自動車ローンの返済シミュレーションを徹底解説!金利の基礎知識や自動車ローンの選び方もご紹介いたします!
2023 / 1 / 4 (Wed)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
まとまった資金はないけど車が欲しい。
そんな時に頼りになるのが「自動車ローン」です。
実際車の購入時にローンを利用する方は多く、需要拡大に合わせて細かい条件設定も可能となりました。
それにより個人のニーズが満たしやすくなった一方で、自分に合った自動車ローンを選ぶのが難しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自動車ローンにはいくつか種類があり、金利の計算方法や返済の仕方によっては最終的な支払額に大きな差が出てしまいます。
そのため、ローンを組む前にはローンの特徴を踏まえた上できちんとシミュレーションすることがとても大切なのです。
そこで今回は、自動車ローンの基礎知識、特に金利について実際にローンを組んだ場合のシミュレーションとともに徹底解説していきます。
車の購入金額別にシミュレーションいたしますので、ぜひ申し込みの際の参考にしてみてください。
それでは早速、自動車ローンを知るためにまずはローンの基礎知識から詳しく解説していきます。
自動車ローンの基礎知識
自動車ローンとは、車の購入を目的として資金の借入ができるローンのことで、一般的に「マイカーローン」と呼ばれています。
自動車ローンは、銀行系のマイカーローンとディーラーローン、そして自社ローンの大きく3種類に分けることができます。
種類ごとに金利が異なるほか、それぞれメリット・デメリットがあるので、以下で具体的に見ていきましょう。
自動車ローンの基礎知識①ローンの種類
銀行系マイカーローン
金利相場 | 1~2% |
審査スピード | 数日~1週間程度 |
審査通過難易度 | 厳しい傾向 |
車の所有者 | 契約者 |
銀行などの金融機関が提供する自動車ローンは、金利相場が1~2%と3種類の中でずば抜けて低い点が大きな特徴です。
金利が低ければ、それだけ月々の返済額や最終的な返済総額を抑えることができます。
また、購入した車の所有者は本人になるので、低負担かつ自由なカーライフを楽しめるのも魅力でしょう。
ただし、金利が低い分審査が比較的厳しいため、最初のハードルを越えられるかどうかがポイントとなります。
審査結果が出るまでに1週間程度の日数を要するので、急ぎの方は特に時間に余裕を持って申し込む必要があるでしょう。
ディーラーローン
金利相場 | 4~8% |
審査スピード | 即日 |
審査通過難易度 | 比較的通りやすい |
車の所有者 | ディーラーもしくは信販会社 |
ディーラーローンとは、ディーラーの提携先の信販会社でローンを組む方法です。
車の購入時に申し込めるため手続きがスムーズで審査も通りやすいですが、銀行系マイカーローンと比べて金利が高いので返済負担が大きくなることを覚えておきましょう。
また、所有者はディーラーもしくは信販会社なので保存状態や売却には制限が付きます。
審査スピードが早く、即日で結果が分かるディーラーも多いので、どうしても早く車が欲しい方や銀行ローンの審査に不安がある方の選択肢となるでしょう。
なお、「残価設定ローン」と呼ばれる方法もディーラーローンの一種です。
自社ローン
金利相場 | なし(別途車両本体価格に対して10~20%程度の手数料あり) |
審査スピード | 即日~2日程度 |
審査通過難易度 | 通りやすい |
車の所有者 | 販売店 |
自社ローンは主に中古車販売店が独自に提供する支払い方法です。
ローンと言われているものの金融商品ではないため、金利は0%で利用可能。
これだけを見れば他の自動車ローンよりもお得なのでは?と期待してしまいますが、代わりに車両本体価格の10~20%程度の手数料が上乗せされます。
結果として、最終的な支払総額は他のローンよりも高額になることが多いので注意が必要です。
また、新車購入時は基本的に利用できません。
一方で、販売店独自に審査基準を設けているので、信用情報のブラックリストに掲載されている方でも審査が通る可能性があります。
これらのことから、どうしても他のローンが通らなかった時の最終手段として考えておくのがよいでしょう。
お得な自動車ローン選びで最も重要なのが「金利の低さ」ですが、その金利形態も2つに分けることができます。
自動車ローンの基礎知識②金利の種類
自動車ローンには、契約時にやや高めに設定された金利が最後まで変わらず適用される「固定金利」がある。
そしてもう一つ、金利が低めに設定されている代わりに途中で金利が上がる可能性がある「変動金利」の2種類があります。
中にはどちらかを自分で選択できるローンもありますが、基本的に自動車ローンであれば変動金利がおすすめです。
その理由として、そもそも固定金利の商品自体が非常に少ないことが挙げられます。
また住宅ローンのように大きい金額を長期間借入するわけではないので、仮に金利が上がってもそれほど影響を受けないことが多いのです。
ですので、どうしても金利が変わらない安心感を求めるのであれば固定金利の商品を探すのもよいですが、金利形態自体にそこまでこだわる必要性はないと考えます。
また、自動車ローンの金利は「〇~〇%」で表記されていることが多いですよね。
これだと結局高いのか低いのか分からない!という方はぜひ次の章を参考にしてください。
適用金利はどうやって決まる?
