新型メルセデス・ベンツEクラスは高いけれど買う価値はありか?旧型と比べながら徹底解説をしていきます!
2024 / 4 / 23 (Tue)
車の豆知識
はじめに
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さて、話はガラリと変わりますが「東京オートサロン2024」で、メルセデス・ベンツのミディアムクラス新型「Eクラス」が発表されました。
ちなみに2023年にはメルセデス・ベンツは世界で約249万台売れました。
この驚異的な数字は本当に凄くないですか??
また日本だけでも5万1228台を販売されていて、9年連続で純輸入車ナンバー1の座を獲得している。
そんなメルセデス・ベンツ社が自社の中核となる新型ベンツEクラスのセダンとステーションワゴンを今回同時に発表したのです。
そして新型は走行性能と快適性が更にアップして、MBUXスーパースクリーンや、サードパーティのアプリが使用できる最新世代のMBUXを装備。
スマホやタブレッドと連携したりなどこれまでにないデジタル体験が可能になったため、値段が高いのは個人的にはしょうがないと思ってしまう。
しかしながら、その値段の高さに納得がいかない人もいるためこんな声が聞こえてきそうです。
「せめてメルセデスベンツCクラスよりちょっとだけ高い価格設定でリリースをして欲しい・・・」
今回の記事では新型メルセデス・ベンツEクラスは高いけれど、買う価値があるかどうかを解説していきます。
またメルセデス・ベンツEクラス旧型と比べながら違いを徹底解説していきますので最後まで読んでみて下さい。
それではまずはじめにメルセデス・ベンツEクラスについて簡単に説明をしておきます。
メルセデスの中核ベンツEクラスとは?
メルセデス・ベンツEクラスはセダンやステーションワゴンなど、さまざまなボディタイプを展開する超人気モデルです。
ここではEクラスの特徴と歴史を簡単に紹介していきますので基本情報を押させておいて下さい。
ベンツEクラスの歴史
メルセデス・ベンツEクラスの誕生は、1946年までさかのぼります。
詳細はこちらをご覧ください。
1946年 | W136/191型を発表 | W114/115型のルーツ |
1968年 | W114/115型を発表 | 愛称はコンパクトクラス |
1976年 | W123型が登場 | W114/115型の後継車 |
1982年 | W201型が登場 | ミディアムクラスと名称を改める |
1985年 | W124型が登場 | 1993年Cクラス登場後、「Eクラス」へと名称を変更 |
初代Eクラスは1985年に登場したW124型です。現行型は初代から幾度かモデルチェンジを繰り返しW213型が5代目として2016年から日本で販売されています。
そして最新のメルセデスベンツEクラスはW214型と呼ばれている。
特に押させておきたいところは、1993年にベンツCクラス登場後、「Eクラス」へと名前を変更した点です。
ここからはそんなEクラスの具体的な特徴を見ていきます。
ベンツEクラスの特徴
メルセデス・ベンツEクラスは世界で累計1,400万台を超える台数を販売した実績がありますが、その理由としてグローバルなファン獲得に成功したからと言えるでしょう。
ベンツCクラスがリリースされて現行モデルを販売してから、2017年にベンツEクラスは日本における輸入車販売台数4位、2018年には5位にランクインするほどの人気を誇ります。
知っての通り、お値段は高めなのですが、それ以上にどうしてもベンツEクラスが欲しい、乗りたいという根強いファンが日本に多いようです。
そのため中古車市場では大きな値崩れを起こすことなく、ベンツEクラスは安定した価格で取引されていることは言うまでもありません。
それでは次のところで旧型メルセデス・ベンツの特徴について見ていきたいと思います。
旧型メルセデス・ベンツEクラス特徴
以下にメルセデス・ベンツEクラスの誕生と特徴をまとめました。
1984年 | W124型を発表 | ミディアムクラス |
1995年 | W125型を発表 | 4つのヘッドランプ |
2002年 | W211型が登場 | スポーティータイプ |
2009年 | W212型が登場 | 運転支援技術の向上 |
2016年 | W212型が登場 | 現行型ベンツEクラス |
ここからはそれぞれのモデルについて詳しく解説をしていきます。
W124モデル
ポイントとしては1984年に導入されたW124型は当初「ミディアムクラス」と呼ばれていたことです。
この呼び名で知られていましたが、1993年になってから「Eクラス」に名称が変更される。
