ベンツはどれくらい走れる?10万キロの交換部品・長寿命をサポートするポイントなどを徹底解説いたします!
2024 / 4 / 7 (Sun)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜という所に店舗を構えています。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
さて、長年世界の自動車業界をリードしているメルセデス・ベンツ。
革新的な技術と高い信頼性で、輸入車の中でも圧倒的な人気を誇っています。
そんなベンツの車は優れた品質と耐久性を持っており、他メーカー車より長く乗れるということで選ばれる方も多いようです。
ただし、その真価を最大限に発揮するためには、適切なメンテナンスやケアが欠かせません。
具体的にどのような点に気を付ければ、ベンツをより長く愛用することができるのでしょうか?
今回の記事では、ベンツの長寿命の理由や長く乗り続けるためのポイント、走行距離10万キロ時点での交換部品などを徹底解説いたします。
ベンツオーナーの方はもちろん、これから購入予定の方もぜひ参考にしてくださいね!
それでは早速、ベンツが長寿命と言われる理由から見ていきましょう。
ベンツはどれくらい走れる?長寿命の理由
ベンツ車は他ブランドと比較して寿命が長いと言われており、走行距離15万キロ以上、年数では20年近く乗るユーザーも多く見られます。
1990年代のネオクラシックなベンツがいまなお中古車として流通していることからも、いかに長く乗れるかが分かるでしょう。
ベンツの耐久性がこれほど優れている理由には、堅牢な構造と高品質な部品、そして厳格な品質管理などが挙げられます。
製造過程において性能や耐久性を厳しくチェックされた後に車に組み込まれる部品は、精度の高さが特徴です。
特にエンジンやトランスミッョンなどの主要部品は最高級の材料を使用されており、故障リスクが軽減されることで長寿命に。
さらに、ベンツは最先端の研究開発を継続して行っているので、世に出るモデルは日に日に進化していると言っても過言ではありません。
外車は「手入れしながら長く乗る」という考えが一般的で、ベンツも同様に部品が故障しても新車と同じような状態に復元しやすい設計となっています。
このようにボディ設計から機能までが総合的に強化されたベンツですが、性能を維持し続けるためにはメンテナンスをきちんと行うことが大切です。
そこでまず必ず受けておきたいのが、ディーラーなどによる定期メンテナンス。
ベンツ車を新車購入した場合は以下のような保証が用意されているので活用してください。
ベンツ車のメンテナンス 保証について
新車購入時の「メルセデス・ケア」
メルセデス・ケアは新車購入から3年間、走行距離無制限で一般保証修理や定期メンテナンスが無料で保証されるプログラムです。
一般保証では、エアコンやカーナビ、パワーウィンドウといった部品に加え、エンジンやサスペンション、トランスミッションなど走行性能に大きく関わる部品も保証されるとのこと。
さらに、突然の故障や事故などに迅速に対応してくれる「24時間ツーリングサポート」も無料で利用可能となっています。
新車購入から3年後以降も安心「保証プラス」
メルセデス・ケア終了後も、有償の保証プラスに加入すれば一般的な保証修理と24時間ツーリングサポートが2年間継続できます。
使用頻度が高く故障すると困るドアミラー、カーナビ、パワーステアリングなどの部品修理が何回でも無料なので、ベンツに長く乗るならぜひとも入っておきたいところ。
新車購入時に加入すると割引価格になるので、メルセデス・ケアと合わせて申し込むのがお得です。
一方、認定中古車については走行距離無制限の保証と24時間ツーリングサポート、中古車販売店でも独自の保証を設けている店舗が多いので、購入時に確認するようにしましょう。
加えて、ベンツ社は車をベストコンディションに保つために法定点検以外の項目を指定した「MB点検」を行っています。
法定1年、2年の他に点検手厚いチェックが入ることで、車を安全に保ち、故障や事故を未然に防ぐことができる仕組みが整っているのも安心ポイントですよね。
さて、充実の保証下で細かなメンテナンスを受けることにより、5年・10年と長く乗り続けることができるベンツ。
走行距離10万キロを超えても走ることができますが、このあたりで交換が必要な部品がいくつか出てきます。
具体的な交換部品について、以下でまとめて見ていきましょう。
ベンツ車 走行距離10万キロでの交換部品は?