表記されている金利の中から実際に利用される金利を「適用金利」と言います。
適用金利の決まり方は以下の3つのパターンのみで、理解しておくと自分が何%で利用できるのかを予想することができますよ。
パターン①審査によって決まる
いくつかの適用金利の候補から、契約者の信用情報や属性を審査した上で適用金利が決まるパターン。
審査結果が出るまで明確な数字は分かりませんが、通常は収入が多く、過去の借入状況から返済が滞る心配がない人ほど低金利が適用されます。
事前に予想する場合は、ちょうど中間あたりの金利で算出しておくのが無難でしょう。
パターン②基準の金利から条件に合致した分だけ割引になる
スタートとなる基準の金利が決まっていて、そこから条件次第で割引が入り最終的な適用金利が決まるパターン。
【金利の主な割引条件】
- 住宅ローン契約有
- クレジット、カードローンの契約有
- 給与振り込み有
- ネットバンキング登録有
- ネット申し込み、契約
ハードルの高い条件ほど、割引率は高くなります。
基準の金利から自分が該当する割引条件をチェックすれば、適用金利を予想することが可能です。
パターン③ ①と②が組み合わさって決まる
審査によって個別の金利が決まり、その後割引条件に該当した分を差し引いて適用金利が決まるパターン。
この場合は、まず基準の金利の中間を想定し、その後割引条件を確認していくという作業が有効です。
さて、自動車ローンの基礎知識が分かったところで、次は返済額のシミュレーションについて見ていきましょう。
シミュレーションをするためには事前に決めておくべき項目があるので、まずはそちらから解説していきます。
自動車ローンのシミュレーションをする前に決めておくべき項目
自動車ローンのシミュレーション前に、少なくとも以下の3つの項目はあらかじめ決めておきましょう。
借入額
借入額は「返済負担率」を目安に決めましょう。
返済負担率とは年収に対するローンの年間決済額のことで、一般的には25~35%が目安。
ただし、住宅ローンなどほかの借入も含めて算出する必要があります。
返済期間
返済期間は自動車ローンごとに異なります。
一般的な返済期間(支払い回数)は以下の通りです。
【銀行系】6か月以上10年以内
【ディーラー】6年72回払い・7年84回払いが上限
返済方法
自動車ローンの返済方法によって元金の減る速さや利息の割合が異なるので、こちらも確認しておきましょう。
【元利均等方式】毎月の返済額が一定。元金の減りが遅く返済総額が高くなる。
【元金均等方式】元金が一定で利息はローン残高に応じて変わる。返済総額が抑えられるが、スタート時の月々返済額が高くなる。
さて、それでは具体的に自動車ローンの返済額をシミュレーションしていきます。
いくつかのパターンで見ていきましょう。
自動車ローンの返済シミュレーションをしてみよう!
