走行距離7万キロでの車買い替えはあり?なし?最適なタイミングでお得に車を売却する方法を詳しく解説いたします!
2023 / 6 / 28 (Wed)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
お近くをお通りの際は気軽にお立ち寄り下さい。
さて、車の買い替えを考えているけれど、いまいちタイミングが分からないという方も多いのではないでしょうか?
車を買い替えるには費用がかかりますし、なるべく高く売れる時期は逃したくないですよね。
車買い替えの目安は様々ありますが、年数でいうと7年前後で買い替えを検討するケースが最も多く、走行距離にすると7万キロに当たります。
でも、7万キロというと「そこそこ走っている」印象があるため、本当にベストなのか判断が難しいところです。
車の価値は日が経つごとに下がっていく中、なぜ7年7万キロが目安になっているのか。
そして、最適な買い替えタイミングとはいつなのか。
今回の記事ではこのような疑問点を解消するために、7万キロで売却するメリットや走行距離別の買取相場を解説していきます。
さらに、走行距離以外で車買い替えにおすすめのタイミングもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
それではまず、世間の車買い替えの動向について平均保有年数から見ていきましょう。
車の買い替え平均年数はどれくらい?
一般財団法人自動車検査登録協会によると、最新の車の平均保有期間は「9.03年」。
このデータは新車が初度登録されてから廃車や海外輸出されるまでの期間の平均です。
下記の表からも分かるように平均車齢は年々最高齢を更新しており、こと買い替えに限れば7~8年、走行距離にすると7万キロ前後で買い替える方が多い傾向にあります。
※ (わが国の自動車保有動向参照)
車の長期使用化が進む要因には、「車の品質向上」と「経済状況の変化」が考えられるでしょう。
高度経済成長で国内メーカーの技術力が向上した頃から、車の性能は飛躍的に上がり、安心して長く乗れるようになりました。
一方で経済状況は変化し、バブル崩壊後は頻繁に車を買い替えられる人が減少。
とりわけ2008年のリーマンショック後は保有期間が長期化しており、1台の車を10年以上保有する方も見られるようになっています。
このような背景に加えて、7年7万キロを迎えるタイミングでの買い替えが多いのには次のようなメリットがあることも関係しています。
7年7万キロで車を買い替えるメリット
- 高額な車検費用を払わずに済む
- 高価買取のラストチャンス
それぞれ具体的に見ていきましょう。
高額な車検費用を払わずに済む
7年7万キロで車を買い替える最大のメリットは、3回目の車検費用を払わずに済むことです。
通常、車検は回を重ねるごとに高額になってきますよね。
なぜなら、年数や走行距離が伸びることで車が劣化し修理代やメンテナンス代がかさむからです。
3回目の車検の費用相場は15万円程度ですが、内容次第ではさらに上乗せされる可能性も考えておかなければなりません。
車両の状態によっては高いお金を払って車検を通すより次の車の購入費用に充てた方がお得になることから、買い替えを検討する方が多くなっているのでしょう。
高価買取のラストチャンス
7万キロ走っている車は、消耗品だけでなく様々な部分で経年劣化を感じられるようになります。
自身が乗り続けるという意味ではメンテナンスを怠らなければ問題ないですが、希望の金額で売却したいのであれば最後のチャンスと言っても過言ではありません。
特に、日本の中古車市場では年式および走行距離が重要視されており、古くなるほど・走るほどに査定額は下がっていくのが一般的です。
