中古車の価値は3年落ちでどのくらいになる?売却のタイミングとして選ばれる理由や実際の買取相場を徹底解説いたします!
2022 / 11 / 21 (Mon)
車の豆知識
はじめに
皆さま、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstです。
中古車を売却する時、最適な時期がいつなのか悩んだことはありませんか?
技術の進歩に伴って車の寿命が延びている昨今は、より一層買い替え時期を決めるのが難しく感じます。
そんな中、新車を購入して最初の車検を迎える3年落ちのタイミングで売却を考える方がとても多くなっています。
3年落ちの車は中古車市場での需要が高いため、車種によっては購入価格並みの高値で買い取ってもらえることもあるようです。
とはいえ、たったの3年で中古車を買い替えるのは少しもったいないと思う方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、3年落ち中古車が買い替え時期に選ばれる理由やメリット、そして年数と買取価格の関係性を徹底解説していきたいと思います。
後半では、3年落ち中古車の価値がどの程度になのか、代表車種の実際の買取相場をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
では早速、3年落ちが中古車売却のタイミングとして選ばれる理由を解説していきます。
3年落ちが中古車売却のタイミングに選ばれる理由やメリットとは?
一回目の車検前に売れる
3年落ちで中古車を売却すると車検費用が一度もかからずに済むことから、このタイミングで車を手放す方が多くなっています。
車検は初回が新車購入から3年、その後は2年おきに車種や年式を問わず受ける必要があります。
費用負担は数万~十数万円と決して少ない金額ではありません。
3年落ちの中古車であれば車の状態も良好なケースが多いので、高い車検費用を払うことなく比較的高値で買い取ってもらえるというメリットが得られます。
メーカー保証の有効期限が切れる
中古車が3年落ちとなるタイミングは、新車購入時に付帯しているメーカー保証が切れるタイミングです。
この保証は一般保証と呼ばれ、国内メーカーの多くは3年という有効期限で足並みを揃えています。
メーカー保証は各種部品の修理・交換を無償で行ってくれるもので、切れてしまった状態だと自己負担分が多くなるため、この機会に中古車を買い替える方が多くなっているようです。
また、売却時においてもメーカー保証があることで高値がつきやすくなるというメリットもあります。
そのため、次の車が決まっている方やなるべく高値で中古車を売りたいという方は、有効期限が切れる前に売却するとよいでしょう。
大きく価値が落ちる前に売れる
中古車を3年落ちで買い替える最大のメリットは、大きく価値が下がる前に売れるという点です。
基本的に中古車の市場価値は、年数が経つにつれて下落していきます。
3年落ちの中古車の査定額が比較的高くなる理由は、ディーラーや買取店が中古車を引き取った後のメンテナンス費用が少なく済むからです。
また走行距離が少なく傷や塗装の劣化なども少ないことなどが考えられます。
その結果高値で再販できるため、高価買取が期待できるのです。
中古車を3年落ちで売却すると以上のようなメリットが得られるので、売却時期に選ぶ方が多いとされています。
中でも、買取価格に大きな影響を与えるのが3つめの理由として挙げた「中古車の年数」です。
では、中古車の価値は3年落ちだとどのくらいになるのでしょうか。
ここからは中古車の年数と買取価格の関係性を解説していきます。
3年落ちの中古車はどのくらい?年数と買取価格の関係性を見ていこう
中古車の査定額は様々な要素によって決定しますが、特に年数は高価買取か否かの鍵となります。
まずは、年数が中古車の価値に数値としてどのように影響するのかを見ていきましょう。
年数は中古車の価値に数値としてどのように影響する?
