ランクルプラドの5年残価率はトップクラス!高い支持を集める理由とグレード別残価率を徹底解説いたします!
2023 / 1 / 19 (Thu)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
近年の爆発的なSUVブームとは別に、かねてより売れ続けている本格派SUVをご存じでしょうか?
それが、デビュー以来多くの人々から愛されてきた「ランドクルーザープラド」です。
トヨタを代表するモデルでもあるランクルプラドは、デビューから現在に至るまでモデルチェンジや機能性の向上を図りながら進化を続けています。
その結果、更なるファン層の広がりを見せています。
ランクルプラドの人気は日本だけではなく海外でも同様で、型落ちでも価値を下げない稀少な車種でもあります。
そんなランクルプラドは投資車としての価値も高く、トップクラスの残価率を誇っていることでも有名です。
しかし、残価率が高いと言っても「実際にはどれくらいの相場なのか」「どのグレードや仕様が特に良いのか」というところが気になりますよね。
そこで、今回はランクルプラドの残価率が高い理由とともに、グレード別5年落ち残価率やより高値で売るための方法などを詳しく解説いたします。
ランクルプラドの売却や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
でははじめに、ランクルプラドの高残価の理由を深掘りしていきましょう。
ランクルプラドはなぜ残価率が高いの?その理由とは
今ではおなじみの「ランクルプラド」は、1990年の70系ランドクルーザーのマイナーチェンジのタイミングで登場しました。
ランドクルーザーの耐久性や悪路走破性はそのままに、日常での使いやすさも兼ね備えた乗用車感覚の一台として人気を博し、現行は4代目に突入。
10年以上もフルモデルチェンジが行われていないロングセラーモデルとなっています。
そんなランクルプラドは新車はもちろんのこと、中古車市場でも圧倒的な人気を誇っています。
国産車の中でもトップクラスと言われる高残価率の理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
理由①海外需要が高い
ランクルプラドは海外での人気も非常に高く、高年式のものでも必ずと言っていいほど需要があります。
あらゆる国で需要があるのは、悪路でも問題なく走行できる走破性の高さや頑丈なボディー、壊れにくさが評価されているからでしょう。
未舗装の道路が多い海外では日本と比べて悪路を走る機会が多いため、このような車のニーズが非常に高くなっています。
また、海外では年式が古くなっても修理しながら長く乗ることが普通なので、日本では値が付かないような車でも思いもよらぬ高値が付くケースが珍しくありません。
さらに、日本車を輸入する際に関税や輸送費が上乗せされることもあり、価格面からも中古車需要が高い傾向にあります。
すなわち、海外人気の高い車=残価率が高い車と言えるでしょう。
理由②新車販売台数が限られている
ランクルプラドは新車販売台数が限られているため、中古車の流通台数が少ない傾向にあります。
一方で、新車価格が高額なので中古車を求めるユーザーは多く、さらには海外需要も高いので常に需要過多の状態です。
ランクルプラドはリセールバリューが高い車の条件を満たしているため、必然的に残価率も高くなります。
理由③古くても売れる
ランクルプラドは長い歴史の中で大幅なデザイン変更を行っていません。
長年姿を変えなくても車としての価値を損なわないのは、基本的な車の性能の高さがあってこそと言えるでしょう。
このような車種の利点は、旧モデルでも古さを感じにくく中古車への抵抗がなくなる点にあります。
加えて、①でも触れたように海外では日常的に車を修理するので、基本設計が変わらないことによる手入れのしやすさも魅力です。
なお、ランクルプラドは古いモデルそのもののファンも多く、特に稀少価値の高い90系前期型は残価率が高騰しています。
それでは、実際のランクルプラドの残価率はどれくらいなのでしょうか?
ランクルプラドのグレード別5年残価率はどのくらい?