ここからメルセデスベンツEクラスは知名度を爆発的に広めていき、現在に至るまで快進撃を続けています。
一方で、W124型は軽量構造のボディ骨格やエアロダイナミクスを中心に徹底して、新技術を採用していきました。
そうすることで燃費を低減するとともに、パフォーマンスの向上を図っていきたいと考えたからです。
また革新的なマルチリンク式独立懸架サスペンションを採用していて卓越した走行安定性を実現していたこともW124型の特徴。
更に有害物質の排出削減の面でもメルセデスベンツ の先駆けモデルとしての役割を果たしてきた。
1986年秋からはガソリンエンジンを搭載する全てのモデルに、排出ガス抑制システムを装備したことは有名な話です。
他にも革新的な四輪駆動システムの4マチックを一部のモデルで導入。ABSのオプション設定、運転席SRSエアバッグの標準装備など、最新装備の数々が惜しみなく投入されたことも特徴の一つだと思います。
W210モデル
1995年に登場した2代目のW210型は、4つ目のヘッドランプを採用したフロントマスクになりました。
ETS(エレクトロニック・トラクション・サポート)やベルトフォースリミッターなど。数多くの技術が標準装備となったのをはじめ、レインセンサーやキセノンヘッドランプなどの革新技術がオプションとして設定されたのが特徴です。
さらに、1999年秋から全モデルに横滑り防止装置のESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)が採用された。
他にも、SRSサイドエアバッグ、SRSウィンドウエアバッグが標準装備となり、ブレーキアシスト(BAS)、アクセラレーション・スキッドコントロール(ASR)も初採用になったのです。
このW210モデルあたりから安全性を特に重視するようになり、メルセデス・ベンツEクラスは安全性重視のクルマと知られるようになりました。
W211モデル
3代目となるW211型は2002年に導入されました。
W210モデルから継承したツインヘッドライトは大きく傾斜され、より一層スポーティかつエレガンスなエクステリアになった。
全高やホイールベースなどが約20mmずつ拡大されたにも関わらず、空気抵抗係数のCd値は0.26という優れた空力性能を誇る。
これについては20年以上前の技術レベルを考慮すると物凄い技術革新だと思います。
一方で、このモデルでは2段階式SRSエアバッグ、2段階式ベルトフォースリミッターの安全装備が標準採用されている。
更にはアクティブライトシステム付バイキセノンライト、センサー制御クライメントコントロールなど、新たな安全装備が導入されていることも特徴だと言えるでしょう。
W212モデル
W212型と呼ばれる4代目Eクラスは2009年に登場しましたので記憶に新しいかもしれない。
伝統と革新を融合した全く新しい内外装を採用していて、メルセデスの持つ革新技術を駆使し、安全性・快適性・環境適合性のあらゆる点でアップデートされていることが特徴。
特徴的なツインヘッドライトは楕円形から異形に変更され鋭さが強調されるとともに、空気抵抗係数(Cd値)は0.25という、ラグジュアリーセダンとして世界トップの数値を実現した。
そんな中、走行性能を向上させる電子デバイスについても注目です。
走行状況に応じて減衰力を自動調節するセレクティブダンピングシステムを搭載し、優れた操縦性と快適な乗り心地を両立しています。
更に、ハイビームアシスト、レーンキーピングアシスト、ブラインドスポットアシストなどの運転支援技術もオプション設定されていることも特徴かもしれない。
W213モデル
W213型と呼ばれる5代目の現行型Eクラスは2016年7月に導入されました。
オプションのワイドスクリーンコクピットは2枚の12.3インチ高詳細ディスプレイからなるもので、インテリアの中に浮かぶ1枚のディスプレイのように見えます。
また、ステアリングホイールには自動車で初となるタッチコントロールボタンを採用していることが特徴。
他方で、現行型Eクラスは事故回避などの安全運転支援システムを幅広く採用、安全面について大幅に進化している。
そんな中、ドライブパイロットという機能にも注目をして欲しい。
前走車との車間距離を自動的に適正に維持し、前走車の追従走行を可能とします。
またアクティブレーンチェンジアシストは、ウインカーを2秒以上点滅させた場合に車線変更をアシストする。
まさに21世紀型のテクノロジー技術ではないでしょうか。
さて、ここまで先代モデルのメルセデス・ベンツEクラスを見てきましたがいかがだったでしょうか?
