5年落ちの中古車はお買い得?おすすめの理由&注意点を解説。狙い目の車種もご紹介いたします!
2022 / 12 / 11 (Sun)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
新車よりもお得に購入できることから、中古車を選ぶ方も多いでしょう。
その際、何年落ちの中古車を選べばよいか悩んだことはありませんか?
車の年齢ともいえる年式は、中古車選びにおいて重要な基準の一つです。
年式の目安は車に何を求めるかによって人それぞれ異なりますが、中でも5年落ちの中古車はコスパの良さから人気を集めています。
しかし、5年落ちの中古車ならどれを買ってもお得というわけではありません。
知識がないままに中古車探しを始めてしまうと、自分に合った一台に巡り合う確率が下がってしまいます。
そこで今回は、5年落ち中古車がおすすめの理由や注意点などを解説し、狙い目の5年落ち中古車をご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みいただき、中古車購入の参考にしてくださいね!
それではまず、車の年式についての基礎知識を解説していきます。
車の年式とは
車の年式は、車が新車として運輸支局に初めて登録された年(初年度登録年)のことを指しており、年式を見ればその車がどのくらい古いかを判断することができます。
注意すべき点は車が「製造」された年ではなく、あくまでも「登録」された年であるということです。
中古車を購入する場合も同様に、その車両の最初の持ち主が初年度登録した年から年式がカウントされます。
自分の車の年式を調べる時は、車検証上部に記載されている「初度登録年月」(軽自動車は初度検査年月)を確認しましょう。
中古車を年式で見た時に最もおすすめできるのが「5年落ち」中古車です。
その理由は何なのか、次のところで詳しく見ていきたいと思います。
5年落ちの中古車はお買い得!おすすめの理由
価格の安さと品質のバランスの良さ
まず、5年落ち中古車の最大のメリットはやはり「価格の安さ」にあります。
5年落ちは値下がりが顕著に表れる年式であり、新車価格の50%で購入できることも珍しくありません。
また、2度目の車検前である5年目は、ローンや残価設定型クレジットの支払期間が終わることで車を手放す方が多いので、中古車流通量が増える時期です。
在庫数が増えて選択肢が広がれば、より状態のよい中古車が見つかる可能性は高くなるでしょう。
価格の安さは中古車そのものの魅力とも言えますが、5年落ちなら新車に劣らない高性能な車も多くある。
つまり価格と品質の両方を高いレベルで叶えている非常にコスパの良い中古車である言えます。
一方で、同じく車検のタイミングで売りに出された中古車としてよく目にするのが「3年落ち」「7年落ち」です。
5年落ちと比べて、3年・7年落ち中古車にはどのような特徴があるのでしょうか。
3年落ちや7年落ちの中古車はどうなの?特徴を解説
3年落ちは新しいが価格はそれなり
3年落ちの中古車はまだまだ年式が新しく新車に近い状態です。
前の所有者が最低限のメンテナンスさえ行っていれば、品質のよい中古車を見つけられるでしょう。
また、走行距離も3万キロ程度ですので、まさに新車感覚。
機能性重視で中古車でも新しさを求めるのならおすすめです。
ただし、5年落ちと比べると値落ちは少なく、価格の面では中古車であるメリットが少なくなります。
特に人気車種では新車価格とそこまで差がない場合もあるため、新車を購入した方がメリットが大きいケースも考えられるでしょう。
7年落ちだと旧型が多く、維持費も高い
日本自動車工業会の調査によると、新車の平均保有期間は7.7年。
となると7年落ち中古車が狙い目に思えますが、7年落ちはモデルチェンジを終えて代替わりしているか、まもなくモデルチェンジというタイミング。
手にするのは旧型の中古車の可能性が高くなります。
また、走行距離もかさんでいるので、購入後の維持費も気になるところです。
3年落ち・5年落ちの中古車と比べて使用感が目立つものが多いですが、旧所有者のメンテナンス次第では状態のよいものが見つかるかもしれません。
このような特徴から、7年落ち中古車は安さ重視、故障リスクは承知の上で購入するのが良いでしょう。
これらと比べて値段もそこそこ、走行距離もそれほど長くなく程度のよい中古車を見つけやすいということで、5年落ちが狙い目とされています。
ここまでの内容から、年式別の特徴とそれぞれに向いている方をわかりやすくまとめてみたので、以下で確認してみましょう。
特徴 | 向いている方 | |
3年落ち | 品質が良い
走行距離が短い 販売価格が高額 |
価格より新しさ重視する方 |
5年落ち | やや使用感あり
販売価格が安い メンテナンスされていれば品質もよい |
安さと品質の両方を求める方 |
7年落ち~ | 使用感、古さが目立つ
販売価格が安い |
安さ重視で、長期間乗る予定がない方 |
続いて、5年落ち中古車の価格はどのように変動していくのか、実際の販売価格の一例を年式別に比較していきたいと思います。
5年落ち中古車の相場はどれくらい?
