フェラーリのリセールバリューはどのくらい?実際の買取相場と高価買取のポイントを徹底解説いたします!
2022 / 12 / 2 (Fri)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
イタリアを代表するメーカーであり、世界中にファンを持つ「フェラーリ」。
車好きでもそうでなくとも、誰もが聞いたことがある名前ではないでしょうか。
フェラーリは、走る芸術とも言われる唯一無二のデザインと走行性能でそのブランド力を保ち続けています。
特にスポーツカー愛好家にとっては、一度は乗ってみたい憧れの車ですよね。
しかし、その知名度の割にフェラーリのリセールバリューは謎に包まれています。
なぜなら、1,000万円を軽く超える高価格帯ゆえにオーナー数が限られており、中古車市場での取引台数が極端に少ないからです。
フェラーリはリセールバリューが高いとは言われていますが、実際にはどのくらいの価格で買い取ってもらえるのでしょうか。
そこで今回の記事では、フェラーリのリセールバリューについて各モデルの買取相場を元に詳しく解説していきます。
また、フェラーリを損することなく高く売るためのポイントもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それではまず、フェラーリの概要についておさらいしておきましょう。
フェラーリの概要
フェラーリはイタリア発祥の高級スポーツカーのメーカーです。
元々はレーシングカーを開発しており、そこで培われた技術を応用して市販車の製造もスタートしました。
そして、デザイン性だけでなく機能面でも高い評価を受け、ヨーロッパや北米を中心に高級高性能車としての人気が高まっていったのです。
日本でのフェラーリ人気も非常に高く、市場規模はアメリカに次いで第二位の販売台数を誇っています。
かつては一台一台アナログ的な生産方式を取っていましたが、現在は手作業に加え先進的な機械を導入し洗練された工場にて生産されています。
伝統を維持しつつ工業製品としてのクオリティーも向上し、2020年には初めて年間生産台数が10,000台を超えたとのことです。
しかし、同時に厳しい生産制限も設けているため、1台1台の価値にはじめからプレミアが付いています。
この稀少性の高さと価格の高さから、投資目的で購入される方も多いフェラーリ。
その価値は2022年現在でも継続しており、リセールバリューは非常に高いものとなっています。
では、フェラーリは実際にどのような価格で取引されているのでしょうか。
ここからは、フェラーリのモデルごとのリセールバリューをご紹介していきます。
フェラーリのリセールバリューをモデル別にご紹介
フェラーリのリセールバリューは全般的に非常に高く、10年落ちでも走行距離が少なければ新車価格同等の価値が残るモデルもあります。
10年落ちでリセールバリュー100%弱というのは車業界全体で見てもかなり稀少な部類でしょう。
ただし、フェラーリは車のスペック次第でリセールバリューが決まるため、モデルや仕様を理解しておくことも重要です。
以下で、フェラーリのモデル別リセールバリューを見ていきましょう。
812Superfast
新車価格 | 4128万円~ |
年式・走行距離 | 2018~2020年・~0.4万km |
買取価格 | 3500~4000万円 |
残価率 | 85~97% |
現在新車で発売しているモデルのうち、唯一オークションデータのある「812Superfast」。
800cvという大出力を発揮するこのモデルは、ロードカーとして史上最速かつ最もパワフルなフェラーリとして2017年にデビューしました。
フェラーリの最上位クーペとあって新車価格は4000万円からの設定。
それでも発売当初国内正規ディーラーでの納期は2年以上と、手堅い需要があるようです。
走行距離4000kmまでではありますが、3年落ちでも新車価格の9割近いリセールバリューを保っています。
カリフォルニア
新車価格 | 2360万円~ |
年式・走行距離 | 2009~2012年・0.4~4万km |
買取価格 | 1000~1200万円 |
残価率 | 42~51% |
フェラーリ初の2+2カブリオレとして誕生したカリフォルニアは、他にも電動格納式ハードトップやツインクラッチシステムなど、様々な史上初を冠して誕生しました。
新たな客層を獲得するためのチャレンジングなモデルとして一つの分岐点となったカリフォルニアですが、フェラーリの中ではリセールバリューは特別高くはありません。
とはいえ、9年落ちという中古車市場ではあまり価値の付かない年式でも稀少性と人気から大きな値崩れを起こしておらず、1000~1200万円前後での買取が一般的です。
また、カリフォルニアの場合、年式よりも走行距離によるリセールバリューの変動があります。