自動車ローン返済額の計算方法
- 利息金額:借入金額×金利×返済年数÷2
- 返済総額:借入金額×利息金額
- 月々返済額:(借入金額+利息金額)÷返済回数
車の購入金額別シミュレーション
ここからは、車の購入金額別シミュレーションを算出していきます。
※シミュレーション条件
頭金・ボーナス払いなし、車両本体価格を基に算出
借入期間3年・5年
金利1%・4%・7%の3パターン
130万円借入の場合のシミュレーション
130万円前後で購入できる車:軽自動車、一部コンパクトカー
借入期間3年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 36,671円 | 1,320,139円 | 20,139円 |
4% | 38,381円 | 1,381,722円 | 81,722円 |
7% | 40,140円 | 1,445,248円 | 147,248円 |
借入期間5年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 22,222円 | 1,333,312円 | 33,312円 |
4% | 23,942円 | 1,436,489円 | 136,489円 |
7% | 25,742円 | 1,544,493円 | 244,493円 |
金利が低いローンを選べば、3年・5年の返済総額はそれほど変わらないため、家計の状況に合わせて借入期間を調整してもよさそうです。
220万円借入の場合のシミュレーション
220万円前後で購入できる車:セダン、コンパクトカー、一部SUV下位モデル
借入期間3年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 62,058円 | 2,234,081円 | 34,081円 |
4% | 64,953円 | 2,338,300円 | 138,300円 |
7% | 67,930円 | 2,445,466円 | 245,466円 |
借入期間5年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 37,606円 | 2,256,375円 | 56,375円 |
4% | 40,516円 | 2,430,981円 | 230,981円 |
7% | 43,563円 | 2,613,758円 | 413,758円 |
借入期間が長ければ無理なく返済できる額ですが、維持費も考慮するとなかなかの出費になります。
また、3年だと月々返済額が高くなるので、頭金やボーナス払いの併用を検討してみてもよいでしょう。
320万円借入の場合のシミュレーション
320万円前後で購入できる車:ミニバン、SUV、一部電気自動車
借入期間3年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 90,266円 | 3,249,573円 | 49,573円 |
4% | 94,477円 | 3,401,163円 | 201,163円 |
7% | 98,807円 | 3,557,042円 | 357,042円 |
借入期間5年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 54,700円 | 3,282,000円 | 82,000円 |
4% | 58,933円 | 3,535,972円 | 335,972円 |
7% | 63,364円 | 3,801,830円 | 601,830円 |
金利の高いディーラーローンだと総返済額が借入金額よりも30万円以上、借入期間が5年になると60万円以上も増えることになります。
車両価格が高い車では、低金利のマイカーローンを選ぶメリットがより一層大きくなるでしょう。
420万円借入の場合のシミュレーション
420万円前後で購入できる車:国産上位モデル、高級セダン、輸入車
借入期間3年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 118,474円 | 4,265,065円 | 65,065円 |
4% | 124,001円 | 4,464,027円 | 264,027円 |
7% | 129,684円 | 4,668,617円 | 468,617円 |
借入期間5年でシミュレーション
金利 | 月々返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
1% | 71,794円 | 4,307,624円 | 107,624円 |
4% | 77,349円 | 4,640,964円 | 440,964円 |
7% | 83,165円 | 4,989,902円 | 789,902円 |
400万円以上の借入ともなると、低金利の銀行系マイカーローンでも月々返済額は高額になります。
借入期間を10年程度まで伸ばせれば月々4万円以下に抑えられますが、利息を考えるとあまり得策ではありません。
できる限り返済期間を短くし利息を軽減するためには、多めに頭金を用意することやまとまった額のボーナスを車の支払いに充てる必要があるでしょう。
このように実際にシミュレーションで金額を出してみると、いかに金利が総支払額を左右するかがお分かりいただけたかと思います。
自動車ローン以外にかかる維持費も含めたトータルの支払い額も算出し、無理のない返済計画を立ててくださいね。
おわりに
今回の記事では、自動車ローンの基礎知識、特に金利について実際にローンを組んだ場合のシミュレーションとともに徹底解説いたしました。
いかがでしたでしょうか?
自動車ローンを組む時には、収入に見合った返済計画を立てることが非常に重要です。
そのためにやはり気にして見ておきたいのが「金利」でしょう。
自動車ローンの選び方としては、審査が厳しい傾向にあるものの低金利で負担が少なく済む銀行系のマイカーローンがまずおすすめです。
ただし、想定しているローンの審査に落ちてしまうケースもあり、思っていたような金利でローンを組めるとも限りません。
事前にいくつかの金利パターンと返済期間でシミュレーションをし、毎月の返済額と支払総額のバランスも踏まえた上で、自動車ローンを決定するとよいでしょう。
また、車のローンについてわからないことがある場合は、専門業者に相談するのも一つの方法です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。