高級車って一体いくらからなの?変わる高級車の定義とおすすめ車種をまとめてみました!
2023 / 6 / 17 (Sat)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
Firstは横浜アリーナがある新横浜というところに店舗を構えています。
さて、車好きな方はいつか高級車に乗ってみたいという憧れを抱いたことがありますよね。
高級車と聞くと、フェラーリやランボルギーニといった価格の高い車を想像する方は多いでしょう。
たしかに、いくらからなら高級車と呼べるのか?というのは非常に気になるところです。
ただ、高級車のステレオタイプは時代とともに変化しており、このような単純な発想での高級車感は薄れてきています。
では、高級車と普通車はどのような判断基準において分別されるのでしょうか?
この記事では、高級車の定義を解説するとともに、高級車を購入するメリットやおすすめのモデルなどをご紹介していきます。
今後高級車に乗りたい方や乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
それでは早速、高級車の基準や定義について詳しく見ていきましょう。
いくらからが高級車?基準や定義はあるの?
1990年代頃までの高級車の条件は、端的に価格が高いことでした。
一般的には新車販売価格が500万円を超えると高級車と言われる風潮がありましたが、近年では車体価格も高騰傾向にあり、その基準が変わってきています。
実際、今の相場だとコンパクトカーでもフル装備にすれば300万円近くになり、中型SUVやミニバンなら500万円台に乗ることが多いですよね。
そのような車は数千万円は当たり前、数億円はたまた数十億円の新型車も出回るようになり、購買層は限られているとはいえ世間の高級車のイメージも随分と変わっているのではないでしょうか。
そのため、「新車価格がいくらからが高級車」という発想で一概に判断するのが難しいと言えます。
では、今の高級車とはどのような車を指すのか。
近年、ボディタイプに縛られない高級モデルが各メーカーから多数販売されているように、その定義は複雑化。
国やメーカーによっても定義に違いはありますが、共通して次のような特徴を持っているようです。
【高級車の特徴】
|
このような特徴を見ると、いわゆる普通車とは車への付加価値に差があるということが分かります。
それでは、その「差」について次のところでより具体的に見ていきましょう。
高級車と普通車の違いとは?
性能面
高級車は普通車に比べてエンジン性能が高く、アクセルやブレーキの反応がよいとされています。
高級車はメーカーの顔なので、最先端の技術が取り入れられることが多いからでしょう。
また、高級車は普通車よりボディの剛性が高くなっています。
剛性とは外部からの力に対する強度の度合いのことで、安全性を左右する重要なポイント。
高級車は要人が乗る車としても多く採用されているのはこのためです。
乗り心地
高級車は乗り心地の良さが普通車と格段に違います。
その理由として、まず排気量が大きいことからエンジンの性能が高く高回転する必要がないため、静音性が高いことが挙げられるでしょう。
さらに、車の走行を司るステアリング性能の高さは、運転の常時安定に繋がっています。
ステアリングには本革が採用され、操作性も高い点も特徴の一つです。
これらによって、運転のしやすさだけでなく運転そのものの楽しみを味わうことができるのも高級車の大きな魅力と言えるでしょう。
保険料・維持費は高くなる
最上級の乗り心地や性能を追求している高級車は、購入費用だけでなく保険料や維持費も高くなる傾向にあります。
例えば、自動車税は車の排気量によって段階的に高くなりますが、高級車は排気量が大きいため普通車より税金がかかります。
また、使われている部品や内装の素材なども高級品やオーダーメイドであるため、洗車や手入れにもお金がかかるでしょう。
そして、修理費用が高く盗難に遭う可能性も高いことから、保険料も高く設定されるのが特徴です。
それに伴い、車検時や法定点検に費用も大きくなり、持ち続けるにはそれなりの経済力が必要とされるでしょう。
このように、高級車と普通車は金額以外にも様々な点で違いがあります。