カリフォルニア最大の売りは、能力の高いエンジンから生み出される力強いパワーです。
このパワーが何らかの理由で劣ってしまうと高いパフォーマンスを維持することができません。
この劣化は主に走行距離がかさばることで起こるため、過走行による減額には注意が必要です。
また、世界的にも販売台数が多い車種で、オプションがかなり考慮される点も頭に入れておきましょう。
続いて、カリフォルニアの後継モデルのリセールバリューも見ていきましょう。
カリフォルニア30
新車価格 | 2458万円~ |
年式・走行距離 | 2012~2014年・1.3~5.1万km |
買取価格 | 950~1250万円 |
残価率 | 39~51% |
カリフォルニアT
新車価格 | 2450万円~ |
年式・走行距離 | 2014~2017年・0.5~3.8万km |
買取価格 | 1400~2000万円 |
残価率 | 57~82% |
カリフォルニアシリーズで最もリセールバリューが高いのが、最終系のカリフォルニアT。
中でも、走行距離1万km以下のビアンコ(白)はかなりの高値で取引されています。
F355
ベルリネッタ
新車価格 | 1680万円~ |
年式・走行距離 | 1994~1999年・2.4~4.6万km |
買取価格 | 1500~1900万円 |
残価率 | 89~113% |
F355は、先代348に続いて登場したフェラーリ初の6速マニュアルモデル。
クーペモデルの「ベルリネッタ」、ルーフパネルを取り外せる仕様の「GTS」、そしてフルオープンの「スパイダー」のボディタイプがあり、日本ではベルリネッタが最も多く販売されています。
ドライバーがすべてをコントロールできる最後のフェラーリということで、発売から20年以上たった今も人気は上昇傾向。
新車価格を超える買取額も珍しくありません。
ちなみに、355にはオートマチック6速の「355F1」もありますが、リセール面では圧倒的に6速マニュアルが有利となっています。
スパイダーも、ディーラー車で走行距離が短い場合には非常に高いリセールバリューが期待できるでしょう。
360
モデル | 新車価格 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
モデナ | 1758万円~ | 1.9~6.8万km | 800~1430万円 | 45~81% |
モデナF1 | 1884万円~ | 1.8~7.5万km | 500~800万円 | 27~42% |
スパイダー | 1974万円~ | 3.6~4.8万km | 1000~1300万円 | 51~66% |
スパイダーF1 | 2100万円~ | 1.2~4.1万km | 660~700万円 | 31~33% |
F355の後継モデルである360。
フェラーリの中では安価なモデルということもあり、360モデナはフェラーリ史上最大の売り上げを記録したそうです。
販売時期の最終モデルでも10年落ちですが、新車価格の50%ほどのリセールバリューは堅く、走行距離3万km未満であれば1000万円台中盤以上も狙えるでしょう。
355と同様6速マニュアルの需要が高く、かなりの好リセール。
360モデナは、外装・内装のバリエーションも豊富なので、組み合わせによってもリセールバリューに差が付きます。
F430
新車価格 | 2547万円~ |
年式・走行距離 | 2005~2010年・0.7~4.5万km |
買取価格 | 900~1400万円 |
残価率 | 35~55% |
ロードカーにF1技術を取り入れた革新的なモデルのF430は、扱いやすく街乗りしやすいのも人気のポイントです。
生産終了から年数が経過してきていることもあり、リセールバリューは走行距離や状態で大きく変わってきます。
全体としての人気は根強く、特にマニュアルモデルにおいては稀少性も伴い2021年頃から高騰してる状況です。
458イタリア・488
458(2010~2016)
モデル | 新車価格 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
F1 | 2920万円~ | 0.8~4.2万km | 1550~2400万円 | 53~82% |
スパイダー | 3150万円~ | 1~3.3万km | 1900~3100万円 | 60~98% |
488(2015~2019)
モデル | 新車価格 | 走行距離 | 買取価格 | 残価率 |
488GTB | 3150万円~ | 0.6~3万km | 2300~2500万円 | 73~79% |
488スパイダー | 3550万円~ | 0.4~1.9万km | 2700~3300万円 | 76~93% |
