呼ばれています。
では具体的にどのような部分にダメージを負うと事故車扱いになるのでしょうか?
例えば、フロントクロスメンバーやピラー、トランクフロアパネルなどが該当します。
全体では9ヶ所に分類され、その中のいずれかに問題があると、事故車として取り扱うという取り決めが設けられている。
修復歴車の定義については、
- 一般財団法人 日本自動車査定協会
- 一般社団法人 自動車公正取引協議会
- 一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会
上記3団体が共通して、以下のパーツの交換や修復があるものとしています。
- フレーム
- フロントクロスメンバー
- フロントインサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- ルームフロアパネル
- トランクフロアパネル
- ラジエターコアサポート
反対に事故車にならないケースとはどんなものがあるでしょうか?
事故車にならないケース
事故車扱いにならない部分としては、フロントバンパーやドア、ボンネットなどを含めた、骨格ではない外側部分がそれに該当します。
たとえ激しく損傷を負ったように見えても、大事な内側の骨組み部分が正常ならば一般の中古車扱いをしてもらえるでしょう。
基本的にフレームからボルトで外せるものであれば、交換した形跡があっても修復歴車として扱われることはありません。
ただし、ドアのジョイントにボルトを締め直した形跡が確認されれば、ドアの取り外しが行われているはずです。
この場合は、慎重な査定が行われるでしょう。
また、予期せぬ事態で車が損傷またはへこんでしまうことがあります。
この場合、理由が明確になっているのであれば事故車として扱われない可能性があります。
たとえば、下記のような場合が例として挙げられます。
- 横からぶつけられたためにドアのみを交換
- 後ろから衝突されたためにリアバンパーのみを交換
- 正面衝突したためにライトやバンパーのみを交換
- 飛び石が原因でフロントガラスを交換
- 屋根から落ちてきた雪の塊により表面が傷つく
ただし、損傷の度合いによっては事故車扱いされることもあるため、注意が必要です。
基本的な考え方としては、車の骨格部分が損傷しているかどうかで結果は違ってきます。
不安なことや納得できない部分がある場合は、査定士に詳しい話を聞いてみてください。
事故車でも査定・買取はしてもらえる?
では、事故を起こした車であっても、査定士に買取してもらうことはできるのでしょうか?
答えはYESです!
実は、ほとんどの大手買取店で事故車の買取を行っていますのでご安心ください。
基本的に買い取られた事故車は、以下の3つのルートで販売されることになります。
- 国内のオークションに出品
- 部品に解体されて販売
- 海外に輸出
この中でも近年メジャーとなってきているのが、海外への輸出ルートです。
国内では走行距離10万km以上の多走行車は価値が大きく下がると言われていますが、海外では違います。
日本の車は性能も良く、海外では人気のある車種ばかりです。
事故車の中には問題なく走行できるものも少なくないため、高額査定できるひとつの要因となっています。
とはいえ、同じ事故車であっても、軽く修理すれば十分に乗れる車もあれば、潰れてしまい自走できない状態の車もあります。
簡単な修理で済む車であれば、事故車といってもそれほど大きな金額を引かれることはないでしょう。
一方でかろうじて走れるような状態の車や、そもそも自走できない車となると状況はやや変わってくるため注意が必要です。
事故車の査定金額は、その状態により大きく異なる
【ケース① 過去に事故を起こしたが、すでに修復してある車】
修理の程度によっては10万円以上のダウンも十分に考えられまが、すでに修復してある事故車の場合、査定額は5~10万円下がると考えておくといいでしょう。
修理してから数ヶ月以上が経過している状態であれば、走行にも問題がないと判断されるからです。
また、車の査定を依頼するときは、具体的にどこを修復したのかを伝える義務があります。
もし黙っていて修復歴が見つかった場合は査定額がさらに下がることもあるため注意してください。
【ケース② 事故を起こして修復していない車】
事故を起こしてどこも修復していない車の場合、査定額は10万円以上ダウンします。
修復していなければ、走行に問題がないのかも分かりません。
車買取業者が部品に解体して販売すれば大丈夫ですが、海外に輸出する場合でも修復する必要があります。
基本的に修復費用込みを考えて査定額を算出するため、正直なところ高額査定はあまり期待できません。
ただし、修復してからの査定依頼は損をすることの方が多いので、やめておいた方が良いでしょう。
【ケース③ キズや凹み、ステッカー痕がある車】
ほとんど目立たない傷やへこみ、ステッカー跡であれば、1~3万円の査定額ダウンとなる。
車を運転していれば、どれだけ大切に扱ってきたとしても、小さな傷やへこみ、ステッカー跡は付いてしまいます。
中古車であれば許容範囲内のため、査定額が大幅に下がることはありません。
ただし、これらの汚れは少なければ少ないほど査定額はアップします。
市販で手に入る研磨剤などで修復できる程度の傷や汚れであれば、査定を依頼する前に修復しておきましょう。
このように、事故車は査定額が低くなってしまう要素もありますが、買取であれば高価買取を行ってくれることもあります。
そのため、事故車を持っている場合は、とりあえず無料査定に申し込んでみてもいいかもしれません。
それでは次のところで無料査定を申し込んだ方が良い具体的な理由について話していきます。
修復の前にまずは査定したほうがいい理由
車を査定に出す場合、少しでも価値を高めようと事故車の修復を試みようとする人もいるかもしれません。
しかし、たいていの場合は自分で修復するほうが損することが多いため、おすすめできません。
骨格の修復となると安くない費用が掛かることが多い上、提示される査定額が掛けた費用を上回ることは殆どないからです。
修復していくらか査定額が上がるにしても、掛かった費用の方が大きいことで得には繋がりません。
逆に何万円も損をする可能性もありますので、迂闊に直そうとするのはあまり良いことではないと言えます。
なお、修復に限らず、一般の修理に関しても同様です。
例えば、査定に出す前にドアの傷を直してから売ろうとしても、上記のケース同様に修理のための費用の方が高く付く可能性は高くなります。
基本的に、売るために費用を掛けてしまうと、損をする結果になることが多いのです。
この点を踏まえて大事なのは、まずは査定に出してみること。
事故車であっても査定は受けられますので、無理に直す必要はありません。
その上で直す理由があるのならば、キレイにした場合の価格についても相談をしながら決断を下すのが良いでしょう。
ただ事故車の場合、どうしても通常の場合と比べると査定額は下がってしまいがちです。
少しでも買取価格を上げるためにはどうすればよいのでしょうか?