【トヨタ・ヴォクシーの場合】
年式 | 走行距離 | 販売価格 | 価格変動率 |
新車 | 0km | 約300万円 | 100% |
未使用車 | 0~5km | 約250万円 | 80~90% |
3年落ち | 3万km | 約230万円 | 70~80% |
5年落ち | 5万km | 約200万円 | 50~60% |
7年落ち | 7万km | 約130万円 | 30~40% |
10年落ち | 10万km | 約90万円 | ~20% |
※車種によって変動率の上下あり
ハリアーのように海外需要が高い車種やジムニーなどの中古車需要が根強い車種は例外ですが、特別問題のない車両でも年式によって段階的に価格が安くなっていきます。
5年落ちの価格帯で最も多いのが、新車価格の50~60%程度。
不人気車種であれば下げ幅は一層大きくなり、30%程度まで価格が抑えられることもあります。
車に特別こだわりがないのであれば、かなりお得に購入することができるでしょう。
さて、5年落ちの車がいかにお買い得でおすすめかを解説してきましたが、メリットだけでなく注意すべき点もあります。
購入後に後悔しないためにも、あらかじめチェックしておきましょう。
5年落ちの中古車を購入する際の注意点
中古車の状態や消耗品は細かく確認すること
中古車の中では状態が良いとはいえ新車から5年が経過しているので、その状態や消耗品については細部までチェックすることが大切です。
特にタイヤやバッテリーについては、いつ頃交換されたものか事前に確認しておくことをおすすめします。
また、エアコンの寿命は5年~7年程度となっており、中古車購入後すぐに交換が必要になってしまう可能性もあるでしょう。
せっかくお得に購入できても高額なメンテナンス費用をかけてしまってはもったいないので、必ず見ておきたいポイントです。
5年落ちでも多走行・低走行には要注意
中古車を選ぶ際には年式だけでなく走行距離にも目を向ける必要があります。
一般的に走行距離は短い方がよいと言われていますが、実は必ずしもそうとも限りません。
車には適正な走行距離というものがあり、その目安は「1年1万km」とされています。
5年落ちなら5万kmになりますね。
これが5年落ちで8万km以上走っていると多走行、2万km未満だと低走行となります。
多走行の場合、車の劣化スピードが通常より早いため故障リスクが高いことが予想できます。
一方、極端に走行距離が短い低走行の場合は、長期間放置されていた可能性があるでしょう。
車は適度に動かさないと逆に劣化が進んでしまうことがあり危険なのです。
そのため、5年落ちであれば4万km~6万km程度の中古車を選ぶのが無難と言えるでしょう。
このような注意点を踏まえた上で5年落ちの中古車を探そうと思った時、様々な車種があるため、どれを選べばよいか分からないという方も多いですよね。
そんな方に向けて、次のところでは今狙い目の5年落ち中古車をご紹介していきます。
今狙い目の5年落ち中古車をご紹介!
スズキ ハスラー
- 中古車相場価格:約70万円~
軽トールワゴンの使いやすさとSUVならではの機動性を融合させた「軽クロスオーバーモデル」として、一台旋風を巻き起こしたスズキ ハスラー。
2014年のデビューに加え、2020年に新型が発売されたことで、5年落ち程度の先代モデルの在庫が中古車市場に続々と増えており、今いちおしの狙い目モデルとなっています。
遊び心のあるディテールや豊富なボディカラーなど、中古車でも個性を大事にしたい方にもおすすめの一台です。
燃費性能で選ぶなら、「G」CVT車やトップグレード「X」の2015年5月以降の改良モデル。
安全機能で選ぶなら、トップグレード「X」もしくは特別仕様車の「Jスタイル」を狙うとよいでしょう。
レクサスNX
- 中古車相場:約250万円~
NXは、レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして開発されたモデルです。
高級モデルらしい存在感とスポーティーな外観が特徴。従来のレクサスに比べ、都市部でも運転しやすいサイズと広い室内空間で、使い勝手の良さも実現しています。
発売は2014年で、昨年あたりから買い替え需要が増加し5年落ちの在庫も増えてきています。
在庫な豊富な今は、好みのグレードやボディカラーで絞り込むことも可能かもしれません。
マツダ CX-3
- 中古車相場:約120万円~
マツダのSUVラインナップの中で、最もコンパクトなCX-3は2015年デビュー。
初期モデルは1.5Lのディーゼルモデルのみですので、5年落ちで現在市場に出回っているのもディーゼル車が多くなっています。
6速MTが選べることや優れたハンドリング性能などは、走りを重視する方にとっては気になる存在になるでしょう。
従来のディーゼル車の常識を覆る静音性や軽快な走り、そしてSUVならではのパッケージを中古車でぜひ体感してみてください。
人気車ゆえに在庫も豊富なので、好みのものを見つけやすいはずですよ!
おすすめの車種以外にも、5年落ちの中古車には魅力的な車が多くあります。
各メーカーのモデルチェンジの動向などもチェックしつつ、自分だけの一台を見つけてくださいね!
そして、厳選して中古車を購入したら、少しでも長く良い状態を保つための乗り方も非常に重要となります。
5年落ちの中古車を長持ちさせる乗り方は以下の乗り方なため、ぜひ参考にして頂き安全なカーライフをお過ごし下さいね。
- 定期的に走行する
- 急発進、急ブレーキなど、車体に負担のかかる運転は控える
- アイドリングや空ふかしを控える
- エンジンが暖まる前に停止するような短距離走行を控える
- メンテナンスは定期的に行う
おわりに
今回の記事では、5年落ち中古車がおすすめの理由や注意点などを解説し、狙い目の5年落ち中古車をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
中古車の購入を検討する上で、年式は重要な判断材料となります。
5年落ち中古車は手頃な価格で高性能なものが多く車両の傷みも少ないことから、非常にコスパがよくお得であるといえるでしょう。
ただし、5年落ちは過走行車と程度の良い車の両方が混在する年数でもあります。
5年落ちで気になる中古車を見つけたら、年式だけでなく走行距離や内外装、メンテナンスシートなどもよくチェックし、しっかりと選ぶようにしましょう。
ご希望の一台に出会うために、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。