残価率とは車の再販価値のことで、高いほど値持ちが良いことを表します。一般的な車の残価率は、5年で40~50%程度であるといわれています。
そんな中、ランクルプラドの5年落ち残価率を150系前期モデルから算出してみました。
※調査条件 色の指定、事故歴及び修復歴なし
グレード | 新車価格 | 平均走行距離 | 買取額 | 平均残価率 |
TX(5人乗り) | 354万円~ | 5.1万km | 250~340万円 | 84% |
TX(7人乗り) | 380万円~ | 4.3万km | 280~365万円 | 90% |
TXLパッケージ(5人乗り) | 405万円~ | 4.1万km | 300~460万円 | 94% |
TXLパッケージ・Gフロンティア | 403万円~ | 4.9万km | 270~390万円 | 82% |
通常、5年落ちで80%以上価値が残る車はほとんどありません。
しかし、ランクルプラドは5年落ちでもやはりトップクラスの残価率。全グレードで高残価ですが、特にTXLパッケージでは新車価格並みの高額買取も期待できます。
また、残価率は中古車として高く売れるかどうかで決まるので、年式によって大きく差が生じることもあります。
ランクルプラドの残価率は年式でどのように変化していくのかを見ていきましょう。
ランクルプラドの年式による残価率の変化
年式 | 平均残価率 |
当年 | 113% |
1年落ち | 110% |
3年落ち | 91% |
5年落ち | 88% |
7年落ち | 75% |
10年落ち | 48% |
※全グレード・全カラーの平均値
表を見ると、10年落ちでも一般的な国産車の3年落ち程度の残価率といかにランクルプラドが値崩れしにくいかが分かります。
しいて言えば、7年落ちあたりで一度大きく落ちるタイミングがあるというところでしょうか。
5年落ち以内のランクルプラドは、パキスタン・マレーシア・ロシアに輸出されるので比較的リセールが高くなります。
特にパキスタンへは5年落ちの9月頃まで、マレーシアへは登録から56カ月頃までが輸出のリミットとなるので、買取額の下落を避けるためにもそれまでに乗り換えた方が良いでしょう。
また、海外輸出されることが多いランクルプラドの場合、残価率は輸出状況によって大きく左右されます。売却予定のある方は知っておきましょう。
ランクルプラドの中古車輸出について
ランクルプラドの高い残価率を支える海外輸出ですが、輸出規制などが行われると買取価格が大幅に下落してしまうリスクも抱えています。
【ランクルプラドの主な輸出国】
- パキスタン
- マレーシア
- ロシア
- ケニア
- モンゴル
- UAE
- バングラディシュなど
これまでのランクルプラドの輸出先のメインはパキスタンでしたが、2018年に実施された同国の輸出制限によって若干変わってきています。
この規制により、日本からパキスタンへの中古車輸出台数は10分の1以下まで激減し、残価率が下がる要因となりました。
今では、プラドTXのほとんどがロシアに輸出されていると言われています。
ランクルプラドの受入国が多いからこそ行き先によって高く売れるトレンドは異なるので、都度状況を見極めつつ検討しましょう。
さて、ここからはランクルプラドの中でも残価率の高いグレードやオプションの選び方などをご紹介いたします。
残価率を引き上げるポイントですので、購入前にぜひチェックしておきましょう。
5年落ちでもより高く売りたい!ランクルプラドの残価率を引き上げるポイント
リセールの高い仕様
- グレード:TXLパッケージ
- 乗車定員:7人乗り
- ボディカラー:ホワイトパール
- 内装色:ベージュ
- オプション:サンルーフ、ルーフレール
それぞれ詳しく見ていきましょう。
- グレード:TXLパッケージ
TXLパッケージはTXグレードをベースにした機能面でワンランク上の装備が特徴です。
オプションが充実し、インテリアの質感がアップ。さらには本革シートや快適温熱シートなどが標準装備となっています。
車両本体価格はTXよりも約50万~アップしますが、リセールを考慮するなら費用をかけても損はありません。
- 乗車定員:7人乗り
乗車定員は5人乗りよりも7人乗りの方が若干ですが優勢です。
理由としては、海外では乗車定員が多い車の需要が高いことが考えられます。
とはいえ、これだけで大きな差が付くとは言い切れないので、優先順位は低めで問題ないでしょう。
- ボディカラー:ホワイトパール
ボディカラーも残価率に影響を及ぼします。
