軽自動車の車検費用はどのくらい?相場や費用を抑えるコツをくわしく解説いたします!
2022 / 11 / 25 (Fri)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
コンパクトで操作しやすい軽自動車は、維持費の面からも根強い人気を博しています。
さまざまなメリットがある軽自動車ですが、車検費用が普通自動車に比べて安く済む点も大きな魅力でしょう。
車検は車を維持するために欠かすことができず、初回は購入から3年、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。
つまり、軽自動車であっても車を持っている限りは一定のスパンでまとまった車検費用がかかるということです。
計画的に出費に備えるためには、事前に車検費用の相場を知っておけると安心ですよね。
そこで今回の記事では、軽自動車の車検費用について、相場や内訳、費用負担を抑えるコツなどを徹底解説していきます。
軽自動車の車検が近づいている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは早速、軽自動車の車検費用の相場から見ていきましょう。
軽自動車の車検費用の相場
軽自動車の車検費用は、車の年式や状態、依頼する業者によって異なりますが、おおよその相場として5~10万円程度となっています。
普通自動車の車検費用の相場は6~12万円程度ですので、それと比べると安価なケースが多いでしょう。
なぜ軽自動車だと車検費用が安くなるのか。そこに大きく関係するのが「自動車重量税」です。
軽自動車の車検費用相場が安い理由は自動車重量税にある!
車検を受ける際に必ず支払う「自動車重量税」は、車両の重量に応じてかかる税金です。
重量の小さい軽自動車は、普通車と比べて税額が低めに設定されているため、その分車検費用が安く済みます。
軽自動車の自動車重量税は一律6,600円に対し、普通車は重量に応じて8,200~49,200円とその差は大きなものです。(エコカー対象外・新車登録から12年以内のもの)
また、タイヤなどの部品交換が必要な場合でも、サイズが小さい軽自動車の方が交換費用を安く抑えられます。
比較的年式の新しい軽自動車でも、一切の整備や消耗品交換が不要なまま車検に通るケースは稀ですが、その費用を含めても実際の相場は6~8万円程度の方が多いようです。
続いて、軽自動車の車検費用の内訳についてさらに詳しく見ていきましょう。
軽自動車の車検費用の内訳
車検費用は、どこで車検を受けても金額が変わらない「法定費用」と、業者によって金額が変わる「整備・点検費用」の2つを合計したもので算出されます。
特に、整備・点検費用は業者だけでなく車のコンデイションによっても金額が上下するため、軽自動車の車検費用を大きく左右するポイントであると言えるでしょう。
ここからは、それぞれの費用について具体的に解説していきます。
法定費用
車検を通す上で必須費用である法定費用は、税金・保険料・手数料の3種類を指します。
軽自動車の車検でかかる法定費用の内訳は以下の通りです。
自賠責保険料(24ヶ月分) | 19,730円 |
自動車重量税 | 6,600円 |
検査手数料(印紙代) | 1,500円 |
自賠責保険料
車を購入する際に加入が義務付けられている自賠責保険は、車検時にまとめて支払うことになっています。
自家用車の場合は、次の車検までの2年間をカバーする24ヶ月契約が基本で、車検ごとに契約更新するのが一般的です。
自動車重量税
前述したように、軽自動車の自動車重量税は一律6,600円ですが、登録後の経過年数やエコカーかどうかによって金額が変わる点には注意しましょう。
エコカー | エコカー対象外 | ||
13年未満 | 13年経過 | 18年経過 | |
5,000円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
なお、「新車登録時期」と「燃費基準」について一定の条件を満たしている軽自動車は、初期の継続検査のみ自動車重量税が免除になります。
検査手数料(印紙代)
印紙代は車検検査のための手数料です。
金額は1,500円ですが、保安基準適合証が発行できない認証工場の場合は1,800円の負担となります。
2021年10月より全国一律で400円値上げされているので、前回の車検時と金額が異なる点には注意しましょう。
整備・点検費用
整備費用は、車検を通すための点検や修理を行うための費用です。
法定費用とは異なり、業者や整備内容、個々の状況などで金額に大きな違いがあります。
典型的な整備費用の事例として、以下の内訳を見ていきましょう。
- 整備費用:パーツ代および作業工賃の実費
- 点検費用:相場15,000~20,000円
整備費用は、すでに故障が生じている部品の修理・交換だけでなく、次の車検まで安全に軽自動車に乗るための予備整備費もかかる可能性があります。
具体的な点検項目が細かく定められていないため、見積もり書が出た時点で内容と照らし合わせて確認すると後々のトラブル予防にも役立つでしょう。
予想以上の出費に備えて、予算は少し多めに用意できると安心です。
また、点検費用(車検基本料)の相場が業者ごとに異なる理由として、どの程度充実した点検・整備を行ってくれるかの違いがあります。
ですので、いくつかの業者の車検費用やサービス内容を比較し、自分に合う業者を見つけることが大切です。
では、軽自動車の車検を依頼できる業者はどのようなところがあるのでしょうか。
各業者の特徴を知ることは選択肢を広げることにもつながりますので、ぜひチェックしておきましょう。
軽自動車車検費用の相場は業者によって違う
業者ごとの相場と特徴を解説
お伝えしているように、軽自動車の車検における整備・点検費用はどの業者に依頼するかで大幅に変動します。
各業者の費用相場一覧
依頼先 | 相場 |
ディーラー | 4~10万円 |
車検専門店 | 2~5万円 |
ガソリンスタンド | 2~4万円 |
