ベンツGクラスのリセールバリューは高い?Gクラスの魅力とともにグレード別リセールバリューを徹底解説いたします!
2022 / 12 / 23 (Fri)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
輸入車の販売台数において圧倒的な強さを誇るメルセデスベンツ。
とりわけ日本での人気ぶりが目覚ましく、ベンツの販売好調をけん引しているのが「Gクラス」、通称「ゲレンデ」です。
街中でもかなり頻繁に目にするのではないでしょうか?
現在、Gクラスは世界的な人気に加えて不安定な世界情勢も相まって供給が追い付かず、新車納期の見通しが立たない状況です。
また、新車価格が2000万円超ということもあって中古車が飛ぶように売れるため、年式や走行距離があっても高いリセールバリューを持つ稀有な車種と言えるでしょう。
今日はそんなGクラスについてその魅力をご紹介するとともに、年式別・グレード別のリセールバリューを詳しく解説していきます。
さらに、高いリセールバリューをさらに引き上げるポイントもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
でははじめに、日本のみならず世界で長年愛されるベンツGクラスとはどんな車なのか、概要を見ていきましょう。
メルセデスベンツGクラスの歴史・概要
Gクラスはダイムラー社がメルセデスベンツで展開するブランドシリーズで、1979年より約40年に渡って販売されている最高級SUVです。
元々、Gクラスは軍用車「ゲレンデヴァ―ゲン」を民間用にアレンジした乗用車ですので、その安全性能は一級品。
多くのプロスポーツ選手が所有したり、ゲレンデヴァーゲンをベースとした車両がローマ教皇の専用車として採用されたことからも、高い信頼性がうかがえます。
長い歴史の中で、発売当初から現在に至るまでほとんど姿を変えないまま継承されている珍しいモデルですが、エンジンの大排気量化や装備の充実などで高級車化が進んできました。
現在は、同ブランドのアイコンかつ名実共に4WDの最高級車として認識されています。
初代モデルはW460、日本への輸入は1983年300GDから開始。
1990年に発売されたW463は2018年までの約40年近いロングランモデルとなり、現代のGクラスにも引き継がれています。
このような歴史を経てメルセデスベンツが誇るベストセラーカーの地位を確立してきたGクラスには、どのような魅力が詰まっているのでしょうか。
リセールバリューの高さにも繋がる人気のポイントをご紹介いたします。
メルセデスベンツGクラスの魅力
デザイン
前述した通り、Gクラスは誕生当初からデザインに大きな変化がありません。
約40年もの間、世界に通用し続ける設計は特筆に価するでしょう。
Gクラスのアイコンであるスクエアデザインは、シンプルながら唯一無二の雰囲気を醸しだしており、世界中のファンの支持は確固たるものとなっています。
また、スクエアボディゆえに室内スペースにゆとりがあり居住性も高いため、ファミリーユースとして使うにも不便はありません。
内装や装備、安全性能などは年々格段に進歩しているにも関わらず、外見は伝統が受け継がれていることが、Gクラスの大きな魅力のひとつでしょう。
走行性能
軍用車として使われてきたことから、オフロードの走破性はお墨付きと言えるでしょう。昨今の世界的なSUVブームでも、本格的なオフロード走行に対応できる数少ないモデルです。
以前は公道での乗り心地が粗いという声も聞かれましたが、現行モデルで大幅改良され快適性は格段に向上しています。
豊富なバリエーション
Gクラスは長い歴史の中で数多くの改良がなされ、限定モデルなどを数えると非常に豊富なバリエーションがあります。
一概にGクラスといってもグレードや年式によって全く別物といってもよいでしょう。
日本で人気の350dからハイパワーエンジンのAMGG63、特別カラーや限定モデル、軍用モデルをベースにした本格オフロード仕様などもあり、選ぶ楽しさが多くのユーザーを引き付けています。
ステータス性
Gクラスは人気が人気を呼び、世界中で多くの著名人が愛用していることでも広く知られるようになりました。
富裕層からの需要が増え続ける一方で、Gクラスを持つというステータス性が新規ユーザーの獲得にも一役買っています。
以上のような魅力はGクラスのどの年代、どのグレードにも共通しており、それゆえにリセールバリューは異様ともいえる高さになっています。
ここからはそのリセールバリューについて、まずは年式別最安値を確認していきましょう。
Gクラスの年式別最安値を確認!