したがって、「いくらから高級車」と分けることは難しいですが、ブランドを見れば一目瞭然。
国内外の高級車ブランドは数多く存在しており、そこで購入すること自体がステータスの一つにもなっています。
次のところでは、その中でも世界的に有名な高級車ブランドの歴史や代表車種を厳選してご紹介していきたいと思います。
主な高級車メーカーの歴史と代表車種
まずは、高級車としてよく耳にする主なブランドを表にまとめてみました。
ブランド | 国 | 代表車種 |
メルセデス・ベンツ | ドイツ | Sクラス |
BMW | ドイツ | 7シリーズ |
アウディ | ドイツ | A8 |
ポルシェ | ドイツ | 911 |
レクサス | 日本 | LS |
ロールスロイス | イギリス | ゴースト |
フェラーリ | イタリア | 458スパイダー |
ランボルギーニ | イタリア | ウラカン |
ランドローバー | イギリス | レンジローバー |
上記ブランドの中でも、ベンツ、アウディ、BMWは「ドイツの御三家」と呼ばれ、日本における人気は群を抜いています。
それぞれの歴史と代表車種は以下の通り。
メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツは1886年にガソリン・エンジンを搭載する車を発明した老舗ブランド。
古くから各国の元首が愛車にしてきた歴史と格式を誇ります。
メルセデス・ベンツのフラッグシップとなるセダンは「Sクラス」です。
最新型のSクラスは8年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、2021年8月より日本での販売が開始されました。
歴代のSクラスと同様に、常にその時代の最先端技術が多く搭載されているのが特徴です。
また、技術面だけでなく、デザインや安全性など「現代に求められるラグジュアリー」を再定義し、その充実を図った意欲的なモデルとなっています。
Sクラス価格(税込み) | 1,338万円~ |
BMW
BMWの歴史は1917年までさかのぼり、自動車メーカーではなく航空機エンジンを製造する所から始まりました。
その後、オートバイや現在の車メーカーとして高い名声を得ることに成功。
フラッグシップは7シリーズとなっています。
BMW7シリーズの特徴は、高級感あるデザインにカーボン・コアなど走行性能を高める技術を採用していることです。
「駆け抜ける歓び」をブランドスローガンとするBMWらしく、ラグジュアリーさと運転する楽しみを両立させた不動のフラッグシップ・セダンです。
BMW7シリーズ価格(税込み) | 1,460万円~ |
アウディ
アウディは「技術による先進」をスローガンとするドイツのプレミアムブランド。
先端技術を磨く場として様々なモータースポーツに参戦し、その技術を市販車にフィードバックしています。
近年は、次世代エネルギー車や自動運転などの未来技術にも積極的に挑戦しているのも特筆すべき点でしょう。
そんなアウディのフラッグシップはA8です。
アウディA8は、量産車世界初となるレーザースキャナーを搭載し、タッチスクリーンやコネクテッド機能、48Vマイルドハイブリッドなどの先進技術も採用。
まさに「技術による先進」を体現する一台となっています。
A8価格(税込み) | 1,190万円~ |
また、ランドローバーは高級SUVメーカーとして有名で、1000万円前後の高価格帯ながら需要が絶えません。
それ以外にも、ステータスとして人気なスポーツカーを揃えるポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなどは、数千万円からの価格帯で「スーパーカー」とも呼ばれています。
そんな中、高級輸入車のライバルとしてその存在感を不動のものにしているのがレクサスです。
メンテナンス性の良さや手間の少なさに加えて国産車ならではの信頼性もあり、それまで海外高級メーカーを選択していた一部のユーザーがレクサスに移行したと言われています。
そんなレクサスの概要は以下の通りです。
レクサス
日本が世界に発信するプレミアムブランド「レクサス」。
1989年にブランドが誕生し、同年初代LSが米国にて発売されました。
その後、レクサスは日本をはじめ世界各地で発売され、現在はセダンからクーペ、ハッチバック、SUVに至るまで幅広いラインナップを揃えています。