部品 | 寿命 | |
ブッシュ系 | ・ブッシュ | 5~8万キロ |
ブレーキ系 | ・ブレーキパッド
・ブレーキホース ・キャリパーシール |
10万キロ |
ベアリング系 | ・ホイールベアリング | 8~10万キロ |
ドライブシャフト系 | ・ドライブシャフト | 3万キロ~定期メンテナンス |
フューエル系 | ・インジェクターノズル
・燃料ポンプ |
10万キロ前後 |
マウント系 | ・エンジンマウント
・ミッションマウント |
10万キロ前後 |
ブレーキ系
ブレーキの消耗品の代表はブレーキパッドやディスクロータなどですが、10万キロを超えている場合はブレーキホースやキャリパーシールも要交換項目となります。
油圧を伝達するホースもキャリパーのピストンシールもゴムでできており、距離や年数が経てば確実に劣化するもの。定期的な分解・整備は必須となります。
ブッシュ系
サスペンション各部の接続部には、振動や衝撃を緩和するゴム製のブッシュがセットされています。
異音がしなければ切れていないと判断されがちですが、足回りの踏ん張りがきかない・安定性がなくなるといった不具合が出てくるはず。
これらの寿命は5~8万キロなので、10万キロを超えたら必ず交換しましょう。
ベアリング系
ホイールの回転軸にはホイールをスムーズに回すためにベアリングが取り付けられています。
特に、ホイールベアリングは荷重が直にかかるので、10万キロ走れば劣化は避けられません。
グリス焼けによりベアリングに不具合が生じ、異音やタイヤの偏摩耗、ステアリングの振れといったトラブルが起こるため、メンテナンスが必要です。
ドライブシャフト系
ミッションの駆動をホイールに伝達させているドライブシャフトには、サスペンションの上下運動やステアリング操作による曲げる力が常に加わっています。
年数の経過したドライブシャフトブーツでは敗れてしまい、中に注入してあるグリスが飛び出してしまうことも。
輸入車の場合は3万キロ程度で切れてくるケースもあるので、定期的な交換を行いましょう。
フューエル系
ガソリンにゴミや水分が混じるとインジェクターノズルが詰まり、エンジンの不調の原因になります。そのため、10万キロに達する前でも定期交換するのがよいでしょう。
また、ガソリンを供給するために取り付けられている燃料ポンプですが、10万キロ以上走行すると圧力の低下やエンジンストールの原因になります。
予防のために、予算が許せばこのタイミングで交換しておきたい部品です。
マウント系
エンジンとボディの接続部分、ミッションとボディの接続部分には振動が伝わらないよう遮断するエンジンマウントやミッションマウントが取り付けられています。
マウントのゴムは年数や走行距離数が経過すると切れやすく、中に入っているオイルが漏れて室内に振動が伝わるように。
ミッションの場合にはシフトチェンジが上手く行えないなどの現象が現れるので、交換部品として覚えておきましょう。
必ずしも上記の部品を一度に交換するとは限りませんが、10万キロを超えてくると徐々にメンテナンスコストがかかるように感じられるかもしれません。
しかし、専門のメカニックによる点検や最適なメンテナスを受けることで、走行距離が伸びてもベンツの持つ高い性能を最大限活かすことが可能となります。
長期的には大きな経済的損失を防ぐことができるため、年間10万円程のコストは確保しておくとよいでしょう。
とはいえ、定期点検や10万キロ前後での部品交換はベンツを長く維持するための基本中の基本。
価値を長持ちさせるには、ご自身でできる日常のケアもプラスで行う必要があります。
ベンツの長寿命をサポートするには、どんな点に注意すればよいのでしょうか?