【2000年~2021年のGクラスの最安値価格グラフ】
2019年までは中古車と新車が同価格帯ですが、これは人気ゆえに新車の受注を停止していたからです。
また、2018年に最安値が急落しているのは、フルモデルチェンジの影響が大きいでしょう。
さすがのGクラスでもフルモデルチェンジによる大幅下落は避けられませんが、注目すべきはその後の下落率です。
通常ではありえないほど緩やかに下落しており、2000年式(22年落ち!)の最安値でさえ400万円弱の値が付くという驚きの結果となっています。
あまり頻繁にフルモデルチェンジをする車種でもないので、次の大幅下落も当分先と予想してよいでしょう。
続いて、Gクラスのリセールバリューを経過年数・グレード別にもう少し詳しく見ていきましょう。
Gクラスの経過年数別リセールバリュー
ここからは、Gクラスの新車から3年・5年・7年・10年後リセールバリューをグレード別にご紹介いたします。
【調査条件】
- 過去6か月のオークションデータ
- 事故歴無し、車両状態良好
- 装備、色の絞り込み無し
- GクラスとハイパフォーマンスモデルAMGGクラス
3年後のリセールバリュー
2代目Gクラス(W463系):残価率112%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G350d | 約1192万円/2.2万km | 1500万円/126% |
G550 | 約1630万円/2.5万km | 1600万円/98% |
AMG G(W463系):残価率98%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G63 | 約2075万円/2.5万km | 2100万円/101% |
G63エディションマットブラック | 約2320万円/3.1万km | 2200万円/95% |
5年後のリセールバリュー
1代目Gクラス(W463系):残価率70%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G350d | 約1070万円/4.2万km | 900万円/84% |
G550 | 約1530万円/7.4万km | 850万円/56% |
AMG G(W463系):残価率54%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G63 | 約1970万円/5.9万km | 1100万円/56% |
G63 50thアニバーサリーエディション | 約1630万円/6.7万km | 1150万円/52% |
7年後のリセールバリュー
1代目Gクラス(W463系中期):残価率61%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G350dブルーテック | 約1080万円/6.4万km | 700万円/69% |
G550 | 約1415万円/5.5万km | 750万円/53% |
AMG G(W463系):残価率43%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G63 | 約1865万円/2.8~8.4万km | 700~950万円/平均43% |
10年後のリセールバリュー
Gクラス(W463系):残価率35%
グレード | 新車価格/平均走行距離 | 平均買取額/残価率 |
G 550ロング | 約1340万円/9.6万km | 470万円/35% |
現行モデルの場合、ベンツGクラスとハイパフォーマンスモデルAMGGクラスどちらも100%近い残価率。
走行距離が少ない車や人気グレードの車などは新車価格を超えることも珍しくありません。
ただし、モデルチェンジがあった場合はAMGの方が値下がりが大きく、高額なことも含めて扱いとしてはややセンシティブでしょう。
とはいえ、10年落ちでも35%前後のリセールバリューは残るので、それを見越した上でいつ売却するのかを検討してみてくださいね。
どのモデルでもリセールバリューの高いGクラスですが、その中でも次のポイントにひとつでも当てはまればさらに高値が付きやすくなります。
Gクラスの中でもリセールバリューが高い仕様
- 5ドア
- ディーゼルエンジン
- パッケージオプション
- 色はホワイト/ブラック
5ドア
Gクラスでは、使い勝手の良さから5ドアに人気が集中しています。