オークション相場から調べた外装色によるリセール差は下記の通りです。
ボディカラー | 台数/走行距離 | 平均価格 |
パールホワイト | 621台/2.7万km | 426万円 |
ブラック | 384台/2.9万km | 399万円 |
その他(シルバー・赤・グレー) | 43台/2.9万km | 397万円 |
※150系後期TXLパッケージ
ランクルプラドはブラックのイメージもありますが、実は人気・残価率ともにホワイトパールが最も高くなっています。
その他の色も台数こそ少ないもののブラックと同程度の価格ですので、どの色でも一定の評価は得られるでしょう。
- 内装色:ベージュ
ランクルプラドにおいてはベージュシートのリセールが高いのが基本で、外装色よりもリセールへの影響が大きいとされています。
組み合わせはパールホワイト×ベージュが最も残価率が高く、次いでブラック×ベージュが人気。
つい選びがちなブラック×ブラックは意外とリセールが低いことも覚えておきましょう。
- オプション:サンルーフ・ルーフレール
ランクルプラドの残価率を上げるためには、「サンルーフ」と「ルーフレール」は必須アイテムです。
サンルーフのオプション価格は約11万円ですが、売却時にはそのままプラスになります。
プラドを売る時には最初にサンルーフの有無を確認されるほどリセールに関わる重要オプションなので、迷わずつけるのがよいでしょう。
また、ルーフレールはディーラーオプションのシルバーとメーカーオプションのブラックがあり、後付けができないブラックの方がリセールは強いです。
オプション価格は27,500円とそこまで高価なものではないので、こだわりがなければつけることをおすすめします。
ランクルプラドは以上のようなリセール仕様で購入すると、より残価率を引き上げることが可能となるでしょう。
ただし、2024年以降のフルモデルチェンジが噂されているランクルプラド。
現行はモデル末期のため、購入時に選択できるグレードが限定されている可能性があります。
しかし、7人乗りや色、手放すタイミングを知っているだけでもかなりプラスです。
理想の仕様とならなくても、十分残価率は高いと思って大丈夫ですよ!
そして、リセール仕様のランクルをできるだけ高く売るなら、その価値を最大限評価してくれる買取業者を選び高価買取してもらうのが理想的です。
そこで、最後にランクルプラドのおすすめの売却先をご紹介しましょう。
ランクルプラドはどこに売るのがおすすめ?
海外販路を持つ中古車買取業者
ランクルプラドのように海外人気の高い車の場合、海外への輸出ルートを持つ中古車買取業者に売却することで高価買取へとつながりやすくなります。
業者ごとに海外の販路も様々なので、より高く売れる販路を持つ中古車買取業者を見極める必要があるでしょう。その際は複数の業者の査定額を比較することもおすすめです。
ランクル・SUV専門買取店
ランクルプラドやSUVの特徴やセールスポイントを熟知している専門買取では、細かな装備まできちんと評価してくれるので高値がつきやすいでしょう。
専門店でなくてもランクルプラドの買取実績が豊富であれば、それだけ買取・販売のノウハウもあるので安心して売却することが可能です。
おわりに
今回は、ランクルプラドの残価率が高い理由とともに、グレード別5年落ち残価率やより高値で売るための方法などを詳しく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
ランクルプラドは世界中で圧倒的な人気を誇っていることから、他の車と比べて残価率が非常に高くなっています。
全年式・モデルにおいて残価率が高く、通常であれば半額以下まで価格が下がる5年落ちでも大きな値崩れはありません。
また、オプションや色、定員などの組み合わせによってはさらに残価率を上げることができます。
選択肢が多いので難易度が高いかもしれませんが、きちんと理解して上手に乗りこなしましょう。
そして、売却時には複数の車買取業者に査定を依頼し、最高値で買い取ってくれる業者を選んでくださいね!
そんな中、ランクルプラドの購入や売却を検討されている方は、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にご相談ください。
Firstは地域密着型でお客様サービスをしているため、細かい対応や高額査定の交渉に大手車買取業者よりもお客ファーストの対応をさせて頂いております。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。