基本的に、中古車の価値は円単位で下がるのではなく、%で下がっていきます。
例:300万円の車が年間10%ずつ下がる場合
- 1年落ち…300万円×0.1=30万円の値下がり
- 2年落ち…270万円×0.1=27万円の値下がり
- 3年落ち…243万円×0.1=24.3万円の値下がり
このように、2年落ち以降は前年の金額から10%の減額となります。
つまり、新車なら最初の数年でぐっと値下がりし、高級車なほど値下がり率は高くなるということです。
中古車の価値が1年で何割になるのかは車種や人気度によって変わり、一般的には10%以上と言われています。
続いて、経過年数と買取相場の推移を表で確認していきましょう。
3年落ち中古車は何割?経過年数と買取相場の推移
経過年数 | 買取相場の推移 |
1年落ち | 70% |
3年落ち | 50~60% |
5年落ち | 30~50% |
8年落ち以上 | 10%未満(0円査定の可能性もあり) |
この表を見て取れるように、やはり経過年数は高価買取にあたって無視できない要素であることが分かります。
3年落ち中古車の買取相場は50%程度の数値となっており、一般的な中古車が高く売れるラストチャンスであると言えるでしょう。
反対に、8年落ち以上経過した中古車は、よほどの人気車種でない限り買取価格はほとんど期待できません。
多くの方が3年落ち前後の価格が安定しているタイミングで中古車を買取に出すことから、車の寿命に比べて買い替えの周期は短くなっています。
次に、3年落ちの中古車が実際にどのくらいの価格で買い取られているのか、中古車市場で人気の国産車5車種の買取相場をご紹介いたします。
今の車を乗り続けるべきか、3年落ちで買い替えるべきかの参考にしてくださいね!
3年落ち中古車の実際の買取相場はどのくらい?目安を車種別にご紹介
ここからは、3年落ち人気車種の買取相場をセダン車、軽自動車、ミニバン、SUVといったタイプ別で見ていきましょう。
※各車種人気グレードの2022年度買取相場、全て2019年式
トヨタ プリウス
グレード | Sツーリングセレクション2WD |
平均走行距離 | 5万km |
新車価格 | 278.3万円 |
3年落ち買取相場 | 144~184万円 |
ハイブリッドカーの先駆けであるプリウスは、燃費や安全性、利便性の面で高い評価を得ているトヨタを代表する車種です。
長い間売れ続けている車だけに中古車市場においても在庫がだぶつき気味。走行距離が1万km増えると、4万円程度ずつ買取相場が下がっていきます。
3年落ち中古車の査定額の目安は、新車価格の60%前後になるようです。
スズキ ワゴンR
グレード | FX 2WD |
平均走行距離 | 5万km |
新車価格 | 119.9万円 |
3年落ち買取相場 | 50~64万円 |
軽自動車は中古車人気が高いため、残価率の高い車種が高くなっています。
その中でも、ワゴンタイプの軽自動車のパイオニアであるワゴンRは外すことのできない人気車種です。
ただし、こちらも買取に出される数が多い車種ですので、特別高値をキープというわけではありません。
そこでポイントになるのがグレードです。
3年落ち中古車では、ハイブリッドシリーズのFXが比較的値崩れしにくく、新車価格の5割を超える買取相場となっています。
日産 セレナ
グレード | ⅩⅤ 2WD |
平均走行距離 | 5万km |
新車価格 | 273.7万円 |
3年落ち買取相場 | 160~182万円 |
日産の5ナンバーサイズミニバンとして1991年にデビューしたセレナ。
扱いやすいサイス感でありながら室内空間が広く、ファミリーカーとして安定して売れる人気の車種です。
5代目セレナは、プロパイロットやe-POWERなどの日産の先進技術が盛り込まれており、買取相場は比較的高めを維持しています。
3年落ち中古車で新車価格の6~7割程度の残価率となっており、走行距離によっては高価買取も期待できるでしょう。
トヨタ アルファード
グレード | 2.5S 2WD |
平均走行距離 | 5万km |
新車価格 | 394.1万円~(8人乗りタイプ) |
3年落ち買取相場 | 311~398万円 |
トヨタのアルファードは高級ミニバンの代名詞であり、高い支持を誇っている車種です。
高級感溢れるデザインが特徴で、同じ車種でありながらグレードや内装によって幅広く価格展開がなされています。
アルファードは高価格車ですので中古車を求めるユーザーも多く、その人気につられて買取相場も上昇しています。
3年落ちでの買取相場は7割以上、状態によっては9割超えとなる可能性もあり、国産車随一の残価率と言えるでしょう。
ホンダ ヴェゼル
グレード | Gホンダセンシング 2WD |
平均走行距離 | 5万km |
新車価格 | 239万円 |
3年落ち買取相場 | 138~152万円 |
自動車業界で大人気ジャンルであるコンパクトSUVの中でも、特に売れ行きが好調な車種がホンダヴェゼルです。
一時期よりも需要が落ち着きつつあるものの、中古車市場では今も活発な取引が続いています。
2021年にフルモデルチェンジがあったため、しばらくは買い替えによる流通量増加、買取相場の下落が予想されます。
現在3年落ちの買取相場は5割前後、今後の相場急落に備えて早めの売却がよさそうです。
さて、ここまで解説してきたように、中古車を売却する上で年数は大きな査定ポイントになることがわかりました。
ですので、年数があまり経っていない3年落ちの中古車は高く売れやすいでしょう。
でも、それだけで必ずしも高値が付くとは限りません。
せっかく高く売れる中古車でも、売り方を間違えると損をしてしまいます。
そこで最後に、3年落ち中古車をお得に売却するコツをお伝えしますので、売却時の参考にしてください!