3ドアは2000年代中盤まで正規輸入されなかったので稀少ではありますが、華やかさでは5ドアが優勢。
しかし、近年はレアな3ドアの評価が上がりつつあり、いずれのスタイルでも高価買取は間違いないでしょう。
ディーゼルエンジン
Gクラスにはガソリンモデルとディーゼルモデルがありますが、リセールバリューはディーゼルモデルの方が高い傾向があります。
特にクリーンディーゼルを搭載しているG350dは音や排気ガスのにおいが軽減されて、より一層人気を集めています。
パッケージオプション装備
Gクラスは本格最高級SUVなので、標準でも十分な装備が用意されています。
しかし、高級車ではオプションが多いほどリセールバリューが高くなることがよくあり、Gクラスも例外ではありません。
中でも、パッケージオプションを装備していると買取ではかなり高評価となるようです。
「ラグジュアリーパッケージ」や「エクスクルーシブインテリアパッケージ」などはGクラスの高級感をさらに高めるので、中古車市場で特に人気。
オプション価格も高額ですが、リセールを考慮するならつけて損はないでしょう。
色はホワイト/ブラック
Gクラスには多彩なボディーカラーが用意されていますが、リセールバリューはホワイトとブラックが高値傾向です。
このほか、悪路走行を楽しむ方は汚れが目立ちにくいシルバー系を選ぶことが多いため、リセールバリューはホワイト・ブラックに次いで高くなっています。
とはいえ、色で極端にリセールバリューが下がる心配はなさそうなので、自分の好みに合わせて選んでも問題ないでしょう。
では最後に、Gクラスの高いリセールバリューをさらに引き上げるポイントをご紹介していきます。
少しの工夫や準備でより一層高価買取が期待できるので、ぜひ押さえておきましょう。
Gクラスを高額買取してもらうポイント
高級輸入車買取の利用がおすすめ!カスタムなら改造車専門も
基本的にGクラスの買取は輸入車専門買取がおすすめです。
一般買取と輸入車専門買取では、Gクラスに関する知識量だけでなく、抱えている顧客層にも大きな違いがあります。
特に高級輸入車専門買取店は、顧客のニーズにピンポイントで合った車があれば相場以上の価格でも買い取って売却するため、条件さえあればかなりの高値が期待できるでしょう。
複数業者で査定する
同じ輸入車専門買取でもそれぞれ流通ルートや客層が異なるため、査定額が大きく異なります。
1社目で高値がついてもそれを上回る金額がつく可能性があるので、査定は必ず複数社に依頼するようにしましょう。
なお、買取業者はGクラスの取り扱いが多いところを選ぶのがおすすめです。
整備記録簿を時系列で準備する
Gクラスは古い車でも買い手が付きやすいですが、故障リスクがない方が当然高く買取ってもらうことができます。
その際、整備記録簿がないといつ、どのような修理をしてきたのかを査定士が判断しづらく、査定額が下がってしまうことも考えられるでしょう。
適正に整備してきたことを証明しリセールバリューを最大限に活かすために、整備記録簿は時系列であらかじめ準備しておきましょう。
おわりに
今回は、メルセデスベンツGクラスの魅力と共に、年式別・グレード別のリセールバリューなどをくわしく解説してきました。
いかがでしたでしょうか。
Gクラスは独特のスクエアデザインと高いオフロード性能、そしてベンツならではの高級感でいつの時代も人々を魅了してきました。
2018年に発売された現行モデルは受注がストップしたこともあり、中古車でも新車価格並みもしくはそれ以上のリセールバリューとなっています。
また、それ以前のモデルでもリセールバリューは全体的にかなり高く、10年落ちでも400万程度は堅い稀有な車種といえるでしょう。
車両そのものの評価が高いため、グレードや色などの仕様で大きく買取額が上下することはありませんが、リセールだけを考慮するのであればより高級感を感じさせるラグジュアリーパッケージ付きがおすすめです。
また、Gクラスの買取は高級輸入車専門買取に依頼するのがベストです。
一般の買取店とは違った知識量や流通ルート、顧客層によって、より高値での買取が実現できるでしょう。
そんな中、Gクラスの高価買取をご希望の方は、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にご相談ください。
Firstでは、お客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。