走行距離10万キロに達すると車の商品価値はほぼなくなるため、中古車としての需要が期待できるのは7万キロがラストとなるわけです。
とはいえ、やはり3万キロ・5万キロでの買い替えより確実にリセールが下がることは頭に入れておく必要があるでしょう。
どの程度価格が下がるのか、次のところで走行距離別の買取相場を比較していきます。
7年7万キロだと価格はどれくらい?走行距離別買取相場
【走行距離別買取相場】
車種:トヨタ カローラ
2019年式/グレードG-X/新車価格176万円
走行距離 | 買取相場 |
3万キロ | 72万円 |
5万キロ | 63万円 |
7万キロ | 52万円 |
10万キロ | 28万円 |
車種:プリウス・A
2017年式/グレードS/新車価格331万円~
走行距離 | 買取相場 |
3万キロ | 146万円 |
5万キロ | 113万円 |
7万キロ | 78万円 |
10万キロ | 50万円 |
ご覧の通り、走行距離が増えるごとに数万円~数十万円単位で買取相場は下がっていきます。
そして、7万キロ以降はぐんと下げ幅が大きくなり、同じ車種・グレードでも価格は全く違うものに。適切な走行距離で買い替えることの重要性が見てとれるでしょう。
ちなみに、カローラは中古車市場での需要が安定している人気車種でこの相場です。
不人気車種なら、より大きく価値が下がることが予想されます。
なお、軽自動車の場合、構造上普通自動車よりも耐久性に劣るため、最長でも8万キロでの買い替えが理想的です。
すなわち、高く売るには7万キロよりもっと早い段階での検討が必要になるでしょう。
ただ、走行距離は一定の目安であり、どの段階を買い替え時期とするかは目的によって異なります。
自分に合った最適のタイミングを選ぶために、走行距離ごとにどんな売り方ができるかを確認していきましょう。
走行距離で選ぶベストな買い替え時期
5万キロ未満…高いリセールに期待
車の買い替えでリセールを期待するなら、走行距離5万キロ未満が絶対条件となります。
確実に高価買取を狙うのであれば、より走行距離の少ない3万キロ程度を目安にするとよいでしょう。
低年式で走行距離も標準であれば、リコールが無い限りパーツ交換もほとんど必要ありませんし、塗装が劣化する心配もありません。
加えて、3年目はメーカー標準保証が切れる年でもあり、買い替えを考えるには良いタイミングと言えます。
7万キロ…価値が落ち切らない程度に長く乗る
5万キロよりは長く乗りたいけれど、価値があるうちに売りたいという希望がある方は、走行距離7万キロ前後での買い替えを目安にしてみましょう。
7万キロを超えたあたりで中古車の需要が落ち込みますが、それでも全く価値が付かないということはありません。
ただし、9万キロに届くと走行距離が長い印象が強くなりシビアな査定結果になることもあるため、8万キロに達したあたりで売却するのが無難です。
10万キロ…乗りつぶすのも視野に
車の商品価値は走行距離10万キロでほぼゼロになりますが、乗りつぶすことを目的とするならあえて手放す必要はありません。
国産車ならなおのこと、メンテナンス次第で15万・20万キロと走り続けられることも多いです。
買取額には期待できませんが、長く乗り続けることで買い替え費用などがかからないため、かえってコスパが良くなる可能性もあるでしょう。
さて、ここまで解説してきたように走行距離7万キロは車買い替えの一定の目安となっています。
しかし、必ずしもベストとは言い切れず、他にも選択肢を広げて買い替え時期を検討する余地はあるでしょう。
車買い替えには走行距離以外の要素も大きく関わっており、総合的に見てお得になるタイミングを見極める必要があります。
それでは、走行距離7万キロではなく他の基準で買い替えを決めるとすれば、どんな目安があるのでしょうか?
走行距離7万キロ以外で車買い替えを検討するならいつ?