ここからは新型ベンツEクラスの特徴を見ていこうと思います。
新型メルセデス・ベンツEクラス特徴
今回の新型メルセデス・ベンツEクラスの特徴としてはまとめるとこんな感じです。
2024年現在で装備できるもの全てを採用しているイメージです。
- エクステリアに最新のブランドデザインを採用
- 助手席用ディスプレイを採用する「スーパースクリーン」を設定
- ガソリンやディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
- PHEVモデルのバッテリー容量をアップ
- クーペとカブリオレを新モデル「CLEクラス」に統合
そしてここからは特徴をもう少し細かく見ていきましょう。
ボディサイズに関して
全長×全幅×全高=4949×1880×1468mm、ホイールベース=2961mm。
全幅とホイールベースが若干大きくなったものの、ほぼ先代と同サイズに収まっていることが特徴です。
長いボンネットを持つフォルムは、Cピラーの傾斜が緩やかになったことで、ルーフ先端からトランクリッドまでが一直線で続くような形状になった。
空気効力係数(Cd値)は0.23という驚異的な空力効率を実現して、先代の数値を更に上まっています。
前面液晶パネル
メーター及び中央のインフォテインメント用に加えて、助手席用のディスプレイを備えるオプションのMBUXスーパースクリーンを選択すると、ダッシュボード全面が液晶パネルで覆われています。
画面では動画などの閲覧も出来ますが、助手席が空席の場合は映像を流せないなど、運転中のドライバーからは見えないような仕組みを備えています。
またMBUXインフォテインメント・システムはよりパワフルなコンピューターを採用しているだけではなく5G通信やAI技術にも対応。
デジタル制御の風向調整や、ドライバーの習慣やシチュエーションに応じてエアコンやオーディオ、照明などを自動調整する機能など、ハイテクな快適アイテムも拡充されています。
値段について
気になる値段については下記表を参考にして下さい。
E 200 アバンギャルド | 8,940,000円 |
E 220 d アバンギャルド | 9,210,000円 |
E 350 e スポーツ Edition Star | 9,880,000円 |
Eクラスステーションワゴン
E 200 ステーションワゴン アバンギャルド | 9,280,000円 |
E 220 d ステーションワゴン アバンギャルド | 9,550,000円 |
前モデルはスタート価格が889万円からとされていましたが、新型Eクラスでは894万円からとなっている。
新型ベンツCクラスは旧型と比べると大きく値段が上がりましたが、Eクラスに関しては価格的にはそこまで変わらないという印象です。
そのため新型メルセデス・ベンツEクラスはお得感を感じることが出来ますのでぜひ乗ってみて欲しいです。
乗ってみれば新型ベンツEクラスの価値をとことん感じることが出来ますから。
その結果、もうEクラスの虜になってしまい他のクルマには乗れなくなってしまうかもしれませんね。
終わりに
さて、ここまで新型メルセデス・ベンツEクラスは高いけれど、買う価値はあるかという話をしてきました。
また旧型と新型を比べながら違いを徹底解説をしてきましたがいかがだったでしょうか?
メルセデス・ベンツシリーズはCクラスをはじめとしてたくさんあります。
そんな中、個人的にはメルセデス・ベンツEクラスはお勧めです。
なぜならば、メルセデス・ベンツ Eクラスはベンツの中でも中核となるモデルだから。
ダイナミックでよりリッチなデザインが魅力的な車種なため多くの人から親しまれること間違いない。
メルセデス・ベンツ Eクラスに乗っていたらひょっとしたら一定多数の人から羨ましいと思われてしまうかもしれませんね笑
軽い優越感に浸りながらベンツEクラスを楽しみながら乗って頂くのもアリかと思います。
そんな中、新型メルセデスベンツEクラスの900万円にはちょっと手が届かないと思ってしまう人もいるかもしれません。
そのような人はEクラスの中古車を検討してみてはいかがでしょうか。
なんと、Eクラス新型(W214)が出てから、旧型W213は中古車価格で100万円近く値を下げています。
まさに、今がチャンスなのでこの機会をぜひご利用ください。
私たちFirstスタッフ一同は新旧関わらずメルセデス・ベンツEクラスをお勧めしたいと考えています。
メルセデス・ベンツEクラスのお問い合わせに関してはFirstまで気軽にご連絡をください。
皆様のカーライフのお役に立てれば幸いでございます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。