ベンツの長寿命をサポートするケアのポイント
外観のケア
ベンツのボディは高品質な塗装が施されていますが、汚れや小傷が放置されるとその美しさが損なわれる可能性があります。
定期的な洗車やワックスがけ、さらには専門店でのコーティングを行うことで、10万キロ近く走ってもボディの輝きを長く保つことができるでしょう。
適切な保管方法
ベンツの持つ高級感と性能を維持するためには、保管方法も非常に重要です。車体や内装を守るために、以下の方法を取り入れることをおすすめします。
屋内保管
ガレージやカーポートの利用は、ベンツを直射日光や雨風、塵などの外部要因から守る最も効果的な方法です。
特に、直射日光は車体の色あせや内装の劣化を早める要因となるので、気を付けたいところ。
新たに設置するのが難しい方は、専用のカーカバーを使用するのもよいでしょう。
冬季対策
寒冷地では、雪や氷が車体に付着し、塗装の劣化や部品の損傷のリスクが高まります。
これを予防するための対策としては、アンダーコートやヒーターを使用することが推奨されています。
適切な運転・定期的な動作確認
日常の短距離移動においてエンジンを十分に暖めずに使用すると、エンジンの寿命を縮める可能性があります。
エンジンをかけてすぐに発進する時は、ゆっくりとアクセルワークをしてエンジンを温めるよう心掛けましょう。
また、長期間車を放置すると、バッテリーの放電やタイヤの変形などが起こりやすくなります。
ベンツに乗る頻度が低くても、月に一度程度はエンジンをかけて動作を確認するようにしてください。
一方で、ベンツの新車は高額なので中古車を購入される方も多いですよね。
選び方は様々ですが、長く乗ることを念頭に選ぶなら押さえておくべきポイントがいくつかあります。
普段とは違う視点も加えて、中古ベンツを上手に見極めましょう。
長く乗れる中古ベンツの選び方
故障が少ないベンツは、新型が登場してから1~2年経過した車両と言われています。
中古車の場合は走行距離にとらわれやすいものですが、初期不良の改修後の車を選ぶことでより長く乗り続けることができるので、車両情報にて確認するようにしましょう。
また、年式が新しい中古ベンツを購入する場合は、メーカー保証が付帯している3年以内の個体がベスト。
価格はやや高めですが、購入後の安心を買うという意味で損はありません。
さらに、中古車の購入先はベンツ専門店や輸入車に強い販売店がおすすめ。
このような店舗はそもそもの在庫数が豊富であり、好みのグレードで状態の良い車が見つけやすいです。
ベンツに関する流通網が広ければ条件に合った一台を見つけ出してもらうことも可能なので、安心してお任せできるでしょう。
中古のベンツならFirst!
Firstは外車・高級車を専門に取り扱っており、車選びから購入後まで万全のフォロー体制でお客様の車選びをサポートしています。
現在はベンツ新型のW206シリーズやその下のW205など大人気のベンツCクラスを幅広く取り扱っています。
また、それ以外の外車についても取り揃えを強化しているところです。
流行り物から定番ラインナップまでFirstは何でも対応できますので、お気軽にお問い合わせください。
おわりに
さて、今回は「ベンツはどれくらい走れる?10万キロの交換部品・長寿命をサポートするポイントなどを徹底解説いたします!」というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたか?
ベンツの長寿命は先進的な技術と高い品質に起因しており、故障しやすいと言われる輸入車の中でも圧倒的な耐久性を誇っています。
数十万キロ走行してもその性能を維持することができますが、実際に長持ちするかどうかは適切なメンテナンスがなされていることが重要。
安全性と耐久性を長期間保つために、定期的な点検や10万キロ前後での部品交換、そして保管方法にまで気を配るようにしましょう。
また、ベンツの新車・中古車購入後は保証を上手に活用するとメンテナンス費用の負担を軽減することもできます。
本記事を参考に、お気に入りのベンツをより長く愛用してみてはいかがでしょうか。
そんな中、Firstはベンツをはじめとする外車・高級車を専門に買取及び販売を行っております。
専門スキルを持ったスタッフが希望に沿った一台をお探しいたしますので、中古ベンツをお探しの方はお気軽にご相談ください。
お客様にとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。