事故車の査定金額を上げるコツ
事故車の買取価格を上げる方法は、相手に過失があるケースと、自分に過失があるケースとで対処法が変わってきます。
それぞれどのように違うのかここから見ていきましょう。
相手の過失により事故車になった場合
自分の過失で事故車(修復歴車)になった場合は致し方ないです。
ただ完全に相手側の過失で事故車になり、買取価格が減額となるのは、なかなか納得できないのではないでしょうか?
この場合、「事故減価額請求」を行うことで、買取価格の減額分を補える可能性があります。
事故減価額請求とは、自分に過失がなく、相手の過失によって修復歴車になったことによる買取評価額の減額分を請求することです。
例えば、本来100万円の買取価格がつくはずだった車が相手の過失による事故で修復歴車となり、70万円の買取査定になったとします。
この差額の30万円を相手側の補填を請求するのが事故減価額請求です。
ただし、事故減価額請求をしても相手側の保険会社も簡単には応じてくれません。
保険会社も支払額は減らしたいので、当然といえば当然です。
また事故の修復が買取価格にどれだけ影響を与えたのかを、正確に算出するのも難しいでしょう。
そこで必要になるのが「事故減価額証明書」です。
事故減価額証明書は自動車査定協会が発行する証明書で、公正な第三者機関として、中立の立場で事故による買取価格の減価額を算出してくれます。
申請時必要なものは下記です。
- 車(キーも)
- 自動車検査証
- 自賠責保険証
- 整備手帳(保証書)
- 取扱説明書
- 修理見積書の写し(コピー)
これらを日本自動車査定協会に申請するようにして下さい。
事故減価額証明書を提出できれば、提出できないケースと比べて保険会社とも交渉しやすくなりますので覚えておいて下さい。
自分の過失により事故車になった場合
自分の過失により事故車(修復歴車)になった場合は、自動車買取業者に査定を依頼し、見積もりを取るのが基本となります。
一般的な中古車販売店でも良いですが、少しでも買取価格を上げるには、事故車や不動車などの買取に力を入れている業者がおすすめです。
なぜならそうした業者は、修理ノウハウ、海外輸出や解体部品の特別な販売ルートを持っているからです。
事故車でも販売する自信があるので、車を高く買い取ってくれる可能性が高いと言えます。
事故車の場合は特に、自動車販売専門店やディーラーに下取りに出すよりも高い査定額がつくケースが圧倒的に多いので、見積もりを取ってみてください。
なお、見積りを取るときには、ホームページで以下のポイントを確認しておくと安心ですよ。
- 事故車の買取ができる理由が書かれているか?
- 修理や再販売のノウハウを持っているか?
- (動かない車でも)引き取り費用(レッカー代)はかからないか?
お得に車を手放すためには、どのような売り方をするのかも大切です。
高く売りたい方におすすめと言えるのは、やはり下取りではなく車を買取に出すこと。
下取りは様々なマージンが発生することが多いゆえ、買取と比べると安値な価格になってしまうことが多いのです。
その上、事故車ですと価値が大きく下がる傾向があり、納得のできる金額は付けてもらえない可能性が高いです。
場合によっては値を付けての引き取りはされず、逆に廃車費用を請求されることも…
そのようなリスクを考慮すると事故車に関して言えば、下取りよりもお得な車買取を念頭に置いた方が結果に期待ができるでしょう。
おわりに
事故車は売却において不利になる可能性があると考えられています。
ただ査定上の定義を当て嵌めてみると、実は事故車には区分されない状態という可能性もあるのです。
そのように誤解された認識になっていることもあるため、どこからが事故車となるのか、ボーダーラインの確認をしてみると良いでしょう。
いずれにせよ、まずは事故車でもなんでも持っている車を査定に出してみることが大切です。
査定に出してみることで自分の車の価値がはっきりとわかってくるからです。
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstではお客様が喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
そのため車を査定に出してみようかな?
そう思われた方はぜひFirstまでお気軽にお問い合わせください。
みなさまにとっての「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!