3年落ち中古車をお得に売却するためのコツ
事故を起こさない
3年落ち中古車をお得に買い替えるための大前提として、まずは事故を起こさないことです。
事故の程度にもよりますが、板金塗装を伴う修理歴や、車の骨格部分の交換・修正を施された修復歴は、査定での大幅減額の要因となります。
3年落ちは残価率が高いとはいえ、事故を起こすことで評価損となり、結果的に価値が半分以下になることも考えられます。くれぐれも注意するようにしましょう。
走りすぎない
極力走行距離を増やさないことも、3年落ち中古車をお得に売却する重要ポイントです。
3年落ちでも走行距離3万kmをはるかにオーバーするような場合は、査定額にマイナスの影響を及ぼします。
そのため、徒歩圏内は車を利用しないなどのマイルールを決め、走行距離を延ばしすぎないような工夫を心がけましょう。
綺麗に乗る
日頃から車を大切に扱い、綺麗に乗るようにしましょう。
メンテナンスを怠らないことはもちろん、雨風になるべくさらさない、定期的に洗車をするなど、心がけ次第で3年落ち中古車を高く売ることが可能となります。
自分で簡単に実行できるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
買取業者を利用する
3年落ち中古車を少しでも高く売る上での最重要ポイントは、高く売れる業者を利用することです。
中古車の査定においては、下取りよりも買取の方が金額面で有利とされています。
複数の買取業者の査定額を比較し、最高値で買い取ってくれる業者を選びましょう。
買取業者によっては、ウェブ査定やLINE査定など気軽に利用できるサービスを行っているので、そちらを有効活用するのもおすすめです。
おわりに
今回は、3年落ちの中古車売却の時期に選ばれる理由やメリット、そして年数と買取価格の関係性などを徹底解説してきました。
いかがでしたでしょうか。
中古車の査定額を決める要素は様々ですが、高価買取にとっては特に年数が非常に重要です。
一般的に、中古車の価値は年数が経つにつれて下がっていきますので、比較的新しい3年落ちの中古車は査定額の面で非常に有利といえるでしょう。
そして、3年落ちであれば車検費用がかからないこと、メーカーの保証期間が切れるタイミングと重なることも、買い替え時期として選ばれる理由になっています。
また、中古車の価値は3年落ちで5割程度が目安となっており、高価買取のラストチャンスともいえるでしょう。
そのため、売ると決めたら相場が落ちる前に行動することが必要です。
そして、せっかく高く売れる中古車をよりお得に売るために、車の価値を適正に評価してくれる買取業者を選んで査定を受けてみましょう。
3年落ち中古車の売却を検討している方は、神奈川県横浜市にある車買取専門店Firstまでお気軽にお問い合わせください。
Firstでは、お客様に喜んでいただけるような高値で査定をさせていただくことをモットーとしています。
皆さまにとって「最高の出会い」となるよう、誠心誠意ご対応させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。