税金があがる時
車の税金は、長く乗ると負担額が上がります。
- 自動車税は11年
- 自動車重量税は13年
これらは税制で定められており、エコな車ほど優遇され、古く燃費の悪い車ほど増税されることになっています。
【ガソリン車の自動車税】
排気量 | 通常税額 | 13年以上経過 |
~1.0L | 10,800円 | 12,900円 |
~1.5L | 29,500円 | 33,900円 |
~2.0L | 34,500円 | 39,600円 |
~2.5L | 39,500円 | 45,400円 |
~3.0L | 45,000円 | 51,700円 |
~3.5L | 51,000円 | 58,600円 |
~4.0L | 58,000円 | 66,700円 |
上記はガソリン車の自動車税の変動を表したもので、13年以上経過した車は最大15%も増税。それに伴い重量税も増税となり、最大39%も高くなります。
また、税金面で優遇されている軽自動車ほど増税の割合が大きく、13年以上で自動車税が20%、ディーゼル車であれば11年以上で税額が15%それぞれアップします。
【軽自動車】
新車登録年月 | 新車登録から13年未満 | 新車登録から13年以上 |
平成27年3月31日以前 | 7,200円 | 12,900円 |
平成27年4月1日以降 | 10,800円 | 12,900円 |
古くなった車はメンテナンス費用の負担が増えるだけでなく、増税によってさらに出費がかさみます。
よほど気に入った愛車であるのなら、お金をかけてでも乗り続けるのはもちろんありです。そうではないのであれば、ここで買い替えないと損になるでしょう。
修理費用が高くなる時
走行距離7万キロでなくても、故障や不具合などで修理費用が高くなる時は車買い替えの目安となります。
修理する回数が増えて、「買い替えた方がコストを抑えられる」と感じたタイミングを見逃さないようにしましょう。
特に、10年10万キロを迎えるとエンジン関係の消耗品やパーツが交換時期を迎えます。
これらの部品は高額で、一度に数十万円もの出費が発生する可能性もあり得るでしょう。
メーカー保証は既に切れているので全額実費ということになり、中古車を買えるくらいの額になるケースも珍しくありません。
そうした場合は、高額な修理代を何度も払うより買い替えた方がお得と言えます。
新車の発売前
今乗っている車がフルモデルチェンジするタイミングも、買い替えに適しています。
稀少車以外において、フルモデルチェンジは査定額に直接影響してきます。
中古車市場では現行モデルに需要が集中するため、旧型になった途端買取額が急激に下落するからです。
フルモデルチェンジの周期はメーカーによって異なりますが、4から7年に一度あるのが一般的。
お得に売却したい場合は、メーカーの発表を注視し新型が発表される前に買い替えるのがおすすめです。
このような目安を元に最適な車の買い替え時期を決めたら、車を高く売るための準備も進めていきましょう。
高額査定を引き出すポイントを簡単にまとめますので、売却前にチェックしてみてくださいね!
車を高く売るためのポイント
- 愛車の買取相場を調べる
- 洗車や車内の掃除をする
- 純正パーツ、付属品を全て揃える
- 傷や凹みはそのまま
- 中古車専門買取店に売却する
愛車の売却を決めたら、まずは相場を調べましょう。
適正価格を知ることで、安値で買取ろうとする業者を選択肢から外すことが可能になります。
また、においに関してはマイナス評価の対象にもなり得るため、掃除でできる限り取り除いておくのが良いです。
そして、車を高く売るためには売却先の選定も非常に重要。
下取りよりも買取、その中でも高価買取の実績がある優良店に査定を依頼することをおすすめします。
Firstは少数精鋭で中間マージンを一切頂かずにお客様に全て還元していますので、愛車の査定はぜひお任せください。
おわりに
さて、今回は走行距離7万キロでの車買い替えはあり?なし?最適なタイミングでお得に車を売却する方法を詳しく解説いたします!というタイトルで記事を書いてみました。
いかがでしたか?
多くの方が7年7万キロ前後で車を買い替えているのには、経済状況や車の品質向上だけでなく次のような点も関係していると考えられます。
- 高額な車検費用を払わずに済む
- 高価買取のラストチャンス
車は長く乗るほどメンテナンスにお金がかかるようになり価値も下がるため、7万キロあたりでの買い替えは損になりにくいキリの良いタイミングであると言えるでしょう。
ただし、3万キロ・5万キロでの買い替えに比べると、買取価格は当然下落します。
また、走行距離ではなく、税金や修理費用との兼ね合い、新型発売といったタイミングでの買い替えも選択肢の一つです。
ご自身の買い替えに対する目的に合わせて、その都度最適な買い替え時期を選ぶことを心がけてくださいね。
そんな中、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは、お客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
車を査定に出してみようかな?と思われた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お客様にとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。