カー用品店・中古車販売店 | 1.5~3万円 |
それでは、各業者がどのような特徴があるのかを詳しく解説していきます。
ディーラー
自社の車を専門的に扱うディーラーでは安全性を最重要視しており、積極的な整備や部品交換を行ってくれます。
整備の手厚さや交換時に純正部品が使われることから、車検費用は他の業者に比べて高くなりやすいのが一般的です。
丁寧に時間をかけて整備されるので、より安定した走行性能や対応への安心感を重視したい方におすすめです。
車検専門店
車検サービスに特化した車検専門店は、4万円前後で軽自動車の車検を受けることができ、価格と整備の質のバランスに優れているのが特徴です。
忙しい方でも簡単に車検を受けられるスピード車検や、予算別の整備コースが複数用意されているので、自分に合った車検費用・整備内容を選びやすいでしょう。
ただし、車検を専門にしている業態上、予防整備には積極的に対応していない点には注意が必要です。
車検費用を押さえたい方や車検満了日が近づいて急ぎの方などは、利用する価値があるでしょう。
ガソリンスタンド
普段から給油や洗車などで利用しているガソリンスタンドでも、軽自動車の車検を受けられます。
車検費用は比較的安く抑えられるほか、営業時間が長く自分の都合に合わせやすい点がメリットです。
また、民間車検場として認可されており、車検を通すと割引特典が用意されている店舗もあります。
軽自動車の車検費用は普通車より安価とはいえ、お得なサービスがあると嬉しいですよね。
しかし、車検を専門に扱っていない場合もあり、整備・サービス内容に店舗差があることも考えられます。
ですので、ガソリンスタンドでの車検を希望する際は、事前の見積もりで車検費用に含まれる整備内容や付帯サービスをしっかり確認しておく必要があるでしょう。
カー用品店
カー用品店は、車検対応部品を豊富に取り揃えているため不具合箇所の交換がスムーズな点、そして純正以外の部品も使用できるので費用が安く抑えられる点がメリットです。
さらに、会員カードを作ることで車検費用の割引特典が受けられる店舗もあり、サービス内容によってはかなりのお得感があるでしょう。
懸念点としては、ガソリンスタンドと同様整備の質が店舗によって異なることが挙げられます。
最低限の点検を早く安く実施してほしい方は利用を検討してみてください。
このように、各業者にはそれぞれ重きを置くポイントがあるので、まずは自分が車検に何を求めているかをはっきりさせ、そのニーズに応じた業者を選ぶようにしましょう。
軽自動車の車検費用は安価なケースだと5万円程度で済むこともある一方で、条件によって普通車以上に高くなってしまうこともあるようです。
ここからはどのような場合に軽自動車の車検費用は高額になるのか、考えられる要因をいくつかご紹介いたします。
軽自動車の車検費用が相場以上に高額になってしまう要因とは?
軽自動車の年式が古い
初回の車検ではまだ車も新しいので、整備・修理費用はあまりかかりません。
しかし、5年目を超えたあたりから消耗部品の交換が必要となり、車検費用が跳ね上がりやすくなります。
特に新車登録から10年以上が経過した古い軽自動車は、足回りやエンジンなどの重要部品に不具合が起こる可能性が高いでしょう。
修理・交換すると高額になりやすい箇所でありながら保証期間もすでに超えているので、実費負担が大きくなってしまうのです。
また、新車登録から13年経過した軽自動車の自動車重量税は増税されるので、古くなるほどに必然的に車検費用は高くなると考えられます。
ディーラーに車検を依頼する
ディーラーが車検時に重要視するのは、とにかく故障を起こさないよう不具合が発生する可能性があるパーツを点検・交換することです。
そのため、実際はもう少し使用可能でも早めの交換を行っています。
交換箇所が多いほど車検費用はかさむので、特に乗り換え前の車検は最低限の整備を行う業者を選び、次の車の購入費用に充てた方がよいかもしれません。
また、軽自動車の車検費用を少しでも抑えるために、以下のコツを押さえておきましょう。
軽自動車の検費用を少しでも抑えるコツ
こまめにメンテナンスする
車両は経年劣化していくものです。
軽自動車も例外ではありませんが、定期的なメンテナンスを施すことで劣化を最小限にすることができます。
法定点検は必ず受け、必要に応じて部品交換もしておくと、車検費用としての出費は安く抑えられるでしょう。
ユーザー車検を利用する
ユーザー車検とは、業者に依頼せずに自分で「軽自動車検査協会」に車を持ち込み、車検の手続きを行う方法です。
法定費用は発生するものの整備・点検費用を最小限に抑えられるため、軽自動車の車検費用相場よりも安く済ませることができます。
ただし、軽自動車検査協会は平日のみの受付ですので、人によってはスケジュール調整が難しくなるでしょう。
さらに、必要書類の準備や整備・点検状況の実施を自分でやる必要があるため、時間的なコストや相応の知識が必要となります。
金額面ではお得な方法ですが、想像以上に労力がかかる可能性があることを理解しておきましょう。
おわりに
今回の記事では、軽自動車の車検費用の相場や内訳、費用負担を抑えるコツなどについて詳しく解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
軽自動車の車検費用の相場は5~9万円程度で、普通自動車と比べて安く済ませることが可能です。
軽自動車の車検費用が安価な理由には、軽自動車の自動車重量税が一律6,600円に設定されていることが大きく関係しています。
普通車との金額差は数万円になることもあり、その分だけ費用負担を抑えることができるでしょう。
一方で、軽自動車の車検費用は安いとはいえ、2年ごとにまとまった出費がかかるのは悩ましいという声は多いです。
そんな時は、定期的な乗り換えでコストをより抑えることも可能となります。
安心安全のカーライフを送るために、信頼でき、価格も納得できる車買取業者を見つけましょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。