その中で代表モデルとなっているのがフラッグシップセダンであるLSです。
LSは2020年11月に改良を実施。圧倒的な高級感と静粛性に加え、トヨタの先進技術が惜しみなく投入されています。
また、車内空間も「プラチナ箔」や「西陣織」といった日本の伝統工芸技術をあしらった装飾がふんだんに取り入れられており、高級車と呼ぶにふさわしい完成度です。
レクサスLS価格(税込み) | 1,078万円~ |
ご紹介した代表車種からも分かるように、「いくらから」の定義はないものの高級車と呼ばれる車の多くは1,000万円を超えてきます。
一方で、500万円前後から購入できるコストパフォーマンスのよい高級車も各種ブランドから登場。
実用性も兼ね備えたおすすめの高級車をピックアップしていきますので、車選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
500万円前後から購入できるおすすめの高級車
ボルボ XC40
- 新車価格:389万円~649万円
- 中古車価格:308万円~620万円
コンパクトSUVであるXC40は使い勝手もよく、ボルボならではの安全性能も人気の秘訣です。
16種類以上の先進安全・運転支援技術「インテリセーフ」を全車標準装備しており、どのグレードを買っても安心なのが魅力でしょう。
その他、個性的なデザインや優れた走行性能なども高く評価されており、全方位で満足度の高いSUVとなっています。
BMW 3シリーズ
- 新車価格:452万円~1,025万円
- 中古車価格;55万円~860万円
BMWの3シリーズは幅広い年代から人気のスポーツセダンで、現行は7代目です。
新車価格こそ約500万円~となりますが、BMWは値崩れしやすいので先代の中古車を狙うのもよいでしょう。
走行距離が3万キロ未満であればベスト、5万キロ未満でもコスパはよく、手頃な価格で高級車に乗ってみたい方におすすめしたいモデルです。
アウディ A4
- 新車価格:447万円~710万円
- 中古車価格:42万円~570万円
アウディA4はセダンの主力モデルで、都市部でも使いやすいボディサイズとスムーズな加速で女性からも高い支持を集めています。
ハイグレードの新車価格でも700万円前後、中古車となれば300万ほどで程度の良い車が購入でき、実用性とのバランスに優れた一台です。
レクサス RX
- 新車価格:495万円~877万円
- 中古車価格:80万円~833万円
レクサスから販売されているSUVの中で断トツの人気を誇るRX.
たくましい外観と洗練された内装、静かな走りのその魅力は多岐に渡ります。
それにも関わらず、高級SUVが軒並み1,000万円台に乗る中で比較的価格が抑えられている印象です。
国産車ならではの故障リスクの低さゆえ、中古車でも安心して購入できるでしょう。
なお、レクサスはUTやCTシリーズなど300万円台から購入できる車種も登場しているので、そちらもチェックしてみてくださいね。
おわりに
さて、今回は高級車って一体いくらからなの?変わる高級車の定義とおすすめ車種をまとめてみましたというタイトルで記事を書いてきました。
いかがでしたでしょうか?
高級車の概念は国やメーカーによって異なり、時代と共に変わるものです。
そのため、いくらからが高級車なのかという問いに対する明確な答えは定められていません。
しかし、高級車と言われている車にはいくつかの共通する特徴があります。
その特徴とは、最先端の性能や高い排気量、贅沢な装備、そしてブランド力などです。
高級車はどうしても価格の高さに目が行きがちですが、上記のような特徴から生まれる付加価値によって普通車とは違う魅力を秘めていることは間違いないでしょう。
また、高い価格が設定されているのはメーカーの自信の表れでもあり、不具合や故障の少なさ、安全性の高さはやはり高級車に軍配が上がります。
一方で、近年は高級車の価格帯にも幅が出て、500万円台から購入できるものも続々と登場しています。
長く乗り続けることも考え、高級車をひとつの選択肢にしてみてはいかがでしょうか?
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最後までお読みいただき、ありがとうございました