458は自然吸気Ⅴ8エンジンでは最後のモデルであり、発売当初よりも注目が上がってきています。
そして、458を大幅改良し、ターボエンジン搭載の新しいV8モデルとして登場したのが488です。
フェラーリを象徴する赤以外のカラーバリエーションが増えてきたのが458からであり、外装から内装まで細かいオプションまでもが評価対象となります。
走行距離の少ない場合はスパイダーの方が高値になりやすく、10年近く前のモデルでここまでのリセールが出る貴重なモデルであると言えるでしょう。
また、記念モデルとしてごくごく少数が生産され、世界の富裕層の間で即完売となったF40やF50などの「スペチアーレ」は、その後も数億円単位で取引されています。
これらのモデルに関しては今後も問答無用で値上がりし続けるでしょう。
通常のV8モデルをベースにより高性能な上位機種としてモデル終盤に投入される「スペシャルシリーズ」にも熱心なファンがおり、投資の対象としても鉄板の人気があります。
スペシャルモデルは注文条件が厳しく、購入者が厳選されることも特徴で、中古車市場では5000万円超の強気な価格が付けられています。
フェラーリは新車価格が非常に高額なので、下げ幅の絶対値だけを見るとかなり下落しているようにも見えます。
しかしながら、新車価格の半額以下にならないというだけでも、リセールバリューとしては非常に良好で安定していると言えるでしょう。
ここまで解説してきたように、フェラーリのリセールバリューは高く、年式を問わず高額で取引される傾向があります。
そんなフェラーリをより高く売るポイントはあるのでしょうか。
フェラーリを高く売却するためのポイント
まず、フェラーリの高価買取の条件は次の通りです。
- ロッソ(赤)のボディにネロ(黒)かタンレザーの内装の組み合わせ
- オプション多数
- 低走行車
- 並行輸入車<ディーラー車
- 国内整備記録簿あり
- 禁煙車
- カスタムエアロパーツ
フェラーリのカラーはどれもよい色ですが、買取から見るとやはりロッソのボディが不動の人気となっています。
また、高価買取のためにはディーラー車であることが大前提。
そして整備状況も細かく確認されるため、国内整備記録簿は不可欠です。
オプションが多ければ多いほど初期費用が高額になりますが、「低走行」で「新車に近い状態を維持する」ことを念頭に管理すれば、数か月後~数年後には投資した金額以上が返ってくることはほぼ確実でしょう。
そしてフェラーリのリセールバリューを最大限に生かすために重要なのが、車の価値を見極めて適正に評価してくれる車買取業者を選ぶことです。
フェラーリの価値を適正に評価してくれる業者を選ぼう
フェラーリの売却は、フェラーリをはじめとする輸入車を専門に扱う中古車買取業者に依頼することをおすすめします。
高級輸入車の査定には、高い専門性と豊富な知識が必要とされます。
フェラーリの特徴やセールスポイントを熟知している専門スタッフがいる買取店であれば、一般買取店では評価の難しい車種でもより高値での売却が可能になるでしょう。
また、フェラーリを買い取った後の販売ルートも豊富であることから、在庫が長期保有される心配も少なく、高価買取が実現しやすくなります。
なお、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstでは、高級車を専門に買取・販売を行っております。フェラーリの買取査定もぜひお気軽にお問い合わせください。
おわりに
今回は、フェラーリのリセールバリューについて実際の買取相場を元に徹底解説してきました。
いかがでしたでしょうか。
フェラーリは、メーカーそのものが持つブランド力と稀少性の高さから他に類を見ないほどの高いリセールバリューを誇っています。
どのモデルも全般的に高残価ですが、特にF355や458、488の人気が高く、買取額は非常に高額になるでしょう。
また、フェラーリのリセールバリューは落ちにくく、車種や状態によっては年月が経つごとに相場が上昇していくことから、投資対象としても十分価値を有しています。
フェラーリを購入する機会に恵まれた場合は、リセールに有利な条件を満たしたものを選ぶとより一層高価買取が期待できるでしょう。
そして、フェラーリを高値で売却するのであれば、高級輸入車やスーパーカーなどの知識が豊富な専門買取業者に依頼することをおすすめします。
大切な愛車の査定はぜひ、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstにご依頼ください。
Firstでは車の高価買取はもちろんのこと、カーライフ全般にわたるサポートも行っております。
フェラーリの買取や次のお車のことなど、なんでもお気軽にご相談ください。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。